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3月
323.ワイルドストロベリー
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3月29日 水曜日
家に独りにはしておけないとママに言われて一緒に買い物に出た私。そうしたらスーパーの入り口で源川先輩と鉢合わせることになった。
並んで歩いて買い物をしてると、源川先輩の籠の中も見えるわけで、先輩あんまり日持ちしないものが多いのは今日とか明日の食材なのかな?って聞いたら割合2日分位で買うんだって。それじゃ学校始まったら大変ですよねって、作りおきしないんですかと聞いたら作りおきは全然してないんだって言う。
「なんか作りおきって、スーパーの惣菜みたいなイメージなんだよなぁ。」
「あー、主婦舐めてますね?」
私の口調にママが苦笑いをしてる。ママってばこの間のお見舞いの時になんだかお兄ちゃんみたいねと言うんだけど、こんなお兄ちゃん遠慮するから。大変なんだよ?!ママ。そんなママは何故かもう先輩を名前で読んでいる。
「そうねぇ、作りおきで時短はありよ?仁聖君。」
「作りおきしても美味しいってあるよね?ママ。唐揚げなんか大量に揚げて、酢鳥にしたりしておくと衛が喜ぶんですけど。」
そう言うと先輩は納得したみたいに目を丸くした。おんなじ味の作りおきじゃ確かに惣菜感はぬぐえないよね。私だって連日ただの唐揚げじゃ飽きるもん。酢鳥もいいけど鳥チリもいいんだよ、油淋鶏もいいし。
「あー、成る程ね。その日に食べるのと、別な味でってことか。」
「大量に作ると美味しいってものもあるものね。」
確かにカレーやビーフシチューなんかは、少量より大量に作った方がずっと美味しいよねって言うと先輩は感心したみたい。ルーだけならカレーやシチューも冷凍しておけるわよってママが言ったのに先輩は、えええ?!って驚いている。え?冷凍しないの?食べきり?!逆に驚くんですが!先輩ってば家の冷凍庫、アイスと氷しか入ってないなんて言うんだよ?!冷凍食品使わないの?!家なんて冷凍庫入んないってなる時もあるのに!
「なに冷凍すんですか?有希子さん。」
「あら、名前なんてビックリしちゃうわね。……そうねぇ。」
突然の名前呼びってそういうところがホストっぽいよ、先輩!私の視線に気が付いた先輩がなら何て呼べって言うんだって顔をする。う、確かに。お母さんじゃないしなぁ……
「茸は基本冷凍してるし、後は肉魚、貝類、パン、ご飯、時季によってトマトとかトマトソースとかも冷凍してるわね。」
「茸?」
「茸は冷凍した方が旨味が増すし、そのままより長期保存ができるのよ?」
ええ?って顔してるけど、え?先輩って本気でその時使う分だけ購入?!家なんか常備でフリーザーバックにシメジもえのき茸も椎茸も、マッシュルームだって冷凍してあるし、ナメコもあるんだけど。キチンと冷凍しておけば二ヶ月くらい後でも問題ないけど。肉魚は知ってるらしいけどその都度買うって、えー安い時に買って保存とかないの?!しかも主食冷凍したことないって!!うう、余裕がある主婦みたいな事いってる!ママもあまりに感心する先輩に、苦笑いしながら口を開く。
「お母様とかは、冷凍してなかったの?」
「してただろうとは思いますけど俺両親が早くに死んでるんで、そういうこと何にも知らないんです。」
え?!ちょ、何?!先輩?!今サラッと問題発言ですよね?!ママも驚いたみたいだけど、それは大変だったのねと穏やかな声で言ってる。幸福な家庭で無邪気に育ったんだとばかり思ってたのに、って頭の中で考えてたらふっと先輩が視線を前に向けたのが分かった。
「あれ?了だ。」
思わず口にしたらその声が聞こえたらしく、少し前を歩いていた男の人が振り返った。その人は先輩をながめてから、真っ直ぐに私の顔を見つめたけど、もう一度先輩に何気なく視線を返した。あれ?今私の事見たよね?気のせい?
