鮮明な月

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第四章

27.

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甘く蕩ける様な気だるい眠りの中で、場違いなほど陽気な玄関の呼び鈴の音が仁聖の意識を引き上げた。静かな夜気の気配に包まれた腕の中には、縺れ合い肌を合わせたまま自分に覆いかぶさられ背中を預けた恭平がいる。穏やかな顔で恭平は、規則正しい呼吸を繰り返す。抱きかかえられぐっすりと眠りこんでいる恭平の姿に小さく微笑みながら、少し肌蹴られた夜具を引き上げてその体が冷えないように大事そうに包みこむ。そこで再び響く玄関の呼び鈴の音に、仁聖はまだボンヤリ霞んだ意識で眉を顰めた。

ったく…夜の十一時だぞ……、煩い……恭平が起きちゃうだろ…。

情事のあとの気だるさに深い眠りに落ちている腕の中の恋人が、チャイムに反応して微かに身動ぎする。寝ぼけた意識でそれに気がついた仁聖は、苛立ち体を滑らせるとベットから身を乗り出した。諦めて帰る気がないのか、もう一度の執拗なチャイムの音が響く。苛立ち交じりにフローリングの床を素足でペタペタと突っ切ると、インターホンを取り上げ耳に押し当てる。

「はい。」
『あぁ、恭平?俺―。』

酔っているのだろう朗らかにすら聞こえる声が大事な人の名前を呼び捨てで呼ぶのに、苛立ちが更に増して不機嫌な声に変わる。

「……あんた誰?」
『………お前…誰?』

そこまで会話を交わした瞬間仁聖ははたと我に帰りながらも、その憮然とした口調に眉を顰めた。村瀬篠とは違う少しきつい口調。しかし、数言会話を交わしてから次第に冷静になり始めた意識で内心慌てながら踵を返してベットの上の眠る恭平に歩み寄る。

「恭平、…起きて恭平。」
「ん……?仁聖………?」

ボンヤリと闇に漂う様な視線が、薄っすらと上気して薔薇色に色を落とした肌をしたまま仁聖を見上げる。そこで少し慌てた様な仁聖の様子に気がつく。

「ごめん、恭平の友達って人が来てる。俺、半分寝ぼけててインターホン出ちゃった。」
「……え?」
「サトルって言ってた、今日来る予定だったの?」
「了…?………え?…。」

やっと意識がはっきりした風に咄嗟に身を起こした恭平の表情が苦痛に歪むのに気がついて、仁聖が慌てて労る仕草で体を支える。抱きかかえられる腕に支えられながら恭平は、狼狽した様子を微かに滲ませて緩慢な動作で衣類を探る。そして気がついた様に、仁聖を見つめた。その視線の先で躊躇いがちに口を開く。

「仁聖…あのな?……。」
「いいよ、そう皆に話せることじゃないんだからさ?上手くいい訳しちゃっていいから。」
「…………悪い…。」
「いいってば。」

少し落ち込む様に視線を下げながら簡単に衣類を着こむ恭平の姿を、仁聖は苦笑交じりに眺める。まだ少しふらつく足取りで玄関に向かう背中を見送りながら、自分も服に袖を通し溜め息をつく。
恭平と自分の関係が、普通にはあり得ない関係だと分かっている。けれど、もう手放す事も出来ない関係。社会的な立場がある恭平の方が、色々と難しい事も多い事はよく分かる。分かっているから自分が理解しないといけない事なのだという事も分かっている。ペタと足音をさせながら玄関までの廊下と、リビングの境で立ち止まり様子を伺う。

「…具合悪かったんだ?悪かったな。」
「あ…いや、大丈夫だけど……で?」

ニ人の会話に微かな胸の奥に焙る様な感情の波立つ感覚を感じながら仁聖は、薄闇の中で唇を噛んで立ち竦んだ。

分かってるのに、理性ではきちんと理解しているのに感情が追い付かない。

ジリと胸の奥が切り裂かれる様な痛みに仁聖は息を飲む。こんな夜中に他の男が遊びに来る、そんなのは成人男性ならたいして騒ぐようなことではない。それなのに今の自分は出来ることなら、恭平に対応させたくないのだ。可能なら自分が対応して追い返してしまいたい。今まで自分がこんな風に誰かに固執するのを、感じた事がなかった。泣きたくなるほど誰かを独占したいと自分が思うなんて、考えてもみなかったと心の中で呟く。不意にドアが開いて目の前に姿を見せた恭平が驚いた様に目を見開きながら、立ち竦んでいた仁聖と真正面で向き合う。

