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第十四章 倒錯した悪魔達との狂宴
幻灯
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霧深い森……の幻覚、実際には人通りの少ない道の街路樹の影。
ヘルはそこに倒れていた。ある男が見せた幻により、ゆっくりと体を蝕まれていた。幻は視覚だけでなく全ての五感を欺くのだ、強力な暗示は身体にも影響を及ぼす。
「えぇっと、ルートが言ってたのは……この辺、お、いたいた」
黒いスーツに黒いマント、血のように赤い裏地に、同じ色の爬虫類に似た瞳。縦長の瞳孔を微かに膨らませ、死人のように青白い肌の男はヘルを見つけた。
「寝てる、な。よし、目の確認を……っと」
ヘルの顔を無理矢理上に向けて、眼球を傷つけないようにそっと瞼をめくる。
その行動は男の趣味に関係するものだった。
「んー……普通の黒目だな。こっちも……違う、オッドアイか。いや……色、変わった? ん?」
髪の下に隠された右眼。魔物使いとしての魔力の影響で色が変わった魔眼。
男が初めに見たのは青っぽい色だったが、微かに届いた太陽の光によってその色は緑に変わった。
男は手で影を作り、ヘルの右眼をじっと観察する。光の加減で無限にも思える色彩を作り出すその眼に男は魅了されていた。
「ダイクロイックアイ……? でも、ないのか? 何色あるんだコレ……すげぇ綺麗」
男は眼球に触れ、眼孔との間に指を差し込……もうとして、友人に言われたことを思い出した。
「あ、傷つけずに家に持って帰れって言ってたな。物語が終わったら好きにしていいんだっけ? ルートも面倒臭い趣味してんなぁ」
早く早くと腹の底から湧き上がる衝動を抑え込み、男はヘルを背負う。その軽さに驚きつつ男は帰路についた。
目を覚ます……と、見知らぬベッドの上。
不本意な事にいい加減慣れてきた展開だ。
ここはどこだろう、見たところ富豪の家のようだ。
あの森から連れて来られたのだろう、それが善意ならばありがたいのだが、その可能性は低いだろう。
「……あ、起きてる」
微かに開いた扉から覗いた赤い瞳、その瞳の主は面倒臭そうに部屋に入ってきた。
「……誰? ここは?」
「俺はヴェーン、ヴェーン・アリストクラット。ここは俺ん家。ルートに連れて帰れって……あーいやいや、森で倒れてた……? から、連れて帰った」
ポケットから取り出した小さなメモを見ながら、ヴェーンは聞き取りにくい独り言を呟いた。
異常なまでに悪い顔色と赤い瞳には見覚えがある。確か、酒食の国で出会った吸血鬼とかいう種族。彼らの見た目によく似ている。
「連絡があるまで丁重に扱えだぁ? 面倒臭ぇな、早く……欲しいのに」
彼の見た目からも不審な言葉からも嫌な予感がする、だが助けられておいて無礼を働く訳にもいかない。いや、まだ助けられたとは分からない、軽く探りを入れてみよう。
「……この家って、森の中に建ってるんですか?」
「いや? 街中だけど」
「じゃあ、あの深い森から僕を街まで運んでくれたんですか?」
「ああ、まぁ……あ、ん~、まぁそうだな」
ヴェーンは少し口を滑らせたと視線を外す、僕はそれを違和感として頭に留めた。
「ありがとうございます。それで……森、どんな様子でした?」
「……え? どんなって、別に普通だけど」
「そうですか? 僕、あの森の木の葉が真っ赤になってたって覚えてるんですけど。この辺りはもうそんな季節なんですか?」
嘘だ、あの森の木は青々と生い茂っていた。赤の正反対とも言える。
