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間章 ちょっと合間の話
間話17.予想外の関係図2
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それにしても奇妙なと言うか、慣れてしまったと言うか。
仁聖はそんなことを考えながら、手慣れた様子で野菜を物色している。昨日は中華にしたので今夜は和食にしたいところだし、明日の朝と昼分の事も考えたい。最近事前に作れるものは作ってストックと言う手も身につけたのは、実は宮井麻希子と宮井の母親・有希子からの知恵だ。病院に見舞いに行ってから何でか宮井有希子とも仲良くなって、料理の相談にのってもらえるようになっていた。
「私、雪ちゃん家に毎日いけないから作りおきですよ。」
「作りおきぃ?」
とは言えやっと退院して少し体調が良くなった麻希子を連れた有希子とスーパーで鉢合わせて、こうして一緒に買い物をするようになるとは仁聖も思わなかった。
「なんか作りおきって、スーパーの惣菜みたいなイメージなんだよなぁ。」
「あー、主婦舐めてますね?」
麻希子の言葉に有希子が苦笑いをしてる。一人っ子の麻希子がこんな風に話しかけるのは貴方だけねと、先日有希子からは言われた。溺愛彼氏はどうなのかと思うが、有希子から何だかお兄ちゃんみたいねと言われると実は内心嬉しい。
「そうねぇ、作りおきで時短はありよ?仁聖君。」
「作りおきしても美味しいってあるよね?ママ。唐揚げなんか大量に揚げて、酢鳥にしたりしておくと衛が喜ぶんですけど。」
「あー、成る程ね。その日に食べるのと、別な味でってことか。」
「大量に作ると美味しいってものもあるものね。」
確かにカレーやビーフシチューなんかは、少量より大量に作った方がずっと美味しい。旬の時季で大量に流通しているものを冷凍保管するってのもあるし、と有希子が言う。仁聖が冷凍庫といわれても家のはアイスとか氷とかしか入ってないと言うと、二人からなんて勿体無い使い方なんて言われてしまう。
「なに冷凍すんですか?有希子さん。」
「あら、名前なんてビックリしちゃうわね。……そうねぇ。」
突然の名前呼びにそういうところがホストっぽいと麻希子のクリクリの目が言うが、麻希子は兎も角有希子を他になんと呼べと言うのだ。お母さんか?その方がおかしいだろと仁聖が目で言う。
「茸は基本冷凍してるし、後は肉魚、貝類、パン、ご飯、時季によってトマトとかトマトソースとかも冷凍してるわね。」
「茸?」
「茸は冷凍した方が旨味が増すし、そのままより長期保存ができるのよ?」
ええ?って顔してる仁聖に、有希子がナメコなんかも冷凍できるわよと教えている。シメジやえのき茸はカットして石突きをはずしてから冷凍するし、椎茸は使いたい形にカットしてから冷凍。スライスして使いたいマッシュルームも同じにしてると言う。今まで保存が面倒なので使う時にしか買わなかったが、冷凍焼けしなければ二ヶ月くらい使えるからと主婦の知恵に目を丸くしてしまう。しかも、肉は分かっているが、主食も冷凍?!と言ったらパンはトーストするなら冷凍してても大丈夫よと有希子は平然としている。しかもトマトって生トマト?!って言ったら調理に使うトマトなら冷凍すると水に浸けただけで、皮も剥きやすいからと教えてくれる。パスタソースに湯剥きするなら、冷凍トマトの方が格段に楽だというから主婦って凄いと感心してしまう。有希子はあまりに感心する仁聖に、苦笑いしながら口を開く。
「お母様とかは、冷凍してなかったの?」
「してただろうとは思いますけど俺両親が早くに死んでるんで、そういうこと何にも知らないんです。」
それは大変だったのねと穏やかな声で有希子に言われるが、そこが大人なんだろう。流石有希子には、横の麻希子のように驚きが顔に全く出ていない。初めて話したから麻希子にはきっと後からLINEで大騒ぎされそうだと、心の中で考えつつふと視線をあげると目の前には予想外の姿がある。
「あれ?了だ。」