「…仁聖?」

自分の事を何と説明してくれたのだろうか。そう聞いてみたいのにできない仁聖の表情をまじまじと見ていた恭平は、気がついた様にその体を抱き寄せる。

「仁聖。」

柔らかな甘い香りに包れながら、その首元に顔を埋めて仁聖がきつく唇を噛んだままでいる。それに気がついて、恭平は苦笑しながらその頭を抱きよせ優しい仕草で撫でた。愛おしそうに優しく撫でる指に無言のまま顔を押しつける。

「……何時か…ちゃんとそういう時期が来た時…お前がそうしてもいいって言うなら………。」

目を閉じたまま恭平が言ってくれようとしている言葉の先を待つ。違う言葉を願っていたのに、それ以上の言葉を与えようとしてくれている。そう心の中が熱を持って脈打つのを感じながら仁聖はそっとその腰のあたりに手を廻し、細くしなやかな体を抱き締める。

「…恭平、好きだよ……。」

酷く甘ったるい様な蕩ける想いで囁くと、少し恥ずかしそうに恭平が身を揺らす。抱き締めたまま肌を摺り寄せると、小さな苦笑がその柔らかい表情から溢れ落ちる。それを見るだけで、仁聖の強張っていた表情も次第に緩んでいく。

「もう一回……。」
「ば…ばか、もう今夜は駄目だっ…。」
「…やだな……一緒に寝ようって言おうとしただけだよ?。」

にぃっと笑う仁聖の表情に目を細めて眉を顰めた恭平が、呆れた様に抱き締めていた腕を解いてその表情を眺めていた。



※※※



「きょーぉへっ。」

耳に柔らかく甘える声とほぼ同時に背後から腕を絡みつかされて、恭平は慌てたように手元を持ち直しながら声を上げる。

「あ、危ないって何度言ったら分かるんだ!お前はっ。」

朝日が差し込むキッチンの中で、思わずきつい口調が投げつけられる。それに全く動じないまま、仁聖はしっかりと恭平に抱きついた腕を更に腰に絡めた。身を摺り寄せる仁聖の仕草に大型犬かお前はと内心呟きながら、呆れたように恭平が息をつく。その吐息に少し拗ねた様に項に埋められていた仁聖の吐息がフワリと耳元を擽りながら呟きを洩らす。

「だって…俺、午前学校だし…午後バイトだから、昼間ずぅっと恭平に会えないんだもん……。」
「お前……前は……、……まぁいいけど…。」

意見を言うのも馬鹿馬鹿しくなったという風に動きにくそうな体勢のまま、器用に手際よくフライパンを動かす。そんな恭平の手元を、抱きついたまま肩越しに眺める。
週末の二日間をまるで蜜月のように片時も離れずに過ごして、あけた月曜日。夏休みだというのに学校に行かなくてはいけないという不満を存分に溢しなが、一応の準備を終えた仁聖は柔らかい肌触りの室内着姿の恭平を抱き締めて身を擦り寄らせながら甘え声を上げる。

「ねぇ、恭平。おはようのキスは?」
「ばっ、馬鹿なこと言うなっ!!」

咄嗟に顔を向けて頬を朱に染めて声をあげる。そんな恭平の唇に肩越しに有無を言わせず、自分の唇を押し当てて緩々と甘いキスをする。微かに上がった恭平の吐息を感じながら唇を離すと、仁聖は嬉しそうに微笑んだ。

「こういうのって、嬉しい。何か……新婚っぽくない?」

予期せぬ行動に予期せぬ言葉が重なって、何とか空になってはいたものの恭平の手からフライパンがシンクに中に音を立てて落ちる。わなわなと羞恥に頬を染めながら恭平が反射的に嬉しそうに笑う仁聖を睨み付けた。

「お、お前はどうしてそういうっ。」
「え?だって恋人同士で、こんな風に寄り添ってたら、そんな感じしない?」
「っ……恥ずかしいこと言うな!ばかっ!」

狼狽するような恭平の言葉ですら、まるで睦言のように聞こえている。真っ赤になってしまった恭平を眺め、仁聖は嬉しそうに肌を摺り寄せて微笑む。その嬉しそうな笑顔に逆に言葉に詰まってしまい、恭平は思わず頬を染めたまま視線をそむける。恭平の体をきつく抱き締めて、柔らかくそっと強請るような声を仁聖が零す。

「今晩は俺が夕飯作るね?恭平、仕事あるでしょ?」

降り落ちた自分を気遣い労わる様な声に、気が付いて朝日を浴びたまま恭平が少し表情を緩める。もう何年もそういった風に誰かに気を使われる事がなかったし、気を使わせるような存在も作ってこなかった。そんな自分に気が付いて、恭平の表情が微かな苦笑に変わっていく。絆されているといえばその通りかも知れないが、それでもその言葉も行動もなんだかこそばゆく心地いい。