「え? そうなの……あ、いや、そうそう、あの森はなんか赤いんだよ、うん。そういう種類の木なんだろ」
「……ああ、すいません。僕の思い違いでした、あの森に生えていたのはトゲトゲした緑の葉の木でした」
「は? あ、ああ、あの森は場所によって木の種類変わるんだよ、確か。結構広いから……」
怪しい。
疑惑を確信に変えても良かったが、決定的なものはまだない。
「でも、あの森って不思議ですよね、木があんなにあるのに明るくて、とっても見晴らしが良くて、歩いているだけで楽しかったです」
「え? マジで? あいつそんな森作んのか、もっと鬱蒼としたの作りそうなのに」
「……作る?」
「あー、あー、あー、えっと、林業! 俺のダチ、木を植えてんだよ、確か、絶対」
僕は今正反対のことを言った、そしてヴェーンは何かを隠すためにデマカセを漏らした。
作る、か。いい情報かもしれない。
森を作るなんて出来やしないし、もし本当に作っていたとしたら僕を拾ったヴェーンが森の様子を知らないのはおかしい。
だからあの森は僕だけに見えていたものだと分かる、男には僕が倒れていた森が見えていないから辻褄が合わないのだ。
まぁヴェーンが僕を誰かから預けられたとも考えられるが、それを隠す必要がイマイチ思いつかない。
僕にだけ見えた森を作った者と共犯で僕を陥れようというのなら合点がいく。陥れようとする理由はどうせ魔物使いの力が欲しいとかだろう。
それにしては嘘が下手すぎる。打ち合わせも何もしていないのか? もしこの粗末さが策なら見事なものだが。
なんて考えていると、バンッ! と窓に黒い塊がぶつかる。ぶつかったのはコウモリらしい、羽根を広げれば僕よりも大きいだろう。
「お、ルートからか。えらく早いな」
ヴェーンは窓を開け、コウモリを招き入れる。
コウモリはぎゃあぎゃあと喚きたて、部屋の中を飛び回り、机の上に不時着し積み上げられた本を落とした。
「あー、もう、相変わらず鈍臭ぇな」
『伝言! 伝言! ルートヴィク!』
「分かってるっての、ルート以外俺に伝言ある奴いねぇだろ」
『予定変更! 一時中断! 対象変更!』
「……中断? 何かあったのか。いや、それより対象変更ってことは」
ヴェーンは僕に向き直り、邪悪な笑みを浮かべる。
その眼は怪しい輝きを宿し、口には牙が見えた。
「……好きにしていいってことだよな」
身の危険を感じて立ち上がろうとした瞬間、ヴェーンに首を掴まれる。
ベッドに叩きつけられて、その衝撃と呼吸困難で視界が揺れた。
首を絞め上げる腕を掴むが、上手く力が入らない。
いや、全力を出せたとしてもこの手を引き剥がすのは不可能だろう。
『少年の役を人質に変更! 復讐に使用! 別命あるまで殺傷禁止!』
「………はぁ?」
ヴェーンは僕の首から手を離し、コウモリを睨む。
その隙に逃げ出そうとしたが、ヴェーンは僕に馬乗りになって両手を抑えた。
「おい、どういうことだ? 何があったんだよ、こいつどうすりゃいいんだ?」
コウモリは何も言わず、首を傾げた。
伝言をそのまま喋るだけで、会話能力は無いのだろうか。下級魔獣の知能は大抵その程度だ。
「ルートのアホ野郎……いっつもこんなんじゃねぇか。だから準備しっかりしろって…………はぁ、人質、ねぇ? 何も無傷じゃなくてもいいよな? 死んでなきゃいいんだから」
殺傷の意味を知らないのか! 僕が怯え切っていなかったらそう叫んでいただろう。
ヴェーンは僕の腕を頭の上で十字に組ませ、片手で抑える。自由になった右手で僕の顔を横に倒し、首筋を指でなぞる。
「やっぱりさー、血は直接飲みたいよな。死体からとか、動物からとか、採血したやつとか、アレ不味いんだよ。贅沢言うなら処女がいいんだけど……ま、若いし、薬もやってねぇし病気でもねぇし、まぁ及第点ってヤツ?」
