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第2章 パンデミック
第4話 覚醒
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クロミん「ああああああああえあああ!!」
確かに死ぬのは怖い、この世の何より怖かった。でも、友達を失うのはもっと怖い。だから私の足はホソカと怪物に向かって動き出していた。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
触手が私の足に絡まり逆さ吊りにされる。
あま「クロミん!!」
クロミん「ああああ!!離せっ!!ホソカも離せっ!!くそっ!!くそっ!!」
私は懐からカッターナイフを取り出し触手の怪物を斬りつける。自分の腕を傷つけていた時みたいに深く深く傷をつけていく。しかし花人間はビクともしない!!
あま「私も参戦するよ!!クロミんだけに戦わせたりしない!!」
そう言ってあまがモップを持って駆け寄ってくる。しかしすぐ怪物の触手に絡め取られ首を締められてしまう。
あま「ヴッ゛・・・ばァ゛・・・はァ゛・・・」
ホソカ「アガアガッ・・・グフッ・・・」
あま「・・・ぐるじ・・・ぐろみ゛ん゛・・・」
ホソカ「ヒュー・・・ヒュー・・・ゴフッ・・・」
クロミん「もぅ・・・めろ・・・」
クロミん「もう・・・やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
クロミん「クソ怪物がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
クロミん「うわぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
一瞬天から神様が舞い降りて光が射したのかと勘違いした。私が我武者羅にそう叫ぶと、頭のチューリップが母に水をかけられた時のように鏡を見てない私でも分かるほど強く発光し、辺りを光で包む。
???「・・・・・・!?ピンクのチューリップが黒くなった・・・!?・・・まさかこれは・・・!!!?」
少女の声を聞いて科学室の鏡で逆さ吊りのまま自分の頭を確認する。少し眩しくて見えづらいが、確かにピンク色だったチューリップが真っ黒に染まっていた。
クロミん「黒い・・・チューリップ・・・??」
鏡をよく見ると、自分の手足も真っ黒に染まっていて、手足の先はバケモノのようにに鋭く尖り、手そのものが真っ黒で尖った鉤爪のようにになっていた。口にはガスマスクのような黒いツタが猿轡のように巻かれていて酸素が口元に送られてきていた。口はツタが巻かれていても分かるくらい鋭くなっていて鮫のような歯になっていた。ツタがお腹からも生えて身体に巻かれてるためおへそとお腹は晒されており肌の色は植物のような色に変色していた。
クロミん「なに・・・これ・・・?私・・・バケモノに・・・」
クロミん「いっ・・・嫌・・・嫌ァァァァァァ!!」
???「落ち着いてください!!」
???「この可愛い僕からのアドバイスです!!その力を使って2人を助けるんです!!」
クロミん「・・・・・・確かに、これなら助けられる・・・」
私は、バケモノになってでも大切な人は助けたかった。
クロミん「来いよ、バケモノ、私はここに居る」
クロミん「おりゃあ!!」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
私は鉤爪のようになった黒い手で自分の足に絡まった触手を引きちぎる。そのまま回転しながら足を斜めに、掌を垂直に床に着けて着地してバネのような反動をつけてまずはホソカの触手を解除しに向かう。彼が1番時間がないからだ。
クロミん「ホソカァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
ホソカの首を絞めている触手に赤子のように飛びつき全力でその触手を引きちぎる。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
触手を引きちぎる度に血が吹き出し私の顔が赤黒く染まる。バケモノもダメージは受けるようだ。
そのままホソカを抱き抱え教室の隅まで飛びそっと置いてあげる。
ホソカ「はぁ・・・はぁ・・・クロミん・・・なのか???」
クロミん「・・・こんな姿、見られたくなかったな。」
私は悲しそうにニッコリと笑った。
ホソカ「そうか、ありがとうクロミん、あまも助けてやってくれ」
クロミん「もちろん!!」
クロミん「あまちゃんを、離せっ!!」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
バケモノが叫ぶと触手が肥大化し一気に硬くなってしまう。
あま「うっ・・・うっ・・・はぁ・・・」
クロミん「離せっ!!離せっ!!」
クロミん「離せって言ってんだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そう私が叫ぶとそれに呼応するかのようにガスマスクのような私の口を縛っていたツタが解けて私の口が顕になる。
クロミん「ん゛ん゛ンン゛ンンン゛ン!!」
