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間章 狂宴・成田了の事象
間話3.鬼畜で変態で最悪な男
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あっという間に腕をとられ意図も容易く服を剥ぎ取られた上に、ベットに突き通された。今更だが宏太って護身術か何かを身に付けているんじゃないだろうか、そうでもなきゃこんなに簡単に確保されてしまう理由が分からない。そんなことを考えてもその先の展開が変わるわけでなく、いつの間に仕込んであったのかベットの上側に手を左右に広げて拘束されている。
「こ、拘束の道具、幾つ持ってんの?宏太。」
思わずそう聞いたのは今まで手枷・足枷程度で、目が見えないのにまだ持ってた位にしか考えてなかった。まさか自宅のベットに固定出来る道具まであるとは、考えもしなかったからだ。なのに宏太は了の問いかけを流して、さっさと次の道具を取り出している。マジックテープとかフェイクファーとかの手枷なら大人の玩具で売っているのをみたことがあるが、宏太の道具は革製な上に金具も頑丈な鎖。流石本職なんて簡単に思うと同時に、おどろおどろしいことこの上ないのだ。目が見えないのに使い慣れ手慣れているから、迷いもなくあっという間に膝の上に枷をかけられて長いベルトで首に固定されてしまう。
それにしてもM字開脚で固定って、普通恋人にすることじゃねぇだろ。
そう思ったけど宏太の無言の準備はそれどころではなく、しまった抵抗するんだったと思った時には既に足首が手首と一緒にあげれ固定された後だった。正直M字の方がまだましだった、開脚した上にまるで自分で足首を掴んで固定しているみたいだ。アダルトビデオか!何ていうはしたない格好で固定するんだと、呆れ果てて外せと抗議しても宏太は平然としたまま今度は了の陰茎を握り出す。
「拘束はずせって!何で完全拘束だよ!変態!」
思わずそう叫んだ瞬間、グリッと亀頭の先に爪を立てられ了の悲鳴が上がった。あれ、もしかして後でどうなるか覚えとけと宏太に、あの時言われた結果がこれ?そう思った時には遅かったのだ。
※※※
宇野智雪という青年と宏太が出会ったのは、ほんの偶然の事だった。病院で怪我のリハビリを終えてそろそろ退院すると言う辺りに、別な仕事で取材に来たと言う宇野と何気なく病院の中で会話を交わしたのが切っ掛けで。他の人間と違って自分の傷を気にする気配を見せなかった宇野を気に入ったと言うのが発端らしいが、その後も次第に交流するうちに宇野の性質が宏太にしては珍しく気に入ったのだと言う。
あいつはな、完全に猫被って生きてんだよ。気に入った人間にしか気を許さない野性動物みたいな奴だ。
それが面白いらしくて、宏太は自分が情報屋みたいなものだと話したのだと言う。胡散臭い話に普通なら距離を置く筈だろうが、そこが宇野と言う人間の特殊な一面で、宇野智雪は逆に宏太を上手く情報源として活用してみせたのだ。
警察でもヤクザでもねぇのに面白いだろ?情報がどんな価値なのか分かって有効に利用しやがるんだ。
そんな訳でギブアンドテイクで、宇野からも必要な時には力を借りたり情報を得たりの関係が形成されたのだという。どんな情報を貰うんだと聞くと、出版社関連に勤めていて広範囲に知人もいるらしくゴシップから政治・経済まで幅が広いようだ。それでも家族にはそこらを上手く秘匿して活動する頭の回転のよさも、宏太のお気に入りの理由のようで。
結局宏太って頭の回転がよくて、少しズル賢い位のが好みなんだよな。
なんて、皮肉に考えてしまったりする。そんな宇野が血相を変えて力を貸せと乗り込んできたから、宏太は面白がって協力して結局了まで手伝ったわけで。
可愛い宇野の彼女を拉致した可能性のある男を見つけ出してやるのに力を貸してやった。半日係りでやっと見付け出して潜伏先迄特定してやるからと宏太が引き留めるのを、宇野はそんなの待てるか電話で教えろと言い放って飛び出してしまった。愛情の成せる技だよな、あの熱さ。
「都立第三の強面の兄ちゃんと連絡とらんとな。確か……。」
「都立第三?」
宏太の予想外の言葉に了が思わず反応してしまったのは、やむを得ない。何せほんの十日ほど前にあのクソガキを拉致したばかりの場所が、予想だにしない場面で唐突に耳に入ったのだ。宏太は耳ざとくなんだ知り合いでもいんのか?と声をかけてくる。どうやら至急で連絡を取りたいが、相手の連絡をとるには難しい風な気配。
