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98.遠坂喜一

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三浦が逮捕されたのと同時に、宇野智雪が重傷を負ったのは警察としての認識が甘かったとしか言い様がない。三浦和希が直前に高校生を相手にしたと思われた事と進藤の証言が噛み合わなかったことで、進藤の証言が虚偽なのではないか、もし進藤の証言が真実だとしても三浦が写真での記憶保持はできなかったのではと一課の大部分が考えてもいたからだ。その為一課では宇野智雪への警告の必要性について、その殆どが重要視しなかった。予測だけで一般の人間にあなたとあなたの身の回りの人間が殺人鬼に狙われていますなんて、そうそう言えるわけがない。確証もないのに悪戯に怯えさせるわけにいかないのは当然のことだから、警告が直ぐされなかったのはやむを得ない。せめて松下達三人が三浦の手にかかった可能性があると思われれば、話は違っただろうが今更それを言っても遅い。

「何でそう分かっていたんなら、早く教えてくれなかったんですか?!それに何で早く捕まえてくれなかったんですか?!」

宮井有希子は娘の監禁から既に二ヶ月も経とうとしているのに三浦の情報はマスコミには秘匿のままだし、また三浦に襲われかけた娘と甥の息子、そして重傷をおった甥に憤っていた。宮井一家が宇野智雪の唯一親戚だというのだから、それで怒りを感じない訳がない。頭を下げても手術室にいる宇野の容態がハッキリするまでは俺も不動も生きた心地がしなかったが、彼女達の苦悩の方が俺達なんかより遥かに強いのは分かっている。あの時悪いことに悪いことで帰すのは良くないと告げていた宮井麻希子でさえ、青ざめて凍りついた顔のまま宇野の血なのだろうか血塗れの手で宇野の子供らしい栗毛の少年をしっかりと抱き締めていた。

それでも絶望はしないんだな……

そう思ったのは彼女の強い瞳が揺るがずに手術室の扉を見つめて、怒りもなく哀しみもなく涙を流すこともなく光っている。あの時も彼女は取り乱すこともなく冷静に時を数えていたが、今もまた宇野智雪が来るのを待っているようだ。まだ高校生の筈なのに宇野の息子抱き締めた手は、まるで実の母親のようで何だか胸が締め付けられる。

母親ってのは……血の繋がりだけじゃないんだろうな……

上原春菜のような母親もいれば、上原杏奈のような母親もいる。宇野の息子の母親は既に死んだと言うが、宇野の息子にとっては宮井麻希子が母親なのかもしれない。上原の子供は手術の後の経過もよく既に退院して、上原杏奈の事は知らないまま養父母の元で穏やかに暮らしている。
薄暗い通路の向こうにいる宮井麻希子の姿を見つめながら、俺の息子は死の直前に何を思ったろうとボンヤリと考えていた。



※※※



宇野智雪の手術は無事終了し、何とか一命はとりとめた。暫く意識がなかったと言うが、数日後に意識も戻ったという。
正直三浦に襲われた時、傍にいた宏太があの聴力でいち早く異変に気がついたのと、澪の息子・鳥飼信哉が一緒にいたのは本当に宇野智雪にとって幸運だった。
騒ぎが起きたのは駅前から続く商店街の多い通りだった。元々車両の侵入のない歩行者用の道路で、時刻は平日の夕暮れ時。宮井麻希子と宇野衛だけでなく、それ以外にも親子連れや学生、会社帰りのサラリーマンなんかが大勢歩いていた。そんな矢先、海外製の高価なフォールディングナイフを振る殺人鬼が現れたんだ。鳥飼信哉はアーミーナイフかと思ったと言うがよくある十徳ナイフなんかじゃなく、三浦が使用していたのは鞘を必要とする堅牢なもので危険性が高い。しかも一番先にナイフを向けたのは、宮井麻希子と宇野衛だった。宏太が声をあげなければ宮井麻希子の方が先に刺されていただろうし、宇野衛が三浦に怯えて父親の方に駆け出せば逆に三浦の真横を通り抜ける。宮井麻希子はその為必死に宇野衛を背にしていて、逆に逃げようと背後を見せなかったから三浦の動きがよく見えていたようだ。それでも宇野智雪が間に入って助けなければ、高さ的には宮井麻希子の心臓が一突きされていた。全てがギリギリの状況でいるなかに、鳥飼信哉がいたのは奇跡的だ。
丁度騒ぎが起きた時、その傍にいた数人がそれぞれのスマホで動画を撮っていて、任意で提出して貰った動画に映っていたのは特撮か映画の世界だった。最初に見た不動がポカーンと口を開けたまま余りにも瞬きすらしないのに、同僚達もどれどれと覗きこみ一様に同じ顔になる。当の鳥飼信哉は幾つかナイフの切傷は負ったが殆ど皮一枚切れた程度で、三浦の攻撃の合間に七センチ程しかないナイフの刃だけを狙い済ましてへし折っていた。