思わず口にしたらその声が聞こえたらしく、少し前を歩いていた了が振り返った。そう言えば向こうも三食作るって話だったと思い出すが、何もここで鉢合わせなくても。向こうも同じように考えたらしく了は、呆れたように宮井親子といる仁聖を眺める。
「何だよ、ここら辺テリトリーか、お前。」
「お前に言われたくない。」
剣呑な筈の二人の会話に、仁聖の背後にいた麻希子がオズオズと口を開く。
「お友達ですか?」
「違う、嫌いなヤツ。」
何でか最後の言葉が二人揃ってしまって、二人とも揃って苦い顔になってしまう。
そう言えばこの間の麻希子の行方不明事件の時、外崎の電話を取り次いだのは目の前の成田了だったのを思い出す。同時に成田了の左の薬指の指輪に、あ・本当に目立つんだなぁと仁聖は目を丸くして反面教師ではないが感心してしまう。了は了でクリクリした目で自分の影から見上げる麻希子を見下ろし、何か考え込んでいる風だ。
「あの、何ですか?何か顔についてます?」
「あ、ごめんな、不躾に。可愛い顔してるなと思って。」
ニッコリ笑う了にそう言われて麻希子は、少し照れたように宮井麻希子ですと頭を下げる。麻希子の名前に聞き覚えがあったのか、了がああと呟き目を丸くした。
「雪の彼女ちゃんか。」
「雪ちゃんの事……知ってるんですか?」
「ん、友達の友達ってとこだけど。そっか、元気そうで良かった。」
その言葉で麻希子と有希子は、彼が麻希子に何が起こったのか知っているのに気がつく。訝しげな二人に了は探すの少し手伝ったから気にかかってたんだと、思わぬほど優しく微笑みかけてくる。しかも、それに絆されて麻希子が了には塩対応じゃないのに、仁聖は何でか不貞腐れてしまう。何しろ麻希子の塩対応は仁聖限定なので、了にはニコニコしているのは何だか悔しい。その様子に有希子が可笑しそうに仁聖を眺めて、麻希子ってばモテモテねと違う意図の事を言い出す始末だ。
「今日の夕飯どうするとこですか?宮井さんとこは。」
しかも有希子にも物怖じせずに問いかける了に、有希子まで絆されてしまったのか春キャベツでロールキャベツと貝で何か作る予定なのと話している。
「いいですね、ロールキャベツか、参考にしてもいいですか?小さく作れば家のヤツも食べれるかも。」
「小さく?」
「目が悪くて食べ安いもの作らないと食べにくいんです。」
了がそう簡単に外崎の事を説明すると、二人は感心したみたいに了と直ぐ様打ち解けてしまった様子なのだ。
「食べやすいって食材的にですか?」
「どっちかっていうと調理方法かな。スプーンで食べやすいものって大概ワンプレートになるから、苦悩してるんだよ。」
「成る程ねぇ、食べやすさね。」
「どうしても米とか主食中心になるんですよね、俺だと。」
確かに視力に障害があるわけだから、細かくバラけるようなものは難しいのだろう。結果としてスプーンで食べるようなカレーやオムライスや丼ものが増えてバランスが悪い。味覚障害のせいで何を食べても目下新鮮な驚き中な宏太は兎も角、このままでいいとは了も思ってはいないのだ。出来ればちゃんとバランスよく食材を使って食べさせたい。料理が食えるのに総合栄養材の方が健康だったなんて、正直なところごめん被りたい話だ。少し考えた風な有希子はあらと言いたげに口を開く。
「トレイとかに乗せて、決まった場所に決まった皿を置くって決めれば普通の料理でもいいと思うわよ?勿論オカズは一口大でしょうけど。」
「トレイですか?」
実際に視力障害がある人が食事をする時には、トレイにセットする方法が多く使われる。決まった位置に決まったものが出てくると手などで認識することで、それらのものを手探りすることを覚えるのだ。勿論慣れないと熱いものに手を突っ込んだりする可能性も高い。だが、位置に慣れてしまえば、格段に自由な食事ができるようになる。
「手前の左はご飯、右は味噌汁真ん中は漬物とかね。飲み込みに問題はないんでしょ?」
「でも、ママ見えないんだよ?」
「見えなくても、定位置さえ分かれば大丈夫なものなのよ?お家の中とか慣れた場所ならぶつかったりしないで歩けるでしょ?その方。」
そうなんだって麻希子が素直に感心している横で、了が確かに慣れた場所では自由にウロウロしてますと有希子に答えている。流石年の功と言った風の意見に勉強になりますと頭を下げた了に、それにしても有希子は二人とも偉いわねぇと了といっしょくたで感心されても。