「知り合いっつぅか………まぁ知り合い………的な。」
「そいつと連絡とれるか?了。」
ええ?!今かよと了は内心思うが、珍しく宏太が了に頼むと真剣に請う。何せあの事件の後でこっちらか連絡とるだなんて嫌だなぁと思うのは当然、だけどこんな風に宏太に頼まれてしまうと断れないのも惚れた弱味ってやつかもしれない。仕方がないと電話を取り上げた了は覚悟を決めて、通話ボタンを押したのだった。
夜半過ぎ近くの不躾な電話な上に、相手は無惨に失恋した相手。しかも話を通したいのは失恋相手じゃなく、その彼氏なんて、我に返ってみると恥の上塗りもいいところだ。先ずは訝しげな恭平にあの時は悪かった、もう恭平にも相手にも手は出さないと説明する羽目になったのはやむを得ない。その上、了が今の仕事で彼氏に話があるってどんな内容だよと自分でも思う。恭平の対応は当然だけど、背後で宏太が了の声に笑いだしたのがとんでもなく腹立たしい。やっとのことで更に不信感バリバリの源川仁聖が電話口にでた辺りで了にも限界だった。思わずお前らなんかもう何とも思ってねえし、こっちはこっちで鬼畜で変態の下の世話で忙しいんだよと怒鳴ってしまった位だ。お陰で背後は大爆笑だし電話口の向こうはキョトンとするしで、了は心が完全に折れた。
『鬼畜…変態のしも……?』
「悪かった、こっちの話だ。わりいけど、電話変わるから話し聞いてやってくれ。」
そう脱力しつつ宏太に元生徒と言って電話を手渡したが、案外あのガキが宏太の連絡をとりたい人間の近しいところにいた人間だったらしい。そんなこんなで高校の先生とやらに連絡をとったはいいが、宏太はまだ酷く不満そうだ。
「了、お前どう思う?」
「親の事件の犯人が出所して、投獄原因に復讐?嘘くせぇ。」
「だよな、俺もそう思う。」
親が殺されたとは可哀想な話だとは思う。だけど、高校生がどんなに頭が回っても、警察まで何か手が回せるとは思えない。もし何か証言できてそれが理由で服役中としたって、執行猶予も無いってことは自業自得。それを逆恨みで復讐?無実で刑務所なら分からんでもないが、復讐なんて割りに合わないこと計画する執念が刑期を勤めている人間にあるとは思えない。それにここに来て情報の出てきかたが、スムーズ過ぎて出来すぎていると感じるのは宏太だけではない。
「なんで、雪の彼女かね?知ってて拉致ったかな?」
「拉致んのはいいけどよ?夕方なんだよな?学校傍じゃオッサンに抱かれた女子高生なんて、目立つんじゃね?」
そう言われればと宏太が眉を上げる。宇野の話では行方が分からなくなったのはまだ夕方位だったという。なら、目撃情報は直ぐ耳に入りそうなものだ。真夜中なら兎も角、学校傍の土手で拉致。あり得ないと思うと宏太にお前ならと問われる。
「拉致るんなら近くで拉致って、荷物は遠くに投げる。」
「経験あるみたいに言うな?お前。」
「野郎が野郎を拉致るのにも、ほんの数百メートル抱えて歩くので限界だっつーの。目立つしよ、直ぐバレんぞ?あれ。最短数時間で乗り込まれんだ。」
頭の中では十二月に恭平を拉致ってみた時のこと。サ店のウエイトレスは直ぐ証言するし、友人はさっさと職場に連絡を取るし。たかが数時間で何か仕出かす前に、取り返しに家に乗り込んで来た。しかも、液晶ディスプレイとパソコンをオシャカにして立ち去った訳で。お陰で自業自得とは言え、その後仕事はクビになるしセフレには捨てられるし、終いにはマンション迄契約更新を断られたのだ。
「お前本気でやったのか?拉致。」
「偶然、結果がそうなったんだよ。充分痛い目みたから心の傷抉んな。」
それなのに宏太は何でか不穏な声で後でどうなるか覚えとけと呟かれ、了は思わず青ざめながら振り返る。
結局宇野の彼女の女子高生ちゃんとやらは、どうやらただ単に巻き込まれた完全な不運。本命は宏太の知り合いでもある遠坂喜一の方だったらしい。遠坂が三浦和希を追っかけているのを知っていて宏太がその情報を流したのは、ほんの数日前。エコーの店長宮直行をバックヤードで昏倒させて、ボックスで尻を差し出した男を惨殺した三浦和希はまだ近辺を彷徨いていたようだ。宏太曰く探り回っている遠坂が邪魔で、隙を狙っていたんだろうと言う。その隙をつくためにトレンチコートの男をもう一人準備したのかと聞くと、そっちは恐らく別件だというのだ。兎も角女の格好でどうにかして遠坂を襲ったのに、宇野の彼女ちゃんは偶然巻き込まれたと言うところ。