「こら、いい加減離れろ、……珈琲が入れられないだろ。」

ぶちぶちと文句を言いながら渋々身を離す仁聖を、苦笑交じりに見つめている。しかし、恭平の甘い視線に気がついた制服姿の仁聖が、再び満面の笑みを浮かべて恭平の顔を覗き込んでいた。
「いってきます」のキスまで強請られ、断固拒否してみたものの結局不意をついて再度奪われた。一体何でそんなとこばかり欧米人みたいな事をねだるんだと、恥ずかしさに追い出すようにして仁聖を送り出す。
その後、押し出すように脳裏からその事を締め出して仕事を始め、いつの間にか没頭していた恭平の指がふと止まった。北向き窓しかない書斎には陽射しはあるものの、時間がもたらした陰りが落ちてきていた。我に返ったように時計に眼を向けて、もう午後の三時を回っていた事に気がついた。

五時くらいには帰ってくるのか?

そう考えた自分に気がついて、思わず恭平は苦笑を浮かべる。
ふっとマグカップを片手に腰を浮かしかけた瞬間、玄関の呼び鈴の陽気な音が響き渡っていた。パタと足音を立てて何気ない仕草で恭平は扉を引き玄関に向かって身を滑らせ、無造作にドアを押し開く。

「はい?」
「あ、兄さん。すみません、いきなりきちゃって。……忙しいですか?」

ドアの向こうに立ち躊躇いがちな口調を溢した相手に、一瞬自分が面食らうのが分かった。宮内慶太郎の来訪を予期していなかった訳ではなく、何時かはと可能性は何時も考えていた。しかし、ここ数日は自分の意識が少し普段とは違ったためだろうか、その驚きの先ではたと思考が止まる。

そうだ…話すって約束してたんだった……あいつはまだ帰ってこないだろうし…先に話しておいた方が…。

そんな思考が脳裏を巡るのを感じながら、少し戸惑い気味な微笑が浮かぶ。

「い…いや、大丈夫だ……まず、入れ…。」

ふと何時になく微笑んだその表情に、慶太郎が微かな驚きを見せる。それに逆に訝しげに眉を顰めながら、恭平が身を退かすと慶太郎は遠慮がちな仕草で靴を脱いだ。手土産の洋菓子の箱を手渡しながら慶太郎は、今まで彼が知っていたのとはどこか違う気配を漂わせる異母兄の姿を眺める。
今迄一番表面に見えていた誰も寄せ付けようとしない鋭利さが僅かに和らいで、仕草や口調が柔らかくしなやかに舞う様に見える。今までの凛とした清廉さに不意に淡く色を落とした、まるで仄かに香るような甘くしっとりとした艶やかな変化。その変化をもたらしたものが何なのかを思うと、慶太郎は胸が締め付けられるように痛む。そして同時に身の内が激しく焙られるような感覚を覚える自分に気がついていた。
カチャカチャと軽く食器の音をさせてキッチンのカウンター越しにふと恭平は、戸惑うように視線を異母弟に向ける。この状況をどう切り出したらいいか分からないが、一先ず当人同士がかち合う前に少し話しておいたほうがいいと微かな溜息をつく。躊躇いがちに珈琲を入れたマグカップを差し出しながら、対面に座ると少し気まずい空気が間に流れる。

「あの…兄さん……。」
「うん?」

視線を向けると戸惑うような表情で慶太郎が「いえ」と呟く。その姿に微かな不安を感じながらも恭平は一つ深く息を付いて、思い切ったように視線を目の前の制服姿の異母弟に向ける。

「慶太郎…少し話したいことがあるんだ。」
「は、はい。」

真正面から見つめ返されて一瞬、恭平は言葉に詰まる。確かに真実を話したいと言う彼の恋人の気持ちは分かっていた。でも、この状況をうまく伝えるにはどう表現したらいいかがわからず、脳内に巡った言葉の羅列に思わず自分が緊張するのが分かった。

「あの…なんて……言えばいいのかわからないんだ……けどな?」

今まで見た事のない恭平の恥らいに頬を染めて、細い指で口元を覆う表情。慶太郎は自分の胸の奥がギクンと音を立てて軋むのが分かる。その表情は今まで見たどの笑顔よりも、酷く鮮やかに透き通るように綺麗で胸が痛いほどに高鳴っていく。

