魔法使い令嬢は婚約破棄されたあげく

こと葉揺

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彼の望む愛の行方

6 ♡※

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 もう生きている意味がない気がしていた。帰って新しく何かを見つける自信もなかった。

 いや、ただ単に現実逃避をしたかっただけかもしれない。喉にいっぱい通信魔法の蝶を詰め込んで息ができないようにした。

 苦しい…。でも胸の痛みに比べればどうって事なかった。

「シェリア!」

 ドアを開けて凄い勢いで入ってきたのはノエ様だった。
 助けてくれるって言ったのに。いや、今まさに来てくれたのかも。

「大丈夫かと様子を見ていたら…シャルル王子はほんとうに………」

 私の口の中に手を突っ込んで蝶を吐き出させた。魔法で打ち消すには喉が破裂するリスクがあるため物理的に出していた。

「ゴホッゴホッ……」

 こんな事でほてった体が感じてしまうのは癪だったが、私の中はトロリと欲望の液体が下着まで染みていた。

「シェリア…生きて」

 ノエ様は口内の蝶を全て出したら深い口付けを落としてくれた。
 息が浅くなっていたのを吹き返すように補ってくれた。

「…死にたいの」

 私はノエ様に甘えてしまった。死にたいのではない。助けて欲しいのだ。でも、死ぬのが一番いい気がしていた。

「…それならその命、僕にちょうだい」

 着ていたドレスを優しく脱がされた。首筋にキスを落とされて、その後丁寧に舐められた。

「僕の…蝶になってくれる?」

 今までと明らかに雰囲気が違った。目が私を捕食するかのように捉えて離さなかった。手つきも今までの戯れのようなものではなく、快感に溺れさせるために動いていた。

 胸を這いずり回る手も気持ちいい。下着越しに彼の大きくなったものを押し付けられて少し恐怖を感じたが、それもわからなくなるくらいいろんなところを触られた。

 つぷりと濡れたそこに指を入れられた。初めて異物が入ったことに少し抵抗があったが優しく擦られるうちに気持ちよさが勝ってきた。

「せまい…今日は無理かな」

 指を入れられながら上についている小さな膨らみが触ってほしいとたっていた。それをまた吸われて舌で舐められると、ノエ様の指をきゅうと締め付けた。


「ん…ぁ……ぁ……」

 声を出さないようにしていたが思わず声が出るくらい気持ちよかった。
 私の声を聞いてノエ様は頭を優しく撫でてくれた。

 何かぬるっとした液体を中に入れられて、指も1本から3本に増えた。
 中の気持ちいところをトントンされながら広げられて、気持ちいい反面少し物足りなさを感じ始めた。

挿入れるね」

 私の中にノエ様のものが挿入されそうになった時、部屋のドアが開いた。
 繭の中でもない、鍵もかかってない。不用意だった。

 そこにはシャルル様がいた。

「何をしている」

「何って…シャルル王子に関係あります?」

 恥ずかしくて思わず繭を作ったが思いがけず3人が中に入ってしまった。

「シャルル王子が悪いんですよ。ほらシェリアのお腹見てください。これ付けたのマツリカ様ですよ?毎晩毎晩苦しんでたんで癒してあげていたんです」

 ノエ様は私のお腹についた淫紋をを指めそっと撫でた。

「何…」

 シャルル様は怒りをあらわにしたがノエ様の光の魔法で手足を拘束されていた。

「貴方はこんなに素敵な女性を蔑ろにしたんです。僕に喘がされてよがってるところをそこで見ててください」

 後ろから腰を掴まれると一気に彼のものを私の中へ貫かれた。


「あぁ…っ…」

 目の前にはシャルル様がいる。繭の中は小さいので必然的に私はシャルル様の顔や胸のあたりに顔が来ていて、この欲望にまみれた顔を見られるのが恥ずかしくて屈辱的だった。

 それに、やはり痛い。ノエ様はゆっくりと動かしてくれているので少し気持ちよさもあるが異物感が凄かった。

「や、やめろ…」

 シャルル様は瞳孔が開ききっており視線は私の胸に注がれていた。

 グチュグチュと液体が混ざる音が聞こえた。後ろからつかれるたびに髪の毛がシャルル様に当たる。それを避けようと後ろにグッと下がるとまた奥までノエ様の物が突き刺さった。

「…積極的だね」

 ノエ様は手加減していたのだ。彼のモノ全てが私の中に収まっていなかったのだろう。今奥まで入ってきて違和感と共に気持ちよさがどこかにあった。

 ノエ様は私の淫紋を指でぐいぐい押さえると気持ちよくて絶頂を迎えた。お腹の淫紋が熱くなり横に模様が広がっていっていた。
 
「あっーーっ」

 達している顔をシャルル様に見られてしまった。私の顔を欲望に染まった顔で見つめられた。
 すると無理やり口を塞がれた。

 シャルル様とキスしてる…。嬉しくて身体が喜んだ。中にいるノエ様のものをきゅうと締め付けた。

「…っ。シャルル王子とキスできて嬉しい?」

「あっ…わから……な…」

 舌で掬い取られるように口の中をかき回されるとクラクラした。前も後ろも犯されて頭がおかしくなりそうだった。

「良かったね。シャルル王子も反応してるよ。ははは……でもシャルル王子は手を出せないっ!あー気分がいいっ」

 ノエ様は私の顎を掴みシャルル王子とのキスをやめさせた。
 私を抱えてノエ様の上に座らされた。そしてノエ様と私が繋がっているところをシャルル様に見せつけていた。

「シェリアの中、気持ちいいよ。たまんない…ほらシャルル王子に見せてあげて?ハメられて気持ちいいですって」

「ぁ…い…やっ……や」

「それとも口でご奉仕してあげる?でも童貞をマツリカ様に捧げないといけないんだもんなぁ…。それもマツリカ様とセックスしてからだねっ」

 ノエ様はただシャルル王子を煽るように話していた。それでも私が気持ちいいように器用に愛撫を続けていた。

「それにさ、僕シェリアと契約したから♡これからはずーーっと一緒。シェリアを傷つけるものは絶対に殺してあげる♡」

 ノエ様は黄金の目をギラギラに光らせていた。牙のようなものも生えて膨大な魔力を体に纏っていた。


「まさか、ノエ王子は…」

「そう。光のドラゴンの先祖返りしてんの。オルタ•モンドラゴン帝国だと覚醒できないからここに来たんだけどうまく覚醒できなくて、どの女の子もダメだった。けどシェリアは違った!やっぱり運命だったんだ!初めて会った時から惹かれるものがあった。僕のための女の子だったんだ」

 中に一度彼の欲を放たれていた。こんな状況でよく話しているとは思ったが目が完全に興奮状態で中にいる彼も一度出したはずなのにまだ元気だった。

「これで契約紋のコレクションはコンプリートされたし…お気に入りも出来たし…あれ?シェリア?」

 私は意識が遠のいていた。



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