巻き込まれ体質ってやつ?かあいそうになぁ。怪我させられなきゃいいけど、殺人鬼あいてじゃなぁ。
血相を変えて飛び出して行った宇野の姿を思い浮かべて、皮肉めいた思考でそんなことを考える。兎も角その後宇野は無事彼女ちゃんと遠坂を発見したらしく、連絡を受けた宏太が背後で全くと言いたげに溜め息混じりに呟く声が聞こえた。
※※※
「こ、た。も、やぁ……許して……ううっ。」
切れ切れに訴える了の声など気にした風でもなく、宏太は強く音をたてて了の股間に顔を埋めて舌を這わせる。何でこんな意地悪く責め立てられているのかと言うと、宏太の為だからと手助けしたのに結果として宏太を何でかキレさせる羽目になったようだ。
初めて宏太に陰茎を舐められるだけでも激しく感じるのに、宏太と来たらシリコンで出来た細い棒をユルユルと尿道に捩じ込み出したのだ。
「やっあうっ!あっ!い、れんなぁっ、あっ!」
ただの真っ直ぐな棒ではなく、先端から波打つように凹凸があるシリコン製の棒を陰茎を舐め回されながら入れられていく。痛みはそれ程ないが舐め回され吹き出したい筈のものが、ミチミチと遡り埋め込まれる圧迫感に腰がうねる。
「だ、からぁっあっああっ!」
目下恥ずかしい格好で手足をベルトでガッチリと拘束された上に、股間を完全に開かされて拘束され。しかも、今までしたことがない筈の宏太の口淫で、ネットリとねちこく執拗に陰茎を愛撫されている上に尿道に細い棒を捩じ込まれて。
昔冗談めかして宏太が尿道にプラグを突っ込んで躾てやろうかと口にしたことがあったが、まさかここで実現されるとは思いもよらない。ネロリと舌が亀頭を這い回るのに射精したくて腰をガクガクさせながら、塞き止められる快感に狂わされている。
「も、やあっ、抜けよぉ、こぉ、たぁっ!ああっうっ!」
「ああ?まだ、いれたばっかだろ?」
グニグニとプラグを更に捩じ込みながら、先端を舐める舌にプラグの差し込まれた尿道の口をベロリと熱い舌で舐められ悲鳴が溢れた。15センチもあるモノを全て呑み込まされ、その先端を舌で舐め回されるのは拷問に近い。
「んぅうっ!あうぅん、ううっ!ああっ!」
「それで?」
「な、に?ああっ!ああっ!」
不機嫌極まりない声で股間に顔を埋める宏太が、今度は陰嚢や孔に舌を這わせ初めて了は悲鳴をあげながら悶える。今までしたことがなくても、されたりさせたりの方が過分に経験のある宏太は、何処が快感になるのか知り尽くしている。その上こっちの反応は声と体温でみているだけで、目で見てないから責めに容赦ない。
「誰を拉致ったって?」
「だ、からぁ!あれはっ!ああっ!あっ!」
陰嚢を揉まれながら、怒張の裏の筋を舐め回される快感に腰が痙攣する。そのくせ吐き出したい快楽の塊が塞き止められ、ジンジンと熱をもったみたいに揉まれる陰嚢が膨れていく。快感が苦しくて仕方がないから問われるままに答えるが、それで宏太が満足する筈もない。
「拉致って、俺が教えた方法で泣かした訳か?」
「してねぇ!する前にっあうぅん、ああっ!する前に取り返しにっああっ!来たってばぁっ!ああっ!」
ピクピクしているプラグごと口に先端を含まれ、噛まれ吸われる激しい刺激にギシギシと枷を嵌められた手足が軋む。未だに陰嚢を揉みながら怒張をねぶられ、射精を促すような刺激ばかりなのにプラグのせいでそれが叶わない。
「……お前、俺の方法が効かなかったって言ったよな?」
確かに言った。言ったけど今思い出すな。
冷ややかな声で不機嫌そうにそう言う宏太に、喘がされている了は抵抗も出来ない。ギンギンに硬くしたままの怒張も張りつめたままの陰嚢も放置され、今度は差し出したままの後孔が標的にされたのが分かる。ドプリと勢いよく潤滑ジェルを注ぎ込まれ始めるのに、刺激で敏感になっている了は悲鳴をあげて腰を震わせた。
「こんな風に流し込んだのは、何時の話だよ?ああ?拉致ってしたんじゃねぇのか?」
いつもよりかなり大量に注ぎ込まれて張り積めていく腸の中で、宏太は残忍に蓋をするように肛門用のプラグまで嵌めてしまう。前も後ろもどちらもただ塞き止めるだけ。快感をもたらす意図ではないが、後ろにプラグなんて、始めての時後ろに小さいプラグを嵌められた以来だ。なんでかそれにショックを受けてしまうのは、どうしてなのか分からない。了が声にならないでいると宏太は苛立つように声を荒げる。
