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「うううぐぐぐうううっ!!おおっ!! 」
口枷の脇役からは止めどなく涎が溢れだしていて、顔は鬱血したように真っ赤になっている。その辺りで、シュンイチがもう気持ちよくなっているのは男達にはまるわかりなのだろう。グリグリと容赦なく擦りあげられる腸の中の感触に、ガクガクと四つん這いの腰が痙攣し始めていく。しかも何でか口と尻だけでなく、自分の逸物と乳首まで弄り回す感触が加わる。
「んおおおっ!おおおっ!おおっ!」
拒絶の言葉を声にも出せないし四肢も適切に力を込められない状態で固定されていての、全部を一度に気持ちよくなるように責め立てられる快楽に何処まで堪えられるのか。唐突にそこまでされて目隠しを外されたシュンイチは、自分より若く筋骨隆々の屈強そうな肉体美をさらす男三人に囲まれて弄くられて感じまくっていたのを改めて目にして青ざめた。どの男もボディビルダーとでも言えそうな見事な体つきと、それぞれシュンイチより大きな丸太のような逸物を股間にぶら下げているのだ。しかも、その中の一人がシュンイチを更に追い詰める言葉を冷淡な声で口にし始めた。
「なぁ、あんた、昔公園で子供にイタズラしてたんだろ?」
顔の上半分に犬の仮面をつけた男、その唇は薄く鮮やかに滑らかに紅色で、まるで女のように艶かしく口角が上がる。それが仮面の下がどんな顔なのかなんて、凍りつき顔色が変わってブルブルと震えだしたシュンイチにはどうでもいいことだった。問題なのはシュンイチのしてきた悪事を目の前の犬男が知っているということだ。
誰も知らない筈、だが本当にそうなのか?誰もが知っていて、知らないふりをしているのでは?
必死で言い訳しようにもウグウグと鳴くだけで、男の太い怒張を咥えていては言葉にすらならないし逸物を外されても口枷で言葉が出ない。それでも男は笑いながらシュンイチの前髪を掴んで、暗い仮面の向こうから覗き込んでくるのだ。
「何て言ってるかわかんねぇな、あんた、そんなことばっかやってるんだから、いつかこうなるって思わなかったわけ?女に仕返しされるって考え付かなかったのかよ?」
ほら言った通りだ。そう心の中が笑うし、耳元のオンナの声もほらみろと笑う。今さらだが部屋にはイガラシハルどころか、女の存在は皆無だった。この部屋にいるのは犬男を初めとした三人の雄と、雌犬にされようとしている無様なシュンイチだけ。何度も何度もやり直す機会があったのに、お前は何一つ改めずに同じことをやり続けた。愕然としながらその嘲笑にシュンイチは涙が滲むのを感じる。
「自業自得だよ。罪滅ぼしだよ?いいじゃんか、気持ちよくしてもらえるんだぜ?大体にして向いてんじゃないの?寝てる間からいきまくってたし。」
寝てる合間とは、イガラシハルと食事をしてその直後からこの姿になるまでの間。知らない間に体を洗われて、それなのに浣腸は目が覚めてからだったのはワザとそうされたのでシュンイチの心をへし折るためだったのだ。感じてなんかいないと言いたげに頭をふるが、無造作に前立腺を擦る男が穴を広げる指を抜き取るとグネグネとうねる張型を肛門にヌプンと押し込んで腰のベルトでガッチリと固定してしまった。まるで何時かアキコに着けさせ放置した玩具のように、尻の中をどんなに腰を振っても逃れられない。腸の中をいつまでも掻き回され、振動させられて擦りあげてくる。しかもおぞましいことに自分のものより太いものを尻に容易く捩じ込まれ振動させられて、シュンイチは苦痛と感じている筈なのに同時に無意識に腰をカクカクと前後に振るわせているのだ。まるで後ろから獣のように腰を振るわれて、それにあわせて腰を前後に動かす様は無様で男達が腹を抱えて笑う。
「おっおお!おっ!おうっ!おおっ!」
しかも弄くられて赤く腫れ上がり始めたシュンイチの乳首は男の武骨な指で、きつく摘ままれて強くグニグニと捏ねくりまわされる。その刺激が何故か腸の奥に響き、怒張もビンビンにしたまま萎えそうにないのが信じられない。腰振りで自分の腹に当たる自分自身の怒張が、先走りの汁を飛び散らせる程ブルブルと揺れるのを眺めていた犬面の男は、秘密の話でもするように耳元にそっと囁きかけてくる。
