鮮明な月

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第五章

40.

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まだ夏の熱を過分に匂わせる九月の中旬間近な金曜の夜。
日暮れ過ぎのマンションの人工灯の下をハタハタと急ぎ足で制服姿の青年が駆けていく。ほんの数秒でも時間が惜しいと言いたげに息を切らせながら、マンションのドアの並ぶ通路を小走りに突っ切っていく。高層階のその通路のつきあたりで当然のように鍵を開けてドアを開いた青年は、迷うことなく内部に向かって「ただいま」と声をかけながら室内に足を踏み入れると書斎に向かった。



※※※



夏休みと言う期間限定の夢の様だった二人での生活を終える前日。その前日から一時も身を離しもせず、それでも時が来たら今迄通りの生活に戻ろうとする仁聖に向かって、ベットの上で抱き寄せられ躊躇いがちに彼の綺麗な恋人が呟く。

「……あのな?……仁聖……。」

滑らかな肌に手を滑らせながら不思議そうに視線を向ける仁聖に、恭平は行為の後を匂わせほんのり桜色に上気した肌を更に鮮やかな薔薇色に染めた。気恥ずかしそうでありながら酷く魅惑的な香りを漂わせる表情がそこに浮かぶ。ほんの僅かな時間も離れたくない、指ですら離したくないと言いたげな仁聖の腕に身を任せながら、少し悩んだ様な表情を見せて恭平は思い切ったように口を開く。

「来たら……必ず…声かけろよ?」

恭平の優しい言葉に思わず微笑みが浮かぶ。恭平が仕事中には構ってやれないと以前言ったのは仁聖にも鮮明だ。それでもこう言ってくれたのは、彼の優しさなのだと仁聖は思う。

「うん。……分かった。」
「……仕事中でも、……必ず、だ。」

ふと告げられた声の少し拗ねる様なその言葉に、目を丸くして仁聖が微笑みを深める。優しさでもあるが、恭平の中で想いが重なる分、新しい変化を見せてくれた。そんな恭平の言葉の一つ一つが酷く嬉しくて仕方がない。以前は仕事中は傍に寄る事すらできなかったのに、目の前の恋人はそっとその条件を覆してくれて自分を引き寄せる。今まで誰も踏み込ませなかっただろう彼の領域に、恭平自身が扉を開いて招き入れてくれる事が分かった。それだけでも今までよりも、はるかに満ち足りた歓喜が湧きあがってくる。

「分かった、来たら必ず声かけてキスしに行く。」

満面の微笑みにそう返されて一瞬目を見開いた信弥が更に恥ずかしそうに頬を染め、「ばか」と小さく呟く。その声を耳に仁聖はうっとりとしながらその姿を眺める。彼の願いも自分の願いも何時か叶える為に自分がしなくてはならないことを思いながら仁聖は、その肌に唇を押しあてながら柔らかく愛撫する。

でも出来たら何時かは恭平に俺を離したくない、ここに居ろって言わせたいんだよな……。

ふと自分が内心そう呟いたのに気がつき苦笑する。体に熱を落とすような唇のその笑みを肌で感じ取った恭平が訝しげに視線を向ける仕草を浮かべて身を捩った。それを何気ない動作で諌めながら仁聖は子供の様に嬉しそうに、再びその体に肌を重ねていく。



※※※



憤ったように無造作に扉を開いた仁聖に、パソコンデスクの前の恭平が椅子ごと体を回して訝しげな視線を投げる。視線の先であからさまに浮かび上がる仁聖の縋る様な視線を見とめて、恭平は少し待てと口にしながらパソコンに向きなおるとキーボードを打ち始め、やがてカチリと音を立てて駆動音が静まっていく。目の前で恭平が仕事を一端切り上げて、自分を優先しようとしてくれるその行為を心の何処かで喜ぶ。そうしながらも、仁聖の表情は依然曇ったまま晴れない。パソコンの電源を一端落とし椅子から立ち上がる恭平に詰め寄り、仁聖はそのほっそりした体を前置きもなしにギュウッと抱き締めた。思い切り不意に抱き締められて驚いた様に恭平が目を見開く。

