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第十九章 植物の国と奴隷商
食事は行儀良く
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安心したように、そして憔悴したように、ベルゼブブは前髪をかき上げる。触角も巻き込まれて後ろを向いてしまう。
『聞いてませんよ、あんなの……』
「どうしたの?」
『アレ、神性でしょう? 全く……あんな、強力な……』
深いため息を吐いて立ち上がると、いつもの社交的な笑みが戻っていた。だがその小さな額は晒したままだ。
『それがアルですか? 人じゃないじゃないですか』
口は微笑んだまま、瞳だけが不機嫌にアルを見つめる。
「人なんて言ったっけ」
『言いましたよ、大事な人って』
「そうだっけ……まぁ、アルは合成魔獣だよ」
『見れば分かります』
少し疲れたようなベルゼブブは僕に対して厳しくなった。いや、元の性格が見え隠れしていると言うべきだろうか。
『お初にお目にかかります、合成魔獣のアルさん。私はベルゼブブ、どうぞお見知り置きを』
『ベルゼブブ様!? な、何故……貴方様のような方がこんな所に…………ヘル?』
「ああ、何か……何だっけ」
ベルゼブブは袖を捲り上げ、僕の名が刻まれた腕を見せた。何度見ても慣れない火傷痕は彼女の腕には相応しくない醜さだ。
『使い魔になると契約したんですよ、仮ですがね。となると……アルさん、貴方は先輩ですね』
『つ、使い魔……ヘル、貴方はとんでもないことをしているのだぞ、分かっているか?』
「あんまり」
『だろうな……』
アルはベルゼブブの顔色を伺いながらそっと僕の隣に腰を下ろした。落ち着きのないアルを見ているのは楽しくて、口を隠して少し笑った。
アルと再会できたのは嬉しいが、兄の狙いが分からない。僕とアルを引き離したのは兄だ、それなのに今度はアルを連れてきた。何を考えているのか全く分からない。
僕の言葉を聞いて激怒して、アルを殺しに行ったのなら分かるのだが。何故、アルを置いて自分は去ったのだろうか。
僕が会いたがっていたから、好きだと言ったから、それは理由にならない。それで兄が動くはずがない。
「……ねぇ、アル。にいさまに何かいつもと違うところとかなかった?」
『いや、特には思い当たらんな』
「にいさまがアルを連れてくるなんて、ありえない……まさか、幻覚じゃないよね?」
『私は本物だぞ、ほら』
「…………もふもふ」
柔らかな銀色の毛に手を這わせれば指の跡がつく。文字が書けそうだな、なんて思ったり。
「でも、本当に……おかしいよね?」
『改心した、とか…………自分で言っておいてなんですが違うと思います』
どこからか持ってきた豪奢な櫛で髪をとかしながら、ベルゼブブはじっとアルを見つめる。幻かどうかは強力な悪魔の彼女なら分かるだろう。何も言わなかったということは、目の前のアルは本物だということ。
『こうして会えたんだ、何を憂うことがある』
「…………まぁ、そうなんだけど」
『そんなに兄が気になるのか?』
「…………ううん、大丈夫。アルに会えたんだから、それでいい」
気になる。当たり前だ。
不自然な行動を起こして消えた、嫌な予想をして当然だ。最悪暴れたとしても、トールが追いかけてくれたから国を一つ滅ぼすような事はないとは思うけれど。
だが、そんな不安をアルに話したくはない。僕は兄の一件から他者を気遣う発言は危険だと学習していた。
『それより、どこに行くか決めておいた方がよいのでは? この娯楽の国で遊びたいのなら構いませんが』
「うーん……それなんだけど、その前にさ……部屋ぐちゃぐちゃだよね? 大丈夫かな、家主さん怒らない?」
『私がいますから』
「…………何か、可哀想」
上には逆らえない、という訳だ。まだ見ぬ家主に同情した。
どうにか誤魔化せないかと部屋を見回していると頭に柔らかいものがぶつかる。薄桃色の巻き毛の球体……いや、コウモリだ。
『ヘルシャフト君久しぶりー!』
コウモリは青年の姿に変わり、僕の手を握った。澄んだ青空を閉じ込めたような瞳に映されると自分の矮小さがよく分かる。
『どれくらいぶりかなぁ、元気だった? あ、早速だけどさ……その、血を……貰いたいなぁ』
「別にいいですけど、あんまり吸わないでくださいね」
服を引っ張って首筋を露出させる。頭を傾けて血管が強調されると、セネカの目は穏やかさを失う。
『吸血なら女性の姿の方がイイと思いますよ? 適当な相手に色仕掛けも仕掛けられますし』
『女の子になると男が苦手になっちゃうの! 色仕掛けなんて出来るわけないよ』
『淫魔として致命的ですよそれ……牛が草アレルギーって言うようなもんですよ』
針が刺さるような一瞬の痛み、それは即座に快楽に変わる。甘い吐息を漏らして、セネカの頭を首に押し付けてしまう。
『……吸鬼のあの特性、羨ましいんですよね』
『羨ましい、とは?』
