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第十三章 異界にて神々を讃えよ
交渉決裂
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ヘルヘイムの門。それは本来は死者にのみ開く門であり、ユグドラシルに連なる国々における生と死の境である。
『っし、開いたぜ』
ロキは手に持った巨大な鍵で門を開いた。
ヘルヘイムの女神に渡された合鍵のようなものだ。
『おいロキ、どこでそんなものを手に入れた』
『そりゃここの主は俺様の娘だからな、お姫様だってすぐに返してくれるぜ? 期待してろよ、アル』
『そうでなくては困る』
扉をくぐってすぐに鼻腔をつく屍臭にアルは顔を背ける。
ロキは袖を伸ばして手を隠し鼻を塞ぎ、目線で行き先を示す。
トールは眉一つ動かさずにロキの先導に従った。
最後尾のトールが門を抜けた瞬間、耳障りな音が辺り一帯に響き始める。
『なんだこの音は! 』
この中で最も優れた聴覚を持ったアルがロキに詰め寄る。
『あー……警報、かな。許可なく死んでないのが通るとこうなるんだ、忘れてた』
『なるほど、つまり今ここでお前を殺せばいいんだな』
トールはロキを狙って槌を振り上げる。
『なんでそうなんだよ! 許可なくっつただろ、俺は鍵持ってるからいいの! お前らのことだよ』
『なるほど。つまり……何だ? 』
『ま、俺様にとってはこの状況すらも何から何まで計算ずくってことだ』
『忘れていたと聞こえたが、アレは私の聞き間違いか?』
アルの言葉を無視し、ロキはトールの肩を叩く。
周囲は腐臭を放つ番犬で埋め尽くされていた。
『こいつらをまともに相手取るなんてばかのやることだぜ。死んでるから殺せねぇ。ちょっと壊したくらいじゃすぐに治りやがる。ってとこでトール、お前の出番だ脳筋ばか野郎』
『分かった。ところでお前は俺を貶しているのか?』
『いいや、尊敬の念でいっぱいさ』
『ならいい』
とん、と軽くつま先で地面を蹴る。
動作の軽さとは正反対にトールの体は凄まじい速さで空へ上がる。
トールは空中で静止し、槌を掲げた。
極黒の雲から紫電が走る。
ロキはアルに跨ると、しっかりと首に腕を回した。
『おい、何のつもりだ。降りろ』
『いいから早く飛べよ、巻き込まれるぜ』
『チッ……済んだらすぐに降りろよ』
アルもこの後に起こることを予想できないほど馬鹿ではない、主人以外を背に乗せるのは苦痛だったが致し方ない。
『おお! これは中々良い乗り心地! 必死にしがみつかなきゃ喰われるフェンリルとは違うぜ!』
『当たり前だ』
黒雲から放たれた太い光線──通常の何十倍もの雷がトールに、いや、その手の槌に落ち、トールの体全体が雷の力を受け光り輝く。
その直後、目にも留まらぬ速さで地面に突進する。
全力で叩きつけられた槌は地をえぐり番犬を消し飛ばし、地響きを起こした。
凄まじい風圧にバランスを崩しながらもアルはなんとかロキを振り落とし、隕石の衝突よりも悲惨に破壊された地面を踏む。
『恐ろしいな……これ程とは思わなかったぞ』
肉眼で見渡す限り、元の地形は確認できない。
予想を上回るトールの力にアルは息を呑む。
『ロキ、これからどうする? ロキ? どこだ』
『ここだー……ったく、派手にやったな』
『やらせたのはお前だ』
『ここまでやれたぁ言ってねぇよ、これじゃヘルに気づかれちまう。番犬共追い払うだけでよかったのによ』
『ならそう言え』
槌についた土埃を落としながら、トールは淡々と答えた。
アルはロキの言葉に疑問をぶつけた。
『ヘルだと?』
『ん、ああ、お姫様……お前の主人じゃねぇぜ、俺の娘のことだ。ややこしいな』
『そうか、で、その娘とやらはアレか?』
アルに目線を合わせようとしゃがみ込んだロキは立ち上がらずに膝をついて振り返った。
半身の崩れた女の子が男に作られたクレーターの山脈の頂点に立ち、死者の国にそぐわない生者達を見下ろしていた。
『ああ、そうだそうだ。おーいヘルー! 俺だー! ひっさしぶりだな、元気だったか?』
女の子の姿が陽炎のように歪み、背後に穴ができる。
女の子はその穴に飲み込まれ、姿を消した。
一瞬遅れて、女の子はロキの前に現れる。
『本当に久しぶりね、お父様。忘れられたかと思っていたの』
『実の娘を忘れるわけないだろ、最近ちょっと忙しかっただけだよ、色々と』
見た目や臭いは完全に屍体のものである女の子にアルはたじろぎ、ロキから遠く離れた。
トールはそんなアルの横にしゃがみ込み、耳打ちをする。
『忙しかった、というのは嘘だ。お前達の世界に向かう前はずっと暇だ暇だと言っていた』