「あんたのしたのが目に余るって、組長がいうんだしさ?大人しく言うこと聞いて、チンポは何とか残してもらおうよ。」
その言葉にシュンイチは一瞬で青ざめ、次に見る間に顔を真っ赤にしてブルブルと全身を震わせている。この男達が誰かに頼まれて行動を起こしているのを教えられ、それはヤクザだと臭わせられ、しかも言うことを聞かなきゃ逸物を切り取ると臭わされている。これは間違いなく現実で、逸物を切られたら、もう人生をお仕舞いだ。犬面は低く笑いながら更に囁きかけてくる。
「あんたさぁ、正直に言うと体臭キツいんだよね、ドブ臭いって気がついてないでしょ。仕事じゃなきゃチンポしゃぶんのだってキツいよ?」
おっと体臭はコンプレックスだったの?とバカにされるように犬面に言われ、シュンイチは自尊心を傷つけられただけでなくコンプレックスまで抉られ涙が溢れる。その泣き顔に犬面は笑いながら、そこはやはり男の強さで容赦なくゴリゴリと指で乱暴に逸物を扱きたてて、泣きながら腰を振る姿に再び犬面は嗤い声をあげた。そして今度は体をひっくり返すと何かコードのような線を取り出すとシュンイチの肌に直に電極のようなシールをつけていく。怒張の周辺を囲むように取り付けられた電極を不安げに見下ろすシュンイチに、犬面は唇を歪めてスイッチをみせる。
何する気だ?やめて…………
そして犬面の手の中のスイッチが入ると突然シュンイチの体が勝手に痙攣しながら、マリオネットのようにベットの上でを腰を上下に突き出すようにガクガクと跳び跳ね出していた。逸物を天井に向かって突き上げるようにして跳ねる男の体は滑稽だが、それは怒張に繋いだコードのせいらしい。しかも手を触れているわけでないのに、電流のような快感にプシュプシッと鈴口から水のようなものが吹き出す。
「効くだろ?低周波、癖になるんだ。辛いんだけどね。」
男が言う間もガックンガックンと腰を突き上げながら肛門の張型を出し入れされ体内を抉られ続け、しかも乳首を捏ね回す指と止まることもない。しかも口枷のギャグボールのボールの部分だけを完全に外し、金属の輪を嵌めた口に乳首を捏ねる男の猛々しい怒張を押し込まれてシュンイチは仰け反るようにして目を見開く。三人がかりで犯される雌、それは自分がモギとサダトモと一緒に犯した女となにも変わらないのに気がついてしまう。
「ほら、満足させないと終わんないぞ?屑。」
屑。誰もがそう思っていて、誰もがお前なんかどうでもいい、そう冷え冷えと自分や掠れた声で嘲笑され、シュンイチは絶望して声をあげて泣き出していた。自分がしてきたことを償いもしないお前なんだから、声してお前が誰かにやったことをやり返されているのだ。
「あんたさぁ、泣いても無駄だよ?あんた泣いた子もいたぶって来たんじゃん。自分もそうされるかもって考えなかったあんたが悪いんだよ。」
「ほら口で扱けよ、あんたもさせたろ?手錠とか縄で縛ってやってたんだろ?」
その通りだ。シュンイチは泣きながら怯える子供に逸物を舐めさせ、それに土蔵の中の子供をいたぶり殺した。それに縄で縛り手錠をかけて、散々に暴力をふるい犯してきた。写真で脅した女を男三人で滅茶苦茶に犯しもして、こんな風に喉を犯しながら穴を犯してもいる。低く男達にそれぞれ言われて鼻水まで垂らし泣きながら、押し込まれた陰茎をえずきながら口と喉で締め付け始めるしかない。シュンイチの耳には何時までも愚かだと笑う声が響き渡るのをききながら、メリメリという感覚とともに尻の穴を男のものが捩じ込まれていく。自分はこれを全てする方の人間の筈なのに、産まれて始めて惨めに拘束されたまま男の逸物が腹の底に当たるのを感じてしまっていた。尻の穴がギチギチに引き伸ばされて今にも裂けそうなのに、腸にはミッチリと太くて硬い感触が埋まり灼熱のような熱さが嵌まっている。
「くっさいし、だらしねぇ体だな、おっさん。」
「何処が自信ありなんだよ?あ?チンポもちいせぇし。」
「お、おめんなはい……ゆうしへくらはい……うううっ!」
「うっせえよ、さっさと舐めて大きくなるよう吸えよ。」