「鳥飼さん、あんた何者なの?」

不動が唖然として聞くのに鳥飼信哉は、子供の自分に合気道や空手なんかを少々と言葉を濁したらしい。少々な訳ないだろと誰しも思っていただろうが、実際に映像があるのだから何とも言えなかったろう。こんな直ぐ身の回りの環境にとんでもない人間がいたもんだと一課の連中が呆れながらも、署内でも合気道をやっている何人かが「あの」鳥飼?!とやがて騒ぎだしたのに鳥飼信哉の方はこうなるのが嫌だったと言いたげだ。
兎も角鳥飼信哉のお陰で、半年以上も世の中を逃げ回っていた三浦和希は逮捕された。前回の五人の殺人と三人の重傷者をだしたが、今回は三人の殺人と四人の重軽傷者、そして関与が疑われるのは上原杏奈の致死を初めとする五人の事故死や自殺。下手すると八人もの人間を殺しているかもしれないが、恐らく立件できるのは三件だけ。それでも前回の一ヶ月もない期間と今回の半年、たかだか八ヶ月に満たない期間で八人を殺して七人を殺しかけた。

月二件の凶悪犯だな……。

今や拘束着を着せられてスポンジの壁の部屋におかれていて、経過を見て拘束を解かれるかということらしい。何しろ何もない監禁された部屋で、こいつが看守の喉笛を噛みきったのだから。それに投薬が切れたことで暴れたり自傷行為を起こさないようにも注意しての取り調べが、ソロソロと行われている。

それにしても投薬がなんだったか分からないが、そのわりには全く幻覚も幻聴もないな。

逮捕から既に一週間が経つが、依然として大人しいままの三浦に一課の連中はかなり戸惑っている。服用が出来なければ廃人になるだろうと言った進藤の言葉の通りにならないが、大人しくしかも口もきかないままの三浦に以前の退行状態に戻ったんじゃないかと考え始めた奴等もいるようだ。

「遠坂さんはどう思う?」

不動に問いかけられ、俺は素直にあり得ないなと答えた。隔離室に入れられた最初の時は兎も角、薬がどんなものかも分からないし、何より三浦は既に退行したふりをしていた期間が存在する。今のたった一週間大人しくするくらい、二年も大人しくされるままでいたのに比べれば大したことではない。少なくとも拘束着は脱がしても部屋からは出さない方がいいし、傍によるのも危険だと俺は思う。そう答えた俺に不動は、そうかと呟き真摯な顔で頷いた。

兎も角、三浦は逮捕された。

俺自身の身の回りの整理は大部分終わって、後は何時でもここを引き払うことは可能だ。竜胆ファイルは調べた資料も含めて全て風間の家に移したし、風間に必要そうな本なんかもくれてやった。ある程度売れるものは売ったし、まあ俺に出来ることはやり終えたという感じだ。ガランとしたアパートをでて、病院に向かうと入り口に不動が立ち尽くしている。三浦の事も進藤の事もどちらも忙しいに違いない、普段に比べて草臥れ感が三割まし位に見えて苦笑いが浮かぶ。

「忙しいか?」
「奴さん、遠坂さんが大好きみたいだぞ?お前さんとなら話すってよ。なに飴玉にしてんだ?」
「人柄。」
「嘘だろ?どんな奇特な趣味だよ。」

下らないことを言いながら、恐らくこれが最後の会話になるだろうなと俺は心の中で考える。進藤の足のギプスはそろそろとれるし、そうなれば幾つかの事件の立件も始まって進藤自身がここから移動するに違いない。三浦の方は精神状態次第だが、少なくとも病院か刑務所のどちらかから一生社会には出られないだろう。

