55 / 909
第五章 淫靡なるは酒食の国
禁咒
しおりを挟む
まだだ、まだ足りない、まだまだ足りない。手のひらほどの石片を手の甲に埋まりきる程に刺していく。
僕の痛覚はすっかりおかしくなっていた、手がその役割を果たせないほどにボロボロになっているのに、まだ傷つけているのだから。
マルコシアスは誠実な悪魔だ、常に正しい回答をくれる。契約者……僕に嘘を教えるわけがない。
だからこの行為はきっと正しい。セネカを救うためなんだ、だからこの行為は間違っていない。そう自分に言い聞かせる。
左手の感覚はなくなった、もう動きもしない。その左手をセネカの腹の上あたりにおいて、僕は先程マルコシアスに教えてもらった術の内容を頭の中で反芻する。
弱りきって魔力の薄まった魔物に対して、魔物を支配する力を持つ僕だけが使える魔術、禁咒。
対象に血を与え、魔物使いの力を最大限に発揮させる。
魔物の全てを支配し、作り変える。
生も死も、全て僕の思うままに。
「セネカ・キルシェ」
ゆっくりと、焦らずに、名前だけは決して言い間違えないように。
「魔物使い、ヘルシャフト・ルーラーの名の元に」
右眼が熱くなる、身体中に流れる血が熱くなる。
決まり文句はない、僕がセネカに望むことを言うだけだ。途中で言い直したり、止まったりしてはいけない。
禁咒というのは随分と簡単なものだ、代償は安くはないだろうが。
「……生きて、生まれつきの厄介な体質なんて捨てて、もっと自由に……楽しく生きて」
力を使い過ぎた時の、激しい頭痛と耳鳴り。歪む視界には確かに僕の血が禍々しい輝きを放ったのが見えた。
セネカの傷は癒える。左上のちぎられた羽は元に戻る。
羊のような角の後から真っ直ぐの短い角が二本ずつ生える。
二対の羽の上に、新たに真っ黒の蝙蝠に似た翼が現れる。鉤爪のあるそれは一枚だけでセネカの体を包み込める程に大きい。
『……ヘルシャフト君』
「……ぅ……あっ、セネカさん! 大丈夫ですか? 変なところありませんか? 気持ち悪かったりしないですか?」
痛む頭を押さえつつ、セネカの体調を確認する。
『……のど、かわいた』
丸く青い瞳の奥に、微かに飢えの赤が鈍く光る。微笑んだその口には、鋭い牙が生えていた。
「え、っと、水……は」
僕はあるわけもない水を探す。セネカは可愛らしく微笑み僕の手を取った。
真っ赤な手にもはや感覚はなく、僕のものとは思えない。
『これがいい』
「これ……って?」
セネカの指が触れた瞬間、僕の腕の血が消えた。拭い取られた訳ではない、傷が癒えた訳でもない。
吸い取られたのだ、指先で。
「セネカさん……? あの、セネカさん、ですよね?」
自分でも何を言っているのか分からない。セネカは丸い目をますます丸くし、それから無邪気な笑顔を返した。
『何言ってるの、ヘルシャフト君。セネカだよ? ボクはセネカ・キルシェ、吸血タイプの悪魔だよ』
「きゅ……う、けつ?」
『ヴァンパイアみたいに弱点多かったりしないから安心してよ。ただ血を吸うだけ』
僕の顔に、服に、至る所に飛び散った血を指でなぞる。それだけでセネカは血を吸い取り、鈍感な僕にも分かるほどにその魔力を増した。
上機嫌になってパタパタと羽ばたく仕草は前と同じだ。だが、新たに生えた真っ黒の蝙蝠に似た翼は前とは比べ物にならない迫力だ。
一対の翼と二対の羽を嬉しそうに揺らしてセネカは立ち上がる。
「見つけ……は?」
僕達を追いかけて来たらしいアンテールは間の抜けた声と顔で疑問を表す。アンテールが呆然としている間にセネカは距離を詰め、彼の首にそっと手を添えた。
『アンテールさん、こんばんは』
「セネカ、か? 嘘だろ。なんだよ、それ。そのハネ」
『アンテールさん、ボクお腹空いてるんですよ。いいですか?』
アンテールの疑問を無視し、子供がオモチャをねだるように首を傾げる。どこまでも無邪気な姿は狂気をも感じさせる。
「は? いいって、何がっ……ぁ」
『ありがとうございます』
質問の意図を尋ねようとしたアンテールの言葉を了承と捉え、セネカは首に添えていた手に力を入れた。皮膚を簡単に貫いて頚動脈に届いたその指は、アンテールの血を根こそぎ吸い取った。
