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第十九章 植物の国と奴隷商
武術の国が滅びた時
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広い食堂でアルと二人きり、僕は遅めの朝食をとっていた。アルメーの少女達の朝は早く、もうこの洞穴にはほとんど残っていない。
『なぁヘル』
「んー?」
『……何か夢を見たか?』
「夢? 夢……別に?」
脈絡のない質問はアルにしては珍しい気がした。
『本当か?』
追求するほどのものか? 夢なんて覚えていないのが大半だろう。こんなに聞いてくるなんて、まさか寝言でも言ってしまったのか。
「見てないよ。何? 僕何か言ってた?」
『魘されていた。来るな、とも言っていたな』
「来るな……? なんだろ、分かんない」
『そうか? なら構わないが……嫌な夢を見たのなら私に言え、話せば楽になる事もあるだろう』
「そうかもね、そうするよ」
僕が見る夢なんて決まっている、あれ以外の夢を見ることなんて滅多にない。
赤、黒、それだけで構成された世界に一人で立って、生臭い血の海で亡者に襲われる。昨晩見たのもきっとこれだ、話すのは憚られる。
「ヘルシャフト君、今いいかな?」
「ウェナトリアさん、大丈夫ですよ。どうかしたんですか?」
「なに、世間話さ」
「そうですか……?」
ウェナトリアは顔に手拭いを巻いている、前よりも厳重になっているように思えた。蜘蛛の足も服の中にしまいこんで、今のウェナトリアは僕達と同じような人間にしか見えない。
「昨日は大変だったね、そっちの……アル、だったかな」
「はい、アル……アルギュロスです」
「その子は君の何かな?」
「何? え、えっと……大事な、人」
「そう……あの子はいないのかな? 『黒』と言ったか、天使のお嬢さん」
「…………はい、僕の隣には、もう来ません」
よりにもよって『黒』の話か、そういえば植物の国に来たのは『黒』とだった。ウェナトリアはアルを今回初めて見たはずだ、そういえば話もしていなかった。
「好きな人は離すなよ、離してしまった愚かな大人からのアドバイスだ」
「はい、勿論……愚かな大人って、ウェナトリアさんのことですか?」
「ああ、私の場合は恋人ではなく、家族だった」
「家族……ですか。ぁ、いや、僕恋人いませんよ……」
家族なら僕はもう離してしまっている。いや、そもそも掴んですらいなかった。
「武術の国は知ってるかな、亜種人類を匿って滅ぼされた国だよ」
「あ、はい。知ってます」
あの国が滅んだのは世界的なニュースになり、鎖国状態にあった魔法の国にも伝わった。強い軍事力を持ちながら国連から脱退し、その直後に滅ぼされたとしか報道されていなかったけれど。
「……私はそこに住んでいてね、あるキュッヒェンシュナーベ族の女と兄妹だったんだ、もちろん血は繋がっていない。匿われた先で共に暮らしていたんだ」
「それって、その……ツァールロスさんの」
「母親だよ」
「そう、でしたか」
武術の国が滅ぼされたのは十年ほど前、ツァールロスは見た目からして二十歳は越えていると思うのだが……それなら、ツァールロスとも共に暮らしていたのか?