「何時拉致ったんだ?了。」
「か、んけねぇ………、ぬけ、よ、プラグ……。」
泣きそうになりながらそう切れ切れに言うので、もう了には限界だった。大体にしてどっちも失敗してる上に、恭平は快感じゃ全く堕ちない相手で。それなのに自分はこの快感を宏太に与えられたら堕ちるしかない。この差はなんだか分からないが、宏太が本気でやり始めたら了には堪えられない。
そう考えているのに宏太は不思議と眉を潜めて、覆い被さると唇を重ね頬に触れる。
「関係なくねぇだろ……、お前、拉致って迄モノにしたかったんだろ?」
右京とにてると思ったけど、今なら分かる。恭平が似てたのは宏太の方で、了がどんなに手に入れたくても高嶺の花過ぎて手が届かなかった。直ぐ傍にいるのに、目に見えているのに、遠くて手が届かない。身代わりを何人手にいれても、結局満たされないのは分かってた。もし、恭平を手にいれたら少しは変われたのだろうかと思うけれど、恭平を手にいれていたとしても宏太とまた会ったらきっと宏太に焦がれていただろうって…。
「あんた……が、手に……はいんねぇから、代用に、だろ……。」
思わず告げてしまった本音に、全身がヒクヒクと痙攣しながら薔薇色に肌を染まる。絶頂を我慢させられている自分の声が酷く甘ったるく聞こえる。まるで懇願してもっと責めて欲しがってるみたいな気がして恥ずかしいのに、宏太はその声に気がつかないのかはち切れそうな怒張に嵌まった尿道プラグを指の腹で回す。
「んぅっ!!うっ!ううっ!あうっんっ!」
「気持ちいいか?ここも。」
「うっさいっんんっ!ぬけっ!これっきついっ!んんっ!」
宏太には見えないだろうが、淫らな姿で固定されている了には自分の股間の全てが見えていて羞恥心に気が狂いそうだ。平然と怒張の先から突きだしているプラグを掻き回すように捏ねる宏太の体が、興奮であのそそる男の色気を放っている。こんなに滅茶苦茶にされているのに、それにあてられてもっとして欲しがっているなんて言いたくない。
「随分良さそうな声だがなぁ……?ん?」
指でプラグを捏ねながらベロリと舌で亀頭の先をねぶられると、思わず歓喜の声が溢れてしまう。キツく唇を噛んで喘ぎを堪えようとすると、今度は後孔のプラグを弄くられ始め腰がガクガクと震え始める。
「んんっ!んうっ!んんんっ!あんんっ!」
「こっちはスッカリ可愛いもんだな?ん?こんな風に拉致った奴をしてやりたかったんだろ?了。」
意地悪くそんなことを言いながら宏太の手でクポクポと出し入れされるアナルプラグのせいで、温められ孔から溢れだすジェルが淫らに音をたててしまう。恥ずかしい音だと囁かれながらそれを抜き取った指が、ソロリと熟れた孔の縁を撫でる。指でいいから中を掻き回して欲しくて了の腰が動くのを、宏太の指は意地悪く焦らすように入り口をヌチュヌチュと淫靡な音をさせて撫で回していく。
「で?了。」
「ん、ふぅ……う、ううっ。ううんっ。」
「拉致ったのは何時だ?」
ジリジリとなぶりながら、それでもその話を辞める気がなかったのに呆気にとられる。鬼畜な方法で追い詰めて何がなんでも、了からそれを聞き出そうとしているのだ。焦れているのがわかっていて、やんわりと撫で回されるのに限界だと叫びそうになる。
「了?何時だ?」
「しつっこいっなぁ!変態!!年末だよ!この間は彼氏のほう拉致って呼び出して、仕込もうとしたけど、堕ちなくてダメだったんだよ!満足か!!」
「ふぅん、……相手も拉致ってんのか………。」
え?それ、問題になるところか?と一瞬考えてしまう。確かに榊恭平を拉致して薬で仕込もうとしたが、全く事に及ぶ前に奪還されている。先日は先日で偶然相手のガキの方を拉致った訳だか、結局仕込んでもいかせるどころか……そこまで考えようとしたが、宏太がベットに固定している手首の金具を外したのに気がついて意識が削がれた。抱き上げられたと思ったら今度はクルリと体を返されて、顔が枕に押し付けられる。今度は足首に手首を引かれて、腰を突き上げた体勢にされてしまったのだ。
いや、ほんと本職ってなんなんだよ!これ、どうなってんの?!簡単にアダルトビデオ体勢オンパレードじゃんか!