「よぉ、遠坂。和希は捕まったって?どんな奴があれを止められるんだ?」
「あー町のスーパーヒーローが、怪我もなしでアッサリと捕まえたぞ。」

そう言うと進藤は珍しく驚いたように目を丸くして、以前より顔色のよくなったように見える皮肉な笑みを浮かべた。

「外崎か?」
「まさか、宏太はめくらの障害者だ。世の中にはもっと凄いのが普通の顔で彷徨いてんだよ。」

少なくともこれは嘘ではないし、進藤の方もそれには気がついたようだ。そして俺の様子が普段と違うのに気がついた様子で、進藤は微かに目を細めると普段はしていないネクタイを指差す。

「話すのもこれで最後ってことかね?それは。」
「鋭いな、まあそうだろうな。」
「ふぅん……ところで、おたく、上原杏奈を殺した奴は目星がついてるのかい?」

唐突な言葉に俺は、一瞬虚を突かれて黙り込んだ。疑問ではあったが、三浦の可能性という一言で済ませていた。

「和希は女は殺らないぞ?遠坂。」

それは確かにその通りだ。今まで怪我はさせているが、実質殺したのは男だけ。しかしそう言いきる進藤には、確信があって話しているようだ。女は殺さない、だけど、上原杏奈は死んだ。じゃあ誰が?真名かおるに振り回された他の誰かか?何しろ、

「自分が真名かおるだと言っていたが……。」
「真名かおるか、随分警察も振り回されてるよな?居もしない女に。」

断言する言葉に俺が眉を潜めるのを、進藤は気にした様子もない。宏太は居ると言ったが、この男は途中から真名かおるは架空の女だと断言していた。志賀松理を見立てたと考えたようだが、まだそう思っているのだろうか。

「志賀松理?ありゃかまをかけただけだ。あれは違う。」
「じゃ何で居ないと断言できる?別な女かもしれないだろ?」

その言葉に進藤が初めて笑みを消して、指を折りながら呟く。

「茶色がかった黒髪、露出の多い服、明るい場所にはあまり姿を見せず、《random face》に出没。大概は夜半頃徒歩で姿を消す。終電などは使わない、タクシーもなし。化粧品の購入は花街と駅前で、着用したワンピースの販売店は駅の反対側。」

俺はその言葉に目を丸くする。進藤は警察以上に真名かおるの事を綿密に調べていて、宏太や惣一とは違う方面からアプローチしていた。しかも今言った言葉はどう考えても、真名かおるが存在していると言っているようなものだ。

「似たような女と早朝近くに歩く金髪の男も居たがな。」

金髪と言えば当時の三浦の事だ。つまり真名かおるが居たのをこの男は確信しているのに、居ないと断言していた。一体どういう意味だと眉を潜めると、進藤は俺の顔に呆れたように目を細める。

「頭が固いな、単純だろ?当時真名かおると名乗る女はいたが、真名かおるという人物は今は居ない。つまり、本当の名前の別な人間が生きてるだけだ。しかも今じゃ恐らく真名かおるがしたことも覚えてない。」
「覚えてない?」
「探っても何もでない。反応もしない。」

どういう意味だと目を細めると、進藤は更に糸のように目を細めて見たことのない笑顔を浮かべる。

「真名かおるはもう消えた。完全にこの世から消え去ったんだよ。」

まるで見ていたようなと思った瞬間、こいつが宏太の店に入って宏太の無惨な姿を見ていたのを思い出した。つまりこいつは当時から三浦和希をずっと監視していて、当然真名かおるを知っている。今更だが進藤隆平は真名かおるの顔を見て、どんな女だか知っているのだ。その進藤が真名かおるは存在しないと、断言している。

真名かおるは当に死んでる……。

なら何故三浦が探し続けるのを止めようとしないのか。死んでいると教えて、自分の配下にしてしまえば、もっと扱いが楽ではないのか?俺の顔に出た内心を見透かすように悪意の塊が口元を歪めて、微かに低く笑うと口を開いた。