私はそのまま太い触手を喰いちぎる為に噛み付いた。いつの間にか鋭く変化してしまった歯で触手に噛みつき細胞を喰い殺していく。触手の赤黒い血が思いっきり口の中と口の周りにベッタリつき私の顔は血飛沫で赤1色になる、まるでその顔は赤鬼だった。
口の中いっぱいに変な味が広がる。不味い、人の肉を食べてる気分だ。それでも私はあまちゃんのために触手を喰いちぎり続けた。
クロミん「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!あ゛ァっあ!!」
最後の1つを獣みたいに唸りながら喰いちぎりあまちゃんを救出する。
クロミん「はぁ・・・はぁ・・・あまちゃん・・・大丈夫?」
あま「・・・・・・」
クロミん「ごめんね、こんな姿見せちゃって」
あま「・・・・・・」
クロミん「だれも私のこんな醜い姿なんて見たくなかったよね・・・」
あま「・・・・・・ううん」
あま「かっこよかったよ!!クロミん!!」
あま「クロミんはスーパーヒーローだね!!」
あま「どんな姿になっても、クロミんはクロミんだよ!!」
涙が止まらなかった。
クロミん「うん・・・うん・・・ありがとう・・・あまちゃん・・・」
クロミん「じゃあ今からそのスーパーヒーローが」
クロミん「あのバケモノを倒して来るから!!」
あま「いけいけクロミん!!」
クロミん「来いよ、バケモノ」
クロミん「ヒーローはここに居る」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
クロミん「喰らってやるよ!!くたばるまで!!」
クロミん「目には目を、歯には歯を」
クロミん「バケモノにはバケモノを!!」
クロミん「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっっっ!!」
私はバケモノの顔面に喰いつく。
眼球を引き抜き鼻を喰いちぎり吐き出す。
「お゛オ"ァ"ァ"ーッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
クロミん「今だァァァァ!!」
バケモノが怯んだすきにバケモノの胸に手を突き刺し、そのまま
クロミん「おりゃァァァァァァ!!」
心臓を引き抜いた。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
血を科学室全体にスプリンクラーのように吹き散らかしバケモノは呻き声をあげる。
クロミん「私はなぁ・・・友達傷つける奴が1番嫌いなんだよ!!」
私はそう言ってバケモノの心臓を握り潰した。
バケモノはもう動かない、醜い姿でピクピクとその場で震えているだけだった。
クロミん「あれ?私の姿・・・戻ってる?」
科学室の鏡で己の醜い姿を確認しようと鏡を見ると、もとの人間の姿に戻っていた。
クロミん「・・・・・・なんで?」
???「いやー!!素晴らしいですね!!実に素晴らしいです!!この可愛い僕が頑張ったで賞を贈呈いたしましょう!!感謝してくださいね!!この可愛い僕を助けたうえに賞までもらえるなんて!!名誉なことなんですからね!!」
そう言って謎の少女が頑張ったで賞と書いてある紙を渡してくる。
クロミん「あ、ありがとう」
???「貴方の花能力とっても強力ですね、この可愛い僕ですら今まで見た事が無かったタイプの花能力です」
クロミん「・・・花能力???」
ホソカ「おい、小学生」
急にホソカが不機嫌そうに少女に突っかかる。
ホソカ「どっから迷い込んだかは知らないけどな、小学生がこんな危険な所に来たらダメだろさっさと安全な場所に・・・」
パシーン!!
そう科学室に平手打ちの音が響き渡る。
小学生の少女がホソカに平手打ちをかましていた。
あま「ホソカ・・・小学生の女の子に叩かれてる・・・」
クロミん「ぷっ・・・」
ホソカ「っつ!?何すんだお前!!」
???「・・・じゃない」
ホソカ「は?」
???「むきー!!!僕は小学生じゃない!!この見た目でよく間違われますけどね!!僕は女子小学生なんかじゃないんです!!れっきとしたこの学校の生徒なんです!!」
クロミん ホソカ あま「え、ええええええええええええええええええええええええ!?」
あま「嘘でしょ・・・」
クロミん「小学生じゃないんだ・・・」
ホソカ「嘘つけ、どー見てもロリだもんお前」
???「嘘じゃないです!!証拠もあるんです!!ほら学生証!!」
クロミん「ほ、ほんとだ・・・」
ホソカ「このロリが高校生・・・!?」
???「ロリって言うな!!」
スパーダ「僕の事は愛情を込めて超絶可愛いスパーダちゃんとお呼びください!!」
クロミん「す、スパーダちゃんは・・・何者なの???」
スパーダ「良くぞ聞いてくれました!!」
スパーダ「超絶可愛いスパーダちゃんの個人情報がそんなに聞きたいですかぁ♡まあそうですよね!!こーんなに可愛い僕ですもんね!!聞きたくなっちゃいますよねぇ♡当然ですよね!!貴方達もスパーダちゃんにメロメロってわけですか!!あぁスパーダちゃんはなんて罪なのでしょうか♡」
あま「あ、めんどくさいタイプだこの子」
スパーダ「ならば教えて差し上げましょう!!」
スパーダ「僕の名前はミカエラ・フランシスカ・スパーダと言います!!日本人の母とドイツ人の父をもつ超絶可愛いハーフ美少女高校生なのですよ!!幼少期から科学者としての才能に目覚め植物研究の分野で突出した成績を収めた為、小学生から高校生へ飛び級したと言うわけです!!」
ホソカ「結局小学生じゃねーか」
スパーダ「そこ!!うるさいです!!可愛い僕に口ごたえしない!!」
スパーダ「容姿端麗、文武両道、八方美人で才色兼備なスパーダちゃんは特進クラスとしてこの学校の科学室で日夜研究を進めているのですよ!!この可愛いスパーダちゃんを助けた事はとても社会に貢献できた証なんです!!褒めて遣わしてスパーダちゃん直々にご褒美でもあげましょうか?今ならこの僕をなでなでしてもいいんですよ♡」
スパーダが上目遣いでホソカを見上げる。
ホソカ「お前、確かに容姿は悪くないけど、ロリには興味ないから」
スパーダ「なんですと・・・私の統計結果では日本人の8割はロリコンの筈なのに・・・反応しないとは。け、計算外ですね。まあそんなおっちょこちょいなスパーダちゃんも可愛いですね!!」
ホソカ「こんな可愛くない子供初めて見た・・・」
スパーダ「ツンデレですか?」
ホソカ「もう黙れお前」
スパーダ「まあいいです、そのうちスパーダちゃんの可愛さに気づく事違いありません。」
スパーダ「そんな事よりスパーダちゃんが話したかったのは」
クロミん「貴方の花能力の事についてです!!」
クロミん「あ、それさっき言ってた・・・」
スパーダ「貴方、名前は?」
クロミん「私は黒蜜クロミ、クロミんって呼んで」
あま「私は雨屋鳥 尼子だよ、あまちゃんって呼んでねー」
ホソカ「お前に名乗る名前なんてない!!」
あま「このメガネはホソカでいーよ」
スパーダ「ふんふん、分かりましたじゃあクロミんさん、あまちゃんさん、ホソカさんに説明してあげましょうか!!」
スパーダ「花人間の花能力について!!」
確かに死ぬのは怖い、この世の何より怖かった。でも、友達を失うのはもっと怖い。だから私の足はホソカと怪物に向かって動き出していた。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
触手が私の足に絡まり逆さ吊りにされる。
あま「クロミん!!」
クロミん「ああああ!!離せっ!!ホソカも離せっ!!くそっ!!くそっ!!」
私は懐からカッターナイフを取り出し触手の怪物を斬りつける。自分の腕を傷つけていた時みたいに深く深く傷をつけていく。しかし花人間はビクともしない!!
あま「私も参戦するよ!!クロミんだけに戦わせたりしない!!」
そう言ってあまがモップを持って駆け寄ってくる。しかしすぐ怪物の触手に絡め取られ首を締められてしまう。
あま「ヴッ゛・・・ばァ゛・・・はァ゛・・・」
ホソカ「アガアガッ・・・グフッ・・・」
あま「・・・ぐるじ・・・ぐろみ゛ん゛・・・」
ホソカ「ヒュー・・・ヒュー・・・ゴフッ・・・」
クロミん「もぅ・・・めろ・・・」
クロミん「もう・・・やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
クロミん「クソ怪物がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
クロミん「うわぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
一瞬天から神様が舞い降りて光が射したのかと勘違いした。私が我武者羅にそう叫ぶと、頭のチューリップが母に水をかけられた時のように鏡を見てない私でも分かるほど強く発光し、辺りを光で包む。
???「・・・・・・!?ピンクのチューリップが黒くなった・・・!?・・・まさかこれは・・・!!!?」
少女の声を聞いて科学室の鏡で逆さ吊りのまま自分の頭を確認する。少し眩しくて見えづらいが、確かにピンク色だったチューリップが真っ黒に染まっていた。
クロミん「黒い・・・チューリップ・・・??」
鏡をよく見ると、自分の手足も真っ黒に染まっていて、手足の先はバケモノのようにに鋭く尖り、手そのものが真っ黒で尖った鉤爪のようにになっていた。口にはガスマスクのような黒いツタが猿轡のように巻かれていて酸素が口元に送られてきていた。口はツタが巻かれていても分かるくらい鋭くなっていて鮫のような歯になっていた。ツタがお腹からも生えて身体に巻かれてるためおへそとお腹は晒されており肌の色は植物のような色に変色していた。
クロミん「なに・・・これ・・・?私・・・バケモノに・・・」
クロミん「いっ・・・嫌・・・嫌ァァァァァァ!!」
???「落ち着いてください!!」
???「この可愛い僕からのアドバイスです!!その力を使って2人を助けるんです!!」
クロミん「・・・・・・確かに、これなら助けられる・・・」
私は、バケモノになってでも大切な人は助けたかった。
クロミん「来いよ、バケモノ、私はここに居る」
クロミん「おりゃあ!!」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
私は鉤爪のようになった黒い手で自分の足に絡まった触手を引きちぎる。そのまま回転しながら足を斜めに、掌を垂直に床に着けて着地してバネのような反動をつけてまずはホソカの触手を解除しに向かう。彼が1番時間がないからだ。