「…お…おい?…仁聖?……どうしたんだ?」
「恭平ぇ…俺、来週末…恭平と会えない……。」
「は?」

唐突な言葉にキョトンとした声をあげる恭平の体を迷わず抱き締めたまま、仁聖が情けない声を上げる。

「信じらんないよ…連休だよ?23日からだよ?忘れてた俺もあれだけど…木曜の午後から月曜の夜までだよ?」
「……ちょっと……待て…話がよく分からんが……?」

何に憤っているのかが分からないという風な恭平をギュウギュウと抱き締めて、その体に顔を摺り寄せながら仁聖は駄々をこねる様に更に言葉を勢いこんで繋ぐ。

「だからっ!!!23日から四連休なのに合宿なんだよ?!そりゃ部活だから後輩の為って引退しても最後にって言われたらしょうがないって思うけどせっかくの連休一緒にいたかったのに!連休なんだよ?!金曜なんか創立記念の振り替えで授業もなくって、すっげーウキウキしてたんだよ!俺!」

どうやら九月の二十三日からのシルバーウィークというやつが、部活動の合宿だったらしい。二十三日は木曜日で、翌日は創立記念の振り替えということは確かに日曜日迄は四連休。

「恭平、来週末に仕事終わるって言ってたから、一緒に四日間目一杯いちゃいちゃして過ごす気だったのに!!!どうせ引退後の俺なんか遊びに行くようなもんなんだよ?!」

どうやら高校の部活動で合宿予定に憤っているのだとは理解したが、その言葉の内容に唖然とした表情の恭平の反応に、焦れた様に仁聖は不満そうに頬を膨らませる。

「で…部活動って何だったんだ?…お前。」

そこじゃないでしょ?っと更に憤りながら頬を膨らませる仁聖に思わず恭平は苦笑する。深刻そうにない恭平の様子に、酷く不満気に上目使いでその顔を見つめ仁聖が縋る様な視線を浮かべた。それに何と返したらいいのか分からず暫し逡巡した恭平が溜め息交じりにその視線を眺め口を開く。

「……前から予定を組んでたんだろ?…仕方……ないんじゃないのか?」

その言葉にムゥッと不満気な表情が更に拗ねた子供に変わる。それに気がついて恭平は思わず目を丸くする。くるくると変わる感情の変化とそれを隠しもしない表情の変化に驚かされながら、その表情の拗ねた雰囲気が何だか微笑ましいと内心思いながらその顔を見下ろす。

「恭平は俺と会えなくって寂しくないの?せっかく一緒にいられる筈だったんだよ?四日間も会えないんだよ?寂しくないの?俺がこんなに寂しいって思ってるのに!!」

詰め寄られても、と内心思う。予定を組んだのはお前の方で、恭平が組んだわけではないのだ。

「…だから、……少し前までは十日に一度しか…会ってなかっただろ?」
「恋人同士になってからは、そんな事無かったでしょ?!もう恭平ってばっ!!」

不満そうに声を張り上げるその顔に苦笑いしながら、恭平はスルリと滑らかな動きで伸ばした手でその頭を撫でる。優しい手つきで頭を撫でられて頬を膨らませていた拗ねた表情が耳を萎れさせた仔犬のようにしょげていくのを、恭平は目を細めながら眺めた。
夏休み途中からずっと仕事にかかりきりの恭平に気を使って、あの夏休み最後の三日間以外は触れても抱きしめてキスする位まで。必死に我慢している仁聖の焦燥感は、肌で何となく感じていた。しかし、あの三日間のつけで仕事の締め切りまで残り一週間しかない状態では、そうそう仁聖の想いに今すぐ答える事も出来ない恭平は一つ溜め息をつく。

「一応できるだけ早く……終わらせるようにする、……つもりではいるんだけどな。」

躊躇いがちなその声に仁聖がハッとした様にブルブルと頭を横に振った。恭平が八月の最後無理矢理三日間を自分の為にあててくれたせいで、すっかり仕事の予定が狂ってしまっているのは分かっていた。これ以上無理をするには徹夜に近い状況になってしまう事もよく分かっている。その現実に慌てたように仁聖が彼に向って言い訳めいた風に口を開く。