仁聖的には少し不満なのだった。
仁聖はそんなことを考えながら、手慣れた様子で野菜を物色している。昨日は中華にしたので今夜は和食にしたいところだし、明日の朝と昼分の事も考えたい。最近事前に作れるものは作ってストックと言う手も身につけたのは、実は宮井麻希子と宮井の母親・有希子からの知恵だ。病院に見舞いに行ってから何でか宮井有希子とも仲良くなって、料理の相談にのってもらえるようになっていた。
「私、雪ちゃん家に毎日いけないから作りおきですよ。」
「作りおきぃ?」
とは言えやっと退院して少し体調が良くなった麻希子を連れた有希子とスーパーで鉢合わせて、こうして一緒に買い物をするようになるとは仁聖も思わなかった。
「なんか作りおきって、スーパーの惣菜みたいなイメージなんだよなぁ。」
「あー、主婦舐めてますね?」
麻希子の言葉に有希子が苦笑いをしてる。一人っ子の麻希子がこんな風に話しかけるのは貴方だけねと、先日有希子からは言われた。溺愛彼氏はどうなのかと思うが、有希子から何だかお兄ちゃんみたいねと言われると実は内心嬉しい。
「そうねぇ、作りおきで時短はありよ?仁聖君。」
「作りおきしても美味しいってあるよね?ママ。唐揚げなんか大量に揚げて、酢鳥にしたりしておくと衛が喜ぶんですけど。」
「あー、成る程ね。その日に食べるのと、別な味でってことか。」
「大量に作ると美味しいってものもあるものね。」
確かにカレーやビーフシチューなんかは、少量より大量に作った方がずっと美味しい。旬の時季で大量に流通しているものを冷凍保管するってのもあるし、と有希子が言う。仁聖が冷凍庫といわれても家のはアイスとか氷とかしか入ってないと言うと、二人からなんて勿体無い使い方なんて言われてしまう。
「なに冷凍すんですか?有希子さん。」
「あら、名前なんてビックリしちゃうわね。……そうねぇ。」
突然の名前呼びにそういうところがホストっぽいと麻希子のクリクリの目が言うが、麻希子は兎も角有希子を他になんと呼べと言うのだ。お母さんか?その方がおかしいだろと仁聖が目で言う。
「茸は基本冷凍してるし、後は肉魚、貝類、パン、ご飯、時季によってトマトとかトマトソースとかも冷凍してるわね。」
「茸?」
「茸は冷凍した方が旨味が増すし、そのままより長期保存ができるのよ?」
ええ?って顔してる仁聖に、有希子がナメコなんかも冷凍できるわよと教えている。シメジやえのき茸はカットして石突きをはずしてから冷凍するし、椎茸は使いたい形にカットしてから冷凍。スライスして使いたいマッシュルームも同じにしてると言う。今まで保存が面倒なので使う時にしか買わなかったが、冷凍焼けしなければ二ヶ月くらい使えるからと主婦の知恵に目を丸くしてしまう。しかも、肉は分かっているが、主食も冷凍?!と言ったらパンはトーストするなら冷凍してても大丈夫よと有希子は平然としている。しかもトマトって生トマト?!って言ったら調理に使うトマトなら冷凍すると水に浸けただけで、皮も剥きやすいからと教えてくれる。パスタソースに湯剥きするなら、冷凍トマトの方が格段に楽だというから主婦って凄いと感心してしまう。有希子はあまりに感心する仁聖に、苦笑いしながら口を開く。
「お母様とかは、冷凍してなかったの?」
「してただろうとは思いますけど俺両親が早くに死んでるんで、そういうこと何にも知らないんです。」
それは大変だったのねと穏やかな声で有希子に言われるが、そこが大人なんだろう。流石有希子には、横の麻希子のように驚きが顔に全く出ていない。初めて話したから麻希子にはきっと後からLINEで大騒ぎされそうだと、心の中で考えつつふと視線をあげると目の前には予想外の姿がある。
「あれ?了だ。」
思わず口にしたらその声が聞こえたらしく、少し前を歩いていた了が振り返った。そう言えば向こうも三食作るって話だったと思い出すが、何もここで鉢合わせなくても。向こうも同じように考えたらしく了は、呆れたように宮井親子といる仁聖を眺める。
「何だよ、ここら辺テリトリーか、お前。」
「お前に言われたくない。」