『そうか』
『多分本当に忘れていた』
『そうか。酷い奴だ』
その会話が聞こえたのか、女の子は微かに表情を暗くする。
ロキはトールを睨み、身振り手振りで黙っていろと伝える。
『それでお父様、一体何の用なの? あの人と狼は一体誰?』
『ああ、ちょっと人探しに……アイツらは俺の知り合い、まぁ気にすんな』
『まだ生きてる、それなのに門をくぐった』
『あー……大目に見てくれよ、俺に免じて』
女の子の足元から地面が黒く染まり、そこから屍臭が漂い始める。
トールはアルの耳を引き、立ち上がらせる。
『少し怪しくなってきた』
『それは私も分かっている……離せ! 耳を掴むな痛い!』
『すぐに飛べるようにしておけ』
女の子が不機嫌だと感じ取ったロキは手早く用を済ませようとしゃがみ込んで目線を合わせた。
『なぁヘル、お前と同じ名前の子供がここに来なかったか? こんくらいの背で……男で、白と黒が混じった髪色の奴だ』
『………知らない』
『本当か? 本当に知らないのか?』
『知らないったら! 第一その人を見つけてどうする気なの!?』
『そいつが死んだのはちょっとした手違いだから、お前に頼んで生き返らせてもらおうと思ったんだよ。そもそもそいつはユグドラシルに連なる国の住人じゃねぇ、死んだとしてもここには来ちゃいけねぇんだよ』
『…………嫌』
『ヘル? 何か言ったか』
『嫌! 絶対に嫌! お兄ちゃんは返さない! もうヘルのものなの!』
女の子の絶叫を掻き消すように、黒く染まった大地が盛り上がる──いや、ドロドロに溶けた黒い腐肉が吹き出ているのだ。
『ははっ、やっぱりな。さっすが俺様の娘…………やれ、トール!』
ロキは液状化した腐肉の攻撃を嘲笑うように躱してトールを呼ぶ。
トールが槌を振るえば腐肉は吹き飛ぶだろうと、それをさせるために名を呼んだ。
トールとは長い付き合いだ、一から十まで説明しなくとも名を呼ぶだけで理解してくれるだろう、ロキはそう確信していた。
『なんだ?』
だが、トールは棒立ちのまま首を傾げる。
『……っんのばか! ばーか! どんだけ鈍いんだよこのばか!』
半狂乱になった女の子の攻撃、つまり腐肉の突進を避けながらロキはトールを罵倒する。
『なぁ狼、ロキは俺を馬鹿にしているのか』
『しているな』
されても仕方がない、と言いかけてアルは口を噤む。
『そうか』
瞬く間にトールの姿はアルの前から消え、漆黒の物体の真上に。
そしてトールは槌を振るう、ロキを狙って。
『っし、開いたぜ』
ロキは手に持った巨大な鍵で門を開いた。
ヘルヘイムの女神に渡された合鍵のようなものだ。
『おいロキ、どこでそんなものを手に入れた』
『そりゃここの主は俺様の娘だからな、お姫様だってすぐに返してくれるぜ? 期待してろよ、アル』
『そうでなくては困る』
扉をくぐってすぐに鼻腔をつく屍臭にアルは顔を背ける。
ロキは袖を伸ばして手を隠し鼻を塞ぎ、目線で行き先を示す。
トールは眉一つ動かさずにロキの先導に従った。
最後尾のトールが門を抜けた瞬間、耳障りな音が辺り一帯に響き始める。
『なんだこの音は! 』
この中で最も優れた聴覚を持ったアルがロキに詰め寄る。
『あー……警報、かな。許可なく死んでないのが通るとこうなるんだ、忘れてた』
『なるほど、つまり今ここでお前を殺せばいいんだな』
トールはロキを狙って槌を振り上げる。
『なんでそうなんだよ! 許可なくっつただろ、俺は鍵持ってるからいいの! お前らのことだよ』
『なるほど。つまり……何だ? 』
『ま、俺様にとってはこの状況すらも何から何まで計算ずくってことだ』
『忘れていたと聞こえたが、アレは私の聞き間違いか?』
アルの言葉を無視し、ロキはトールの肩を叩く。
周囲は腐臭を放つ番犬で埋め尽くされていた。
『こいつらをまともに相手取るなんてばかのやることだぜ。死んでるから殺せねぇ。ちょっと壊したくらいじゃすぐに治りやがる。ってとこでトール、お前の出番だ脳筋ばか野郎』
『分かった。ところでお前は俺を貶しているのか?』
『いいや、尊敬の念でいっぱいさ』
『ならいい』
とん、と軽くつま先で地面を蹴る。
動作の軽さとは正反対にトールの体は凄まじい速さで空へ上がる。
トールは空中で静止し、槌を掲げた。
極黒の雲から紫電が走る。
ロキはアルに跨ると、しっかりと首に腕を回した。
『おい、何のつもりだ。降りろ』
『いいから早く飛べよ、巻き込まれるぜ』
『チッ……済んだらすぐに降りろよ』
アルもこの後に起こることを予想できないほど馬鹿ではない、主人以外を背に乗せるのは苦痛だったが致し方ない。
『おお! これは中々良い乗り心地! 必死にしがみつかなきゃ喰われるフェンリルとは違うぜ!』