『…っと、すいません。少し吸い過ぎましたね』
「がはっ……て、っめぇ!」
セネカが手を離すと、アンテールは糸の切れたあやつり人形のように崩れ落ちる。力なくセネカを睨むが、セネカはそれを無視した。いや、気がつかなかったのだ。その価値すらないと言わんばかりに。
『ヘルシャフト君大丈夫? 病院まで飛ぼうか。それともあの狼を待つ?』
「えっと、待ちたい、です」
『そっかぁ……どこにいるのかな』
セネカが僕のそばを離れ、向かいの路地を覗き込んだ隙を狙ってアンテールは僕に飛びついた。そして、僕の首に石片を突きつける。
「動くなセネカ! このガキの首掻っ切るぞ!」
セネカは今までにない冷たい目をしてアンテールを見下した、あんな顔をしたセネカを僕は見たことがない。首に突きつけられた石片よりも、セネカの表情の変わりっぷりに気を取られたその瞬間。アンテールの腕は飛んでいた。
細長く黒い、ハート型の尻尾が目の前で揺れる。真っ赤な血を滴らせて。
「なん、だよ……これ。なんなんだよお前!」
『アンテールさん、今まで色々お世話になりました』
そっと一歩踏み出したセネカに、アンテールは怯え逃げようとする。だが、何もかもが遅すぎた。
『……さよなら』
パァン! という破裂音が響くと、アンテールの体は半分消えていた。振るわれたセネカの足が所在なく揺れている。後に残った僅かな血は、セネカがそばに立つと消えていった。
「セネカ、お前……どうしたんだよ」
『……失敗しちゃった、やっぱりダメですね、ボク』
でも、とセネカはアンテールに詰め寄る。
『この方が、血が飲めますね』
「セネカ……なぁ、俺」
『いただきます、アンテールさん』
アンテールの声など聞こえないと、傷口に手を添え血を吸い取る。アンテールは血の霧と化してセネカに一片残さず喰われた。
「セネカ……さん?」
『そんな怯えた顔しないでよ、ボクはボクだって。ちょっと力が強くなったみたいだけど!』
大きく伸びをし、羽を広げる。東の空はもう白んできていた。
『ん? あ、ねぇ、あれ!』
セネカが指差すのは、まだ光が届かない暗い路地。
その奥からアルが走ってきていた。アルは僕の怪我を見て驚き、焦り、擦り寄る。
アルがセネカの変化に気がついたのは、僕が病院に運ばれてしばらくしてからだった。
数日して退院する頃には、腕の傷はすっかり消えていた。この病院には治癒の得意な悪魔が務めているそうだ。
『レリエルへの説明大変だったよ、なんとか納得してくれたけど』
セネカは朝日を浴びて気持ちよさそうに羽を伸ばしている。アルは僕が入院した時からずっと不機嫌なままだ。
セネカへの対応が気に入らなかったらしい、アレは僕に傷がつくのをとても嫌がるのだ。
『もう出ていくんだよね?』
「はい、お世話になりました」
アルは軽い会釈をし、病室から出ていった。血に汚れていたカバンも今はもうすっかり綺麗になっている、セネカが手当り次第に血を吸い取ったお陰だろうか。中身も無事だ、弓も本も、その他の物も。
『お世話されたのはボクなんだけどね、じゃあまたどこかで! ヘルシャフト君!』
「はい、きっとどこかで、セネカさん」
セネカに別れを告げ、空港に向かいながら、僕は腕にはめた角飾りからの声を心待ちにしていた。また近く連絡すると言っていた、いつしてくるだろうか。
セネカが元気になったと言ったら、メルはきっと喜ぶだろう。僕がやったのだと言ったら、どんな反応をして驚いてくれるだろうか。
メルからの連絡も、今まで会った全ての人達との再会も、次の国も、まだ見ぬ人達も。
何もかもが楽しみで仕方がない。
僕の痛覚はすっかりおかしくなっていた、手がその役割を果たせないほどにボロボロになっているのに、まだ傷つけているのだから。
マルコシアスは誠実な悪魔だ、常に正しい回答をくれる。契約者……僕に嘘を教えるわけがない。
だからこの行為はきっと正しい。セネカを救うためなんだ、だからこの行為は間違っていない。そう自分に言い聞かせる。
左手の感覚はなくなった、もう動きもしない。その左手をセネカの腹の上あたりにおいて、僕は先程マルコシアスに教えてもらった術の内容を頭の中で反芻する。