それこそ上と下の口のそれぞれに屈強な男の猛々しい怒張を無理矢理深々と咥え込まされているだけでなく、男達は無造作にガツンガツンと腰を叩きつけるように振りだしたのだ。しかも、時には男の尻の穴で自分の自慢の肉棒を喰われてすらいて、シュンイチは全てを犯し尽くされているのだ。太くて固くて自慢の逸物を、ハルではなく見たこともない犬男に気に入られてしまったら…………
「ちっさいなぁ…………。気持ちよくない。」
小さい?!俺の自慢のでかくて太い逸物が?それに愕然とした瞬間、自分の中で聞かなかったことにして記憶の底に押し込んでいた会話が不意に頭に甦ってきた。それはアキコは一度もシュンイチとのセックスで絶頂したことがないと、言われたことだ。
※※※
あれは失踪の少し前。まだあの老朽化したアパートで一人暮らしていて、チャットルームで突然話しかけてきた女が、異様に自分の本当ののとを指摘してきて。しかもその女は『リエ』=アキコと話をしたと言いながら、とんでもないことをオープンチャットで言い出したのだ。
《彼女フィさんでいったことないって。》
何だと?イッタコトナイ?何のことだ?
《男としては残念ですね、あ、演技なの気がついてないですか?》
何だと?この馬鹿女は一体何を言い出しているのか、シュンイチには全く分からないと言いたかったのにハッと我に帰った瞬間、怒りに目の前が赤くなるのが分かった。アキコがシュンイチとのセックスでいったことがないなんてあり得ない、何せ尻を打たれて…………ちょっと待て尻はセックスにはならないのか?いや兎も角シュンイチは、デイルドや…………セックスってどこからどこまでなんだ?
《俺はちゃんと奴隷をいかせてる。》
自信満々の言葉に見えるシュンイチの言葉に、一瞬相手の言葉が止まるのが分かった。反論することも出来ないところを見るとと笑ってやろうとしたのに、突然その女が吐き捨てるように打ち込んでくる。
《まともな調教も出来ないで、ヒモでDV男の癖に。》
そう女の名前はエイリといって、今まで見たことのないハンドルネームだった。他の奴等には穏やかで大人しいのに、何故かシュンイチにだけは慇懃無礼で怯みもしない。エイリの吐き捨てた言葉にシュンイチは、一瞬で青ざめモニターの前で固まっていた。シュンイチが無職で元妻に食わせてもらっていたのを知っているのは、既にここには来ないトノやその後ここでの仲間になったコウやテイ。後はもうこちらも姿を見なくなって久しいがクボ位な筈だ。それ以外の奴がヒモになっていた自分の事を知っている筈がない。しかも、それに加えてこの馬鹿女は何て言った?
《何?》
《パンパカパーン、仕事明日から行きません♪》
問い返した言葉に答えるでもなく打ち込まれた何処かで見覚えのある文。馬鹿なといいたいのに、その文字が画面で人を嘲笑うように揺れて目眩がした。何故この女はその文面を知っているのか、本当にアキコから聞いたのか。
《最低な屑ですね、こんなこと平気で言う男。そう思いません?フィさん。》
シュンイチはその言葉に何も答えを返さずに、モニターを無言のままで見つめた。この女は他人のふりをしているがアキコ当人の可能性はあるのか、だがアキコならこんな風に表だって喧嘩を売るような行動はとらない筈だ。シュンイチが仕事を辞めた日にアキコに送ったメール、その後事実ヒモになって食わせてもらうだけの生活をしたし、アキコが勝手に喫茶店のバイトを探しだしてくるまで小遣いすら貰っていた。そうして日々遊び呆けていたし、シュンイチが気に入らなければアキコは殴られ蹴られ、所謂DVの屑男の事を面倒見続け
《そんな屑男なんて、不能になればいいんですよ。まぁ、元々早漏って聞きましたけど。三擦り半以下だとかって。》
《早漏なんかじゃない!!》
思わずつい怒りに任せて打った瞬間、シュンイチは長くSMサイトのオープンチャットで築いてきた何もかもが失われたのを音として聞いた気がした。目の前の馬鹿女の誘導尋問に引っ掛かって、自分の事だと半ば認めてしまったのだ。いたたまれない空気がそこに漂っているのに、シュンイチは泣きそうになりながら拠り所の退室ボタンをクリックした。
※※※