『当たり前だ』
黒雲から放たれた太い光線──通常の何十倍もの雷がトールに、いや、その手の槌に落ち、トールの体全体が雷の力を受け光り輝く。
その直後、目にも留まらぬ速さで地面に突進する。
全力で叩きつけられた槌は地をえぐり番犬を消し飛ばし、地響きを起こした。
凄まじい風圧にバランスを崩しながらもアルはなんとかロキを振り落とし、隕石の衝突よりも悲惨に破壊された地面を踏む。
『恐ろしいな……これ程とは思わなかったぞ』
肉眼で見渡す限り、元の地形は確認できない。
予想を上回るトールの力にアルは息を呑む。
『ロキ、これからどうする? ロキ? どこだ』
『ここだー……ったく、派手にやったな』
『やらせたのはお前だ』
『ここまでやれたぁ言ってねぇよ、これじゃヘルに気づかれちまう。番犬共追い払うだけでよかったのによ』
『ならそう言え』
槌についた土埃を落としながら、トールは淡々と答えた。
アルはロキの言葉に疑問をぶつけた。
『ヘルだと?』
『ん、ああ、お姫様……お前の主人じゃねぇぜ、俺の娘のことだ。ややこしいな』
『そうか、で、その娘とやらはアレか?』
アルに目線を合わせようとしゃがみ込んだロキは立ち上がらずに膝をついて振り返った。
半身の崩れた女の子が男に作られたクレーターの山脈の頂点に立ち、死者の国にそぐわない生者達を見下ろしていた。
『ああ、そうだそうだ。おーいヘルー! 俺だー! ひっさしぶりだな、元気だったか?』
女の子の姿が陽炎のように歪み、背後に穴ができる。
女の子はその穴に飲み込まれ、姿を消した。
一瞬遅れて、女の子はロキの前に現れる。
『本当に久しぶりね、お父様。忘れられたかと思っていたの』
『実の娘を忘れるわけないだろ、最近ちょっと忙しかっただけだよ、色々と』
見た目や臭いは完全に屍体のものである女の子にアルはたじろぎ、ロキから遠く離れた。
トールはそんなアルの横にしゃがみ込み、耳打ちをする。
『忙しかった、というのは嘘だ。お前達の世界に向かう前はずっと暇だ暇だと言っていた』
『そうか』
『多分本当に忘れていた』
『そうか。酷い奴だ』
その会話が聞こえたのか、女の子は微かに表情を暗くする。
ロキはトールを睨み、身振り手振りで黙っていろと伝える。
『それでお父様、一体何の用なの? あの人と狼は一体誰?』
『ああ、ちょっと人探しに……アイツらは俺の知り合い、まぁ気にすんな』
『まだ生きてる、それなのに門をくぐった』
『あー……大目に見てくれよ、俺に免じて』
女の子の足元から地面が黒く染まり、そこから屍臭が漂い始める。
トールはアルの耳を引き、立ち上がらせる。
『少し怪しくなってきた』
『それは私も分かっている……離せ! 耳を掴むな痛い!』
『すぐに飛べるようにしておけ』
女の子が不機嫌だと感じ取ったロキは手早く用を済ませようとしゃがみ込んで目線を合わせた。
『なぁヘル、お前と同じ名前の子供がここに来なかったか? こんくらいの背で……男で、白と黒が混じった髪色の奴だ』
『………知らない』
『本当か? 本当に知らないのか?』
『知らないったら! 第一その人を見つけてどうする気なの!?』
『そいつが死んだのはちょっとした手違いだから、お前に頼んで生き返らせてもらおうと思ったんだよ。そもそもそいつはユグドラシルに連なる国の住人じゃねぇ、死んだとしてもここには来ちゃいけねぇんだよ』
『…………嫌』
『ヘル? 何か言ったか』
『嫌! 絶対に嫌! お兄ちゃんは返さない! もうヘルのものなの!』
女の子の絶叫を掻き消すように、黒く染まった大地が盛り上がる──いや、ドロドロに溶けた黒い腐肉が吹き出ているのだ。
『ははっ、やっぱりな。さっすが俺様の娘…………やれ、トール!』
ロキは液状化した腐肉の攻撃を嘲笑うように躱してトールを呼ぶ。
トールが槌を振るえば腐肉は吹き飛ぶだろうと、それをさせるために名を呼んだ。
トールとは長い付き合いだ、一から十まで説明しなくとも名を呼ぶだけで理解してくれるだろう、ロキはそう確信していた。
『なんだ?』
だが、トールは棒立ちのまま首を傾げる。
『……っんのばか! ばーか! どんだけ鈍いんだよこのばか!』
半狂乱になった女の子の攻撃、つまり腐肉の突進を避けながらロキはトールを罵倒する。
『なぁ狼、ロキは俺を馬鹿にしているのか』
『しているな』
されても仕方がない、と言いかけてアルは口を噤む。
『そうか』
瞬く間にトールの姿はアルの前から消え、漆黒の物体の真上に。
そしてトールは槌を振るう、ロキを狙って。
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