「………っ今…その…付き合ってる…奴がいるんだ………。」

頬を紅潮させながら言葉を口にした姿に眩暈を覚えながら、慶太郎は息を飲む。そこまで言うのに狼狽して次の言葉がうまく押し出せないでいる恭平の姿に、感情が熱を持つと同時に凍り付いていく様な気がした。

「…兄さん…は…、男の人が好きなんですか?」

まるで自分の声ではない様な冷やかな声が空気を割いた瞬間、それが自分が放った言葉だと慶太郎は最初気が付かなかった。それでも、驚愕に目を見開きその直後羞恥に頬を染めた恭平の表情が、視界に入り感情が更に凍りつく。戸惑うような微かに震える視線が慶太郎を捕らえ、室内の空気が不意に温度を僅かに上げたような気がしていた。

「な…なん……で……?」
「この間……電話した時…。」

その言葉にハッとした様に恭平の表情が変わったのを見た瞬間、焼き切れるような感覚が凍りついた感情に楔を打ち込んでいく。あからさま過ぎるその素直な反応が酷く疎ましいのに、同時にその反応を生み出した者が妬ましい。

「……男の人が好きなんですね。」
「そ…そういう訳じゃ…なく…て………、ただ………。」
「ただ?」

不意に近づいた声音に気が付いて恭平は視線を上げる。カチャンとテーブルの上に置いていたマグカップの揺れる音がしたと思った瞬間、自分の腕を掴んでソファーに押し付けるようにして覆い被さるように近づいた慶太郎の姿を呆然と見つめていた。

「……慶太…。」

次の瞬間その言葉を全て押し出すより先に唇を重ねられて、舌の先でなぞる様な動きを感じていた。ゆっくりと探る様に、それでも慣れない感触に唇を探られて一瞬思考が真っ白になる。自分がどうしてその状況にあるのか呆然としていた思考が数拍の間を置いて動き出した瞬間、咄嗟にその体を押し返しながら声を荒げた。

「なっ何のつもりだ!!お前!!」

グイと口元を拭う様に動く恭平の手を見つめた慶太郎が、そのまま冷やかな視線でそのしなやかな筋肉をした腕を指が食い込むほど強く掴む。

「つっ…離せって!!」
「何でそんな事、僕に話すんですか?僕を誘ってるんですか?」
「え………?」

不意に降り落ちた慶太郎の冷淡な言葉の意味が分からない。そう言う様に、恭平の表情が当惑に凍る。まるで弱った野生の動物でも見ているように、手の内にいる異母兄の姿を見下ろす。その今まで見たことのない無防備な姿に、自分の内面がざわめくのを慶太郎は感じていた。

大好きだった……綺麗で優しくて…昔憧れた女性と同じ顔をした人。

自分を好きでいてくれているから、邪険に扱わないのだと思っていた。兄としての思慕の情以上に何かが歪んで胸の奥を付き動かして、その体を動かそうとしている。

「僕に相手でもして欲しいんですか?」
「……何……言って……。」
「だったら、僕に言う必要なんかないでしょう?兄さんが誰と付き合おうったって僕に何の関係が?」

酷く冷淡な声と同時にギシリと骨が悲鳴を上げるほどに掴んだ腕を引き、無理やりソファーに体を押し倒そうとする。驚いたようにその細い体が抵抗を感じさせる。状況がまだの見込めないその体を力任せに引き倒そうとすると、恭平の腕の抵抗が増した。

「そんなっ!…俺はそんなつもりじゃないっ!!ただ!」
「暴れると怪我しますよ。型が決まってしまったら兄さんでも外せないでしょ?」

グイと腕を押さえ込まれた瞬間、恭平が腕の下で目を見開くのが見える。同じ合気道を身につけている慶太郎に優位な体勢で、体勢を崩されたまま関節を固定されてしまう事が何を意味しているのかは考えなくても明らかだ。それでもまだ半分信じられないと目を見張る恭平に覆い被さるようにして、慶太郎は無理やりもう一度その唇に自分のものを重ねていった。

「っ…離せっ!!」

顔を背け身を捩る恭平の姿を冷淡に見下ろしながら、右腕を捉えたままの手に力を籠める。ギシと軋みを上げる腕に苦痛に歪むその表情を見ながら、無造作にあいた手で柔らかい布地の室内着に手をかけ音を立てて容易くボタンを弾け飛ばす。

「っ!冗談にしてもたちが悪すぎる!やめろ!慶太郎!!」
「大丈夫ですよ、ちゃんと満足させてあげますから。」

圧し掛かる様にして耳元に囁きかけた瞬間、服の前を引き裂かれて目を大きく見開いた酷く美しい表情が腕の中に鮮やかに浮かび上がっていた。
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