鮮明な月

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間章 ちょっと合間の話

間話20.目には目を歯には歯を

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そんな訳で邪魔なバイトが黙々と横で仕事をこなしているのに、昼飯作ってくると了が中座したのをいいことに何気なく俺は口を開く。

「一ついいか?くそガキ。」
「空気はこれ以上読めねぇから、くそ社長。」

そこじゃない。まあ、内心そこも言っておきたいが今は一先ず違う。その反応が伝わったように、結城晴は僅かに眉を潜めながら俺の様子を伺う。俺は何気ない風を装って、疑問を口にする。

「お前、自分の大事なもの傷つけた相手にどんな仕返しする?」

結城は目を細めた気配を伺わせ、どんな傷?と声を落とし低い声で問いかけてくる。こういう面では察するのが早いのはどうかとは思うが、こちらとしても話として進めやすい。

「一生もんの傷。」
「ぶっ殺す。」

こいつ思考過程が割合俺と似てるんじゃないだろうかと、今更だが時々思わされることが増えてきた。自分の大事なものを傷つけられたら、即報復行動に出るという思考に繋がる辺りが非常に似てる気がする。今更なんだが了のヤツも基本的に好みが俺を基準にしているのか、自覚なしに割合危険なヤツばかり狙う傾向があるのではないだろうか。そう言えば高校の時初めて了が仕込んだ工藤英輔というヤツも、かなりの線で思考回路がぶっ飛んでいて危うく了を監禁仕掛けていた。今にしてみるとあれを阻止した時に、あの男に自分を犯してくれと懇願されて鳥肌ものの不快感だったのを思い出す。何が面白くてむさ苦しい成人男子に逸物おったてなきゃならないのだと思いながら、迷わず俺は顧客だった男を抱くのが好みの面子に電話をした記憶がある。

「ぶっ殺すは除外事項だ。了に説教される。」
「んー、じゃ同じ目にあわす。」

同じ目。
手こきにフェラに素股……ピチピチで可愛い了がするなら兎も角、相手は俺と二つしか年が変わらない野郎だ。そんなやつを俺は相手にしたいとは思えないし、何分アイツは自意識過剰ではあるが正直それほど美形じゃない。志賀松理曰く現在では劣化の激しい人種の三十倍早く劣化していて、キスもいやという口臭と顔と体つきらしい。正直そんなのを今も調教師だったとしたら、仕事でも躾るのは即断る。断固として拒否すると言い切る自信があるところだ。

「………四十路の調教ねぇ……。」
「うへぇ、中年のオヤジはキモいなぁ。」

横で音声をヘッドホンで聞いている癖に、こっちの呟きにまで返答する結城に思わず眉を吊り上げてしまう。四十路が中年ではないとは確かに言えないが、横の俺も四十六なわけでキモいと言われては。

「あ?てめぇ俺に喧嘩うってんのか?」
「別に社長が中年とは言ってないし、あ、四十路中年だっけ?社長。あー、すんませんでした、四十路だった。」

くそガキの癖に口だけは達者な奴で腹が立つ。その上妙に頭の回転も早いから尚更腹が立つのだ。しかも、了には掌を返したみたいに胡麻を擂って甘えるから、こいつの存在が余計腹立たしい事この上ない。それでも了が機嫌よくしている方が優先な辺りが、最近の自分としてはやるせない。

「でもさぁ、ぶっ殺すは却下でも、屈辱的な目に遭わせて踏みつけて笑ってやるくらいのことはしてもいいんじゃない?」
「屈辱ねぇ。」

むう。それは確かに言われなくとも当然だ。しかし遥か昔のピチピチで可愛らしい了への性的悪戯は兎も角、目下アイツが成人の男も行けるかどうかは聞いたことがない。なにせアイツが唯一モノにしかけたのはリエ一人だし、その後は子猫ちゃんをいたぶりはしてたが人間椅子なんぞしでかす馬鹿なのだ。大体男にやらせるにしても工藤の時のように、それに持ち込める状況に持っていくにはどうしたものか。そう考え込むと横でふと思い付いたみたいに、ニヤリと結城が悪巧みの笑顔を浮かべるのがわかった。

「………俺が手伝ってやろうか?社長。」




※※※



『あら、トノ。久しぶりねぇ。』
「よお、シノブ、元気か?」
『バッチリよ?あんたもその声は元気そうね。』

電話口の口調は女物だが、声はどう聞いても男なのはやむを得ない。何しろ電話相手の『藤咲しのぶ』は歴とした男。がたいは良いし立端もあるし、元はといえば空手部主将なんて時代もあった位の男なのだ。
現在では芸能関係の会社を経営している藤咲信夫は元メンズモデルの経歴を持つが、ここだけの話遠坂喜一や鳥飼澪と同じく外崎宏太の同級生の一人でもある。最近は随分社長業で忙しいようだが、昔はヤンチャな性格だったのは本人から内密にといわれているくらいだ。勿論俺がこの状態になっても俺から電話をするくらいの交流は、ずっと続けている数少ない一人でもある。