「暗い話になるが、構わないかな?」
「あ、はい。大丈夫です」
「亜種人類は人間に虐げられてきた、と言ってもそれは種族によって様々だ。シュメッターリング族やナハトファルター族は娼婦として、ホルニッセやアルメーは斥候として、シュピネ族は鉱夫が多かったかな」
「……そう、なんですか」
「で、だ。その中でもキュッヒェンシュナーベ族は違った。あの種族はとても足が速く、また捕まえられたとしても僅かな隙間から抜け出したり、多少の壁や檻なら食い破った。だから奴隷として全く扱えなかったんだ、どれだけ暴力を振るっても彼らは決して従わず逃げる機会を常に伺った。他の亜種人類達はその思考回路が理解できなかったようだし、いい迷惑だとも思っていたようだね」
ツァールロスがホルニッセの少女達から逃げた時なんて、僕には目で追うこともできなかった。
「だからまぁ、基本的には手足を切り落としてから遊ばれたんだが……」
「……え」
「っと、この話は君には刺激が強いか」
「あ、いや、大丈夫です。大丈夫……」
「そうか? まぁとにかく色々あって、キュッヒェンシュナーベ族は虐殺されるだけになっていった。手間をかけて捕獲したところで働かせられないし、遊んでも大して面白くなかったらしい。見つければ即、殺害。容易ではなかったが、彼らは確実に数を減らした」
ツァールロスが人を怖がるのも、嫌われていると思い込んでいるのもそのせいなのだろうか。
「殺害方法も酷くてな……丈夫と言われる亜種人類の中でも彼らは群を抜いている、頭を潰されても走った、なんて話も聞いたな」
「頭って……それは、流石に」
「私もそう思ったが……私も手足を落とされでもすぐに生えるしな。流石に頭はまずいが。私達は人間に較べて丈夫なんだよ、人間の間でそんな話が広まってもおかしくないだろうね」
ウェナトリアはまるで自分が人間ではないような話し方をする、僕はそれが少し苦手だ。
愛玩犬と野生の狼程度の違いなのに、仔犬とアルのような違いにして話すのだ。違和感がある。
「ツァールロスの母親は武術の国にやってきた頃には彼女を孕んでいた。父親を教えてはくれなかったがな」
「殺されちゃったんでしょうか」
「…………望んでいなかったのかもな」
「それって、生まれてきても殺されちゃうかもしれないから、ですか?」
「いや、行為事態を……あ、いや、君にはまだ早い」
「なんですかそれ……」
ウェナトリアはアルに睨まれて顔を逸らした、アルには言おうとしたことが分かったらしい。
「産んだ後もツァールロスを可愛がろうとはしなかったな、彼女はほとんど私が育てた。だから私には少し心を開いてくれているんだ」
あれで? と言いかけた口を噤む。
「だからツァールロスは私が仕事中、保育所に預けていたんだ。友達は一人も居なかったし保育士達も嫌がっていたが……あの母親と一緒に居るよりは、な」
「へぇ……ぁ、ウェナトリアさんって何のお仕事されてたんですか?」
母親の性格は気になったが、本人の居ないところで勝手に家庭事情を詮索するのはよくない。
「軍人、の教育だな。剣の扱いは得意だ、君にも教えてやろうか? 少しくらいの心得はあった方がいい」
『必要無い』
アルが僕の肩から顔を出し、勝手に返答する。
「そうか。それで……えぇと、国連軍との戦争には私も出向いたんだ。街に入れなければ傍に居なくても守れると思っていてね」
「……ツァールロスさんのお母さん、どうなったんですか?」
「…………死んだよ、私が前線で剣を振るっている間にな。天使まで来るとは思わなかったし、来たのを見た時は私達を助けてくれると思ったんだ……だから、私は、陣形が維持出来なくなった後も彼女の元に戻らなかった。一人で天使を引き受けて、部下を逃がして……もっと早く戻っていたら彼女だけは助けられたかもしれないが、そうしていたらあの天使は何人殺しただろうな。少なくとも部下は全員死んだだろう」
「難しいですね……そういうの。ぁ、ツァールロスさんはどうしてたんですか?」
「死体の山の中に隠れていたらしい。数日間の蹂躙が一通り終わった後、私が廃墟で立ち尽くしていたところに来てくれた」
死体の山の中、想像しただけで吐き気がした。
そんな中に何日も隠れていたなんて……食事は? なんて答えが分かりきっている質問はやめておいた。