そんなことが脳裏を過るのを感じながら、自分が陥っている状況から逃げ出そうとする。それなのに気を失うことも、あの闇の中に逃げ込むことも出来ないまま、男達にいたぶられ犯され、プライドまで粉微塵にされていく。
口枷の脇役からは止めどなく涎が溢れだしていて、顔は鬱血したように真っ赤になっている。その辺りで、シュンイチがもう気持ちよくなっているのは男達にはまるわかりなのだろう。グリグリと容赦なく擦りあげられる腸の中の感触に、ガクガクと四つん這いの腰が痙攣し始めていく。しかも何でか口と尻だけでなく、自分の逸物と乳首まで弄り回す感触が加わる。
「んおおおっ!おおおっ!おおっ!」
拒絶の言葉を声にも出せないし四肢も適切に力を込められない状態で固定されていての、全部を一度に気持ちよくなるように責め立てられる快楽に何処まで堪えられるのか。唐突にそこまでされて目隠しを外されたシュンイチは、自分より若く筋骨隆々の屈強そうな肉体美をさらす男三人に囲まれて弄くられて感じまくっていたのを改めて目にして青ざめた。どの男もボディビルダーとでも言えそうな見事な体つきと、それぞれシュンイチより大きな丸太のような逸物を股間にぶら下げているのだ。しかも、その中の一人がシュンイチを更に追い詰める言葉を冷淡な声で口にし始めた。
「なぁ、あんた、昔公園で子供にイタズラしてたんだろ?」
顔の上半分に犬の仮面をつけた男、その唇は薄く鮮やかに滑らかに紅色で、まるで女のように艶かしく口角が上がる。それが仮面の下がどんな顔なのかなんて、凍りつき顔色が変わってブルブルと震えだしたシュンイチにはどうでもいいことだった。問題なのはシュンイチのしてきた悪事を目の前の犬男が知っているということだ。
誰も知らない筈、だが本当にそうなのか?誰もが知っていて、知らないふりをしているのでは?
必死で言い訳しようにもウグウグと鳴くだけで、男の太い怒張を咥えていては言葉にすらならないし逸物を外されても口枷で言葉が出ない。それでも男は笑いながらシュンイチの前髪を掴んで、暗い仮面の向こうから覗き込んでくるのだ。
「何て言ってるかわかんねぇな、あんた、そんなことばっかやってるんだから、いつかこうなるって思わなかったわけ?女に仕返しされるって考え付かなかったのかよ?」
ほら言った通りだ。そう心の中が笑うし、耳元のオンナの声もほらみろと笑う。今さらだが部屋にはイガラシハルどころか、女の存在は皆無だった。この部屋にいるのは犬男を初めとした三人の雄と、雌犬にされようとしている無様なシュンイチだけ。何度も何度もやり直す機会があったのに、お前は何一つ改めずに同じことをやり続けた。愕然としながらその嘲笑にシュンイチは涙が滲むのを感じる。
「自業自得だよ。罪滅ぼしだよ?いいじゃんか、気持ちよくしてもらえるんだぜ?大体にして向いてんじゃないの?寝てる間からいきまくってたし。」
寝てる合間とは、イガラシハルと食事をしてその直後からこの姿になるまでの間。知らない間に体を洗われて、それなのに浣腸は目が覚めてからだったのはワザとそうされたのでシュンイチの心をへし折るためだったのだ。感じてなんかいないと言いたげに頭をふるが、無造作に前立腺を擦る男が穴を広げる指を抜き取るとグネグネとうねる張型を肛門にヌプンと押し込んで腰のベルトでガッチリと固定してしまった。まるで何時かアキコに着けさせ放置した玩具のように、尻の中をどんなに腰を振っても逃れられない。腸の中をいつまでも掻き回され、振動させられて擦りあげてくる。しかもおぞましいことに自分のものより太いものを尻に容易く捩じ込まれ振動させられて、シュンイチは苦痛と感じている筈なのに同時に無意識に腰をカクカクと前後に振るわせているのだ。まるで後ろから獣のように腰を振るわれて、それにあわせて腰を前後に動かす様は無様で男達が腹を抱えて笑う。
「おっおお!おっ!おうっ!おおっ!」
しかも弄くられて赤く腫れ上がり始めたシュンイチの乳首は男の武骨な指で、きつく摘ままれて強くグニグニと捏ねくりまわされる。その刺激が何故か腸の奥に響き、怒張もビンビンにしたまま萎えそうにないのが信じられない。腰振りで自分の腹に当たる自分自身の怒張が、先走りの汁を飛び散らせる程ブルブルと揺れるのを眺めていた犬面の男は、秘密の話でもするように耳元にそっと囁きかけてくる。