「何だよ、ここら辺テリトリーか、お前。」
「お前に言われたくない。」
剣呑な雰囲気で始まった二人の会話に、仁聖の背後からオズオズと私は口を開く。
「お友達ですか?」
「違う、嫌いなヤツ。」
何でか最後の言葉は二人揃ってしまって、二人とも揃って苦い顔になっている。言葉のわりに仲良さそうだなぁ、なんか兄弟みたいな感じだななんて勝手なことを考えながら見上げると、またその人はジッと真正面から私の事を見つめてくる。悪い印象で見てる感じではないけど、何か凄い観察されてる気がする。
「あの、何ですか?何か顔についてます?」
「あ、ごめんな、不躾に。可愛い顔してるなと思って。」
ニッコリ優しく笑いかけながらそう言われて、思わず照れてしまう。先輩のお友だちだしと思って宮井麻希子ですと頭を下げと、その人は目を丸くしてああと呟いた。でも何でかな、最初から私の事を知ってたみたいな感じで、名前を聞かなくてもわかってたみたいな感じがする。
「雪の彼女ちゃんか。」
「雪ちゃんの事……知ってるんですか?」
「ん、友達の友達ってとこだけど。そっか、元気そうで良かった。」
その言葉でこの人が私に起きていた事を知っているのに気がつく。何でって思ったら、少し探すのを手伝ってたんだと声を潜めて話してくれる。雪ちゃんは詳しく教えてくれなかったけど、こういうことに詳しい探偵みたいな友達がいてって言ってたからこの人の事なのかな。
「気にかかってたんだ、大変だったな。」
凄く優しく微笑まれてそう言われる。若そうに見えるけど、探して居場所の検討をつけれる位だから凄い人なんだろうなぁって思うけど、普通にお買い物するんだ。ちょっとそんなことに感心してしまう。名前を聞くとお兄さんは、穏やかな笑顔で少しはにかむような顔をする。
「俺は…外崎、了。」
「了さんですね。」
うんと笑うお兄さんはママに何気なく夕飯の献立はどうするんですか?とママに話しかける。ちょっと源川先輩に感じが似てるけど、了さんは穏やかだし落ち着いてて、大人だなぁ。ママが春キャベツでロールキャベツと貝で何か作る予定なのと話すと、了さんは成る程と言いたげに微笑む。
「いいですね、ロールキャベツか、参考にしてもいいですか?小さく作れば家のヤツも食べれるかも。」
「小さく?」
了さんの彼女さんなのかな?奥さんなのかな、お相手の人は目が悪いんだって話してくれる。だからあんまり細かいものとか大きいものだと、目が見えないから食べにくいらしい。凄いなぁ、探偵さんで、恋人さんの事大事にしてるんだ。食材もだけど目が見えないからスプーンを使うことが多くなっちゃうんだって、確かにそうかも目が見えなくて箸で摘まむって無理だよね。そうするとどうしても主食中心のワンプレートになっちゃうらしくて、分かるかも…スプーンで食べるご飯ってなると何かイメージってオムライスとかカレーとかになるもん。出来ればちゃんとバランスよく食材を使って食べさせたいって考えてるのが分かって、少し考えた風なママがあらと言いたげに口を開く。
「トレイとかに乗せて、決まった場所に決まった皿を置くって決めれば普通の料理でもいいと思うわよ?勿論オカズは一口大てしょうけど。」
「トレイですか?」
実際に視力障害がある人が食事をする時には、トレイにセットする方法が多く使われてるんだって。決まった位置に決まったものが出てくるのを覚えると、普通とあまり変わらない食事も出来ちゃうんだっていう。
「でも、ママ見えないんだよ?」
「見えなくても、定位置さえ分かれば大丈夫なものなのよ?お家の中とか慣れた場所ならぶつかったりしないで歩けるでしょ?その方。」
そうなんだって私が素直に感心している横で、了さんが確かに慣れた場所では自由にウロウロしてますとママに答えている。尊重と愛情ってバランスが必要なのよって言うママの意見に勉強になりますと頭を下げた了さんに、それにしても二人とも偉いわねぇと二人を眺めていた。
