主人公を助ける実力者を目指して、

第二章本編開始

第57話、人間最強

[ハーーー、雷帝剣、二刀流真烈斬！]

雷の魔力を纏い二刀の剣がミロクリクスに攻撃する、

本当にすごい、良い攻撃鍛え上げられた筋力、それについてくる魔力、確かに技量と魔力はまだまだわたしに及ばないそれでも、間違いない彼はこの人間界でトップに入る実力者！

[5年前のあなたは言った、私に俺に世界を知れと、そしてまた、、、]

　回想
[雷帝剣！]

学生のビルトンがミロクリクスに攻撃する、

全くビクともしない、全く力を使わずともビルトンと渡り合っている、いくら学生と言ってもビルトンは最低でもランクAマイナスクラスの実力を持っている、

[バカな！俺は時期ブランド王国剣王だぞ！ふざけんなよ、くっそこうなったら強化魔法を最大、超まで無理やり引き上げてやる！]

今のビルトンは冷静さを完全に失っていた、学生の頃のビルトンはまだ強化魔法すら使うのが難しかった、さらに強化魔法を超まで引き上げるなんて、体が保つ保証がない、

[まて、ビルトン貴様！]

ミロクリクスがビルトンを見つめる、

[いいよ、きても、私なら大丈夫、問題はない、]

余裕の構え、その姿は剣王の上に君臨する剣帝としての姿、

[グ！ハーーーーーー、雷帝剣、肉体強化魔法、超、魔剣強化魔法、超、魔力強化魔法、超！ーハーーーーーガァーーー]

ビルトンの魔力が不規則的に膨れ上がる、魔力暴走を起こしかけている、

[これが俺の力だ！ー、]

ビルトンがミロクリクスに雷帝剣を攻撃する、

[カキーン]

[！なんだと、]

全く変わっていない、まるで強化してないような、さっきまでの攻防となんら変わりがない、これは！

まさか、それほどまで実力がかけ離れているというのか？そんなことがあるのか、

[この程度か、]

小声でミロクリクスがこぼした言葉、

[もう終わる、魔剣強化魔法、]

[プシャーーーーー]

一瞬でビルトンがミロクリクスに切られた、

[ガァー、グ、バカなそんな俺が、]

ビルトンが受けた一太刀は体よりも心に激しくとどいた、

[君はまだ若い、もっと世界を見ろ、この世界を知るんだ、君より強いものは多い、まずはそいつらより強くなりなさい、そしたらまた相手してあげよう、]

美しい髪が風に吹かれながら、ビルトンに語りかける、

この時ビルトンは初めての感情がうまれた、

[俺は、必ずお前を超える、必ずまたお前の剣帝の地位をとりに行く、俺が剣王になって、貴様以外の奴を知り、強くなって必ずお前を倒しにくる！]

ビルトンが初めて完膚なきまでに敗北したのが、彼を成長させた、

[フン、楽しみにしているよ、]

それから、ビルトンは視野を広く保つようになり、強く成長した、

魔王の存在、ライトの存在などビルトンの精神をさらに強くした、


[私が尊敬したあなたが何故こんな汚ない戦いに参加しているのですか！]

私は彼の中にある光を見た、その光に体がついていなかった、だからあの時私は彼と戦った、今もまだ彼の体は光についていけてない、でも強くなった、

[私は、、、正しいと思うことをしている、]

この世界に正義なんてないんだから、

[全力で行くからね、ビルトン君、真斬剣！、肉体強化魔法、究極、魔剣強化魔法、究極、魔力強化魔法、究極、]

　極は不規則的に魔力が、膨れ上がりそれを利用した強化魔法、肉体が魔力を抑え込んで魔力を膨れ上がらせる巨大攻撃に特化している、

　究極は規則的に魔力を膨らませて、的確に繊細に攻撃する強化魔法、これは極と対になる魔法、極とは違った洗練された強化魔法となっている、

神は摂理を無視して魔力を暴発させて攻撃する強化魔法、神々のみが使えるとされる魔法、ウリエルなどの神々の専用技、

[究極！あなたのその技についていくには、俺も限界を越える必要がある、]

ミロクリクスの強化された攻撃がビルトンを襲う、

[雷帝剣、肉体強化魔法、超、魔剣強化魔法、超、魔力強化魔法、超！]

凄まじい攻防が続くなか、ミロクリクスの的確な繊細な剣がビルトンの超強化剣を破壊する、

[グ、ガァー、]

[君は強くなった、でもまだわたしにはとどかない、]

肉体が傷ついているビルトンの魔力が徐々に高まり呼吸が正常になっていく、

[グ！ハーーーーー我が魔力よ！今私に力をよこせ、我が肉体よ力を捻り出せ！]

ビルトンの体からオーラが溢れる、

[君はまだまだ強くなっていく、きなさい私が相手になってあげる、]

[極！ハーーー雷帝剣、極、肉体強化魔法、極、魔剣強化魔法、極、魔力強化魔法、極、]

ビルトンの肉体は強化魔法極の圧力を耐え切りこの世界の支配者の実力まで到達した、それは、ミロクリクスや魔王、帝国王やアジンたち、ライトに匹敵するということ

[黒き雷帝よ、俺の力となれ！]

黒い雷帝の剣でミロクリクスと互換に渡り合う、

[君はこの一瞬で私たちのところまで到達した、これは才と呼べる、]

[ありがとうございます、この力であなたをここで撃ち必ず止める！]

ビルトンの雷帝剣がミロクリクスの剣を止め打ち返す、

[雷帝斬撃！]

雷の斬撃がミロクリクスに攻撃する、

[ク、私の真斬剣が怯んでいる、]

[次で決める！フルパワーでぶつけます！]

俺はまだこの強化魔法が肉体に浸透していない、おそらく肉体は持っても1分が限界だろう、なら勝つには、フルパワーでぶつける！

[ガァー、雷帝斬撃、極！ーーー、]

[ウァーーーーー]

巨大な黒い雷帝がミロクリクスに直撃する、

[ハー、ハー、ハー、ク、これが俺の限界、]

[ドカーン！]

ライトの最大の技(You are F.I.N.A.R]の爆発の音がこのタイミングで響く、

[ハー！]

ミロクリクスが立ち上がり魔力を高める、

[私はライト！自己のための正義を成すもの！]