「一つ頼みがあんだけどよ?」
『あらぁ、トノがアタシに?何よ、珍しいわね。』



※※※



ネットで相手を引っ掛けたのは外崎宏太で、チャットルームとか言うところで男を意図も容易く釣り上げてみせた。宏太はまだチャット彷徨いてんだなぁなんて呆れたように言うと、晴に女のふりで打ち込めと台詞を吐く。意図も容易く相手をのせる言葉を打ち込めと言われて、素直に打ち込んだ晴は呆れてしまう程の容易さだった。

《始めてお話ししたのに、何だか安心しますね。》
《そうかな、ソフトSって言われるけどね。》
《良かった、ちょっと怖かったけど貴方なら。》

そんな感じで控えめの会話から、SMに興味があると匂わせながらまだ性的な経験がそれほどないと匂わせる。そして相手から二人きりの会話を持ちかけられ従って、個室とか言うチャットに移動したら相手は本領発揮して前のめりだ。二人だけの会話となったら、向こうは嬉々として会えないかと話を持ちかけてくる。

《何処にすんでるの?》
《近くだね?時間があったら会わない?》
《君が会いたいと思ってくれるなら、時間をつくるよ?》

その矢継ぎ早の誘い文句を読み上げる晴がウンザリしたように、頭をかきむしった。

「社長!何こいつ?!がっつき過ぎじゃね?何なの?キモい!」
「あー、そう言うヤツだ。色ボケしてんだ、頭がよ。」

昔リエというハンドルネームの女性と関わった時は、もう少し穏やかで人の話を聞く余裕があったような気もする。だが、その辺りには性的思考は既に狂い始めていて、自分より弱い存在に性的悪戯を重ねていたようだ。それがピタリと治まったのは、可愛そうなリエが矢根尾に従順に従うことで欲求が満たされたからだろう。だが、それを感謝するような男ではなかったのが、リエにとっては不運だったと言える。

《会ったら何してほしいですか?》
《決まってる、気持ちよくしてあげるよ。》
《気持ちいいこと?》
《あんまりエッチの経験ないんだよね?》

全然会話が噛み合わねぇと横で頭を抱える晴に、苦笑いしながら噛み合わなくても平気だという。大体にして会えそうな女が引っ掛かったと興奮状態の矢根尾がマトモにコミュニケーションがとれるとは思えない。そうして会う算段をつけさせたのは、会話を始めてほんの一時間もしない間のことだった。

「はじめまして、五十嵐はるです。」

勿論名字は適当。さっき化粧を教え込まれたスタジオで、大声で話していたガキの名字を何気なく口にした。名前はまあ元々、女っぽいからそのままでも構わないし。藤咲しのぶというおネエに話す時は少し普段より声は高くして、小さな声で話すようにと言われていた。
バッチリ化粧の方法を仕込まれてウィッグをつけて、喉元はハイネックのセーターにふんわりマフラーと女物のコートでごまかす。スカートはアシンメトリーのロングスカート、ヒールがあるように見えるが実はヒールなしの特殊な作りのロングブーツ。こんな小物まで一揃いあつらった上に、仕草はこうしろと指示されている。目下、耳元では外崎宏太の馬鹿笑いが聞こえているのが正直ムカつく。

腹立つわー、手伝うっていったけど人の演技を笑うなよなぁ。

目の前にはスーツ姿の中年男。正直なところ外崎宏太が四十六であの体型なのは、かなりのハイスペックと認めざるを得ない。堂々と傷だらけの全裸を見せつけられたが、傷以外の場所の均整は完璧で背も高いしスタイルもいい。それと比較するのは申し訳ないが、どうみても目の前の男は緩んで弛み始めた脂ぎった中年。背は宏太程ではないが中々高く自分より頭半分は高いが、全身が緩んでいる感じなのだ。腹回りはベルトで絞めているようだが、裸になったらどんなものだろう。それに特有なのか体臭がキツいのが、この距離で分かってしまうのが辛い。

えー、俺こいつのチンポ触れるかなぁ。

正直そんなことを考えてしまうのは、致し方ない。社長のなら触れそうだが、中年の出っ張った腹の下の逸物を触れるかどうか微妙なところだ。何しろ手伝うと言ってしまったからには、引くに引けないところもある。

「はるちゃんか、可愛いなぁ。」

好色そうな視線が体の線を舐めるように眺めるが、見えている体のラインは半分は補正下着と詰め物です、そう心の中で素直に呟いてしまう。藤咲の手腕はかなりのもので、目下の晴は夜のフィルターがあるとはいえ一見するとちょっと背の高い女の子に完璧に見えるのだ。

「食事でもいく?」
「あ。はい。」

食事の選択も個室居酒屋で隣り合って座ろうとするし、本当にがっつき過ぎたろと呆れが顔にでないようにするのに必死だ。しかも、その必死な努力を何を勘違いしたのか、男は太股に乗せた晴の手を撫で回したかと思うと既に固くなり始めたモノを服の上から撫でさせ始めたのだ。

うげ!!なんなのこいつ!

