鮮明な月

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第十四章 蒼い灯火

135.

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自分の中に響いた仁聖の言葉を率直に呟く恭平に、了は暫し考え込むように黙ると目の前に置かれたコーヒーカップをじっと見つめている。恭平には簡単に出来ないことだし自分には気がつけない事だけど仁聖がそういってくれたお陰で、恭平は改めてちゃんと自分達の一緒にいる在り方を考えることができた。勿論それが目の前の了達にも同じく当てはまるとは思わないが、これは一つの答えでもあるとは思う。

「…………二人で……か。」
「悪い……俺には答えられなくて……、でも、俺も仁聖の答えが一番…………良いと思ったんだ。」

自分自身の答えの出せないことを謝罪する恭平に、了はいいやと頭を振って少し落ち着いたように微笑む。

「仁聖らしい答えだよな、それ。」

微笑みながら了にそう言われて、思わず恭平も微笑んでしまう。
自分には出来ない考え方はとても仁聖らしいと恭平も思ったし、恭平の不安感は和らいで気持ちが楽になったのは事実だ。それに結局この質問には正しい答えなんてものはなくて、命へのそれぞれの認識や経験がそれぞれの答えを形付けている。自分の命と仁聖の命を考えた時に仁聖を何よりも優先してしまうのは、恭平が母親の死に強い罪悪感を感じて自分の命の価値を低くしているからなのだと思う。それが悪いとかどうとかではなく、そういう風に恭平はどうしても認識してしまうし考えてしまう。でも恭平と仁聖は違う、二人は対等で、そして隣に並んでいるのだからと言ってくれたのだ。それは外崎宏太と了にも言えることで、それぞれが今までどういう風に様々なことを経験してきたかが答えを変えてしまうに違いない。

「…………あいつのお陰で色々……考えるし……教えられてる……。」
「…………そっか……。」

静かな二人の会話に僅かな間が産まれて、やがて了は気を取り直したように表情を変えた。会話の中で少し疑問に答えが出た様子なのが見えて、恭平も微かに安堵しながらその様子を眺める。

「俺なりに…………俺の思ってることは宏太に、伝えてみる。」
「そうだな、それが一番外崎さんにも伝わると思う。」
「ありがとな…………恭平。」

少し躊躇いがちにそう呟く了に、恭平も少し気を緩めて微笑んでしまう。互いに大切にしている相手が出来たからこそ、改めて了の事をりかいできるようになったような気がする。

「……あ、そうだ。」

冷めてしまった珈琲を飲みながら了が思い出したように視線をあげて、あれどうした?と声を潜めて問いかけたのに恭平もつられて眉を潜めた。

「あれってなんだ?」

その反応に了の方が声を潜めて、ほら・下着と呟く。つい暫く前に恭平がセクシーランジェリーというやつの話を了に相談したのは事実だが、何で今の話題から蒸し返すかと恭平が頬を染めるのに了は深い溜め息をつく。

「この間、恭平と話したのチラッと聞かれただろ?そしたらさぁ……。」

そう、この間確かにここで相談してたら、いつの間にか了の背後から近寄っていた外崎宏太に、こんな場所で赤裸々な話はどうかと嗜めれてしまったのだ。それなのに了が何でまたこの話をここで蒸し返したのかと思ったら、あれは善意で嗜めたわけでなく外崎宏太の嫉妬心からなんだという。嫉妬?なんでまた?と正直思うがどうやら目の見えない外崎宏太は、了が恭平の前でそういう代物を履くのかと勘違いしたらしい。なんで自分の前で了がそんなもの履くのかとポカーンとしてしまった恭平の前で、了は頬杖をついて顔を寄せるとそういうとこピントがズレてんだよというのだ。つまりベタ惚れで他の奴には目を向けるわけないのに、目が見えない自分じゃ満足できないだろうと思ってしまうのだという。その気持ちはコンプレックスのある恭平としてもわからなくもないが、それでなんで下着を履かせるに繋がるのかはよくわからない。