「ちがうっ…そうじゃないんだ!ただ……寂しいって言って欲しかっただけ!……俺だけ寂しいのかって思っただけだからっ!」

慌てて言い訳をする仁聖の顔を見つめる。

「恭平に…無理してほしいんじゃない!本当だよ…ただ俺が寂しいなって。」

慌てたその言葉に一瞬驚いた様な視線を恭平が浮かべたかと思うと、ゆっくりとそれは柔らかい微笑みに変わる。そしてその体を抱き寄せる様に身を寄せた。フワリと甘い香りを微かに漂わせた肌が近付いて、甘い微笑みが自分を迎え入れる様に鮮やかに漂う。思わずうっとりとその表情を仁聖は見つめた。

「…確かに……寂しいな。でも……お前ならメールとか…してくるだろ?」

囁く様な声に嬉しそうに微笑みながら仁聖は、もう一度今度はゆっくりと優しい仕草でその体を抱き寄せそっとその唇に口づける。暗に「してこい」と言ってくれている素直じゃない恭平の言葉にこそばゆく微笑む。そんな風に大切な恋人が優しく自分を待っていてくれるのが仁聖には酷く心地よくて仕方なかった。



※※※



そんな出来事から数日。
イイと言われたものの密かに必死に頑張ってみたが、やはり仕事は木曜日の午前中一杯かかった。やっとの事で仕上げたそれをメールに添付して送った直後、溜め息混じりにスマホを眺めた。疲労困憊という表情を浮かべた恭平は、無造作に書斎のソファに体を投げ出す。
何気なく朝に目にしたニュースで週末は≪シルバーウィーク≫などと大層な銘を打たれた連休の話題で世間は盛り上がっているのに気が付く。そうして、ふと仁聖が言った言葉を思い浮かべ、あぁそうかと一人呟く様に吐息を溢す。

今夜は来ないんだったな……、週末も…来ないのか……。

そう考えると締め切り迄数日あったのだから、そんなに急がなくても良かったかもしれないし。同時にもっと早く終われば過ごせた時間が変わったかもしれない仕事に少しだけ恨めしいような気もする。恭平は思わず横になったままスマホをしげしげと眺めて苦笑を浮かべる。つい今し方迄、自分が仕事が終わったとメールしようかどうかを悩んでいたことに気が付いて、その視線は更に自嘲気味に揺れた。
今まで付き合った誰よりも仁聖を大事だと思っているのと同時に恭平自身が仁聖に甘えているような気がして少し気恥ずかしさすら感じる。そう思いながら恭平は、ほうと溜息をついてモニターの光に疲れた瞳を閉じた。
眠りの一瞬のような感覚の先でドアが開く気忙しい音を感じて、恭平はボンヤリとした視線を宙に投げる。知覚に薄く日の陰りを感じて自分が暫し眠った事に気がつきながらも、まだ微睡んだ意識でいるとドアの開く音の後に覗き込む仕草で見下ろす視線を迎えた。見慣れないスポーティーなジャージ姿は、普段と違って何時もとは違う印象に感じる。

「………あれ…?…仁聖…?……お前、合宿は?」
「今から行くよ?でも、行く前に恭平の顔見に寄った。暫く会えないんだよー?寂しいもん。」

わざわざ出かける前の忙しい時間を切り詰めてまで自分の顔を見に来たその子供のような笑顔に、恭平は不意に胸の内が疼くのを感じながら微笑む。その微笑を嬉しそうなキラキラする瞳で眺める仁聖の表情が、暫しの無言の後でふと曇り気遣うような気配を匂わせる。

「凄く疲れた顔してるよ…?大丈夫?仕事終わった?」
「あぁ、なんとかな…悪かったな?もう少し早く終わらせたかったんだが……。」

「そんなのいいよ」と言いながら、そっと伸ばした手で額にかかる艶やかな黒髪を掬い上げ、仁聖は小さく溜息をつきながら額に触れ頬に手を滑らせた。恭平の身を案じる何気ないその仕草に少しだけチリ…と体の奥底に燻る感覚を感じる。その姿態が躊躇いがちに体を起こすと、少し身を引いた仁聖は床に膝を付いた姿勢のまま彼を見上げながら口を開く。