剣呑な筈の二人の会話に、仁聖の背後にいた麻希子がオズオズと口を開く。
「お友達ですか?」
「違う、嫌いなヤツ。」
何でか最後の言葉が二人揃ってしまって、二人とも揃って苦い顔になってしまう。
そう言えばこの間の麻希子の行方不明事件の時、外崎の電話を取り次いだのは目の前の成田了だったのを思い出す。同時に成田了の左の薬指の指輪に、あ・本当に目立つんだなぁと仁聖は目を丸くして反面教師ではないが感心してしまう。了は了でクリクリした目で自分の影から見上げる麻希子を見下ろし、何か考え込んでいる風だ。
「あの、何ですか?何か顔についてます?」
「あ、ごめんな、不躾に。可愛い顔してるなと思って。」
ニッコリ笑う了にそう言われて麻希子は、少し照れたように宮井麻希子ですと頭を下げる。麻希子の名前に聞き覚えがあったのか、了がああと呟き目を丸くした。
「雪の彼女ちゃんか。」
「雪ちゃんの事……知ってるんですか?」
「ん、友達の友達ってとこだけど。そっか、元気そうで良かった。」
その言葉で麻希子と有希子は、彼が麻希子に何が起こったのか知っているのに気がつく。訝しげな二人に了は探すの少し手伝ったから気にかかってたんだと、思わぬほど優しく微笑みかけてくる。しかも、それに絆されて麻希子が了には塩対応じゃないのに、仁聖は何でか不貞腐れてしまう。何しろ麻希子の塩対応は仁聖限定なので、了にはニコニコしているのは何だか悔しい。その様子に有希子が可笑しそうに仁聖を眺めて、麻希子ってばモテモテねと違う意図の事を言い出す始末だ。
「今日の夕飯どうするとこですか?宮井さんとこは。」
しかも有希子にも物怖じせずに問いかける了に、有希子まで絆されてしまったのか春キャベツでロールキャベツと貝で何か作る予定なのと話している。
「いいですね、ロールキャベツか、参考にしてもいいですか?小さく作れば家のヤツも食べれるかも。」
「小さく?」
「目が悪くて食べ安いもの作らないと食べにくいんです。」
了がそう簡単に外崎の事を説明すると、二人は感心したみたいに了と直ぐ様打ち解けてしまった様子なのだ。
「食べやすいって食材的にですか?」
「どっちかっていうと調理方法かな。スプーンで食べやすいものって大概ワンプレートになるから、苦悩してるんだよ。」
「成る程ねぇ、食べやすさね。」
「どうしても米とか主食中心になるんですよね、俺だと。」
確かに視力に障害があるわけだから、細かくバラけるようなものは難しいのだろう。結果としてスプーンで食べるようなカレーやオムライスや丼ものが増えてバランスが悪い。味覚障害のせいで何を食べても目下新鮮な驚き中な宏太は兎も角、このままでいいとは了も思ってはいないのだ。出来ればちゃんとバランスよく食材を使って食べさせたい。料理が食えるのに総合栄養材の方が健康だったなんて、正直なところごめん被りたい話だ。少し考えた風な有希子はあらと言いたげに口を開く。
「トレイとかに乗せて、決まった場所に決まった皿を置くって決めれば普通の料理でもいいと思うわよ?勿論オカズは一口大でしょうけど。」
「トレイですか?」
実際に視力障害がある人が食事をする時には、トレイにセットする方法が多く使われる。決まった位置に決まったものが出てくると手などで認識することで、それらのものを手探りすることを覚えるのだ。勿論慣れないと熱いものに手を突っ込んだりする可能性も高い。だが、位置に慣れてしまえば、格段に自由な食事ができるようになる。
「手前の左はご飯、右は味噌汁真ん中は漬物とかね。飲み込みに問題はないんでしょ?」
「でも、ママ見えないんだよ?」
「見えなくても、定位置さえ分かれば大丈夫なものなのよ?お家の中とか慣れた場所ならぶつかったりしないで歩けるでしょ?その方。」
そうなんだって麻希子が素直に感心している横で、了が確かに慣れた場所では自由にウロウロしてますと有希子に答えている。流石年の功と言った風の意見に勉強になりますと頭を下げた了に、それにしても有希子は二人とも偉いわねぇと了といっしょくたで感心されても。
仁聖的には少し不満なのだった。
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