愚痴を呟き、動脈の上を爪で引っ掻く。
僕はその言動にヴェーンが吸血鬼であると確信した。
ヘルはそこに倒れていた。ある男が見せた幻により、ゆっくりと体を蝕まれていた。幻は視覚だけでなく全ての五感を欺くのだ、強力な暗示は身体にも影響を及ぼす。
「えぇっと、ルートが言ってたのは……この辺、お、いたいた」
黒いスーツに黒いマント、血のように赤い裏地に、同じ色の爬虫類に似た瞳。縦長の瞳孔を微かに膨らませ、死人のように青白い肌の男はヘルを見つけた。
「寝てる、な。よし、目の確認を……っと」
ヘルの顔を無理矢理上に向けて、眼球を傷つけないようにそっと瞼をめくる。
その行動は男の趣味に関係するものだった。
「んー……普通の黒目だな。こっちも……違う、オッドアイか。いや……色、変わった? ん?」
髪の下に隠された右眼。魔物使いとしての魔力の影響で色が変わった魔眼。
男が初めに見たのは青っぽい色だったが、微かに届いた太陽の光によってその色は緑に変わった。
男は手で影を作り、ヘルの右眼をじっと観察する。光の加減で無限にも思える色彩を作り出すその眼に男は魅了されていた。
「ダイクロイックアイ……? でも、ないのか? 何色あるんだコレ……すげぇ綺麗」
男は眼球に触れ、眼孔との間に指を差し込……もうとして、友人に言われたことを思い出した。
「あ、傷つけずに家に持って帰れって言ってたな。物語が終わったら好きにしていいんだっけ? ルートも面倒臭い趣味してんなぁ」
早く早くと腹の底から湧き上がる衝動を抑え込み、男はヘルを背負う。その軽さに驚きつつ男は帰路についた。
目を覚ます……と、見知らぬベッドの上。
不本意な事にいい加減慣れてきた展開だ。
ここはどこだろう、見たところ富豪の家のようだ。
あの森から連れて来られたのだろう、それが善意ならばありがたいのだが、その可能性は低いだろう。
「……あ、起きてる」
微かに開いた扉から覗いた赤い瞳、その瞳の主は面倒臭そうに部屋に入ってきた。
「……誰? ここは?」
「俺はヴェーン、ヴェーン・アリストクラット。ここは俺ん家。ルートに連れて帰れって……あーいやいや、森で倒れてた……? から、連れて帰った」
ポケットから取り出した小さなメモを見ながら、ヴェーンは聞き取りにくい独り言を呟いた。
異常なまでに悪い顔色と赤い瞳には見覚えがある。確か、酒食の国で出会った吸血鬼とかいう種族。彼らの見た目によく似ている。
「連絡があるまで丁重に扱えだぁ? 面倒臭ぇな、早く……欲しいのに」
彼の見た目からも不審な言葉からも嫌な予感がする、だが助けられておいて無礼を働く訳にもいかない。いや、まだ助けられたとは分からない、軽く探りを入れてみよう。
「……この家って、森の中に建ってるんですか?」
「いや? 街中だけど」
「じゃあ、あの深い森から僕を街まで運んでくれたんですか?」
「ああ、まぁ……あ、ん~、まぁそうだな」
ヴェーンは少し口を滑らせたと視線を外す、僕はそれを違和感として頭に留めた。
「ありがとうございます。それで……森、どんな様子でした?」
「……え? どんなって、別に普通だけど」
「そうですか? 僕、あの森の木の葉が真っ赤になってたって覚えてるんですけど。この辺りはもうそんな季節なんですか?」
嘘だ、あの森の木は青々と生い茂っていた。赤の正反対とも言える。
「え? そうなの……あ、いや、そうそう、あの森はなんか赤いんだよ、うん。そういう種類の木なんだろ」
「……ああ、すいません。僕の思い違いでした、あの森に生えていたのはトゲトゲした緑の葉の木でした」