「その後私は各地を転々とし、植物の国……ここに来たんだ。そして王の座を奪った」
「奪った、って、何か理由があったんですか?」
「モナルヒは……ああ、前の女王はな、階級制度を気に入っていて、他の種族を虐げることが多かった。だから王位を譲らせたんだ」
「へぇ……やっぱり、戦ったりしたんですか?」
「いや、口説き落とした」
「…………は?」
「だから、口説いたんだよ。自分を強く見せようとするのは怖いからだ、不安だから、襲われないように自分を強く見せようとする」
「そうなんですかね」
イマイチ賛同できないような、できるような。ウェナトリアの真摯な態度でものを言われては、どんな非常識なことでも納得してしまう気もする。
「私が王になれば大丈夫だ、と。誰も傷つけない、当然君も……と、言い続けたら簡単に譲ってくれたぞ。そのせいで彼女の娘達には嫌われているが」
「娘って……旦那さんいるんじゃないですか! ダメですよ、それ」
「死んでるから………大丈夫、だろう」
「え、あ……そう、でしたか。すいません」
「子供を作ってすぐに死ぬんだよ、何故か知らないが……そういえば、息子は見たことがないな、いるはずなんだが……」
「……よく分かりませんけど、色々あるんですね」
重苦しい過去の話、今の奇妙な色恋沙汰の話。世間話というには少々濃い。
未来は明るく楽しい話ができるように、今、僕に出来ることをやらなければならない。
この国に来た目的を果たさなければ。
『なぁヘル』
「んー?」
『……何か夢を見たか?』
「夢? 夢……別に?」
脈絡のない質問はアルにしては珍しい気がした。
『本当か?』
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「見てないよ。何? 僕何か言ってた?」
『魘されていた。来るな、とも言っていたな』
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『そうか? なら構わないが……嫌な夢を見たのなら私に言え、話せば楽になる事もあるだろう』
「そうかもね、そうするよ」
僕が見る夢なんて決まっている、あれ以外の夢を見ることなんて滅多にない。
赤、黒、それだけで構成された世界に一人で立って、生臭い血の海で亡者に襲われる。昨晩見たのもきっとこれだ、話すのは憚られる。
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「なに、世間話さ」
「そうですか……?」
ウェナトリアは顔に手拭いを巻いている、前よりも厳重になっているように思えた。蜘蛛の足も服の中にしまいこんで、今のウェナトリアは僕達と同じような人間にしか見えない。
「昨日は大変だったね、そっちの……アル、だったかな」
「はい、アル……アルギュロスです」
「その子は君の何かな?」
「何? え、えっと……大事な、人」
「そう……あの子はいないのかな? 『黒』と言ったか、天使のお嬢さん」
「…………はい、僕の隣には、もう来ません」
よりにもよって『黒』の話か、そういえば植物の国に来たのは『黒』とだった。ウェナトリアはアルを今回初めて見たはずだ、そういえば話もしていなかった。
「好きな人は離すなよ、離してしまった愚かな大人からのアドバイスだ」
「はい、勿論……愚かな大人って、ウェナトリアさんのことですか?」
「ああ、私の場合は恋人ではなく、家族だった」
「家族……ですか。ぁ、いや、僕恋人いませんよ……」
家族なら僕はもう離してしまっている。いや、そもそも掴んですらいなかった。
「武術の国は知ってるかな、亜種人類を匿って滅ぼされた国だよ」
「あ、はい。知ってます」
あの国が滅んだのは世界的なニュースになり、鎖国状態にあった魔法の国にも伝わった。強い軍事力を持ちながら国連から脱退し、その直後に滅ぼされたとしか報道されていなかったけれど。
「……私はそこに住んでいてね、あるキュッヒェンシュナーベ族の女と兄妹だったんだ、もちろん血は繋がっていない。匿われた先で共に暮らしていたんだ」
「それって、その……ツァールロスさんの」
「母親だよ」
「そう、でしたか」
武術の国が滅ぼされたのは十年ほど前、ツァールロスは見た目からして二十歳は越えていると思うのだが……それなら、ツァールロスとも共に暮らしていたのか?
