GATEKEEPERS  四神奇譚

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第一部

第一幕 山間部

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ゴウゴウと激しい風の吹き荒ぶ照明もない道路工事現場の暗がりで、ゲートキーパー達がゲートと呼ぶものを見下ろす。それは見えるものには、まるで地の底に向かう漆黒の闇で塗り込められた異界へ落ちる井戸のようだ。童話の不思議の国に落ちる縦穴めいて見えるが、出てくるのは陽気な帽子屋でもニヤニヤ笑う猫でもない。そこから沸いて出てくるのは害虫と同じ、人間を狂わせるモノなのだ。

この力を授かると分かる。

『ゲート』と呼ばれる穴が何処かにできると穴の存在自体が、四人の身の中を炙るような感覚を引き起こす。それが遠くから次第ににじり寄るように次第に強まりながら四六時中続き、その不快感にゲートキーパーは穴を放置しておけなくなるのだ。最初は指先がチリチリする程度だが、大きさと深さが広がる度ジリジリ身の内を焦がしながら近づいてくる。その感覚はマトモな人間なら、我慢し続けられるものではない。そういう意味では、自分も仲間もこの力を授かると同時に人として何かを失っているのだろう。
玄武は頭の中でそんなことを考えながら他の二人と同様に、ゲートに向かって手を翳す。その手のほんの数センチ前の何もない空間が、目に見える球体を産み出したかと思うとその中に水が渦を巻く。朱雀の翳す手の前には同様の球体が浮かび、炎が中でとぐろを巻いている。一足先に動いていた白虎の体からは、既に全身から白銀のまるで日本刀のような鋭い気を放つ。崖のように底の見えない穴の淵は、三つの気に押さえ込まれ次第にその口を揺らめかせ始める。そして、淵は揺らめきながら伸縮し、音もなく暗闇を閉ざしていく。

「後は俺一人でやっとく。」

玄武の声に二人が分かったと頷き、それぞれに目的を変えたようにその場から瞬く間に音もたてずに姿を消す。独りになった玄武は、微かに首を鳴らし肩を回すと寄り合わせるように目の前の穴を完全に消し去った。その行動に気がついたように普通の人間では目には見えない蜘蛛のようなものが、穴のあった場所に向かって音もなく這い回る。微かに舌打ちする玄武に気がついたそれらが、キチキチと奇妙な音をたてて何本もの足を深く曲げた。
その内の一匹が音もなく玄武に向かって飛びかかるのに、薄い青の皮膜を纏った黒衣の体が舞うように長い足で弧を描く。水風船のように飛びかかった蜘蛛の体が、蹴りつけられパチュと音をたてて弾ける。それを合図にしたように玄武を囲んでいた異形の蜘蛛達が、一斉に玄武に向かって飛びかかった。

「チッ、随分集まりやがったな。」

素早い身のこなしは人間とは思えない鋭さで、空に青い軌跡を描きながら幾つもの異形の蜘蛛を叩き潰す。手にも脚にも何の痕も残さず塵に変わる蜘蛛の群れを、あっという間に玄武は凪ぎ払った。蜘蛛が消え去った途端に辺りはそれを待ち構えていたように、軽やかな虫の音や風の梢を揺らす様々な音に満ち溢れていく。夕刻からその場をじっと見つめていたのであれば、それはまさに劇的な変化だった。嵐の前の風とは違う梢を揺らす軽やかな夜の風に、季節の終盤を迎えようとした多様な虫の音。短い髪を夜風に揺らしながら黒い衣の裾を翻して玄武は、人気のない工事現場を眺め回す。重機の傍に開いていたゲートは閉じたが、このまま工事を進められるとまた同じ場所を深くほじくり返されてしまうのは道のりを見れば明らかだ。