個室居酒屋で何で既にさせようとしてんの?と唖然とするが、相手はそれを緊張と捉えたらしくハアハアと荒い息を吐きながら耳元に顔を寄せる。

「緊張してる?こんなとこで触って恥ずかしくないの?」
「あ、あのっ……。」

お前が触らせてんだろうが、と突っ込みたいが、更にカスタムイヤホンの向こうで宏太が大爆笑しているのに目を細める。色ボケしてると言う話だったが、これでは色ボケどころか色キチがいだと思う。グングン固くなる股間を個室居酒屋で手に擦り付けられ、汗ばんで来たせいか体臭が更にキツく臭ってくるのにはウンザリだ。世の中の中年ってこういうものなのかねぇと呆れながらも、オズオズとしたふりでそれを揉み出す。

「ああ、イヤらしい子だね、そんな風に揉むなんて。」

服の上から詰め物の胸を揉まれバレないように身悶えるふりをしながら、グニグニと股間を強弱をつけて揉みあげ擦ってやる。そうしている内に男はイソイソと股間を曝し始めたのだ。

うわ、やばっ!変態じゃん!四十路の中年が個室居酒屋でチンコおったてて、パンツから出してますけど!!

心の中で下品にそう叫びたてながら、初な女のように手で顔を覆い隠し視線を反らす。耳のイヤホンでは笑い過ぎてムセまくっているヤツがいるが、さてはて予定通りフェラまでやれるか不安になってきた。何せ臭いのだ、年齢からの加齢臭とか言うやつではなく、別な体臭なのかハッキリいってドブみたいな臭いがする。しかも、こんな場所で一人で局部露出って頭がイカれてるとしか思えない。

「ほら、ちゃんと真っ直ぐ見てごらん、はる。」
「あの、こんな風なの……、初めて……なんです…。」

はるって呼び捨てにすんなと心の中では舌打ちしながら、両手で顔を覆ったままでいると男の手が晴の手首を掴んで顔の前に逸物を突きだしてくる。正直なところサイズは下の下だな、太さは社長の方が一回りは太そうだし、長さは萎えてる社長のとトントンくらい?つーか、ちっさくね?これで起ってんの?これで何、了に悪戯するわけ?断然俺の方がデカいし。マジマジと眺めてそんなことを考えられているとは思いもしないのだろう、晴がジッと見つめているのに男は満足げに逸物を突き出す。

「ほら、はるがこれから気持ちよくしてもらえるおチンポ様だよ?」

様?!アホですか?!それともやっぱり頭がイカれてますか?!正直に男にそう言ってやりたいのだが、予定としてはこれをどうしたものか。怯えたようなふりでそっと指を絡めて握ると、晴は躊躇っているふりをしながらユックリ焦らすように扱き始めた。

「なんだ、触りたかったのか?はる。」

だから、呼び捨てにしていいって言ってねぇし。しかも、柔いな、固くなりきんねぇの?それともこれでフル勃起?だせぇ。悪態をつかれているとは思ってもいないだろう男は、気持ちいいのか腰を揺らし始めてそれに合わせて弛んだ腹が揺れるのが目の前にある。ニチャニチャと音を立て始めた柔らか目の怒張を扱きあげながら、男の事を上目遣いに見上げた。堀ごたつ式のテーブルの片側に仁王立ちしている男と、座ったままその男の怒張を手でシコシコと扱く女装の晴。倒錯的と言えなくもないが、どうにも相手がこれだとギャグにしかみえない。

「はる、先を舐めてごらん。」

うええ、やっぱり来たか。そうくるかとおもったんだよなぁ、この流れだもん。ちっさいからしゃぶるには問題ないけど、一番は臭いってことだよなぁと心の中で呟く。正直なところ了にして貰った事はあるし了のをしたこともあるが、その他は皆無で気持ちよく咥えますとは言えない。躊躇っていると何をどう理解したのか、初めてで怖いのかと決めつけられる。