「写真、取り上げたんだろ?和希の。」
「……当然だ。」

だろうなと進藤は言うとクツクツと肩を震わせて笑い始めた。それは今までここで話してきた進藤が、一番進藤らしく本心から楽しげに笑っているように見える。

「何日たったかな?一週間たったか?」

確かに三浦和希が捕まってから一週間がたとうとしている。断薬の可能性があるから拘束着を着せて、スポンジの壁の部屋に入れられたままの三浦和希。大人しく暴れることもなければ、話しはしないが素直に命令に従う姿に、断薬症状はないのではないかと一課の連中が考え始めている。

「薬……飲ませてないのか?とっくに。」

にぃと口元が笑みで縁取られていく。当の昔に薬は飲ませていない、数ヶ月姿を見せたり消したりしている間に、とっくに薬は飲ませていない。何しろ人の顔以外の記憶は確かなら、それがどんな薬か説明すれば理解するし必要性があれば断薬も可能なはずだ。なら何故進藤は一週間を繰り返すのか?一週間……

一週間もすれば顔なんか忘れる。

石倉が言った言葉が頭を過る。写真を取り上げて日々取り調べを受ける人間の顔だけ見ている三浦は、隔離室で石倉に弄ばれていた時と何も変わらない。あの時三浦はどんな思いで石倉を見ていたのか。

「最後の最後にモンスターを作ったな。」

不意に笑う進藤に俺は凍りつく。写真を見て好きなようにしろと言った、そう進藤は告げた。写真の中には宇野衛も入っていてこんな子供も対象かとゾッとしたが、好きにしろの意味が何もしなくてもいいも含まれるなら?あの写真に違和感があったのが一人いた。どちらにも害になっては居ない筈、それどころか身内といえる女。
倉橋亜希子。

「もしかして倉橋亜希子が三浦の世話をしてたのか?」
「あれは不思議な女だよ。死んでも構わないのか、和希にも平然としててな、お陰で和希もあれの言うことは聞く。だけど、あれの事も忘れたろうな。」

倉橋亜希子の言うことは聞いた。だけど、その関係性も既に三浦は忘れ去ってしまったからもう誰の命令も聞かないし、記憶がなくとも唯一絶対の存在の真名かおるは当に死んでしまっている。だが三浦は拘束着を着て隔離されているのだ。それなのに不安だけが膨らんで俺は腰をあげると、進藤は賑やかな声でそれじゃあなと言う。
九人分の写真に踊らされた。
全部が全部抹殺対象じゃなく、一人が三浦を制御できる可能性を持った存在だ。扉を開くといる筈の不動の姿がなく俺は辺りを見渡す。本来ならいる筈の、警察官の姿もないがベットから立つのに人の手を利用しないとならない進藤より問題は三浦の方だ。俺は少し躊躇ったが苛立ちながらネクタイを緩めると一先ず不動の姿を探して歩き始めていた。



※※※



一つの事に固執すると周りが見えなくなるもんだな。

進藤隆平は穏やかに窓の外を眺めて、そう心の中で呟く。自分自身も今までそうだったのだから人の事は言えないが、警察の中ではまぁまぁ理解力がありそうな遠坂喜一ですら目の前の問題に気がつかなかったようだ。写真は取っ掛かりに過ぎないし、訓練はその写真から何を連想するか自分で考えるためだ。顔から何を思い浮かべるか、その顔というアイコンがあいつにとってどんな存在かは和希次第。
和希にとっては倉橋亜希子や上原杏奈のアイコンが、真名かおるを思い起こさせた。真名かおるはあいつにとっては必要なもので、あいつが悪事を働くためにはなくてはならない。しかも消えたなんて言っても顔というアイコンからでは理解できないから、和希は生きてる限り永遠に真名かおるを探して悪事を重ねる。誰か代わりになる真名かおるを与えておけば、少しは大人しく生活できるかと試したが無理だった。外に出れば真名かおるを探して、アッサリと人を蹴り殺す。和希を止めるには、裁判やなんやという前にさっさと殺すしかないだろう。

もうあれは完全なモンスターだからな。

そんなものを産み出した祖父には笑うしかない。自分が育てた悪意に飲み込まれて史上最悪の化け物を産み出したのだから、今頃は息子と妻と共に地獄で火炙りにでもされてもがき苦しんでいる筈だ。誰しも心の底に悪意を秘めているが、それを表に出すか出さないかは自由。そうして進藤はベットの上で、次第に足音が近づいてきているのに気がつくと穏やかな気持ちで窓の外を眺めていた。
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