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間章 ちょっと合間の話
間話24.目には目を歯には歯を、そして
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「も……む、り……あっ……はぁ……あっゆ、るして……あっ。」
萎えることを知らない怒張を咥え込まされ、もう何度も激しく痙攣するほどいかされている。それなのに宏太の体はのし掛かったままで、全く了の事を一時も離そうとしない。有り得ない程長くギシギシと孔に突き入れられ中を擦りたてられて、壊れてしまいそうな勢いで腰を叩きつけられている。喘ぎ泣き続けて既に了の声も掠れてしまっていてももう無理だと懇願しても、全く気にする風ではなく腰が振られる。しかも、全身を愛撫する指と舌から逃げられない。
「も、やぁ……っあ……ああっ……こぉ、た……あ。」
「可愛い声だすから、萎えねぇんだよ………んん……出すぞ?ん?」
奥に注ぎ込まれる激しい熱に腰が痺れて痙攣するのを、大きな手が腰を押さえ込み更にグリンと深く押し込まれてしまう。ビクンッと大きく仰け反り、絶頂する了の喉が掠れた悲鳴をあげる。それでも体内に萎えない怒張を捩じ込んだまま今度は甘く口付けが落ちてきて、了は口を塞がれ喘ぐ事すら出来ない。
「ん……う、うぅん……ん、う、あ……こぉ……たぁ……。」
「了……いい声だな………。」
何度も何度も口付けられ舌を吸われたり甘く噛まれ、もう無理だと思ってもゾワリと背筋が震え強い快感に呑まれてしまう。しかも体内の宏太の太い怒張が、グリグリと体内の感じる場所を何時までも擦り続けている。何もかもが了を甘く蕩けさせていく。酩酊する意識の中で何度も許してと懇願しても、宏太は楽しげに更に首筋や耳をねぶり了を追い込むばかりだ。
「ん、ふぅうっ……んんっうぅんっんあっ」
「気持ちいいか?ん?」
「あ、ううっああんっ!あっ!」
ヌポヌチュと淫らな音をたてて腰を揺らしながら、乳首を弄び唇を舐められる。あまりに気持ち良すぎて、また喘ぎが迸って止まらなくなっていく。たださえ容赦のない淫らな手つき腰つきなのに、ネットリと舌で舐められ口を閉じることも出来ない。しかも脚を抱えるように促されて素直に従うしかできなくなっている自分に、再び強く腰を振り始める宏太の体が汗ばんで強い色気を放っている。もう充分に分かっているけど、宏太のその色気に了はどうしようもなく酔わされている。
「気持ちいいなら、いいって言え、了。」
「んあっ!い、いっきもちっ、い!いいっからぁ!!あっ!ああっ!」
絶倫と怒鳴ってやりたくても蕩けて酩酊してしまって、言葉すら覚束無いのに宏太は抜きもせずに何度目かの射精を奥に溢れさせた。その熱さに背骨が無くなったような感覚に陥りながら、腹の奥底に流し込まれる熱さに痙攣しながら絶頂に震える。
やっと事が終わった時には、腕どころか指を挙げる事すら出来ない。グッタリしている了に、宏太は嬉しそうに微笑みながら抱き寄せたかと思うと甘く口付けてくる。
「も……ほんと、無、理……ぃ……。」
「分かってる、……可愛いからキスくらいはいいだろ?ん?」
いや、それは分かってないと力一杯叫びたくなるが、了には既に声もでない。身悶えようにも全身がグズグズに蕩けてしまっていて、宏太の愛撫紛いの口付けから全く逃げられないのだ。
「や……ん……ぅんん……。」
啄むように何度も口付けられ唇を噛まれ舌でなぞる宏太のキスだけで、十分に愛撫なのだと言いたい。腰を撫でたりする甘い手つきですら了には過分に感じる愛撫なのだと、何でか宏太が分かっていないのが信じられない位だ。調教師の時はそんな事は考えなくてもこちらの限界は察知出来ていた筈なのに、今の宏太の容赦のなさは尋常じゃない。キスが甘くて制止しようにも、了にはもう身動きがとれないのに。
「やぁ……も、やだぁ………こぉた、おねが、い……。」
「イヤらしいことしてねぇだろ?可愛いから愛でてるだけだ。」
「可愛い…とか、言う……な。それに、キスも、……やぁ。」