「顔色悪い…ちゃんとベットで休んで?…俺がいなくてもちゃんとご飯食べてね?」

まるで母親のようなその言葉に思わず苦笑する恭平に「心配してるんだよ?」と仁聖は不満そうに口を尖らせる。自分の手をそっと握りじっと自分を見上げるその視線を体に受けていると気が付いた瞬間、また自分の内面がざわめいていくのを感じて恭平は戸惑いに満ちた感覚で無言のまま身を硬くする。それに気が付かないのか身動ぎもしない恭平に、少し焦れた風な仁聖はしなやかな動作で立ち上がると有無を言わせず手を引きながら恭平をベットまで引き摺っていく。無理矢理ドサとベットに押し込まれて毛布を引き上げられ目を丸くする恭平の横に腰掛けて、子供のように拗ねた視線を少し和らげた仁聖が酷く魅力的に微笑んだ。

「はい・ちゃんと寝て?で、俺に行ってらっしゃいのキス。」

身を案じる優しい大人びた行動と正反対で子供のように強請りグイと覆い被さる動作に、苦笑しながらも恭平はその動作を受け入れて目を閉じる。しかし、落とした影の被さる様にして柔らかく重ねられた唇が、そっと熱を滲ませこそばゆい様な感覚を伝える舌になぞられる感覚に一瞬眉を顰めた。
そろりとなぞる、そして時々味わうとでも言うかのようにヤワヤワと下唇を噛まれる感覚。口腔に滴る様な甘く蕩ける様な湿った熱の滑る感触。不意に全身の肌に粟立つ感覚が背筋を走って体の奥に灯が燈る気配がする。

唇の感触が……凄く…気持ちいい……。

そう自分が感じた瞬間ドキンと胸の奥が跳ね上がり、恭平は思わず自分から少し身を起こした。恭平の体が受け入れるだけでない仕草を漂わせている。体の横についた仁聖の両方の手が、自分に圧し掛かってしまわない様に身を支え、その場から動きもしない事に一瞬渇望が煮え立つ。触れて欲しいと自分が考えた事に気が付いて恭平は困惑して眉を顰めた。知らぬ間に仁聖の胸元に伸ばした手が、縋るように制服でないジャージの柔らかい布地を掴み引き寄せながら、激しく執拗に重ねた唇を貪る。その身を支えずに、そのまま圧し掛かってきてくれればいいのにと言葉ではなく態度で示そうとする。そんな仕草を嬉しそうに堪能しながら、微かに息を上げて触れ合っていた唇を離した仁聖は余韻を引き摺る様な視線を浮かべて溜息をつく。

「こんなキス…ずるいよ…?離したくなくなるじゃない?」

強請るような声に今度は自分から体を完全に引き起こして仁聖の唇を奪いながら、恭平の肌がほんのりと上気して甘い香りを漂わせ始める。丹念にその口の中を舌で味わうようにして愛撫する恭平の仕草に悩殺されながら、吐息を跳ね上げた仁聖が離れた柔らかく濡れた恭平の唇も少し吐息を上げているのに気がつき名残惜しそうな視線で見つめた。
甘くトロリと蕩けるようなその表情に自分が、後ろ髪を引かれるのが分かっていてその仕草を隠しもしない恋人の姿に思わず苦笑が浮かび、仁聖は「ホントずるい」と囁きながらその頬に優しく軽いキスを落とす。

「それじゃ俺行ってくるね?本当にちゃんと休んでよ?恭平。」

身を離そうとした仁聖の服を咄嗟に引きとめる様に恭平の指が掴む。

「なに?どうかした?」

その声に我に返ったように恭平の指が離れるのを見下ろしながら、仁聖は少し嬉しそうに微笑む。戸惑う様に自分を見上げる視線を真正面から見つめ返しながら、その頬に手を振れてそっと撫でる仕草をして仁聖は目を細める。もう一度差し伸べた手で引き寄せると名残惜しそうに唇を重ねていた。
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