交通の便は良いに越したことない…か。

独り後に残った玄武は自分の体に備わる能力を、その場で発動させる。大地の奥底に流れる自分とは違う気の流れが、足の下でパチパチとはぜるような感触がした。それは地脈とも呼ばれる大地の血管のようなものだ。玄武は足の下に流れる地脈の流れに能力の先を触れさせ手繰る。僅かにだが地脈とも呼ばれる気の流れを迂回させ、山麓側に移動させることにする。玄武のしている活動は力の弱い院の者達は感じないだろうし、もしかすると院ではこんなことを彼らがするのは知らないかもしれない。しかし、この地脈とも言える地面の底の流れが何よりも重要なのだ。
地脈は大地の血管みたいなもので、その豊潤な血液たる地脈の流れは土地を循環すれば豊かな実りを得られる。しかし、地脈を工事や災害・何でもいいが何かで傷つけて、地表に地下を流れる筈の地脈が溢れ出す。豊かな実りをもたらす筈の地脈が直接地表に溢れ出すと、それはやがて異変を引き起こすのだ。

昔話にもあるだろう?強すぎる人魚の肉を食べて不老長寿を得た尼さんもいれば、死ぬ者も化け物になる人間もいるとか何とか。あれは、漫画だったか?何はともあれ強すぎる薬は毒でもあるってことだ。

そんな事を考えながら少しだけ地脈の流れを分岐し変える。あまり大きく地脈を移動させると、ここら辺の土地に充分な地脈が流れなくなって枯渇したりする。それ以上にあまり触るって、悪くすると地殻に障る事もある。下手に地殻に障るとこの島国は地殻が脆くて下手すると火山を刺激しかねないから、地脈のをいじるのは玄武としては自分も疲れるしあまりやりたくはない。しかし、ここのようにどんどん山を切り開きながら道を通すなると、また同じように知らずに工事で地脈を抉りかねない。

げに恐ろしきは人の欲ってことだよな。

自分もその人間の独りではあるのだが、こう特殊に裏側を知ってしまうと人間はもう少し不便さを楽しんで自然と共存する方法を模索するべきではとも思う。とは言え表の仕事では玄武も白虎も青龍も子供が将来の夢にあげるような職業についていて、正規の職業に就いていない朱雀ですらも文明世界とは離れて生活できないだろう。

スマホなしの生活なんて、無理だってうちの奴等も言うしなぁ。

自分の思うように地脈を整え、まるで地面に染み込むような流れで身に纏う異能の力の一部を解く。玄武はそのままユッタリした動作でしゃがみ込み、空に煌々と浮かぶ月を眺めていた。
先ほど迄轟々と音をたてて木々を薙ぎ倒さんばかりに吹き付けていた暴風は、今や嘘のように凪いでかき消していた。揺さぶられていた木々は今や宵の闇に静まり返って、葉ずれの音を微かにさせ穏やかな月の光がフワリと枝を照らしている。
本来ならさっさと帰るところだが、まだこちらに向かっている青龍がここに到着していない。当の青龍がこちらに向かう気配が今も近づいていたこともあって、玄武はそのまま待つことにしたのだ。

どうせ、院も監視してんだろうしな。

白い月を見上げながら玄武は苦々しく思い起こす。



※※※



自分が玄武になって早くも八年が過ぎた。
八年前の能力の発現と同時に、玄武は訳も分からず院の施設に隔離された。そこで玄武が経験したのは、現代社会ではあり得ない異能を解明するという名目での人体実験だった。普通の人間なら有り得ない。玄武の力を持っているからと生身の人間を重石を着けて水に沈めて、その情景を撮影する人間の顔を玄武は産まれて初めて見た。まるで理科の実験みたいに人間をモルモットとして扱うなんて事が、夢でもなく現実なのだと驚愕する。しかも、自分は水気だから水責めだったが、他の者には他の拷問紛いの実験を行っていたのだ。流石に手足を切断はしないまでも、それに近い拷問は過去に行われていたらしい。拷問が原因で死んだゲートキーパーがいたというのだから、本末転倒にも程がある。
他の仲間が居たから堪えられはしたものの、平気で人に電極を着け電流を流した男の顔は今なお鮮やかだ。最初のうちは能力を上手く操れなかったのは事実だが、社会生活に支障を来しかねないなんて随分な言い種で散々酷い目にあわされた日を忘れる事はない。
普通は警察に通報ものの残酷な実験で得た知識が、この能力を得るには一定の条件があって基本的には男児にしか能力の発現はない。細胞の代謝が常人よりはるかに速く、傷などの治りが速い。たったそれ位のものだと知った時には流石に研究所ごと押し流してやろうかと考えたものだ。
それでも今では内通している理解者が組織に産まれたおかげで、幾らか彼らの扱いはましになった。そのお陰で、既に組織に身辺を知られている自分と白虎はさておき、残りの二人の身元は未だに組織には隠していられる。とはいえ、ゲートキーパーの仕事は、未だ組織の監視下にあるのは同じだ。