何でだよと不満気に言う宏太が実は可愛いけど、実際には感じさせられるのがキツい。グショグショに体液まみれで、風呂に入りたくても体も全く動かせない。そう掠れ声で訴えるとそうかと呟いた宏太ときたら、軽々と了の体を抱き上げてしまう。
「な……ちょっと、なに?」
「風呂入りたいんだろ?洗ってやる。」
当然のようにそう言われる。
盲目のはずの宏太が、やる気なら確かに出来るだろうと思うと何だか言葉にならない。目が見えなくてもSM拘束出来るし、今ではこの家の中では殆ど杖もなしで動けるし、階段を自分を抱きかかえながら手探りとは言え軽々と階段昇るし。なんか正直言うと目が見えないの本当なのかと、了は思い始めていたり。
「こぉた……ほんとに、見えて……ないんだよな?」
「目ん玉ねぇの知ってんだろ?ん?」
確かに宏太の両目は鼻梁と瞼を抉った傷が真横に走っていて、眼球自体は中身は無い。と言うか眼球の中身が全て抜き取られ、眼球の外側と神経は残っているのだという。実際眼球を摘出すると視神経を切除したりと大変な手術なのだというが、これはさておき。兎も角・視力がないことは事実だし、夜はアイマスクで傷を覆っているのも本当。
「そ、だ……けど。」
話しながら奇妙にブツブツと意識が途切れそうになるのを堪えながら呟くが、宏太の方は平然とシーツを剥ぎ取ると了の体をくるんで抱きかかえゲストルームを横切って歩く。荷ほどきの予期せぬ箱の存在はちゃんと記憶にあったみたいだが、当たらずに歩く位置も覚えていた様子で宏太の足取りには迷いがない。それにしても成人の男を抱きかかえ歩くなんてソロソロ四十七歳になるとは思えない精力と体力だと思うが、これでも入院して大分落ちてると言うから呆れてしまう。
これで目が見えてた時のままの体力だったら俺、絶対やり殺される……。
冗談ではなくそう思う。しかも男としても一体抜かずに何発やれるんだと正直驚いてしまう。自分なら一回出したら暫く賢者タイムになるのに、宏太にはその気配もない。そう言えば宏太と寝た最初から途中休憩してはいたが、宏太の方は何時もケロッとした顔でいたのはもしかしてちゃんと満足してないからか等と考えてしまう。
「こぉた……。」
「ん?」
「ちゃんと……気持ち、い……?」
了が何を言いたいのか察した宏太が・お前何言ってんだと笑いながら、甘い口付けでまた了の唇を奪う。
「気持ちよくなかったら、こんなに盛るかよ……、あんまり可愛いこと言うとまた泣かすぞ?ん?」
宏太の溺愛フィルターにも困ったものでこれが本気だからどうしようもないし、了の不安感なんて馬鹿げたものだと言いたげだ。確かに他の人間から性的に淡白だと思われている男で、仕事で怒張のコントロールすら意図も容易く出来るような奴な訳で、しかも宏太は本来は異性愛者で同性愛には全く興味がない。ここまで盛ってるのは相手が了だからと豪語されている。そう考えると自分が聞いたことに羞恥心が沸いて、頭が逆上せてしまうようだ。
「何だよ!仕事場にいないとおもったら!盛ってんなよな!」
階下からの結城晴の声に不機嫌そうに煩いと答えた宏太の腕に抱きかかえられ、流石に意識が遠退くのに堪えられずに宏太の胸に凭れかかる。その様子にふと宏太が、不思議そうに自分の顔を覗き込むのをボンヤリと感じ取っていた。
次に気がつくと普段のベットに珍しく夜着を着せられ寝かされていて、ボンヤリと辺りを眺める。了の視界にはいる室内は既に夕闇を過ぎて薄暗く、あれから大分時間が経っているのに気がつく。
どうやらあの直後、本気で失神したらしい
思わず苦笑してしまうと了の苦笑に気がついたようにベットの傍の椅子に座っていた宏太が、立ち上がり足早に歩み寄って来たのに気がついた。近寄って自分の頬をソッと撫でる宏太の青ざめた顔色に少し驚いてしまう。
「……こぉ、た…?」
掠れた自分の声に、宏太がホッとしたように微かに微笑む。優しく頬を撫でる指の感触に、夢現にずっとこの指の感触を感じていたのを肌がうっすらと覚えている。もしかして了が気を失っている間、ずっとこうして心配して何度も触れていたのだろうか。そう考えた途端、宏太がそっと了に覆い被さり口付けてくる。何時もよりそっと触れてくる優しく甘い口付けに、思わず心地よくてうっとりとしてしまう。
「大丈夫か?」
「ん……おれ、きうしなった?」