「結構さ、ヤキモチ焼きなんだよ、宏太。」

どうやら今日は扉が見える席なので話しても心配がないらしく、了は溜め息混じりに恭平にしたこと洗いざらい喋らされて拘束されるわ、寸止めで責められるわなんて事を言う有り様だ。恭平としては何だかとんでもなさそうな人物だと前から思っていたが、どうやらそこは間違ってなかったらしい。しかもさぁと了は、深い溜め息混じりに呟く。

「目が見えない癖に、そういう下着履かせて何が楽しいんだと思う?」
「は?」
「いや、だからさ?宏太は目が見えないわけ、それなのに俺がそんなの履いて何が楽しいんだって話だよ。」

外崎宏太は何でかあの後、その系統の下着を購入して了に履かせるなんて行動に出たらしい。それが何が楽しいんだと了は言いたいのだ。確かに目の見えない相手にセクシーな下着を履いても何の意味があるのかと恭平も思ってしまう。その上ただこっちが履くのに恥ずかしいだけなんだよと憮然としている了に、一体どんなのを履かされているんだろうと内心思ってしまう有り様だ。自分のはそれほど高価なものではなかったが、人生経験の豊富そうな外崎宏太の選んだものと言われると何だか激しそうな……

「外崎さんが選ぶのって…………なんか凄そうだな……。」
「あ、欲しい?一枚やろうか?」
「い、要らない!」

恭平は恭平で下着ではとんでもない酷い目にあったので二度と履かないと誓っているから即答するものの、遠慮しなくてもいいぞと了は平然としている。しかもレースのフリフリとかジョックストラップとかGストリングとか、どれがいいなんてことまで聞くのだ。大体にしてレースのフリフリ位はわかるが、ジョックストラップやらGストリングやらってのは一体何のことだというと、了はなんだよ知らないの?と言いたげに説明までしてくる。因みにジョックストラップって言うのはサイドにストラップ状にバンドが回るタイプでアメフトなんかで局部が動かないよう作られたもののこと、Gストリングっていうのは俗に言うサイドが紐って言う感じのやつで元は水着やファッションモデルが下着が透けないようにって考えたものらしい。いや、そんな詳しいこと言われても

「要らないって!もう履かないからっ!」
「あ、やっぱり履いたんだ?」

しまったと思った時には既に遅くて、口から出た言葉を訂正も出来ないし、しかも平然と仁聖喜んだろ?と言われては言葉にもならない。仁聖は喜んだと言うよりも、あの時の仁聖といえば完全に興奮でぶちギレてしまったのだ。

「どんなの履いた?やっぱしGストリングみたいの?」

何でかそこに興味津々の了にやっぱりこいつ本質的には変わらないと、思わず恭平は頭を抱えてしまっていたのだった。



※※※



何とか了の再三のエロ下着の追求から逃げだして、結局恭平は疲労困憊で帰宅したのだった。それにしても本気で幾つか未使用のやつプレゼントしてやると了は面白がっていうのだが、外崎宏太は一体何枚その類いの下着を購入したんだろうかと思う。それにしても恭平の前で了が何でまたそんな下着を履くなんて勘違いをしたかも疑問だが、その前にそんな風なヤキモチを焼くようなタイプには一つも見えなかった。確かに少し破天荒そうだし型に嵌まらなそうな人間ではあるなと踏んでいたのと、あの了が振り回されてるようだから只者じゃないくらいには思っていたのだが。

まあ、それだけ愛情があるってことなんだろうな。

その真っ直ぐな愛情を受けているから了はあんな風に穏やかに外崎宏太の事を思うのだろうし、それ以上に外崎に危険なことをして欲しくないと願うのだと思う。つまりはとても愛し合っているからこそ、了はどうにか外崎宏太が危険な目に遭うのを避けたいと願っているのだ。それは自分達も同じだなと、こうしてみるとしんみりと考えてしまう。

「ただいま……。」

そう何時ものようにそう口にしながらリビングのドアを開くと、予想外に何でか奥のキッチンから仁聖の怒鳴り声がしていて恭平は驚いたように目を丸くした。よく見れば一緒にキッチンにいるのは何故か異母弟の宮内慶太郎で、その横で腕組みをしながら慶太郎の様子を眺めている仁聖がいる。

「包丁の刃と親指で剥いた皮を挟むようなイメージだって。」
「そんなこと言っても、こんな形じゃ無理だって!」
「無理じゃねぇの!時間かかっても良いから剥け!」

何でか流しに屈むようにして苦悩の声をあげている慶太郎に、鬼教官のように仁聖が包丁の使い方を指導しているのだ。今日何度目か分からないがポカーンとしてその様子を眺めていると、仁聖が恭平の姿に気がついて声をあげる。

「お帰り、恭平。」
「ただいま……?」
「あ、兄さん、お帰りなさい。」

慶太郎がやっと助けてもらえると言わんばかりにホッとした顔をするが、直ぐ様仁聖にさっさと剥くと発破をかけられて何でか再び苦悩の呻きが溢れていく。唖然としながら恭平が、歩み寄りキッチンを覗きながら口を開く。

「……何……やってるんだ?」
「ちょっと今、慶太郎の特訓中。」
「特訓?」
「もうさぁこいつ、本気で何も出来ないんだもん。」

キッチンにいる慶太郎は包丁を片手に危なっかしくジャガイモの皮剥きをしている最中で、仁聖がそれを教えながら横で一つ皮を剥いて見せていたところだった。どうやら食材を一通り眺めるとカレーを作る気らしいが、下ごしらえの皮剥きの時点で慶太郎は既に悪戦苦闘している。何でここで突然調理実習と思ったらどうやら恭平がいない内に、仁聖に慶太郎がカレーってどうやって作るのかと作り方を聞いてきたらしいのだ。電話口で説明してもピンと来ない慶太郎に呆れ果てた仁聖がお前ちょっと来いと怒鳴り付け、最初から実践込みで指導しているというところ。

「でも、カレー……だろ?」
「こいつワケわかんないんだよ!初心者なんだからカレールー使えば良いだけのに、カレー粉買いかねないし。」
「あ!!言うなってば!」
「うるさい!ホワイトソースも作れない癖にスパイスから作ろうなんて、おこがましいにもほどがあんだろ?!」

暫く前にパスタソースの存在を知らずに、ただの牛乳を茹でたパスタにただかけたというとんでもない話は聞いていた。それにしても、料理初心者でカレールーなしで、最初からのスパイス調合は流石に危険すぎるのではなかろうか。大体にしてホワイトソース自体どうやって作るかも理解すらしていないだろうし、そのレベル以前の状況での全部手作りカレーは厳しい。それに真っ当に納得した恭平の目の前で、慶太郎は悲鳴をあげている。

「なんでこんなボコボコなんだよ、人参みたいにピーラーで剥けたら良いのにっ!」

最初に剥いた人参はピーラーで済んだようだが、仁聖が練習だからとジャガイモにはピーラーを使わせなかったらしい。まあジャガイモもピーラーでも問題がないとは思うが、練習だと思えばやむを得ないと諦めるしかなかったのだろう。それにしても慣れないとはいえ、どうにも慶太郎の包丁の使い方が危なっかしいのを冷や冷やしながら眺める。それにしてもルーの箱の裏を見れば丁寧な説明があるし間違いなく作れそうだけどと思う恭平に、仁聖はそれは説明したんだけどさぁと不機嫌に言うのだ。

「だってこいつってば、先ずカレールーを買えって言ってもピンと来ないんだよ。」

なんとまあ、それは確かに説明が難しい。ルーを買えと言っても、ルーがわからないと言われては確かに。結局呆れた仁聖が一緒にスーパーに行って、食材を買ったと言うことらしい。それでも食材を見ていても自信のない慶太郎に一度つくって見せてくれと言われたのに、仁聖はそれくらいなら実践しろと言い返したというのがこの状況に繋がる。

「調理実習とか……しなかったのか……?」

思わずそう問いかけたら、ウッと慶太郎が言葉に詰まった。大概小学校の家庭科には調理実習があって、ハンバーグとかカレーなんか一度位は誰もが作るものだと思うのだが。それに野外研修なんかもあった筈と言うと慶太郎自身もそれは確かに経験しているのだが、その数回のみで他は全く包丁を握ることがなかったということらしい。それにしても世の中には一人用のレトルトなんてものも大量にあるのに、まあ真面目な話だなと思ったら

「こいつ、レトルトの使い方知らないんだよ?恭平。」
「……それはまた、随分だな……。」

確かに産まれてこのかた一度も料理に接してないのなら、レトルトなんか知る筈もないのは事実だろうが世の中レトルト食品に溢れているわけで。普通の食生活にだって利便性で使われていそうなものだから、目に入りそうなものだ。

「茹でるか、レンジでってことだろ?」
「それは説明したけど、それもピンと来ないんだよ。」
「し、仕方ないだろ……。」

どうもレトルトパウチ自体の認識が出来ないので、うまく納得がいかなかったということらしい。何でお湯で茹でるのはそのまま袋で行けて、物によってレンジは袋から出してとか、それでなんで食べられるのかとか?物によっては温めなくても使えたり、それをどうしてと問われても仁聖だって困る。しかもそんな状態でいつまでも保存して安全かと言われても、安全だから販売されていてなんて基本的なところから説明をしていかないとならないのがとてつもなく面倒くさい。なので結局当初の目的通り簡単なカレーを作ることしたわけだ。それと一先ず後は仁聖が一人で暮らしていた辺りに使っていた美味しいとお奨めのレトルトのパスタソースと簡単に作れる中華惣菜の素とかを購入したということらしい。
そんなわけで今日はカレー。
慶太郎が必死に調理するということらしくて、苦笑いしながら恭平は二人の様子を眺める。結局慶太郎はその後に次の食材・玉葱の洗礼も直に目に受けて、号泣してグッタリしながら、普通の倍以上も時間をかけてカレーを作った訳で。しかも一箱で十皿分も作れることに衝撃を受ける慶太郎の様子に、確かに一人で作ったら一箱で一皿なんて凶悪なものを作りそうな気がして恭平も思わず笑ってしまう。そうしてなんとか形になったカレーで一緒に夕飯を済ませて、残ったカレーを大きめのタッパーに入れて持たせる算段を始める仁聖に慶太郎は尚更驚くのだ。確かに家に残されても多すぎるし、元は自炊の練習でもあるなら慶太郎に持たせるのは当然だろうが慶太郎はこれを持って帰ってどうする?なんて聞く始末だ。

「そのまま食ってもいいし、教えてほしきゃリメイク教えるぞ?」
「リメイク?」
「カレーうどんとか、ドリアとか?冷凍しておけば、暫く保存もできるし。」

ええ?!なんて驚いた慶太郎に、仁聖がまるで母親のようにジャガイモが不味くなるからこのまま冷凍するなとか、冷凍しないならちゃんと火を通して何日で食えとか説明を始めたのを再びの苦笑いで恭平は眺める。一時期は口も聞かないといわんばかりだった二人が、またこうして以前と同じように接しているのを見ると内心ではとてもホッとしてしまうのだ。

「母さんより厳しい……。」
「当たり前だろ?真希から、さしすせその話し聞いたんだからな?」
「あっ!そっ!それは言うなってば!!」

慶太郎が必死になって仁聖の口を塞ごうと暴れるのに、どうやら他にも恭平の知らない問題発言があったのに気がついて思わず再び笑いだしてしまう。

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