弱りきって魔力の薄まった魔物に対して、魔物を支配する力を持つ僕だけが使える魔術、禁咒。
対象に血を与え、魔物使いの力を最大限に発揮させる。
魔物の全てを支配し、作り変える。
生も死も、全て僕の思うままに。
「セネカ・キルシェ」
ゆっくりと、焦らずに、名前だけは決して言い間違えないように。
「魔物使い、ヘルシャフト・ルーラーの名の元に」
右眼が熱くなる、身体中に流れる血が熱くなる。
決まり文句はない、僕がセネカに望むことを言うだけだ。途中で言い直したり、止まったりしてはいけない。
禁咒というのは随分と簡単なものだ、代償は安くはないだろうが。
「……生きて、生まれつきの厄介な体質なんて捨てて、もっと自由に……楽しく生きて」
力を使い過ぎた時の、激しい頭痛と耳鳴り。歪む視界には確かに僕の血が禍々しい輝きを放ったのが見えた。
セネカの傷は癒える。左上のちぎられた羽は元に戻る。
羊のような角の後から真っ直ぐの短い角が二本ずつ生える。
二対の羽の上に、新たに真っ黒の蝙蝠に似た翼が現れる。鉤爪のあるそれは一枚だけでセネカの体を包み込める程に大きい。
『……ヘルシャフト君』
「……ぅ……あっ、セネカさん! 大丈夫ですか? 変なところありませんか? 気持ち悪かったりしないですか?」
痛む頭を押さえつつ、セネカの体調を確認する。
『……のど、かわいた』
丸く青い瞳の奥に、微かに飢えの赤が鈍く光る。微笑んだその口には、鋭い牙が生えていた。
「え、っと、水……は」
僕はあるわけもない水を探す。セネカは可愛らしく微笑み僕の手を取った。
真っ赤な手にもはや感覚はなく、僕のものとは思えない。
『これがいい』
「これ……って?」
セネカの指が触れた瞬間、僕の腕の血が消えた。拭い取られた訳ではない、傷が癒えた訳でもない。
吸い取られたのだ、指先で。
「セネカさん……? あの、セネカさん、ですよね?」
自分でも何を言っているのか分からない。セネカは丸い目をますます丸くし、それから無邪気な笑顔を返した。
『何言ってるの、ヘルシャフト君。セネカだよ? ボクはセネカ・キルシェ、吸血タイプの悪魔だよ』
「きゅ……う、けつ?」
『ヴァンパイアみたいに弱点多かったりしないから安心してよ。ただ血を吸うだけ』
僕の顔に、服に、至る所に飛び散った血を指でなぞる。それだけでセネカは血を吸い取り、鈍感な僕にも分かるほどにその魔力を増した。
上機嫌になってパタパタと羽ばたく仕草は前と同じだ。だが、新たに生えた真っ黒の蝙蝠に似た翼は前とは比べ物にならない迫力だ。
一対の翼と二対の羽を嬉しそうに揺らしてセネカは立ち上がる。
「見つけ……は?」
僕達を追いかけて来たらしいアンテールは間の抜けた声と顔で疑問を表す。アンテールが呆然としている間にセネカは距離を詰め、彼の首にそっと手を添えた。
『アンテールさん、こんばんは』
「セネカ、か? 嘘だろ。なんだよ、それ。そのハネ」
『アンテールさん、ボクお腹空いてるんですよ。いいですか?』
アンテールの疑問を無視し、子供がオモチャをねだるように首を傾げる。どこまでも無邪気な姿は狂気をも感じさせる。
「は? いいって、何がっ……ぁ」
『ありがとうございます』
質問の意図を尋ねようとしたアンテールの言葉を了承と捉え、セネカは首に添えていた手に力を入れた。皮膚を簡単に貫いて頚動脈に届いたその指は、アンテールの血を根こそぎ吸い取った。
『…っと、すいません。少し吸い過ぎましたね』
「がはっ……て、っめぇ!」
セネカが手を離すと、アンテールは糸の切れたあやつり人形のように崩れ落ちる。力なくセネカを睨むが、セネカはそれを無視した。いや、気がつかなかったのだ。その価値すらないと言わんばかりに。
『ヘルシャフト君大丈夫? 病院まで飛ぼうか。それともあの狼を待つ?』
「えっと、待ちたい、です」
『そっかぁ……どこにいるのかな』
セネカが僕のそばを離れ、向かいの路地を覗き込んだ隙を狙ってアンテールは僕に飛びついた。そして、僕の首に石片を突きつける。
「動くなセネカ! このガキの首掻っ切るぞ!」