「慣れたら咥えて沢山飲むんだぞ?今日は許してやるから、手で扱け。」

いや、あんた何勝手に理解して言ってんの?もう、カスタムイヤホンの向こうが笑い過ぎて死にそうになってるけど。まあ、フェラしなくていいなら手でいかせますよ?勿論いかせる予定だったし。それにしてもフェラさせたいなら、もう少しエチケットも考えてくんねぇかな?せめて風呂はいってからさせるとか。そんなことを内心で考えながらニチャニチャグチャグチョと音をたてて怒張を激しく刺激すると、手の中にあっという間に男は精を吹き出した。クッタリとなった怒張から手を離そうとする男に、耳のイヤホンから離すなよと指令が飛んで上目遣いに懇願して見せる。

「あの……もう少し見たい……です。見せて…ください。」

ヤワヤワと握ったり擦ったりしながら上目遣いにお強請りして、萎えた肉茎を優しく刺激していく。男は絶頂が過ぎたからしまいこみたそうにするが、更に見たいんですとお強請りを繰り返す。やがて男はそれを純粋な興味だと勘違いした様子で、仕方がないなと歪に奥歯を噛んで笑う。先端を手で掴み、反対の手でお椀のようにして亀頭をいきなり激しく擦りたてる。

「うわっ!あわわっ!ま、まてっまって!!」
「ここ、擦るの気持ちいいことですよね?」

容赦なく亀頭を自分が吐き出した精液を塗り込むように、激しく擦りたてる刺激に男が悲鳴染みた苦痛の声をあげた。それでも容赦なくジュコジュコと激しく休みなく擦りたててやると、男は悲鳴を上げて腰を前後にガクガクと痙攣させ始める。

「おおっおひぃい!!い、ぐぅ!おおおっ!」

個室居酒屋だということも忘れて、獣染みた声で男は吠えた。お客様?と扉の向こうから声をかけられ、あわてて口を塞いだのを見上げながら更に亀頭を擦り回す。この方がどっちかっていうとスッとするな、フェラすんのはごめんだけどドライでいかせてる方が面白い。何でもありませんと穏やかな声で扉越しに答えながら、更にゴシュゴシュと先端だけを擦りたてると口を自分で塞いだ姿で男は腰をガクガク震わせ絶頂した。

「う、ううっうううっ!」

店員がまた来ますよと囁きながらもう一度亀頭を撫で回し、激しく刺激してやると男は今度は腰を抜かす程の絶頂に失禁しながらへたりこんだ。了なら可愛く見えるだろうが、四十路の親父がヘナヘナと座り込んでも腹が弛むだけで何にもよろしくない。晴は耳の指令に従ってそれに驚いてしまったように、今日は帰りますと慌てたふりをして脱兎のごとくその場を立ち去った。



※※※



「もーチョー最悪!くっさいっんだよ!アイツ。」

不貞腐れた晴の言葉に、宏太だけでなく久保田惣一まで腹を抱えて笑いだしていた。流石に了に話すわけにもいかないので『茶樹』に顔を揃えたのだが、矢根尾と聞いて久保田だけでなく志賀松理まで話を聞いて笑い出す始末だ。

「ドブ臭いって、ひーっおかしい!!体臭がドブって!」
「ま、松理、そこを強調しない。」

宏太なんて笑い過ぎてまたムセこんでいるが、当の晴にしてみれば冗談ではない。呼気が臭いし体に寄ると臭いのだから、どう考えても一過性の臭いとは言いがたい気がする。つまりはこの先あの臭いを対策しないと、いつか吐きかねない。

「しっかし、肝臓でも悪いのかね?彼は。」
「あ?何で肝臓だよ?クボ。」
「確か肝臓に病気があるとドブのような体臭がするんだよ、歯や鼻の辺りだと腐った臭いになるしね。」

久保田が言うには体臭は、病気になると特有の臭いを放つことがあるらしい。その中にドブ臭い体臭に変わる病気が、肝臓の病気なのだという。それは兎も角、あの快感に味をしめたのか矢根尾からは再三また会いたい・またこの間のをしようと誘われている。

「一日に三十とか来んだけど、本気でがっつき過ぎだし。キモい。」
「自分は束縛されたくないのに、相変わらず束縛系ねぇ、フィってば。」

フィとは矢根尾の使うハンドルネームで、今回のネットで会話した時もそれだった。何でかハンドルネームは、誰しもあまり変えたくないもののようだ。松理達はずいぶん昔から矢根尾がネットでSMの話をしていたのを知っているというが、実は矢根尾の方は松理達の事は気がついていないのだと言う。

「リエなら兎も角、矢根尾とじゃれる気はねぇからな。」

リエと言うのは矢根尾の元M奴隷になった女性で、もう何年も前に矢根尾から逃げたらしい。確かにあの体臭の傍に四六時中いるのはキツい。正直一時間も個室に同室ですら、地味にキツかった。それにしても一度はドライでいかせたから、事はここからなのだ。
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