家に独りにはしておけないとママに言われて一緒に買い物に出た私。そうしたらスーパーの入り口で源川先輩と鉢合わせることになった。
並んで歩いて買い物をしてると、源川先輩の籠の中も見えるわけで、先輩あんまり日持ちしないものが多いのは今日とか明日の食材なのかな?って聞いたら割合2日分位で買うんだって。それじゃ学校始まったら大変ですよねって、作りおきしないんですかと聞いたら作りおきは全然してないんだって言う。
「なんか作りおきって、スーパーの惣菜みたいなイメージなんだよなぁ。」
「あー、主婦舐めてますね?」
私の口調にママが苦笑いをしてる。ママってばこの間のお見舞いの時になんだかお兄ちゃんみたいねと言うんだけど、こんなお兄ちゃん遠慮するから。大変なんだよ?!ママ。そんなママは何故かもう先輩を名前で読んでいる。
「そうねぇ、作りおきで時短はありよ?仁聖君。」
「作りおきしても美味しいってあるよね?ママ。唐揚げなんか大量に揚げて、酢鳥にしたりしておくと衛が喜ぶんですけど。」
そう言うと先輩は納得したみたいに目を丸くした。おんなじ味の作りおきじゃ確かに惣菜感はぬぐえないよね。私だって連日ただの唐揚げじゃ飽きるもん。酢鳥もいいけど鳥チリもいいんだよ、油淋鶏もいいし。
「あー、成る程ね。その日に食べるのと、別な味でってことか。」
「大量に作ると美味しいってものもあるものね。」
確かにカレーやビーフシチューなんかは、少量より大量に作った方がずっと美味しいよねって言うと先輩は感心したみたい。ルーだけならカレーやシチューも冷凍しておけるわよってママが言ったのに先輩は、えええ?!って驚いている。え?冷凍しないの?食べきり?!逆に驚くんですが!先輩ってば家の冷凍庫、アイスと氷しか入ってないなんて言うんだよ?!冷凍食品使わないの?!家なんて冷凍庫入んないってなる時もあるのに!
「なに冷凍すんですか?有希子さん。」
「あら、名前なんてビックリしちゃうわね。……そうねぇ。」
突然の名前呼びってそういうところがホストっぽいよ、先輩!私の視線に気が付いた先輩がなら何て呼べって言うんだって顔をする。う、確かに。お母さんじゃないしなぁ……
「茸は基本冷凍してるし、後は肉魚、貝類、パン、ご飯、時季によってトマトとかトマトソースとかも冷凍してるわね。」
「茸?」
「茸は冷凍した方が旨味が増すし、そのままより長期保存ができるのよ?」
ええ?って顔してるけど、え?先輩って本気でその時使う分だけ購入?!家なんか常備でフリーザーバックにシメジもえのき茸も椎茸も、マッシュルームだって冷凍してあるし、ナメコもあるんだけど。キチンと冷凍しておけば二ヶ月くらい後でも問題ないけど。肉魚は知ってるらしいけどその都度買うって、えー安い時に買って保存とかないの?!しかも主食冷凍したことないって!!うう、余裕がある主婦みたいな事いってる!ママもあまりに感心する先輩に、苦笑いしながら口を開く。
「お母様とかは、冷凍してなかったの?」
「してただろうとは思いますけど俺両親が早くに死んでるんで、そういうこと何にも知らないんです。」
え?!ちょ、何?!先輩?!今サラッと問題発言ですよね?!ママも驚いたみたいだけど、それは大変だったのねと穏やかな声で言ってる。幸福な家庭で無邪気に育ったんだとばかり思ってたのに、って頭の中で考えてたらふっと先輩が視線を前に向けたのが分かった。
「あれ?了だ。」
思わず口にしたらその声が聞こえたらしく、少し前を歩いていた男の人が振り返った。その人は先輩をながめてから、真っ直ぐに私の顔を見つめたけど、もう一度先輩に何気なく視線を返した。あれ?今私の事見たよね?気のせい?