頭の中でそう叫びたいが宏太の様子が、どうもおかしいのが気にかかる。怒っているのか何なのか、こんな責め立ててくるのに何かがここ数日の責めと違う。
「こ、うた?」
「こ、拘束の道具、幾つ持ってんの?宏太。」
思わずそう聞いたのは今まで手枷・足枷程度で、目が見えないのにまだ持ってた位にしか考えてなかった。まさか自宅のベットに固定出来る道具まであるとは、考えもしなかったからだ。なのに宏太は了の問いかけを流して、さっさと次の道具を取り出している。マジックテープとかフェイクファーとかの手枷なら大人の玩具で売っているのをみたことがあるが、宏太の道具は革製な上に金具も頑丈な鎖。流石本職なんて簡単に思うと同時に、おどろおどろしいことこの上ないのだ。目が見えないのに使い慣れ手慣れているから、迷いもなくあっという間に膝の上に枷をかけられて長いベルトで首に固定されてしまう。
それにしてもM字開脚で固定って、普通恋人にすることじゃねぇだろ。
そう思ったけど宏太の無言の準備はそれどころではなく、しまった抵抗するんだったと思った時には既に足首が手首と一緒にあげれ固定された後だった。正直M字の方がまだましだった、開脚した上にまるで自分で足首を掴んで固定しているみたいだ。アダルトビデオか!何ていうはしたない格好で固定するんだと、呆れ果てて外せと抗議しても宏太は平然としたまま今度は了の陰茎を握り出す。
「拘束はずせって!何で完全拘束だよ!変態!」
思わずそう叫んだ瞬間、グリッと亀頭の先に爪を立てられ了の悲鳴が上がった。あれ、もしかして後でどうなるか覚えとけと宏太に、あの時言われた結果がこれ?そう思った時には遅かったのだ。
※※※
宇野智雪という青年と宏太が出会ったのは、ほんの偶然の事だった。病院で怪我のリハビリを終えてそろそろ退院すると言う辺りに、別な仕事で取材に来たと言う宇野と何気なく病院の中で会話を交わしたのが切っ掛けで。他の人間と違って自分の傷を気にする気配を見せなかった宇野を気に入ったと言うのが発端らしいが、その後も次第に交流するうちに宇野の性質が宏太にしては珍しく気に入ったのだと言う。
あいつはな、完全に猫被って生きてんだよ。気に入った人間にしか気を許さない野性動物みたいな奴だ。
それが面白いらしくて、宏太は自分が情報屋みたいなものだと話したのだと言う。胡散臭い話に普通なら距離を置く筈だろうが、そこが宇野と言う人間の特殊な一面で、宇野智雪は逆に宏太を上手く情報源として活用してみせたのだ。
警察でもヤクザでもねぇのに面白いだろ?情報がどんな価値なのか分かって有効に利用しやがるんだ。
そんな訳でギブアンドテイクで、宇野からも必要な時には力を借りたり情報を得たりの関係が形成されたのだという。どんな情報を貰うんだと聞くと、出版社関連に勤めていて広範囲に知人もいるらしくゴシップから政治・経済まで幅が広いようだ。それでも家族にはそこらを上手く秘匿して活動する頭の回転のよさも、宏太のお気に入りの理由のようで。
結局宏太って頭の回転がよくて、少しズル賢い位のが好みなんだよな。
なんて、皮肉に考えてしまったりする。そんな宇野が血相を変えて力を貸せと乗り込んできたから、宏太は面白がって協力して結局了まで手伝ったわけで。
可愛い宇野の彼女を拉致した可能性のある男を見つけ出してやるのに力を貸してやった。半日係りでやっと見付け出して潜伏先迄特定してやるからと宏太が引き留めるのを、宇野はそんなの待てるか電話で教えろと言い放って飛び出してしまった。愛情の成せる技だよな、あの熱さ。
「都立第三の強面の兄ちゃんと連絡とらんとな。確か……。」
「都立第三?」
宏太の予想外の言葉に了が思わず反応してしまったのは、やむを得ない。何せほんの十日ほど前にあのクソガキを拉致したばかりの場所が、予想だにしない場面で唐突に耳に入ったのだ。宏太は耳ざとくなんだ知り合いでもいんのか?と声をかけてくる。どうやら至急で連絡を取りたいが、相手の連絡をとるには難しい風な気配。
「知り合いっつぅか………まぁ知り合い………的な。」
「そいつと連絡とれるか?了。」
ええ?!今かよと了は内心思うが、珍しく宏太が了に頼むと真剣に請う。何せあの事件の後でこっちらか連絡とるだなんて嫌だなぁと思うのは当然、だけどこんな風に宏太に頼まれてしまうと断れないのも惚れた弱味ってやつかもしれない。仕方がないと電話を取り上げた了は覚悟を決めて、通話ボタンを押したのだった。