『ほら、吸血も吸精も、相手に快楽を与えられるでしょう? ですから、抵抗されない。羨ましいです。私も目に入った人間がみんな「食べてくださーい」って走ってくるようになる力が欲しいです』
『は、はぁ、便利そうですね……?』
遥か格上の相手に返事の難しい話を振られて、アルの声はいつもより高い。
『狩りの楽しみなんざ要らないんです、野蛮じゃないですか。追っかけて喜ぶなんてそんな馬鹿みたいな、ああ、馬鹿ですね。疑いようもなく馬鹿です』
『……何か、そのような方に恨みでも?』
『別にそういうわけではないですよ。ああそうそう、関係ありませんがサタンには嗜虐趣味があります。狩りも好きでしょうね』
牙が首筋を離れた後もしばらくは目眩と切なさが残る。
もう少し、もう少しだけ、吸って欲しい。そんな感情が噛まれている間ずっと続く。
冷静になって考えてみれば恐ろしい。自ら命を差し出してしまうのだから。
『あ、終わりました? そうだヘルシャフト様、私には食べさせてくれないんですか?』
「……髪でいい?」
『もちろん!』
髪を何度か梳き、手に絡まった毛を舐めとる。自分の髪を食べているところを見るのはいい気分ではないが、血や肉を要求されるよりはマシだ。
「アルは何食べたい?」
『わ、私は貴方を食べたりなど!』
「あ……いや、そうじゃなくてさ、この家冷蔵庫が充実してて、何か作ろうかなって」
『……紛らわしい言い方はやめてくれ』
「紛らわしかったかな」
アルになら血をあげてもいいと思っている。いや、どうせならアルに食べられたい。それくらいは考えているが、本人が嫌がるのなら仕方ない。
『言い方というより、流れですかね?』
「……早く食べてよ、口から髪出さないでよ」
細長く棘の生えた舌が僕の髪を絡める光景は何よりも不快感を煽る。
『入れてるんですよ、急かさないでください』
「食べながら喋っちゃダメだよ」
そう言うとベルゼブブは素直に黙り、髪を飲み込んだ。
『私としたことが……こんな品性下劣な……』
「変なショックの受け方してる」
『ベルゼブブ様は悪魔の中でも貴族系統の方だからな』
「何その系統」
『貴族系統、獣系統、性格や見た目でそう呼ばれているだけだ、系譜がある訳では無い』
「ふぅん……」
上級悪魔には貴族系統の者が多そうだ。マルコシアスは獣かな。サタンはきっと貴族の方だ。
『どんなに下世話な話をしていようと、マナーは大切にしますよ私は』
「うん、食事マナーは特に大事だからね。破ると机に顔を叩きつけられるし」
『そんなことされたことありません』
「え……そ、そうなんだ。まぁ、王様だもんね。そりゃないよね……」
これが貴族と平民の差か。気を落としながらも食事を作るために冷蔵庫を開けた。
『聞いてませんよ、あんなの……』
「どうしたの?」
『アレ、神性でしょう? 全く……あんな、強力な……』
深いため息を吐いて立ち上がると、いつもの社交的な笑みが戻っていた。だがその小さな額は晒したままだ。
『それがアルですか? 人じゃないじゃないですか』
口は微笑んだまま、瞳だけが不機嫌にアルを見つめる。
「人なんて言ったっけ」
『言いましたよ、大事な人って』
「そうだっけ……まぁ、アルは合成魔獣だよ」
『見れば分かります』
少し疲れたようなベルゼブブは僕に対して厳しくなった。いや、元の性格が見え隠れしていると言うべきだろうか。
『お初にお目にかかります、合成魔獣のアルさん。私はベルゼブブ、どうぞお見知り置きを』
『ベルゼブブ様!? な、何故……貴方様のような方がこんな所に…………ヘル?』
「ああ、何か……何だっけ」
ベルゼブブは袖を捲り上げ、僕の名が刻まれた腕を見せた。何度見ても慣れない火傷痕は彼女の腕には相応しくない醜さだ。
『使い魔になると契約したんですよ、仮ですがね。となると……アルさん、貴方は先輩ですね』
『つ、使い魔……ヘル、貴方はとんでもないことをしているのだぞ、分かっているか?』
「あんまり」
『だろうな……』
アルはベルゼブブの顔色を伺いながらそっと僕の隣に腰を下ろした。落ち着きのないアルを見ているのは楽しくて、口を隠して少し笑った。
アルと再会できたのは嬉しいが、兄の狙いが分からない。僕とアルを引き離したのは兄だ、それなのに今度はアルを連れてきた。何を考えているのか全く分からない。
僕の言葉を聞いて激怒して、アルを殺しに行ったのなら分かるのだが。何故、アルを置いて自分は去ったのだろうか。
僕が会いたがっていたから、好きだと言ったから、それは理由にならない。それで兄が動くはずがない。
「……ねぇ、アル。にいさまに何かいつもと違うところとかなかった?」
『いや、特には思い当たらんな』
「にいさまがアルを連れてくるなんて、ありえない……まさか、幻覚じゃないよね?」
『私は本物だぞ、ほら』
「…………もふもふ」
柔らかな銀色の毛に手を這わせれば指の跡がつく。文字が書けそうだな、なんて思ったり。
「でも、本当に……おかしいよね?」