「何だよ、ここら辺テリトリーか、お前。」
「お前に言われたくない。」
剣呑な雰囲気で始まった二人の会話に、仁聖の背後からオズオズと私は口を開く。
「お友達ですか?」
「違う、嫌いなヤツ。」
何でか最後の言葉は二人揃ってしまって、二人とも揃って苦い顔になっている。言葉のわりに仲良さそうだなぁ、なんか兄弟みたいな感じだななんて勝手なことを考えながら見上げると、またその人はジッと真正面から私の事を見つめてくる。悪い印象で見てる感じではないけど、何か凄い観察されてる気がする。
「あの、何ですか?何か顔についてます?」
「あ、ごめんな、不躾に。可愛い顔してるなと思って。」
ニッコリ優しく笑いかけながらそう言われて、思わず照れてしまう。先輩のお友だちだしと思って宮井麻希子ですと頭を下げと、その人は目を丸くしてああと呟いた。でも何でかな、最初から私の事を知ってたみたいな感じで、名前を聞かなくてもわかってたみたいな感じがする。
「雪の彼女ちゃんか。」
「雪ちゃんの事……知ってるんですか?」
「ん、友達の友達ってとこだけど。そっか、元気そうで良かった。」
その言葉でこの人が私に起きていた事を知っているのに気がつく。何でって思ったら、少し探すのを手伝ってたんだと声を潜めて話してくれる。雪ちゃんは詳しく教えてくれなかったけど、こういうことに詳しい探偵みたいな友達がいてって言ってたからこの人の事なのかな。
「気にかかってたんだ、大変だったな。」
凄く優しく微笑まれてそう言われる。若そうに見えるけど、探して居場所の検討をつけれる位だから凄い人なんだろうなぁって思うけど、普通にお買い物するんだ。ちょっとそんなことに感心してしまう。名前を聞くとお兄さんは、穏やかな笑顔で少しはにかむような顔をする。
「俺は…外崎、了。」
「了さんですね。」
うんと笑うお兄さんはママに何気なく夕飯の献立はどうするんですか?とママに話しかける。ちょっと源川先輩に感じが似てるけど、了さんは穏やかだし落ち着いてて、大人だなぁ。ママが春キャベツでロールキャベツと貝で何か作る予定なのと話すと、了さんは成る程と言いたげに微笑む。
「いいですね、ロールキャベツか、参考にしてもいいですか?小さく作れば家のヤツも食べれるかも。」
「小さく?」
了さんの彼女さんなのかな?奥さんなのかな、お相手の人は目が悪いんだって話してくれる。だからあんまり細かいものとか大きいものだと、目が見えないから食べにくいらしい。凄いなぁ、探偵さんで、恋人さんの事大事にしてるんだ。食材もだけど目が見えないからスプーンを使うことが多くなっちゃうんだって、確かにそうかも目が見えなくて箸で摘まむって無理だよね。そうするとどうしても主食中心のワンプレートになっちゃうらしくて、分かるかも…スプーンで食べるご飯ってなると何かイメージってオムライスとかカレーとかになるもん。出来ればちゃんとバランスよく食材を使って食べさせたいって考えてるのが分かって、少し考えた風なママがあらと言いたげに口を開く。
「トレイとかに乗せて、決まった場所に決まった皿を置くって決めれば普通の料理でもいいと思うわよ?勿論オカズは一口大てしょうけど。」
「トレイですか?」
実際に視力障害がある人が食事をする時には、トレイにセットする方法が多く使われてるんだって。決まった位置に決まったものが出てくるのを覚えると、普通とあまり変わらない食事も出来ちゃうんだっていう。
「でも、ママ見えないんだよ?」
「見えなくても、定位置さえ分かれば大丈夫なものなのよ?お家の中とか慣れた場所ならぶつかったりしないで歩けるでしょ?その方。」
そうなんだって私が素直に感心している横で、了さんが確かに慣れた場所では自由にウロウロしてますとママに答えている。尊重と愛情ってバランスが必要なのよって言うママの意見に勉強になりますと頭を下げた了さんに、それにしても二人とも偉いわねぇと二人を眺めていた。
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