夜半過ぎ近くの不躾な電話な上に、相手は無惨に失恋した相手。しかも話を通したいのは失恋相手じゃなく、その彼氏なんて、我に返ってみると恥の上塗りもいいところだ。先ずは訝しげな恭平にあの時は悪かった、もう恭平にも相手にも手は出さないと説明する羽目になったのはやむを得ない。その上、了が今の仕事で彼氏に話があるってどんな内容だよと自分でも思う。恭平の対応は当然だけど、背後で宏太が了の声に笑いだしたのがとんでもなく腹立たしい。やっとのことで更に不信感バリバリの源川仁聖が電話口にでた辺りで了にも限界だった。思わずお前らなんかもう何とも思ってねえし、こっちはこっちで鬼畜で変態の下の世話で忙しいんだよと怒鳴ってしまった位だ。お陰で背後は大爆笑だし電話口の向こうはキョトンとするしで、了は心が完全に折れた。
『鬼畜…変態のしも……?』
「悪かった、こっちの話だ。わりいけど、電話変わるから話し聞いてやってくれ。」
そう脱力しつつ宏太に元生徒と言って電話を手渡したが、案外あのガキが宏太の連絡をとりたい人間の近しいところにいた人間だったらしい。そんなこんなで高校の先生とやらに連絡をとったはいいが、宏太はまだ酷く不満そうだ。
「了、お前どう思う?」
「親の事件の犯人が出所して、投獄原因に復讐?嘘くせぇ。」
「だよな、俺もそう思う。」
親が殺されたとは可哀想な話だとは思う。だけど、高校生がどんなに頭が回っても、警察まで何か手が回せるとは思えない。もし何か証言できてそれが理由で服役中としたって、執行猶予も無いってことは自業自得。それを逆恨みで復讐?無実で刑務所なら分からんでもないが、復讐なんて割りに合わないこと計画する執念が刑期を勤めている人間にあるとは思えない。それにここに来て情報の出てきかたが、スムーズ過ぎて出来すぎていると感じるのは宏太だけではない。
「なんで、雪の彼女かね?知ってて拉致ったかな?」
「拉致んのはいいけどよ?夕方なんだよな?学校傍じゃオッサンに抱かれた女子高生なんて、目立つんじゃね?」
そう言われればと宏太が眉を上げる。宇野の話では行方が分からなくなったのはまだ夕方位だったという。なら、目撃情報は直ぐ耳に入りそうなものだ。真夜中なら兎も角、学校傍の土手で拉致。あり得ないと思うと宏太にお前ならと問われる。
「拉致るんなら近くで拉致って、荷物は遠くに投げる。」
「経験あるみたいに言うな?お前。」
「野郎が野郎を拉致るのにも、ほんの数百メートル抱えて歩くので限界だっつーの。目立つしよ、直ぐバレんぞ?あれ。最短数時間で乗り込まれんだ。」
頭の中では十二月に恭平を拉致ってみた時のこと。サ店のウエイトレスは直ぐ証言するし、友人はさっさと職場に連絡を取るし。たかが数時間で何か仕出かす前に、取り返しに家に乗り込んで来た。しかも、液晶ディスプレイとパソコンをオシャカにして立ち去った訳で。お陰で自業自得とは言え、その後仕事はクビになるしセフレには捨てられるし、終いにはマンション迄契約更新を断られたのだ。
「お前本気でやったのか?拉致。」
「偶然、結果がそうなったんだよ。充分痛い目みたから心の傷抉んな。」
それなのに宏太は何でか不穏な声で後でどうなるか覚えとけと呟かれ、了は思わず青ざめながら振り返る。
結局宇野の彼女の女子高生ちゃんとやらは、どうやらただ単に巻き込まれた完全な不運。本命は宏太の知り合いでもある遠坂喜一の方だったらしい。遠坂が三浦和希を追っかけているのを知っていて宏太がその情報を流したのは、ほんの数日前。エコーの店長宮直行をバックヤードで昏倒させて、ボックスで尻を差し出した男を惨殺した三浦和希はまだ近辺を彷徨いていたようだ。宏太曰く探り回っている遠坂が邪魔で、隙を狙っていたんだろうと言う。その隙をつくためにトレンチコートの男をもう一人準備したのかと聞くと、そっちは恐らく別件だというのだ。兎も角女の格好でどうにかして遠坂を襲ったのに、宇野の彼女ちゃんは偶然巻き込まれたと言うところ。
巻き込まれ体質ってやつ?かあいそうになぁ。怪我させられなきゃいいけど、殺人鬼あいてじゃなぁ。