口付けの後の言葉に答えながら逆に了が問いかけると、優しく頭を撫でてから宏太が呟くように悪かったと口にする。何に謝ってるんだ?と不思議そうに了が見上げると、宏太が戸惑うように口を開く。
「やり過ぎだったんだな……悪かった……。」
「何だよ……今更……。」
ベットで失神するくらい宏太にやられたことは、正直なところ何度もある。確かにこんな風にベットの外で長い時間完全に気を失ったのは初めてではあるが、それもまあ直前にタップリ感じてしまっていた訳だから了にしても謝られても困る。それに鬼畜で変態で最悪な男の癖に、何でこんなに今更しおらしく躾の効かない犬みたいな顔をしているのか。ちょっと可愛いが、そんな顔で謝られるのは
「あんた、らしくない……。」
手を伸ばして腕を首に絡め落ち込んだ様子の宏太に口付けてやると、それに心配したと呟きながら覆い被さる宏太の体温が心地いい。このまま抱き締められて眠りたいと肌を刷り寄せると、宏太が甘い吐息混じりに呟く。
「愛してる……、了。」
「俺も……。一緒に寝たい………、こぉた…の……体温、気持ちい……。」
スリと了が肌を寄せると宏太の緊張がほどけるように腕の中で溶けるのが分かる。
「一週間禁欲しろって……リオに説教された………。」
「リオ……?だれ………?」
「昔馴染み……、お前が目を覚まさなくて、呼んだ。」
何で片言だと思うけど、宏太の纏っていた緊張が不安から来ていたのに気がつく。抱き寄せた頭を何気なく撫でてみると、本気で安堵した風でそのまま宏太は了にされるままになっている。自分より硬い毛質の宏太の髪に触れながら、目が覚めたらちゃんとリオって誰って聞いておかないとと思うが眠りに負けていく。
「あした……、きく……から。」
「ん……、了、愛してる。」
大きな子供みたいだなと眠りに落ちながら、ふと心が呟くのに了の口元に微笑みが浮かび上がっていた。結局そのまま朝まで泥のように眠って、目が覚めた時には宏太にシッカリ抱き締められ宏太の胸に頬をつけた状態。モゾモゾと動くと更にシッカリ抱き締められ、しかも脚まで絡み付けられているのに苦笑する。
「こぉた、起きろ。」
「……寝てる。」
「朝飯作るから、離せって。」
寝てるとまた繰り返す宏太に思わず笑ってしまうが、半日以上も寝ていたせいで空腹には勝てなかった宏太も渋々という風に腕を離す。それでも起き上がって直ぐふらつく了を宏太が労るのに、了は苦笑しながら二人で階段を下りてキッチンに向かっていた。手早く朝飯を作り盛り付けながら、そう言えばと了はカウンターの前に座っている宏太を眺める。
「宏太、そう言えばリオって誰?」
「四倉梨央。」
だからそれが誰?と聞くと、遠坂喜一と小学生前からの同じ幼馴染みの一人だという。何でその人が昨日来たのと問いかけると、渋い顔で宏太は口を開く。
四倉梨央は宏太の幼馴染みで、都立総合病院の看護師を二十年以上もしているベテラン看護師。驚きだが昨日了が気を失った後、地味に宏太がパニックになったらしいのだ。ここからは後日、結城晴からも聞いた話なのだが
※※※
「了?」
唐突に腕の中で弛緩した体の感触に違和感を感じた宏太の声が、階下の晴にも聞こえた。何時もの尊大な口調とは違う宏太の声音に、晴は微かに驚きながら階段を駆け上がって了を覗きこみ声をかけ続ける宏太に駆け寄る。腕の中で薔薇色に頬を染めてグッタリとした了は色っぽいことこの上ないが、シーツでくるまれた了の体は散々いたぶられたと言っても過言ではなかった。
「社長!やり過ぎ!!何やってんのっ!」
思わず晴がそう言い放ったのも当然だ。幾ら愛し合ってるからって、ここまでやり過ぎていいってことではない。って言うかここまでされる前に、了も無理だと拒否しろよと言いたくなる。幾ら相手が見えてないからって唯々諾々で、やられ過ぎだと説教したくなるのは晴じゃなくても当然だ。
何しろ了の全身が所謂キスマークという痣だらけで、体液にまみれていると言っても過言ではない。何度も繰り返された愛撫に、まるで大きな内出血の痣のようになってしまっているのが幾つも見える。吸われ過ぎて赤く擦りきれ腫れた艶かしい乳首が見えて、見えない場所にも同じことが起きてるんだろうと想像できた。
俺がされたのなんか、これに比べたらペロッと舐めた程度でしょ?