セネカは今までにない冷たい目をしてアンテールを見下した、あんな顔をしたセネカを僕は見たことがない。首に突きつけられた石片よりも、セネカの表情の変わりっぷりに気を取られたその瞬間。アンテールの腕は飛んでいた。
細長く黒い、ハート型の尻尾が目の前で揺れる。真っ赤な血を滴らせて。
「なん、だよ……これ。なんなんだよお前!」
『アンテールさん、今まで色々お世話になりました』
そっと一歩踏み出したセネカに、アンテールは怯え逃げようとする。だが、何もかもが遅すぎた。
『……さよなら』
パァン! という破裂音が響くと、アンテールの体は半分消えていた。振るわれたセネカの足が所在なく揺れている。後に残った僅かな血は、セネカがそばに立つと消えていった。
「セネカ、お前……どうしたんだよ」
『……失敗しちゃった、やっぱりダメですね、ボク』
でも、とセネカはアンテールに詰め寄る。
『この方が、血が飲めますね』
「セネカ……なぁ、俺」
『いただきます、アンテールさん』
アンテールの声など聞こえないと、傷口に手を添え血を吸い取る。アンテールは血の霧と化してセネカに一片残さず喰われた。
「セネカ……さん?」
『そんな怯えた顔しないでよ、ボクはボクだって。ちょっと力が強くなったみたいだけど!』
大きく伸びをし、羽を広げる。東の空はもう白んできていた。
『ん? あ、ねぇ、あれ!』
セネカが指差すのは、まだ光が届かない暗い路地。
その奥からアルが走ってきていた。アルは僕の怪我を見て驚き、焦り、擦り寄る。
アルがセネカの変化に気がついたのは、僕が病院に運ばれてしばらくしてからだった。
数日して退院する頃には、腕の傷はすっかり消えていた。この病院には治癒の得意な悪魔が務めているそうだ。
『レリエルへの説明大変だったよ、なんとか納得してくれたけど』
セネカは朝日を浴びて気持ちよさそうに羽を伸ばしている。アルは僕が入院した時からずっと不機嫌なままだ。
セネカへの対応が気に入らなかったらしい、アレは僕に傷がつくのをとても嫌がるのだ。
『もう出ていくんだよね?』
「はい、お世話になりました」
アルは軽い会釈をし、病室から出ていった。血に汚れていたカバンも今はもうすっかり綺麗になっている、セネカが手当り次第に血を吸い取ったお陰だろうか。中身も無事だ、弓も本も、その他の物も。
『お世話されたのはボクなんだけどね、じゃあまたどこかで! ヘルシャフト君!』
「はい、きっとどこかで、セネカさん」
セネカに別れを告げ、空港に向かいながら、僕は腕にはめた角飾りからの声を心待ちにしていた。また近く連絡すると言っていた、いつしてくるだろうか。
セネカが元気になったと言ったら、メルはきっと喜ぶだろう。僕がやったのだと言ったら、どんな反応をして驚いてくれるだろうか。
メルからの連絡も、今まで会った全ての人達との再会も、次の国も、まだ見ぬ人達も。
何もかもが楽しみで仕方がない。
0
お気に入りに追加
435
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
御機嫌ようそしてさようなら ~王太子妃の選んだ最悪の結末
Hinaki
恋愛
令嬢の名はエリザベス。
生まれた瞬間より両親達が創る公爵邸と言う名の箱庭の中で生きていた。
全てがその箱庭の中でなされ、そして彼女は箱庭より外へは出される事はなかった。
ただ一つ月に一度彼女を訪ねる5歳年上の少年を除いては……。
時は流れエリザベスが15歳の乙女へと成長し未来の王太子妃として半年後の結婚を控えたある日に彼女を包み込んでいた世界は崩壊していく。
ゆるふわ設定の短編です。
完結済みなので予約投稿しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
仕事中、気がつくと知らない世界にいた 佐藤 惣一郎(サトウ ソウイチロウ)
安く買った、視力の悪い奴隷の少女に、瓶の底の様な分厚いメガネを与えると
めちゃめちゃ強かった!
気軽に読めるので、暇つぶしに是非!
涙あり、笑いあり
シリアスなおとぼけ冒険譚!
異世界ラブ冒険ファンタジー!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる