サキュバスクエスト

魔王 降臨

ハロウィーンの日 前編

唯と宇高歌の二人に対してナナミは言った。
『今日はハロウィーンだわ。貴女たちが魔物になって私は、とても嬉しいわ。これから新しい部下として魔王軍の為に働いてもらうわ。早速悪いけど貴女たちの産まれかわった姿を私とハルカに見せてほしいわ。』
『私にも見せて。お願い❗お願い❗』
ハルカもナナミの提案に賛同した。
『わかりました』
『はい。』
唯と宇高歌の新しい姿が御披露目された。

唯は、スタイルが良くてバストが大きく魅力的なサキュバスではなくバストが巨乳なウシ娘ではなくスタイルが良くて、美しくて歌声がいいマーメイドではなかった。
唯の美しいスタイルはそのまま
唯の背中から蝙蝠の羽が生えていた
口から鋭い牙が生えている。
爪が紅く鋭く伸びた。
耳は尖っている。
蝙蝠のマークがへその下にあらわれた。
瞳も紅くなっている
瞳も暗いところでも見れるようになった。
唇も紅くなっていた。

唯はバンパイアになった。

『唯。バンパイアになって気分はどう？』
『ナナミ様。ハロウィーンの日に私を魔物にさせて下さってありがとうございます。私は、バンパイアになって嬉しいです。人間だった頃を思い出すと馬鹿馬鹿しいです。人間の頃は悲しい過去です。これからバンパイアとして生きていきます』
バンパイアになった事を喜ぶ唯。
『これからは、ユイと名乗りなさい。』
『わかりました。ナナミ様』
阿久唯はバンパイア・ユイになった。
『ユイ。私からのプレゼントです』
ナナミはユイにバンパイアのマントを渡した。
『ナナミ様。ありがとうございます』
ユイはバンパイアのマントを手にいれ装着した。
『似合いますか？』
バンパイアマントを着て喜びを表現したユイ。
『ユイ。最高よ』
ナナミはユイをほめた。
『ありがとうございます』
ユイは笑顔で笑った。

宇高歌は、バストが大きくスタイルがいいサキュバスではなかった。唯と同じバンパイアでもなかった。
宇高歌のスタイルはそのままで髪は銀髪にかわった。
耳は獣ようにたっていて尻尾も出てきた。
獣のように爪も鋭く牙もでてきた
身体中に銀色の毛全身にでてきた。
シルバーウルフいや銀狼と呼ぶべきだと思う。

『歌。ワーウルフになってどう？』
『ナナミ様。ありがとうございます。人間だった頃が恥ずかしいぐらいです。私は今すぐ暴れたいぐらいです』
『これからウタと名乗りなさい。』
『わかりました。ナナミ様』
宇高歌はワーウルフ・ウタになった
『ウタ。私からのプレゼントです』
ナナミはウタにウルフの首輪を渡した。
ウタはウルフの首輪を手に入れた
『ありがとうございます。ナナミ様』
ウタはウルフの首輪を装着した

『唯ちゃん。歌ちゃんお似合いだよ』
『ありがとうございます。ハルカさん』
『ありがとうございます』
唯と宇高歌はハルカにお礼を言った。
ユイはウタに近づき
『ウタのワンちゃん。ふわふわで可愛いわ』
ユイはウタの毛並みを触った
ユイは、ウタの顎に触ってこきょこきょした。
『くすぐったいよ』
『ウタちゃん。可愛いもん。ワンちゃんだしね』
『私。ワンちゃんじゃなくて狼だよ』
『え！』
驚くユイ。
『ワォー❗』
ウタは狼のポーズをとって吠えた。

『二人ともこれから大事な事を言うわ』
『はい』
『貴女たちには、ハロウィーンだけど仕事してもらうわ』
『ナナミ様。仕事ですか？』
『そうよ』
『仕事は何をするですか？』
『ハルカ。説明をして』
『わかりました。ナナミ様』
『仕事の内容を言うわ』
『はい』
『はい』
『簡単に言うとこの大学を征服します』
『ええぇ❗』驚くユイ
『フフフ。ユイ。貴女はバンパイアなのよ』
『はい』
『ハルカ。説明を続けて』
『わかりました。ナナミ様』
再びレイの説明がはじまった。