グッタリした了の姿は薬でも使ってグズグズにされて、一晩中何人も相手に散々回された後みたいに痛々しい。そう言っても恐らく目が見えてない宏太には何が何やらの世界なのかもしれないが、見え隠れする痣が濃いのも薄いのも大量なのが目のやり場に困る。一先ずさっさと了をベットに寝かせてやれと晴が宏太に怒鳴り付けてしまったのはしょうがない。それにしても体を綺麗に拭いてやっても了は意識を取り戻さないし、薔薇色に染まったままの頬は変わらない。熱っぽいからとは言え、病院に連れていくにも身体中の無数の痣が生々し過ぎる。
「社長、医療関係者に知り合いいないの?病院に連れていくにも……これじゃレイプされたと思われるよ。」
晴の言葉に衝撃をうけた宏太に、逆に晴の方が今まで全然気がつかなかったのかと呆れてしまった。そこで宏太が信頼できる人物として呼ばれたのが、宏太の幼馴染みの四倉梨央だった訳なのである。
電話で呼び出された彼女は数十分で家まで来てくれたが、見た目は綺麗なお姉さんで宏太もそうだが四十路には見えない人だったという。しかし四倉女史は状況を二人から聞いて了の様子を確認した途端、拳骨で宏太の頭を容赦なく殴り付けたのだという。
「いてぇ!」
「馬鹿かてめぇは!」
「ああ?!」
言っておくが四倉梨央は、女史といった通り歴とした女性である。
そこから晴の目の前で容赦なく四倉梨央にガンガンと説教された宏太は、初めて箍が外れている自分に気がつかされたらしい。
「どこの世の中、大事な相手壊す勢いで乱暴する奴がいんだよ!」
「乱暴なんかしてねぇ!」
「こういうの乱暴つぅんだ!ボケ!」
好きだ、愛してると感じた途端、誰にも渡したくなくなって、了をがむしゃらに抱き潰してしまう。誰にも渡したくないから溺れる程、自分なしではいられないようにと出来る限りの手管を駆使していた。それは調教師だった頃は、商品を壊すだけだから絶対にやってはいけないと教えられたことだ。だけど了は商品じゃないから宏太の全力で愛しただけだが、それで危うく了の体を壊し駆けてしまっていた。
毎回失神するまで抱いたり、全身痣だらけにするほど執拗な愛撫が毎回では、普通の人間には堪えられない。しかも男女でもそれは問題なのに、了がそこまで抱かれて体に負担がかからないとは言えない。セックスの後の失神は酸欠で起こることが多いが、長時間失神するような事態は過度の脱水も起こしてるし、体に負担がかかり過ぎているのだと説教されたのだ。
「愛してんなら尚更壊れ物みたいに大事にするくらいすんだよ!この鬼畜の変態が!恋愛音痴まで加算すんな、ボケ!」
鬼畜は兎も角恋愛音痴は梨央に言われたくないと言ったら、宏太はもう一発拳骨で思いっきり殴られたらしい。
※※※
それにしても幼馴染みにまで鬼畜呼ばわりされてる宏太は一体。とは言えやっぱり鬼畜は良くても、他のはダメなのはなんなんだろうと了も苦笑するしかないが
「それで、禁欲一週間?」
思わず笑いながら言った言葉に、宏太が不貞腐れたように了の痣が消えるまで触ったら駄目だと梨央に言われたと言う。確かに鏡を見るたびに自分の体を見てヤバいかなとは思っていたが、それを第三者から言われると確かにキツい。しかも一週間経ってもキスマークをつけるのは、一日三つまでと制限までされてしまったのだという。それでシュンとしていた宏太の理由は分かったが、それを素直に守る気なのが更に可笑しくなる。
「笑うなよ……気がつかなかったのは、悪かったと思ってる……。」
「見えないんだもんな、俺も言わなかったの悪かったよ。」
笑いながらそう言う了に、安堵したように溜め息混じりにどうやっても加減がわかんねぇと宏太が呟く。大事にしろって言われたけど、どうしたらいいのか分からないのだと宏太は不貞腐れた声を溢す。
「何でとまんねぇかも分かんねぇのに、加減しろってどうすんだか……。」
全力投球は出来るけどコントロールができないと不貞腐れる宏太が、実はみていて可愛いとは言わない方がいいかと了は苦笑する。愛し合うなんてお互いに初めての事だから、宏太が上手く加減できないのは仕方がない。何しろ了の方も宏太の事を愛してるから、自分の体が限界だとしても宏太を独占したいと思ってるのだから。
こういうのまさに目には目を歯には歯をって言うんじゃないかねと文学部的に考えて苦笑する。ハンムラビ法典は相手と同等の対価を差し出せと言う平等を説いているわけで、正直なところ復讐を説いている訳じゃないのだ。目には目を歯には歯を、愛には愛でってことなんだろうけど。まあ、他人には見られないから、こんな宏太の姿を堪能するのもありなのかも。
「ふふ、一先ず冷めるから飯にしようぜ。後のことはユックリ二人で話し合えばいいだろ?な。」
「ん。」
素直に従う宏太の手を取りながらリビングに向かう了に、つい今の話を忘れたのかじゃれるように宏太が手を伸ばして抱き寄せてくる。エッチなしでスキンシップならいいか?そう言う宏太にこれで何処まで我慢できるんだかと、了は苦笑いしてしまっていた。
萎えることを知らない怒張を咥え込まされ、もう何度も激しく痙攣するほどいかされている。それなのに宏太の体はのし掛かったままで、全く了の事を一時も離そうとしない。有り得ない程長くギシギシと孔に突き入れられ中を擦りたてられて、壊れてしまいそうな勢いで腰を叩きつけられている。喘ぎ泣き続けて既に了の声も掠れてしまっていてももう無理だと懇願しても、全く気にする風ではなく腰が振られる。しかも、全身を愛撫する指と舌から逃げられない。
「も、やぁ……っあ……ああっ……こぉ、た……あ。」
「可愛い声だすから、萎えねぇんだよ………んん……出すぞ?ん?」
奥に注ぎ込まれる激しい熱に腰が痺れて痙攣するのを、大きな手が腰を押さえ込み更にグリンと深く押し込まれてしまう。ビクンッと大きく仰け反り、絶頂する了の喉が掠れた悲鳴をあげる。それでも体内に萎えない怒張を捩じ込んだまま今度は甘く口付けが落ちてきて、了は口を塞がれ喘ぐ事すら出来ない。
「ん……う、うぅん……ん、う、あ……こぉ……たぁ……。」
「了……いい声だな………。」
何度も何度も口付けられ舌を吸われたり甘く噛まれ、もう無理だと思ってもゾワリと背筋が震え強い快感に呑まれてしまう。しかも体内の宏太の太い怒張が、グリグリと体内の感じる場所を何時までも擦り続けている。何もかもが了を甘く蕩けさせていく。酩酊する意識の中で何度も許してと懇願しても、宏太は楽しげに更に首筋や耳をねぶり了を追い込むばかりだ。
「ん、ふぅうっ……んんっうぅんっんあっ」
「気持ちいいか?ん?」
「あ、ううっああんっ!あっ!」
ヌポヌチュと淫らな音をたてて腰を揺らしながら、乳首を弄び唇を舐められる。あまりに気持ち良すぎて、また喘ぎが迸って止まらなくなっていく。たださえ容赦のない淫らな手つき腰つきなのに、ネットリと舌で舐められ口を閉じることも出来ない。しかも脚を抱えるように促されて素直に従うしかできなくなっている自分に、再び強く腰を振り始める宏太の体が汗ばんで強い色気を放っている。もう充分に分かっているけど、宏太のその色気に了はどうしようもなく酔わされている。
「気持ちいいなら、いいって言え、了。」
「んあっ!い、いっきもちっ、い!いいっからぁ!!あっ!ああっ!」
絶倫と怒鳴ってやりたくても蕩けて酩酊してしまって、言葉すら覚束無いのに宏太は抜きもせずに何度目かの射精を奥に溢れさせた。その熱さに背骨が無くなったような感覚に陥りながら、腹の奥底に流し込まれる熱さに痙攣しながら絶頂に震える。
やっと事が終わった時には、腕どころか指を挙げる事すら出来ない。グッタリしている了に、宏太は嬉しそうに微笑みながら抱き寄せたかと思うと甘く口付けてくる。
「も……ほんと、無、理……ぃ……。」
「分かってる、……可愛いからキスくらいはいいだろ?ん?」
いや、それは分かってないと力一杯叫びたくなるが、了には既に声もでない。身悶えようにも全身がグズグズに蕩けてしまっていて、宏太の愛撫紛いの口付けから全く逃げられないのだ。
「や……ん……ぅんん……。」
啄むように何度も口付けられ唇を噛まれ舌でなぞる宏太のキスだけで、十分に愛撫なのだと言いたい。腰を撫でたりする甘い手つきですら了には過分に感じる愛撫なのだと、何でか宏太が分かっていないのが信じられない位だ。調教師の時はそんな事は考えなくてもこちらの限界は察知出来ていた筈なのに、今の宏太の容赦のなさは尋常じゃない。キスが甘くて制止しようにも、了にはもう身動きがとれないのに。
「やぁ……も、やだぁ………こぉた、おねが、い……。」
「イヤらしいことしてねぇだろ?可愛いから愛でてるだけだ。」
「可愛い…とか、言う……な。それに、キスも、……やぁ。」
何でだよと不満気に言う宏太が実は可愛いけど、実際には感じさせられるのがキツい。グショグショに体液まみれで、風呂に入りたくても体も全く動かせない。そう掠れ声で訴えるとそうかと呟いた宏太ときたら、軽々と了の体を抱き上げてしまう。
「な……ちょっと、なに?」
「風呂入りたいんだろ?洗ってやる。」
当然のようにそう言われる。
盲目のはずの宏太が、やる気なら確かに出来るだろうと思うと何だか言葉にならない。目が見えなくてもSM拘束出来るし、今ではこの家の中では殆ど杖もなしで動けるし、階段を自分を抱きかかえながら手探りとは言え軽々と階段昇るし。なんか正直言うと目が見えないの本当なのかと、了は思い始めていたり。
「こぉた……ほんとに、見えて……ないんだよな?」
「目ん玉ねぇの知ってんだろ?ん?」
確かに宏太の両目は鼻梁と瞼を抉った傷が真横に走っていて、眼球自体は中身は無い。と言うか眼球の中身が全て抜き取られ、眼球の外側と神経は残っているのだという。実際眼球を摘出すると視神経を切除したりと大変な手術なのだというが、これはさておき。兎も角・視力がないことは事実だし、夜はアイマスクで傷を覆っているのも本当。
「そ、だ……けど。」
話しながら奇妙にブツブツと意識が途切れそうになるのを堪えながら呟くが、宏太の方は平然とシーツを剥ぎ取ると了の体をくるんで抱きかかえゲストルームを横切って歩く。荷ほどきの予期せぬ箱の存在はちゃんと記憶にあったみたいだが、当たらずに歩く位置も覚えていた様子で宏太の足取りには迷いがない。それにしても成人の男を抱きかかえ歩くなんてソロソロ四十七歳になるとは思えない精力と体力だと思うが、これでも入院して大分落ちてると言うから呆れてしまう。
これで目が見えてた時のままの体力だったら俺、絶対やり殺される……。
冗談ではなくそう思う。しかも男としても一体抜かずに何発やれるんだと正直驚いてしまう。自分なら一回出したら暫く賢者タイムになるのに、宏太にはその気配もない。そう言えば宏太と寝た最初から途中休憩してはいたが、宏太の方は何時もケロッとした顔でいたのはもしかしてちゃんと満足してないからか等と考えてしまう。
「こぉた……。」
「ん?」
「ちゃんと……気持ち、い……?」
了が何を言いたいのか察した宏太が・お前何言ってんだと笑いながら、甘い口付けでまた了の唇を奪う。
「気持ちよくなかったら、こんなに盛るかよ……、あんまり可愛いこと言うとまた泣かすぞ?ん?」
宏太の溺愛フィルターにも困ったものでこれが本気だからどうしようもないし、了の不安感なんて馬鹿げたものだと言いたげだ。確かに他の人間から性的に淡白だと思われている男で、仕事で怒張のコントロールすら意図も容易く出来るような奴な訳で、しかも宏太は本来は異性愛者で同性愛には全く興味がない。ここまで盛ってるのは相手が了だからと豪語されている。そう考えると自分が聞いたことに羞恥心が沸いて、頭が逆上せてしまうようだ。
「何だよ!仕事場にいないとおもったら!盛ってんなよな!」
階下からの結城晴の声に不機嫌そうに煩いと答えた宏太の腕に抱きかかえられ、流石に意識が遠退くのに堪えられずに宏太の胸に凭れかかる。その様子にふと宏太が、不思議そうに自分の顔を覗き込むのをボンヤリと感じ取っていた。
次に気がつくと普段のベットに珍しく夜着を着せられ寝かされていて、ボンヤリと辺りを眺める。了の視界にはいる室内は既に夕闇を過ぎて薄暗く、あれから大分時間が経っているのに気がつく。
どうやらあの直後、本気で失神したらしい
思わず苦笑してしまうと了の苦笑に気がついたようにベットの傍の椅子に座っていた宏太が、立ち上がり足早に歩み寄って来たのに気がついた。近寄って自分の頬をソッと撫でる宏太の青ざめた顔色に少し驚いてしまう。
「……こぉ、た…?」
掠れた自分の声に、宏太がホッとしたように微かに微笑む。優しく頬を撫でる指の感触に、夢現にずっとこの指の感触を感じていたのを肌がうっすらと覚えている。もしかして了が気を失っている間、ずっとこうして心配して何度も触れていたのだろうか。そう考えた途端、宏太がそっと了に覆い被さり口付けてくる。何時もよりそっと触れてくる優しく甘い口付けに、思わず心地よくてうっとりとしてしまう。
「大丈夫か?」