どんなに多くても、たった四人しか本当の意味で能力を持たないなんてな。

似たような力を僅かずつ持った組織の人間が場所の特定も出来ずに暗がりの中を歩き回っているのが、玄武の足の接した地面を踏み歩く音で聞き取れる。山林で電波も届かないのだろうから、未だにここが閉じたことも知らず朝まで山林を歩き回るのだと思えば憐れだなとは思う。しかも普通の人間が持てる能力は、ゲートを感知するかゲートを閉じるかどちらかの力だけの事も多い。

そのせいとはいえ、ゲートキーパーなんて大役になると蟻みたいに群がって来やがって、大事な人生までオシャカにされるんだから割りにあわねぇよ。

その思考が意味することが玄武のいつもの愛想の良さを潜めさせ、自然と不機嫌で厳しい顔を浮かべさせる。不意に思考を遮る様に、東方の闇を切り裂いて一直線に蒼炎が稲妻のように閃き流星のような尾を引く。玄武のはるか上空で、それは蒼炎を凄まじい勢いで風に変え四散させた。激しく蒼炎が直ぐ傍で四散したというのに、嘘のような穏やかな風が梢を震わせ葉ずれの音を微かにたてる。その風は炎が朱雀に変化したのと同じで、温和で優しい面差しの猫っ毛の髪をした華奢な青年の姿に変化した。青年も一目で同じ衣装とわかるが、こちらは蒼く裾をたなびかせる衣装だ。朱雀とは少し異なる布が舞うような優雅な動作と、白虎とも一味違うしなやかな動作でビュッと宙を切り玄武の前に衝撃すらなく軽々と降り立った。

「あぁ間に合わなかった!すみません!これでも、急いで来たんですよ?!」

青龍である青年がしゃがみ込んだままの玄武の視線に、温和な表情を焦らせ必死に弁明している。
彼ら四人は夜は確かにゲートキーパーだが、元々は普通に日常生活を送っている人間だ。今も昼には昼でキチンとした普通の人と同じような生活を持って、それぞれに仕事もしている。その昼の生活もあって同時に夜のゲートキーパーもある、それが四人の姿なのだ。
青龍の必死な弁明を内心おもしろげに見上げていた玄武は、そう言えば自分が不機嫌な表情をしている事を思い出す。それで必死に彼が弁明していると分かって、しゃがんだまま頬杖をついてニンマリと何時もの愛想のいい笑みを浮かべた。

「たいしたゲートじゃなかったから、どうってことねぇよ。」

その何時もの彼らしい笑顔を見下ろして、その言葉に青龍はやっと微かに表情を緩める。

「みんな、怒ってました?」
「全然。あ、白虎が内心どう思ってるかはわかんねぇけど。」

うっと自分が戦闘態勢の白虎の冷静な相貌に射すくめられた気がして、青龍と呼ばれた青年が青ざめ言葉に詰まる。そのあからさまな表情にしゃがんで見上げていた玄武がカラカラと楽しそうに笑う。

「大丈夫だって、冗談だよ。あいつがそんなことで怒るわけねぇだろ?」
「じょ、冗談になってませんよ!」

時折、人をこうやって脅かすようにからかう癖は玄武がムードメーカーとはいえ悪いところでもある。しかし、人の気をよむ事に長けた青龍とは違う意味で、玄武が元来相手の性質を見極める能力に長けている事もあって、怒ったり・反論する気力だけが急速に失せてしまう。
そうは言っても、この力を授かるとそれぞれが持つ気質自体が偏り木気の能力を持つ青龍にとっては、金気の能力の白虎は相剋の相性の存在だ。白虎が本来温和な人物である事はよく分かっていても、正直青龍としては怒らせたくはない気がする。
何よりこの役目になって、彼が白虎だと聞かされた時の衝撃は少なくなかった。玄武と白虎の二人は昼の生活の中でも、青龍にとって昔からよく知る存在だった。というより玄武は彼の従兄弟だし、白虎は玄武の幼馴染みなのだ。しかし良く聞けば白虎は玄武と同年齢とはいえ、四人の中ではゲートキーパーとして十年以上も前から働く最古参だ。彼自身が自分にとっても幼い頃からの知己の人物とはいえ、実際に本気で怒った所はまだ一度も見た事はない。ニヤニヤする玄武を見下ろしながら、内心ホッとした自分に苦笑しつつ青龍は一つ溜め息をついた。