「は? あ、ああ、あの森は場所によって木の種類変わるんだよ、確か。結構広いから……」
怪しい。
疑惑を確信に変えても良かったが、決定的なものはまだない。
「でも、あの森って不思議ですよね、木があんなにあるのに明るくて、とっても見晴らしが良くて、歩いているだけで楽しかったです」
「え? マジで? あいつそんな森作んのか、もっと鬱蒼としたの作りそうなのに」
「……作る?」
「あー、あー、あー、えっと、林業! 俺のダチ、木を植えてんだよ、確か、絶対」
僕は今正反対のことを言った、そしてヴェーンは何かを隠すためにデマカセを漏らした。
作る、か。いい情報かもしれない。
森を作るなんて出来やしないし、もし本当に作っていたとしたら僕を拾ったヴェーンが森の様子を知らないのはおかしい。
だからあの森は僕だけに見えていたものだと分かる、男には僕が倒れていた森が見えていないから辻褄が合わないのだ。
まぁヴェーンが僕を誰かから預けられたとも考えられるが、それを隠す必要がイマイチ思いつかない。
僕にだけ見えた森を作った者と共犯で僕を陥れようというのなら合点がいく。陥れようとする理由はどうせ魔物使いの力が欲しいとかだろう。
それにしては嘘が下手すぎる。打ち合わせも何もしていないのか? もしこの粗末さが策なら見事なものだが。
なんて考えていると、バンッ! と窓に黒い塊がぶつかる。ぶつかったのはコウモリらしい、羽根を広げれば僕よりも大きいだろう。
「お、ルートからか。えらく早いな」
ヴェーンは窓を開け、コウモリを招き入れる。
コウモリはぎゃあぎゃあと喚きたて、部屋の中を飛び回り、机の上に不時着し積み上げられた本を落とした。
「あー、もう、相変わらず鈍臭ぇな」
『伝言! 伝言! ルートヴィク!』
「分かってるっての、ルート以外俺に伝言ある奴いねぇだろ」
『予定変更! 一時中断! 対象変更!』
「……中断? 何かあったのか。いや、それより対象変更ってことは」
ヴェーンは僕に向き直り、邪悪な笑みを浮かべる。
その眼は怪しい輝きを宿し、口には牙が見えた。
「……好きにしていいってことだよな」
身の危険を感じて立ち上がろうとした瞬間、ヴェーンに首を掴まれる。
ベッドに叩きつけられて、その衝撃と呼吸困難で視界が揺れた。
首を絞め上げる腕を掴むが、上手く力が入らない。
いや、全力を出せたとしてもこの手を引き剥がすのは不可能だろう。
『少年の役を人質に変更! 復讐に使用! 別命あるまで殺傷禁止!』
「………はぁ?」
ヴェーンは僕の首から手を離し、コウモリを睨む。
その隙に逃げ出そうとしたが、ヴェーンは僕に馬乗りになって両手を抑えた。
「おい、どういうことだ? 何があったんだよ、こいつどうすりゃいいんだ?」
コウモリは何も言わず、首を傾げた。
伝言をそのまま喋るだけで、会話能力は無いのだろうか。下級魔獣の知能は大抵その程度だ。
「ルートのアホ野郎……いっつもこんなんじゃねぇか。だから準備しっかりしろって…………はぁ、人質、ねぇ? 何も無傷じゃなくてもいいよな? 死んでなきゃいいんだから」
殺傷の意味を知らないのか! 僕が怯え切っていなかったらそう叫んでいただろう。
ヴェーンは僕の腕を頭の上で十字に組ませ、片手で抑える。自由になった右手で僕の顔を横に倒し、首筋を指でなぞる。
「やっぱりさー、血は直接飲みたいよな。死体からとか、動物からとか、採血したやつとか、アレ不味いんだよ。贅沢言うなら処女がいいんだけど……ま、若いし、薬もやってねぇし病気でもねぇし、まぁ及第点ってヤツ?」
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