「ん……おれ、きうしなった?」
口付けの後の言葉に答えながら逆に了が問いかけると、優しく頭を撫でてから宏太が呟くように悪かったと口にする。何に謝ってるんだ?と不思議そうに了が見上げると、宏太が戸惑うように口を開く。
「やり過ぎだったんだな……悪かった……。」
「何だよ……今更……。」
ベットで失神するくらい宏太にやられたことは、正直なところ何度もある。確かにこんな風にベットの外で長い時間完全に気を失ったのは初めてではあるが、それもまあ直前にタップリ感じてしまっていた訳だから了にしても謝られても困る。それに鬼畜で変態で最悪な男の癖に、何でこんなに今更しおらしく躾の効かない犬みたいな顔をしているのか。ちょっと可愛いが、そんな顔で謝られるのは
「あんた、らしくない……。」
手を伸ばして腕を首に絡め落ち込んだ様子の宏太に口付けてやると、それに心配したと呟きながら覆い被さる宏太の体温が心地いい。このまま抱き締められて眠りたいと肌を刷り寄せると、宏太が甘い吐息混じりに呟く。
「愛してる……、了。」
「俺も……。一緒に寝たい………、こぉた…の……体温、気持ちい……。」
スリと了が肌を寄せると宏太の緊張がほどけるように腕の中で溶けるのが分かる。
「一週間禁欲しろって……リオに説教された………。」
「リオ……?だれ………?」
「昔馴染み……、お前が目を覚まさなくて、呼んだ。」
何で片言だと思うけど、宏太の纏っていた緊張が不安から来ていたのに気がつく。抱き寄せた頭を何気なく撫でてみると、本気で安堵した風でそのまま宏太は了にされるままになっている。自分より硬い毛質の宏太の髪に触れながら、目が覚めたらちゃんとリオって誰って聞いておかないとと思うが眠りに負けていく。
「あした……、きく……から。」
「ん……、了、愛してる。」
大きな子供みたいだなと眠りに落ちながら、ふと心が呟くのに了の口元に微笑みが浮かび上がっていた。結局そのまま朝まで泥のように眠って、目が覚めた時には宏太にシッカリ抱き締められ宏太の胸に頬をつけた状態。モゾモゾと動くと更にシッカリ抱き締められ、しかも脚まで絡み付けられているのに苦笑する。
「こぉた、起きろ。」
「……寝てる。」
「朝飯作るから、離せって。」
寝てるとまた繰り返す宏太に思わず笑ってしまうが、半日以上も寝ていたせいで空腹には勝てなかった宏太も渋々という風に腕を離す。それでも起き上がって直ぐふらつく了を宏太が労るのに、了は苦笑しながら二人で階段を下りてキッチンに向かっていた。手早く朝飯を作り盛り付けながら、そう言えばと了はカウンターの前に座っている宏太を眺める。
「宏太、そう言えばリオって誰?」
「四倉梨央。」
だからそれが誰?と聞くと、遠坂喜一と小学生前からの同じ幼馴染みの一人だという。何でその人が昨日来たのと問いかけると、渋い顔で宏太は口を開く。
四倉梨央は宏太の幼馴染みで、都立総合病院の看護師を二十年以上もしているベテラン看護師。驚きだが昨日了が気を失った後、地味に宏太がパニックになったらしいのだ。ここからは後日、結城晴からも聞いた話なのだが
※※※
「了?」
唐突に腕の中で弛緩した体の感触に違和感を感じた宏太の声が、階下の晴にも聞こえた。何時もの尊大な口調とは違う宏太の声音に、晴は微かに驚きながら階段を駆け上がって了を覗きこみ声をかけ続ける宏太に駆け寄る。腕の中で薔薇色に頬を染めてグッタリとした了は色っぽいことこの上ないが、シーツでくるまれた了の体は散々いたぶられたと言っても過言ではなかった。
「社長!やり過ぎ!!何やってんのっ!」
思わず晴がそう言い放ったのも当然だ。幾ら愛し合ってるからって、ここまでやり過ぎていいってことではない。って言うかここまでされる前に、了も無理だと拒否しろよと言いたくなる。幾ら相手が見えてないからって唯々諾々で、やられ過ぎだと説教したくなるのは晴じゃなくても当然だ。
何しろ了の全身が所謂キスマークという痣だらけで、体液にまみれていると言っても過言ではない。何度も繰り返された愛撫に、まるで大きな内出血の痣のようになってしまっているのが幾つも見える。吸われ過ぎて赤く擦りきれ腫れた艶かしい乳首が見えて、見えない場所にも同じことが起きてるんだろうと想像できた。
俺がされたのなんか、これに比べたらペロッと舐めた程度でしょ?