血相を変えて飛び出して行った宇野の姿を思い浮かべて、皮肉めいた思考でそんなことを考える。兎も角その後宇野は無事彼女ちゃんと遠坂を発見したらしく、連絡を受けた宏太が背後で全くと言いたげに溜め息混じりに呟く声が聞こえた。
※※※
「こ、た。も、やぁ……許して……ううっ。」
切れ切れに訴える了の声など気にした風でもなく、宏太は強く音をたてて了の股間に顔を埋めて舌を這わせる。何でこんな意地悪く責め立てられているのかと言うと、宏太の為だからと手助けしたのに結果として宏太を何でかキレさせる羽目になったようだ。
初めて宏太に陰茎を舐められるだけでも激しく感じるのに、宏太と来たらシリコンで出来た細い棒をユルユルと尿道に捩じ込み出したのだ。
「やっあうっ!あっ!い、れんなぁっ、あっ!」
ただの真っ直ぐな棒ではなく、先端から波打つように凹凸があるシリコン製の棒を陰茎を舐め回されながら入れられていく。痛みはそれ程ないが舐め回され吹き出したい筈のものが、ミチミチと遡り埋め込まれる圧迫感に腰がうねる。
「だ、からぁっあっああっ!」
目下恥ずかしい格好で手足をベルトでガッチリと拘束された上に、股間を完全に開かされて拘束され。しかも、今までしたことがない筈の宏太の口淫で、ネットリとねちこく執拗に陰茎を愛撫されている上に尿道に細い棒を捩じ込まれて。
昔冗談めかして宏太が尿道にプラグを突っ込んで躾てやろうかと口にしたことがあったが、まさかここで実現されるとは思いもよらない。ネロリと舌が亀頭を這い回るのに射精したくて腰をガクガクさせながら、塞き止められる快感に狂わされている。
「も、やあっ、抜けよぉ、こぉ、たぁっ!ああっうっ!」
「ああ?まだ、いれたばっかだろ?」
グニグニとプラグを更に捩じ込みながら、先端を舐める舌にプラグの差し込まれた尿道の口をベロリと熱い舌で舐められ悲鳴が溢れた。15センチもあるモノを全て呑み込まされ、その先端を舌で舐め回されるのは拷問に近い。
「んぅうっ!あうぅん、ううっ!ああっ!」
「それで?」
「な、に?ああっ!ああっ!」
不機嫌極まりない声で股間に顔を埋める宏太が、今度は陰嚢や孔に舌を這わせ初めて了は悲鳴をあげながら悶える。今までしたことがなくても、されたりさせたりの方が過分に経験のある宏太は、何処が快感になるのか知り尽くしている。その上こっちの反応は声と体温でみているだけで、目で見てないから責めに容赦ない。
「誰を拉致ったって?」
「だ、からぁ!あれはっ!ああっ!あっ!」
陰嚢を揉まれながら、怒張の裏の筋を舐め回される快感に腰が痙攣する。そのくせ吐き出したい快楽の塊が塞き止められ、ジンジンと熱をもったみたいに揉まれる陰嚢が膨れていく。快感が苦しくて仕方がないから問われるままに答えるが、それで宏太が満足する筈もない。
「拉致って、俺が教えた方法で泣かした訳か?」
「してねぇ!する前にっあうぅん、ああっ!する前に取り返しにっああっ!来たってばぁっ!ああっ!」
ピクピクしているプラグごと口に先端を含まれ、噛まれ吸われる激しい刺激にギシギシと枷を嵌められた手足が軋む。未だに陰嚢を揉みながら怒張をねぶられ、射精を促すような刺激ばかりなのにプラグのせいでそれが叶わない。
「……お前、俺の方法が効かなかったって言ったよな?」
確かに言った。言ったけど今思い出すな。
冷ややかな声で不機嫌そうにそう言う宏太に、喘がされている了は抵抗も出来ない。ギンギンに硬くしたままの怒張も張りつめたままの陰嚢も放置され、今度は差し出したままの後孔が標的にされたのが分かる。ドプリと勢いよく潤滑ジェルを注ぎ込まれ始めるのに、刺激で敏感になっている了は悲鳴をあげて腰を震わせた。
「こんな風に流し込んだのは、何時の話だよ?ああ?拉致ってしたんじゃねぇのか?」
いつもよりかなり大量に注ぎ込まれて張り積めていく腸の中で、宏太は残忍に蓋をするように肛門用のプラグまで嵌めてしまう。前も後ろもどちらもただ塞き止めるだけ。快感をもたらす意図ではないが、後ろにプラグなんて、始めての時後ろに小さいプラグを嵌められた以来だ。なんでかそれにショックを受けてしまうのは、どうしてなのか分からない。了が声にならないでいると宏太は苛立つように声を荒げる。
「何時拉致ったんだ?了。」
「か、んけねぇ………、ぬけ、よ、プラグ……。」