『改心した、とか…………自分で言っておいてなんですが違うと思います』
どこからか持ってきた豪奢な櫛で髪をとかしながら、ベルゼブブはじっとアルを見つめる。幻かどうかは強力な悪魔の彼女なら分かるだろう。何も言わなかったということは、目の前のアルは本物だということ。
『こうして会えたんだ、何を憂うことがある』
「…………まぁ、そうなんだけど」
『そんなに兄が気になるのか?』
「…………ううん、大丈夫。アルに会えたんだから、それでいい」
気になる。当たり前だ。
不自然な行動を起こして消えた、嫌な予想をして当然だ。最悪暴れたとしても、トールが追いかけてくれたから国を一つ滅ぼすような事はないとは思うけれど。
だが、そんな不安をアルに話したくはない。僕は兄の一件から他者を気遣う発言は危険だと学習していた。
『それより、どこに行くか決めておいた方がよいのでは? この娯楽の国で遊びたいのなら構いませんが』
「うーん……それなんだけど、その前にさ……部屋ぐちゃぐちゃだよね? 大丈夫かな、家主さん怒らない?」
『私がいますから』
「…………何か、可哀想」
上には逆らえない、という訳だ。まだ見ぬ家主に同情した。
どうにか誤魔化せないかと部屋を見回していると頭に柔らかいものがぶつかる。薄桃色の巻き毛の球体……いや、コウモリだ。
『ヘルシャフト君久しぶりー!』
コウモリは青年の姿に変わり、僕の手を握った。澄んだ青空を閉じ込めたような瞳に映されると自分の矮小さがよく分かる。
『どれくらいぶりかなぁ、元気だった? あ、早速だけどさ……その、血を……貰いたいなぁ』
「別にいいですけど、あんまり吸わないでくださいね」
服を引っ張って首筋を露出させる。頭を傾けて血管が強調されると、セネカの目は穏やかさを失う。
『吸血なら女性の姿の方がイイと思いますよ? 適当な相手に色仕掛けも仕掛けられますし』
『女の子になると男が苦手になっちゃうの! 色仕掛けなんて出来るわけないよ』
『淫魔として致命的ですよそれ……牛が草アレルギーって言うようなもんですよ』
針が刺さるような一瞬の痛み、それは即座に快楽に変わる。甘い吐息を漏らして、セネカの頭を首に押し付けてしまう。
『……吸鬼のあの特性、羨ましいんですよね』
『羨ましい、とは?』
『ほら、吸血も吸精も、相手に快楽を与えられるでしょう? ですから、抵抗されない。羨ましいです。私も目に入った人間がみんな「食べてくださーい」って走ってくるようになる力が欲しいです』
『は、はぁ、便利そうですね……?』
遥か格上の相手に返事の難しい話を振られて、アルの声はいつもより高い。
『狩りの楽しみなんざ要らないんです、野蛮じゃないですか。追っかけて喜ぶなんてそんな馬鹿みたいな、ああ、馬鹿ですね。疑いようもなく馬鹿です』
『……何か、そのような方に恨みでも?』
『別にそういうわけではないですよ。ああそうそう、関係ありませんがサタンには嗜虐趣味があります。狩りも好きでしょうね』
牙が首筋を離れた後もしばらくは目眩と切なさが残る。
もう少し、もう少しだけ、吸って欲しい。そんな感情が噛まれている間ずっと続く。
冷静になって考えてみれば恐ろしい。自ら命を差し出してしまうのだから。
『あ、終わりました? そうだヘルシャフト様、私には食べさせてくれないんですか?』
「……髪でいい?」
『もちろん!』
髪を何度か梳き、手に絡まった毛を舐めとる。自分の髪を食べているところを見るのはいい気分ではないが、血や肉を要求されるよりはマシだ。
「アルは何食べたい?」
『わ、私は貴方を食べたりなど!』
「あ……いや、そうじゃなくてさ、この家冷蔵庫が充実してて、何か作ろうかなって」
『……紛らわしい言い方はやめてくれ』
「紛らわしかったかな」
アルになら血をあげてもいいと思っている。いや、どうせならアルに食べられたい。それくらいは考えているが、本人が嫌がるのなら仕方ない。
『言い方というより、流れですかね?』
「……早く食べてよ、口から髪出さないでよ」
細長く棘の生えた舌が僕の髪を絡める光景は何よりも不快感を煽る。
『入れてるんですよ、急かさないでください』
「食べながら喋っちゃダメだよ」
そう言うとベルゼブブは素直に黙り、髪を飲み込んだ。
『私としたことが……こんな品性下劣な……』
「変なショックの受け方してる」
『ベルゼブブ様は悪魔の中でも貴族系統の方だからな』
「何その系統」
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「ふぅん……」
上級悪魔には貴族系統の者が多そうだ。マルコシアスは獣かな。サタンはきっと貴族の方だ。
『どんなに下世話な話をしていようと、マナーは大切にしますよ私は』
「うん、食事マナーは特に大事だからね。破ると机に顔を叩きつけられるし」
『そんなことされたことありません』
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