グッタリした了の姿は薬でも使ってグズグズにされて、一晩中何人も相手に散々回された後みたいに痛々しい。そう言っても恐らく目が見えてない宏太には何が何やらの世界なのかもしれないが、見え隠れする痣が濃いのも薄いのも大量なのが目のやり場に困る。一先ずさっさと了をベットに寝かせてやれと晴が宏太に怒鳴り付けてしまったのはしょうがない。それにしても体を綺麗に拭いてやっても了は意識を取り戻さないし、薔薇色に染まったままの頬は変わらない。熱っぽいからとは言え、病院に連れていくにも身体中の無数の痣が生々し過ぎる。
「社長、医療関係者に知り合いいないの?病院に連れていくにも……これじゃレイプされたと思われるよ。」
晴の言葉に衝撃をうけた宏太に、逆に晴の方が今まで全然気がつかなかったのかと呆れてしまった。そこで宏太が信頼できる人物として呼ばれたのが、宏太の幼馴染みの四倉梨央だった訳なのである。
電話で呼び出された彼女は数十分で家まで来てくれたが、見た目は綺麗なお姉さんで宏太もそうだが四十路には見えない人だったという。しかし四倉女史は状況を二人から聞いて了の様子を確認した途端、拳骨で宏太の頭を容赦なく殴り付けたのだという。
「いてぇ!」
「馬鹿かてめぇは!」
「ああ?!」
言っておくが四倉梨央は、女史といった通り歴とした女性である。
そこから晴の目の前で容赦なく四倉梨央にガンガンと説教された宏太は、初めて箍が外れている自分に気がつかされたらしい。
「どこの世の中、大事な相手壊す勢いで乱暴する奴がいんだよ!」
「乱暴なんかしてねぇ!」
「こういうの乱暴つぅんだ!ボケ!」
好きだ、愛してると感じた途端、誰にも渡したくなくなって、了をがむしゃらに抱き潰してしまう。誰にも渡したくないから溺れる程、自分なしではいられないようにと出来る限りの手管を駆使していた。それは調教師だった頃は、商品を壊すだけだから絶対にやってはいけないと教えられたことだ。だけど了は商品じゃないから宏太の全力で愛しただけだが、それで危うく了の体を壊し駆けてしまっていた。
毎回失神するまで抱いたり、全身痣だらけにするほど執拗な愛撫が毎回では、普通の人間には堪えられない。しかも男女でもそれは問題なのに、了がそこまで抱かれて体に負担がかからないとは言えない。セックスの後の失神は酸欠で起こることが多いが、長時間失神するような事態は過度の脱水も起こしてるし、体に負担がかかり過ぎているのだと説教されたのだ。
「愛してんなら尚更壊れ物みたいに大事にするくらいすんだよ!この鬼畜の変態が!恋愛音痴まで加算すんな、ボケ!」
鬼畜は兎も角恋愛音痴は梨央に言われたくないと言ったら、宏太はもう一発拳骨で思いっきり殴られたらしい。
※※※
それにしても幼馴染みにまで鬼畜呼ばわりされてる宏太は一体。とは言えやっぱり鬼畜は良くても、他のはダメなのはなんなんだろうと了も苦笑するしかないが
「それで、禁欲一週間?」
思わず笑いながら言った言葉に、宏太が不貞腐れたように了の痣が消えるまで触ったら駄目だと梨央に言われたと言う。確かに鏡を見るたびに自分の体を見てヤバいかなとは思っていたが、それを第三者から言われると確かにキツい。しかも一週間経ってもキスマークをつけるのは、一日三つまでと制限までされてしまったのだという。それでシュンとしていた宏太の理由は分かったが、それを素直に守る気なのが更に可笑しくなる。
「笑うなよ……気がつかなかったのは、悪かったと思ってる……。」
「見えないんだもんな、俺も言わなかったの悪かったよ。」
笑いながらそう言う了に、安堵したように溜め息混じりにどうやっても加減がわかんねぇと宏太が呟く。大事にしろって言われたけど、どうしたらいいのか分からないのだと宏太は不貞腐れた声を溢す。
「何でとまんねぇかも分かんねぇのに、加減しろってどうすんだか……。」
全力投球は出来るけどコントロールができないと不貞腐れる宏太が、実はみていて可愛いとは言わない方がいいかと了は苦笑する。愛し合うなんてお互いに初めての事だから、宏太が上手く加減できないのは仕方がない。何しろ了の方も宏太の事を愛してるから、自分の体が限界だとしても宏太を独占したいと思ってるのだから。
こういうのまさに目には目を歯には歯をって言うんじゃないかねと文学部的に考えて苦笑する。ハンムラビ法典は相手と同等の対価を差し出せと言う平等を説いているわけで、正直なところ復讐を説いている訳じゃないのだ。目には目を歯には歯を、愛には愛でってことなんだろうけど。まあ、他人には見られないから、こんな宏太の姿を堪能するのもありなのかも。
「ふふ、一先ず冷めるから飯にしようぜ。後のことはユックリ二人で話し合えばいいだろ?な。」
「ん。」
素直に従う宏太の手を取りながらリビングに向かう了に、つい今の話を忘れたのかじゃれるように宏太が手を伸ばして抱き寄せてくる。エッチなしでスキンシップならいいか?そう言う宏太にこれで何処まで我慢できるんだかと、了は苦笑いしてしまっていた。
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