「で、二人はもう次の仕事ですか?」
「まぁな、で、俺はお前待ち。」

くすりと笑った青龍が、ふと何かに魅かれる様に空に浮かぶ月を振り仰ぎ少し表情を曇らせる。

「どした?青龍」

ひゅうと微かな風が青龍のその体から放たれ、その瞳が月光の下・僅かに蒼い水晶の様に光を放ち輝いて見える。玄武は表情を僅かに硬くして青龍のその顔をまじまじと見上げていたが、やがて青龍が困惑したように彼に視線を返す。

「……また…。最近、何だか嫌な予感がするんです。」
「嫌な…予感?」

呟くように言う青龍の瞳は、もう一度煌々と照る月を見上げたまま更に青味を増した。青龍は微かに生きをころし、その場所からは伺うことも出来ない血管にも似た大地に走る太い地脈を感じるとるかのように眸を細める。それが、青龍自身の固有の能力なのかは判らないが、その超感覚は他の三人には未だに感じられない感覚だ。

「何か…大事な事を忘れている気がするんです……。」

龍の瞳は宙を見つめたままで、煌々と照る月の他に何を見ているんだろうかと玄武は眉を潜めた。今を見ているのか、はたまた過去なのか、未来なのか、それすらも玄武には感じとれない。玄武は息を詰めたまま、ただ静かに放たれる月の光を感じながら澄んだ水晶の瞳をした青龍を言葉もなく見守った。

「それに穴が開き過ぎている……そんな気がするんです。」

今まで風のなかった闇の中で、青龍の体から四方に放たれる微風がサワサワと木々の梢を揺する。工事現場の重機を囲うブルーシートまでが、カサカサと乾いた音を夜の静寂に音楽のようにヒッソリ奏でる。既にゲートを閉じ何もないはずのその場所で、微かにだが背後から冷気を感じた気がして思わず玄武は身震いした。華奢な青龍のその体から巻きつくように放たれる微風が、止めどなくサワサワと木々を揺するのを眺めながら玄武は溜め息をつきながら呟く。

「……確かに最近多いな、それにゲート自体もちと大きくなっている気がする。」

ゆったりとした動作で音もなく立ち上がると玄武は二十センチほども背の低い青龍を見下ろす様にして立つ。その双眸が青味を潜め元に戻ると、青龍の体から放たれる風がフッと四散して掻き消した。

「…二人が帰ってきますね。」

目で追っているように見える仕草でポツリと青龍が呟くのを聞きながら、玄武は南の空に浮かぶ月と空に輝く星の揺らめきを眺める。

俺達が何を忘れているっていうんだ?

自分は前任の玄武と会った事も話した事もない。
実はそれが普通で、白虎以外は皆誰一人として自分の前任者・先代とも呼ぶ人間と会話をしたことはない。先代白虎が存命中に今の白虎が能力を発現して、数時間とは言え会話を交わした今の白虎が特別異例なのだという。
先代が死ななければ次の能力者は産まれない。つまりは先代と触れあわない事から分かるように、彼らがこの力を得る時に何か伝えられる事があるわけでもない。この力は授かる方からすれば、望まなくとも条件が整ったというだけで本当に脈絡もなく降ってくる貰い事故のようなものだと玄武は思っている。
実は今回のように玄武と青龍が血縁関係にあるのも異例だと知ってはいるのだ。本来ならある日突然に能力が宿り、面食らっている状態でお前は能力者だから働けと言われるのが普通だったらしい。

それはさておき、白虎からも自分達が忘れるような特別な何かについての話は一度も聞いたことはない。勿論組織の者達が何か口伝でも持っている可能性は無くもないが、だったら自分達を研究材料にする情報の少なさに辻褄が合わなくなる。溜め息混じりに見上げる美しい月が何かを知っているような気がして、闇の中に二人で立ちながら玄武は無言で月を見上げていた。
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