「あんたのしたのが目に余るって、組長がいうんだしさ?大人しく言うこと聞いて、チンポは何とか残してもらおうよ。」
その言葉にシュンイチは一瞬で青ざめ、次に見る間に顔を真っ赤にしてブルブルと全身を震わせている。この男達が誰かに頼まれて行動を起こしているのを教えられ、それはヤクザだと臭わせられ、しかも言うことを聞かなきゃ逸物を切り取ると臭わされている。これは間違いなく現実で、逸物を切られたら、もう人生をお仕舞いだ。犬面は低く笑いながら更に囁きかけてくる。
「あんたさぁ、正直に言うと体臭キツいんだよね、ドブ臭いって気がついてないでしょ。仕事じゃなきゃチンポしゃぶんのだってキツいよ?」
おっと体臭はコンプレックスだったの?とバカにされるように犬面に言われ、シュンイチは自尊心を傷つけられただけでなくコンプレックスまで抉られ涙が溢れる。その泣き顔に犬面は笑いながら、そこはやはり男の強さで容赦なくゴリゴリと指で乱暴に逸物を扱きたてて、泣きながら腰を振る姿に再び犬面は嗤い声をあげた。そして今度は体をひっくり返すと何かコードのような線を取り出すとシュンイチの肌に直に電極のようなシールをつけていく。怒張の周辺を囲むように取り付けられた電極を不安げに見下ろすシュンイチに、犬面は唇を歪めてスイッチをみせる。
何する気だ?やめて…………
そして犬面の手の中のスイッチが入ると突然シュンイチの体が勝手に痙攣しながら、マリオネットのようにベットの上でを腰を上下に突き出すようにガクガクと跳び跳ね出していた。逸物を天井に向かって突き上げるようにして跳ねる男の体は滑稽だが、それは怒張に繋いだコードのせいらしい。しかも手を触れているわけでないのに、電流のような快感にプシュプシッと鈴口から水のようなものが吹き出す。
「効くだろ?低周波、癖になるんだ。辛いんだけどね。」
男が言う間もガックンガックンと腰を突き上げながら肛門の張型を出し入れされ体内を抉られ続け、しかも乳首を捏ね回す指と止まることもない。しかも口枷のギャグボールのボールの部分だけを完全に外し、金属の輪を嵌めた口に乳首を捏ねる男の猛々しい怒張を押し込まれてシュンイチは仰け反るようにして目を見開く。三人がかりで犯される雌、それは自分がモギとサダトモと一緒に犯した女となにも変わらないのに気がついてしまう。
「ほら、満足させないと終わんないぞ?屑。」
屑。誰もがそう思っていて、誰もがお前なんかどうでもいい、そう冷え冷えと自分や掠れた声で嘲笑され、シュンイチは絶望して声をあげて泣き出していた。自分がしてきたことを償いもしないお前なんだから、声してお前が誰かにやったことをやり返されているのだ。
「あんたさぁ、泣いても無駄だよ?あんた泣いた子もいたぶって来たんじゃん。自分もそうされるかもって考えなかったあんたが悪いんだよ。」
「ほら口で扱けよ、あんたもさせたろ?手錠とか縄で縛ってやってたんだろ?」
その通りだ。シュンイチは泣きながら怯える子供に逸物を舐めさせ、それに土蔵の中の子供をいたぶり殺した。それに縄で縛り手錠をかけて、散々に暴力をふるい犯してきた。写真で脅した女を男三人で滅茶苦茶に犯しもして、こんな風に喉を犯しながら穴を犯してもいる。低く男達にそれぞれ言われて鼻水まで垂らし泣きながら、押し込まれた陰茎をえずきながら口と喉で締め付け始めるしかない。シュンイチの耳には何時までも愚かだと笑う声が響き渡るのをききながら、メリメリという感覚とともに尻の穴を男のものが捩じ込まれていく。自分はこれを全てする方の人間の筈なのに、産まれて始めて惨めに拘束されたまま男の逸物が腹の底に当たるのを感じてしまっていた。尻の穴がギチギチに引き伸ばされて今にも裂けそうなのに、腸にはミッチリと太くて硬い感触が埋まり灼熱のような熱さが嵌まっている。
「くっさいし、だらしねぇ体だな、おっさん。」
「何処が自信ありなんだよ?あ?チンポもちいせぇし。」
「お、おめんなはい……ゆうしへくらはい……うううっ!」
「うっせえよ、さっさと舐めて大きくなるよう吸えよ。」