ナナミとハルカは部下の二人を加え新たな作戦を練っていた。
ユイが通っていた大学を襲い大学生の魔物化計画である。

『楽しみですわ。私のクラスメイトや友らが魔物になりナナミ様の配下になるのは嬉しい限りですわ』
『私も協力するわ』
『ありがとう。ウタ』
『ユイ』
二人は魔物になっても友情を深めた。

『今から決行にうつすわ。今、この大学には結界張っているわ』
『はい』
『まず私の転移で移動するわ』
『はい』ユイとウタは返事した。
『移動したら別れて行動してほしいわ』
『はい』
『貴女たちの牙で女子学生を噛んで』
『仲魔にするですね』
『そうよ。』
『ナナミ様。男は？』
『え！(*_*)』
『すみません。男いますよ』
『男は眠らせなさい』
『はい』
『はい』
『貴女たちの牙には眠らせるのもあるわ』
『はい』
『屋上から下へ降りて仲魔を増やしていく作戦だわ』
『わかりました』
『はい』
『今から行くけど用意はいいかしら』
ナナミはユイとウタに聞いた
『大丈夫です』
『大丈夫です』
二人から大丈夫と聞いたナナミは
『いくわよ』
『転移』
ナナミの転移で移動した。
バンパイアになったユイとワーウルフになったウタは左右に別れ大学生を襲う作戦である。
ナナミとハルカは離れたところで二人の活躍を見ることにした。
ユイは羽を使い天井ギリギリに飛んで行く。
ウタは四つ足になり狼のように走っていた。

二人の獣が女子大学生を襲うのを離れた場所で見る
ナナミは不気味に笑みをした
『フフフ』
ナナミは笑った。

ユイは女子大学生２人の前にあらわれた。
『ハロウィーンの仮装。(*_*)』
『バンパイアだわ』
ハロウィーンなので女子大学生は何も違和感なかった。
『二人だね。ラッキーだわ』
ユイの攻撃。
ユイは電光石火で女子大学生に襲いかかった。
あまりにも早かったので女子大学生は動けなかった。
ユイは１人の首に牙をいれた。
『いただきます』
ユイは女子大学生の血を吸っている
『美味しいわ』
ユイは血を吸っている。
『ごちそうさま』
ユイは女子大学生の吸血が終わり女子大学生は倒れた。
『次は貴女だね』
『来ないで。来ないで』
女子大学生は、怖さで動けなかった
『私は貴女に襲ってはしないよ。』
ユイは笑った
『え。来ないの？』
『私ではなくあの子だよ』
ユイは先ほど吸血した女子大学生を指した
『京子』
女子大学生は倒れている女子大学生に京子と呼びかけた。

すると女子大学生の身体の変化が出てきた。
女子大学生はいつの間にか裸になっていた。
耳が尖りエルフの耳みたいになった。
爪も鋭くのびてきた。
瞳は紅くなっている
背中からコウモリの羽が出てきた。
へその下にコウモリのマークが出てきた。
口から牙が出てきた。

『京子ちゃん。バンパイアになった気分はどう？』
『ユイ様。私は最高の気分です。ハロウィーンの日で私は嬉しい限りです』
『私の眷族になったからね』
『ユイ様。ありがとうございます』
『京子ちゃん。あそこにいる女子を眷属にするのよ』
『わかりました。真奈をバンパイアにしますわ』
ニヤリした京子。
『京子。来ないで』
怯える真奈
『真奈。バンパイアになるのよ』
京子は真奈に襲いかかった。

真奈は後ろに下がったがバンパイアになった京子は
１枚も２枚も上だった。
京子のスピードで真奈を圧倒した。
『真奈。いただきます』
京子の牙が真奈の首に入った
京子は吸血がはじまった。
京子は真奈の血を吸っている
『ごちそうさま。ありがとう真奈』
京子は吸血が終わって真奈はこの場で倒れた。

しばらくすると真奈の身体に変化があった。
真奈は、いつの間にか裸になっていた。
耳が尖りエルフの耳みたいになった。
爪も鋭くのびてきた。
瞳は紅くなっている
背中からコウモリの羽が出てきた。
へその下にコウモリのマークが出てきた。
口から牙が出てきた。
『真奈。バンパイアになったね』
『京子。ありがとう』
『二人とも私の眷属だからね』
『はい』
『ユイ様。わかりました』
京子と真奈は、バンパイア・ユイの眷属になった。