クロミん「ホソカァァァァァァア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
ホソカの首を絞めている触手に赤子のように飛びつき全力でその触手を引きちぎる。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
触手を引きちぎる度に血が吹き出し私の顔が赤黒く染まる。バケモノもダメージは受けるようだ。
そのままホソカを抱き抱え教室の隅まで飛びそっと置いてあげる。
ホソカ「はぁ・・・はぁ・・・クロミん・・・なのか???」
クロミん「・・・こんな姿、見られたくなかったな。」
私は悲しそうにニッコリと笑った。
ホソカ「そうか、ありがとうクロミん、あまも助けてやってくれ」
クロミん「もちろん!!」
クロミん「あまちゃんを、離せっ!!」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
バケモノが叫ぶと触手が肥大化し一気に硬くなってしまう。
あま「うっ・・・うっ・・・はぁ・・・」
クロミん「離せっ!!離せっ!!」
クロミん「離せって言ってんだろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そう私が叫ぶとそれに呼応するかのようにガスマスクのような私の口を縛っていたツタが解けて私の口が顕になる。
クロミん「ん゛ん゛ンン゛ンンン゛ン!!」
私はそのまま太い触手を喰いちぎる為に噛み付いた。いつの間にか鋭く変化してしまった歯で触手に噛みつき細胞を喰い殺していく。触手の赤黒い血が思いっきり口の中と口の周りにベッタリつき私の顔は血飛沫で赤1色になる、まるでその顔は赤鬼だった。
口の中いっぱいに変な味が広がる。不味い、人の肉を食べてる気分だ。それでも私はあまちゃんのために触手を喰いちぎり続けた。
クロミん「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!あ゛ァっあ!!」
最後の1つを獣みたいに唸りながら喰いちぎりあまちゃんを救出する。
クロミん「はぁ・・・はぁ・・・あまちゃん・・・大丈夫?」
あま「・・・・・・」
クロミん「ごめんね、こんな姿見せちゃって」
あま「・・・・・・」
クロミん「だれも私のこんな醜い姿なんて見たくなかったよね・・・」
あま「・・・・・・ううん」
あま「かっこよかったよ!!クロミん!!」
あま「クロミんはスーパーヒーローだね!!」
あま「どんな姿になっても、クロミんはクロミんだよ!!」
涙が止まらなかった。
クロミん「うん・・・うん・・・ありがとう・・・あまちゃん・・・」
クロミん「じゃあ今からそのスーパーヒーローが」
クロミん「あのバケモノを倒して来るから!!」
あま「いけいけクロミん!!」
クロミん「来いよ、バケモノ」
クロミん「ヒーローはここに居る」
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
クロミん「喰らってやるよ!!くたばるまで!!」
クロミん「目には目を、歯には歯を」
クロミん「バケモノにはバケモノを!!」
クロミん「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっっっ!!」
私はバケモノの顔面に喰いつく。
眼球を引き抜き鼻を喰いちぎり吐き出す。
「お゛オ"ァ"ァ"ーッア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
クロミん「今だァァァァ!!」
バケモノが怯んだすきにバケモノの胸に手を突き刺し、そのまま
クロミん「おりゃァァァァァァ!!」
心臓を引き抜いた。
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」
血を科学室全体にスプリンクラーのように吹き散らかしバケモノは呻き声をあげる。
クロミん「私はなぁ・・・友達傷つける奴が1番嫌いなんだよ!!」
私はそう言ってバケモノの心臓を握り潰した。
バケモノはもう動かない、醜い姿でピクピクとその場で震えているだけだった。
クロミん「あれ?私の姿・・・戻ってる?」
科学室の鏡で己の醜い姿を確認しようと鏡を見ると、もとの人間の姿に戻っていた。
クロミん「・・・・・・なんで?」
???「いやー!!素晴らしいですね!!実に素晴らしいです!!この可愛い僕が頑張ったで賞を贈呈いたしましょう!!感謝してくださいね!!この可愛い僕を助けたうえに賞までもらえるなんて!!名誉なことなんですからね!!」
そう言って謎の少女が頑張ったで賞と書いてある紙を渡してくる。
クロミん「あ、ありがとう」
???「貴方の花能力とっても強力ですね、この可愛い僕ですら今まで見た事が無かったタイプの花能力です」
クロミん「・・・花能力???」
ホソカ「おい、小学生」
急にホソカが不機嫌そうに少女に突っかかる。
ホソカ「どっから迷い込んだかは知らないけどな、小学生がこんな危険な所に来たらダメだろさっさと安全な場所に・・・」
パシーン!!