それこそ上と下の口のそれぞれに屈強な男の猛々しい怒張を無理矢理深々と咥え込まされているだけでなく、男達は無造作にガツンガツンと腰を叩きつけるように振りだしたのだ。しかも、時には男の尻の穴で自分の自慢の肉棒を喰われてすらいて、シュンイチは全てを犯し尽くされているのだ。太くて固くて自慢の逸物を、ハルではなく見たこともない犬男に気に入られてしまったら…………
「ちっさいなぁ…………。気持ちよくない。」
小さい?!俺の自慢のでかくて太い逸物が?それに愕然とした瞬間、自分の中で聞かなかったことにして記憶の底に押し込んでいた会話が不意に頭に甦ってきた。それはアキコは一度もシュンイチとのセックスで絶頂したことがないと、言われたことだ。
※※※
あれは失踪の少し前。まだあの老朽化したアパートで一人暮らしていて、チャットルームで突然話しかけてきた女が、異様に自分の本当ののとを指摘してきて。しかもその女は『リエ』=アキコと話をしたと言いながら、とんでもないことをオープンチャットで言い出したのだ。
《彼女フィさんでいったことないって。》
何だと?イッタコトナイ?何のことだ?
《男としては残念ですね、あ、演技なの気がついてないですか?》
何だと?この馬鹿女は一体何を言い出しているのか、シュンイチには全く分からないと言いたかったのにハッと我に帰った瞬間、怒りに目の前が赤くなるのが分かった。アキコがシュンイチとのセックスでいったことがないなんてあり得ない、何せ尻を打たれて…………ちょっと待て尻はセックスにはならないのか?いや兎も角シュンイチは、デイルドや…………セックスってどこからどこまでなんだ?
《俺はちゃんと奴隷をいかせてる。》
自信満々の言葉に見えるシュンイチの言葉に、一瞬相手の言葉が止まるのが分かった。反論することも出来ないところを見るとと笑ってやろうとしたのに、突然その女が吐き捨てるように打ち込んでくる。
《まともな調教も出来ないで、ヒモでDV男の癖に。》
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《何?》
《パンパカパーン、仕事明日から行きません♪》
問い返した言葉に答えるでもなく打ち込まれた何処かで見覚えのある文。馬鹿なといいたいのに、その文字が画面で人を嘲笑うように揺れて目眩がした。何故この女はその文面を知っているのか、本当にアキコから聞いたのか。
《最低な屑ですね、こんなこと平気で言う男。そう思いません?フィさん。》
シュンイチはその言葉に何も答えを返さずに、モニターを無言のままで見つめた。この女は他人のふりをしているがアキコ当人の可能性はあるのか、だがアキコならこんな風に表だって喧嘩を売るような行動はとらない筈だ。シュンイチが仕事を辞めた日にアキコに送ったメール、その後事実ヒモになって食わせてもらうだけの生活をしたし、アキコが勝手に喫茶店のバイトを探しだしてくるまで小遣いすら貰っていた。そうして日々遊び呆けていたし、シュンイチが気に入らなければアキコは殴られ蹴られ、所謂DVの屑男の事を面倒見続け
《そんな屑男なんて、不能になればいいんですよ。まぁ、元々早漏って聞きましたけど。三擦り半以下だとかって。》
《早漏なんかじゃない!!》
思わずつい怒りに任せて打った瞬間、シュンイチは長くSMサイトのオープンチャットで築いてきた何もかもが失われたのを音として聞いた気がした。目の前の馬鹿女の誘導尋問に引っ掛かって、自分の事だと半ば認めてしまったのだ。いたたまれない空気がそこに漂っているのに、シュンイチは泣きそうになりながら拠り所の退室ボタンをクリックした。
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そんなことが脳裏を過るのを感じながら、自分が陥っている状況から逃げ出そうとする。それなのに気を失うことも、あの闇の中に逃げ込むことも出来ないまま、男達にいたぶられ犯され、プライドまで粉微塵にされていく。
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