泣きそうになりながらそう切れ切れに言うので、もう了には限界だった。大体にしてどっちも失敗してる上に、恭平は快感じゃ全く堕ちない相手で。それなのに自分はこの快感を宏太に与えられたら堕ちるしかない。この差はなんだか分からないが、宏太が本気でやり始めたら了には堪えられない。
そう考えているのに宏太は不思議と眉を潜めて、覆い被さると唇を重ね頬に触れる。
「関係なくねぇだろ……、お前、拉致って迄モノにしたかったんだろ?」
右京とにてると思ったけど、今なら分かる。恭平が似てたのは宏太の方で、了がどんなに手に入れたくても高嶺の花過ぎて手が届かなかった。直ぐ傍にいるのに、目に見えているのに、遠くて手が届かない。身代わりを何人手にいれても、結局満たされないのは分かってた。もし、恭平を手にいれたら少しは変われたのだろうかと思うけれど、恭平を手にいれていたとしても宏太とまた会ったらきっと宏太に焦がれていただろうって…。
「あんた……が、手に……はいんねぇから、代用に、だろ……。」
思わず告げてしまった本音に、全身がヒクヒクと痙攣しながら薔薇色に肌を染まる。絶頂を我慢させられている自分の声が酷く甘ったるく聞こえる。まるで懇願してもっと責めて欲しがってるみたいな気がして恥ずかしいのに、宏太はその声に気がつかないのかはち切れそうな怒張に嵌まった尿道プラグを指の腹で回す。
「んぅっ!!うっ!ううっ!あうっんっ!」
「気持ちいいか?ここも。」
「うっさいっんんっ!ぬけっ!これっきついっ!んんっ!」
宏太には見えないだろうが、淫らな姿で固定されている了には自分の股間の全てが見えていて羞恥心に気が狂いそうだ。平然と怒張の先から突きだしているプラグを掻き回すように捏ねる宏太の体が、興奮であのそそる男の色気を放っている。こんなに滅茶苦茶にされているのに、それにあてられてもっとして欲しがっているなんて言いたくない。
「随分良さそうな声だがなぁ……?ん?」
指でプラグを捏ねながらベロリと舌で亀頭の先をねぶられると、思わず歓喜の声が溢れてしまう。キツく唇を噛んで喘ぎを堪えようとすると、今度は後孔のプラグを弄くられ始め腰がガクガクと震え始める。
「んんっ!んうっ!んんんっ!あんんっ!」
「こっちはスッカリ可愛いもんだな?ん?こんな風に拉致った奴をしてやりたかったんだろ?了。」
意地悪くそんなことを言いながら宏太の手でクポクポと出し入れされるアナルプラグのせいで、温められ孔から溢れだすジェルが淫らに音をたててしまう。恥ずかしい音だと囁かれながらそれを抜き取った指が、ソロリと熟れた孔の縁を撫でる。指でいいから中を掻き回して欲しくて了の腰が動くのを、宏太の指は意地悪く焦らすように入り口をヌチュヌチュと淫靡な音をさせて撫で回していく。
「で?了。」
「ん、ふぅ……う、ううっ。ううんっ。」
「拉致ったのは何時だ?」
ジリジリとなぶりながら、それでもその話を辞める気がなかったのに呆気にとられる。鬼畜な方法で追い詰めて何がなんでも、了からそれを聞き出そうとしているのだ。焦れているのがわかっていて、やんわりと撫で回されるのに限界だと叫びそうになる。
「了?何時だ?」
「しつっこいっなぁ!変態!!年末だよ!この間は彼氏のほう拉致って呼び出して、仕込もうとしたけど、堕ちなくてダメだったんだよ!満足か!!」
「ふぅん、……相手も拉致ってんのか………。」
え?それ、問題になるところか?と一瞬考えてしまう。確かに榊恭平を拉致して薬で仕込もうとしたが、全く事に及ぶ前に奪還されている。先日は先日で偶然相手のガキの方を拉致った訳だか、結局仕込んでもいかせるどころか……そこまで考えようとしたが、宏太がベットに固定している手首の金具を外したのに気がついて意識が削がれた。抱き上げられたと思ったら今度はクルリと体を返されて、顔が枕に押し付けられる。今度は足首に手首を引かれて、腰を突き上げた体勢にされてしまったのだ。
いや、ほんと本職ってなんなんだよ!これ、どうなってんの?!簡単にアダルトビデオ体勢オンパレードじゃんか!
頭の中でそう叫びたいが宏太の様子が、どうもおかしいのが気にかかる。怒っているのか何なのか、こんな責め立ててくるのに何かがここ数日の責めと違う。
「こ、うた?」
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