そう科学室に平手打ちの音が響き渡る。
小学生の少女がホソカに平手打ちをかましていた。
あま「ホソカ・・・小学生の女の子に叩かれてる・・・」
クロミん「ぷっ・・・」
ホソカ「っつ!?何すんだお前!!」
???「・・・じゃない」
ホソカ「は?」
???「むきー!!!僕は小学生じゃない!!この見た目でよく間違われますけどね!!僕は女子小学生なんかじゃないんです!!れっきとしたこの学校の生徒なんです!!」
クロミん ホソカ あま「え、ええええええええええええええええええええええええ!?」
あま「嘘でしょ・・・」
クロミん「小学生じゃないんだ・・・」
ホソカ「嘘つけ、どー見てもロリだもんお前」
???「嘘じゃないです!!証拠もあるんです!!ほら学生証!!」
クロミん「ほ、ほんとだ・・・」
ホソカ「このロリが高校生・・・!?」
???「ロリって言うな!!」
スパーダ「僕の事は愛情を込めて超絶可愛いスパーダちゃんとお呼びください!!」
クロミん「す、スパーダちゃんは・・・何者なの???」
スパーダ「良くぞ聞いてくれました!!」
スパーダ「超絶可愛いスパーダちゃんの個人情報がそんなに聞きたいですかぁ♡まあそうですよね!!こーんなに可愛い僕ですもんね!!聞きたくなっちゃいますよねぇ♡当然ですよね!!貴方達もスパーダちゃんにメロメロってわけですか!!あぁスパーダちゃんはなんて罪なのでしょうか♡」
あま「あ、めんどくさいタイプだこの子」
スパーダ「ならば教えて差し上げましょう!!」
スパーダ「僕の名前はミカエラ・フランシスカ・スパーダと言います!!日本人の母とドイツ人の父をもつ超絶可愛いハーフ美少女高校生なのですよ!!幼少期から科学者としての才能に目覚め植物研究の分野で突出した成績を収めた為、小学生から高校生へ飛び級したと言うわけです!!」
ホソカ「結局小学生じゃねーか」
スパーダ「そこ!!うるさいです!!可愛い僕に口ごたえしない!!」
スパーダ「容姿端麗、文武両道、八方美人で才色兼備なスパーダちゃんは特進クラスとしてこの学校の科学室で日夜研究を進めているのですよ!!この可愛いスパーダちゃんを助けた事はとても社会に貢献できた証なんです!!褒めて遣わしてスパーダちゃん直々にご褒美でもあげましょうか?今ならこの僕をなでなでしてもいいんですよ♡」
スパーダが上目遣いでホソカを見上げる。
ホソカ「お前、確かに容姿は悪くないけど、ロリには興味ないから」
スパーダ「なんですと・・・私の統計結果では日本人の8割はロリコンの筈なのに・・・反応しないとは。け、計算外ですね。まあそんなおっちょこちょいなスパーダちゃんも可愛いですね!!」
ホソカ「こんな可愛くない子供初めて見た・・・」
スパーダ「ツンデレですか?」
ホソカ「もう黙れお前」
スパーダ「まあいいです、そのうちスパーダちゃんの可愛さに気づく事違いありません。」
スパーダ「そんな事よりスパーダちゃんが話したかったのは」
クロミん「貴方の花能力の事についてです!!」
クロミん「あ、それさっき言ってた・・・」
スパーダ「貴方、名前は?」
クロミん「私は黒蜜クロミ、クロミんって呼んで」
あま「私は雨屋鳥 尼子だよ、あまちゃんって呼んでねー」
ホソカ「お前に名乗る名前なんてない!!」
あま「このメガネはホソカでいーよ」
スパーダ「ふんふん、分かりましたじゃあクロミんさん、あまちゃんさん、ホソカさんに説明してあげましょうか!!」
スパーダ「花人間の花能力について!!」
応援ありがとうございます!
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