「暗い話になるが、構わないかな?」
「あ、はい。大丈夫です」
「亜種人類は人間に虐げられてきた、と言ってもそれは種族によって様々だ。シュメッターリング族やナハトファルター族は娼婦として、ホルニッセやアルメーは斥候として、シュピネ族は鉱夫が多かったかな」
「……そう、なんですか」
「で、だ。その中でもキュッヒェンシュナーベ族は違った。あの種族はとても足が速く、また捕まえられたとしても僅かな隙間から抜け出したり、多少の壁や檻なら食い破った。だから奴隷として全く扱えなかったんだ、どれだけ暴力を振るっても彼らは決して従わず逃げる機会を常に伺った。他の亜種人類達はその思考回路が理解できなかったようだし、いい迷惑だとも思っていたようだね」
ツァールロスがホルニッセの少女達から逃げた時なんて、僕には目で追うこともできなかった。
「だからまぁ、基本的には手足を切り落としてから遊ばれたんだが……」
「……え」
「っと、この話は君には刺激が強いか」
「あ、いや、大丈夫です。大丈夫……」
「そうか? まぁとにかく色々あって、キュッヒェンシュナーベ族は虐殺されるだけになっていった。手間をかけて捕獲したところで働かせられないし、遊んでも大して面白くなかったらしい。見つければ即、殺害。容易ではなかったが、彼らは確実に数を減らした」
ツァールロスが人を怖がるのも、嫌われていると思い込んでいるのもそのせいなのだろうか。
「殺害方法も酷くてな……丈夫と言われる亜種人類の中でも彼らは群を抜いている、頭を潰されても走った、なんて話も聞いたな」
「頭って……それは、流石に」
「私もそう思ったが……私も手足を落とされでもすぐに生えるしな。流石に頭はまずいが。私達は人間に較べて丈夫なんだよ、人間の間でそんな話が広まってもおかしくないだろうね」
ウェナトリアはまるで自分が人間ではないような話し方をする、僕はそれが少し苦手だ。
愛玩犬と野生の狼程度の違いなのに、仔犬とアルのような違いにして話すのだ。違和感がある。
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「殺されちゃったんでしょうか」
「…………望んでいなかったのかもな」
「それって、生まれてきても殺されちゃうかもしれないから、ですか?」
「いや、行為事態を……あ、いや、君にはまだ早い」
「なんですかそれ……」
ウェナトリアはアルに睨まれて顔を逸らした、アルには言おうとしたことが分かったらしい。
「産んだ後もツァールロスを可愛がろうとはしなかったな、彼女はほとんど私が育てた。だから私には少し心を開いてくれているんだ」
あれで? と言いかけた口を噤む。
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母親の性格は気になったが、本人の居ないところで勝手に家庭事情を詮索するのはよくない。
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『必要無い』
アルが僕の肩から顔を出し、勝手に返答する。
「そうか。それで……えぇと、国連軍との戦争には私も出向いたんだ。街に入れなければ傍に居なくても守れると思っていてね」
「……ツァールロスさんのお母さん、どうなったんですか?」
「…………死んだよ、私が前線で剣を振るっている間にな。天使まで来るとは思わなかったし、来たのを見た時は私達を助けてくれると思ったんだ……だから、私は、陣形が維持出来なくなった後も彼女の元に戻らなかった。一人で天使を引き受けて、部下を逃がして……もっと早く戻っていたら彼女だけは助けられたかもしれないが、そうしていたらあの天使は何人殺しただろうな。少なくとも部下は全員死んだだろう」
「難しいですね……そういうの。ぁ、ツァールロスさんはどうしてたんですか?」
「死体の山の中に隠れていたらしい。数日間の蹂躙が一通り終わった後、私が廃墟で立ち尽くしていたところに来てくれた」
死体の山の中、想像しただけで吐き気がした。
そんな中に何日も隠れていたなんて……食事は? なんて答えが分かりきっている質問はやめておいた。
「その後私は各地を転々とし、植物の国……ここに来たんだ。そして王の座を奪った」
「奪った、って、何か理由があったんですか?」
「モナルヒは……ああ、前の女王はな、階級制度を気に入っていて、他の種族を虐げることが多かった。だから王位を譲らせたんだ」
「へぇ……やっぱり、戦ったりしたんですか?」
「いや、口説き落とした」
「…………は?」
「だから、口説いたんだよ。自分を強く見せようとするのは怖いからだ、不安だから、襲われないように自分を強く見せようとする」
「そうなんですかね」
イマイチ賛同できないような、できるような。ウェナトリアの真摯な態度でものを言われては、どんな非常識なことでも納得してしまう気もする。
「私が王になれば大丈夫だ、と。誰も傷つけない、当然君も……と、言い続けたら簡単に譲ってくれたぞ。そのせいで彼女の娘達には嫌われているが」
「娘って……旦那さんいるんじゃないですか! ダメですよ、それ」
「死んでるから………大丈夫、だろう」
「え、あ……そう、でしたか。すいません」
「子供を作ってすぐに死ぬんだよ、何故か知らないが……そういえば、息子は見たことがないな、いるはずなんだが……」
「……よく分かりませんけど、色々あるんですね」
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