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少年が英雄譚を歩み始めるまでの物語。
異常
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「入るぞ」
ヒロは、その無愛想な声に聞き覚えがあった。ガルドだ。
ガルドは、彼やミアの返事を聞くことなく、ドアを開け中に入ってきた。
「嬢ちゃん、ヒロと話があるから2人きりにしてくれないか?あと、ママ達大変そうだったぞ」
ガルドの言葉にミアが窓の外を見ると既に暗くなっていた。恐らく、英雄の食卓が最も繁盛する時間帯だ。
「ああ!!すみません、行ってきます!!」
ミアは、慌てて立ち上がると外へ出て行った。
嵐が過ぎ去った後のような何とも言えない沈黙が場を支配した。ガルドは、その沈黙を破るように話し始めた。
「しかし、驚いた。嬢ちゃんがデメア様の眷属だったとはね」
美の双子神の内の1柱、癒しと美の女神デメア。もう1柱の美の神、力と美の女神パウランと共に【魅舞】カンパニーを所有している。
デメアの眷属の大半は、治癒を施す加護を所持している。そして、その効果は、絶大だ。
それが【魅舞】カンパニーが最強の一角に数えられる所以の1つだ。
ヒロは、ガルドの言葉にピンときた。
「まさか、この怪我……」
「応急処置は、うちのルーシーってやつだが、治療したのは、嬢ちゃんだ。感謝しとけよ」
「……」
ガルドは、微笑から真剣な面持ちに切り替えた。今からが本題だと言わんばかりに。
「お前が遭遇したワータイガー以外の個体を見てないか?」
ヒロは、いまいちピンとこなかった。だから、何も言わず、首を横に振った。
「てことはあいつで間違いないな。だが、どうやって……」
ガルドは、大きくため息を吐くと、頭をガシガシと乱暴に掻いた。
「あの、どういうことですか?」
「まあ、お前も関係者か……」
ガルドは、そう前置きし、口を開いた。
「最近、エリア10以上のモンスターがそれ以下の区画に出現している。何かから逃げるように……な」
「まさか、あのワータイガー?」
「違う。最後まで聞け」
ガルドは、ヒロの言葉を有無を言わさず切り捨てた。
「あいつも逃げ出したモンスターだ。ただ、俺達が追いかけていた時は、通常個体だった」
確かに通常個体のモンスターが長い時間をかけボス級に成長するという事例は、稀にだが存在する。しかし——、
「そんな早く成長しますか?」
ガルド達が追いかけていたということは、彼がワータイガーと遭遇したのは、ヒロと遭遇した同日。もしくは、多くとも2日前だ。
「だから、困ってんだよ……。そういや、お前加護が発動したんだな」
ガルドは、思い出したかのようにヒロに言った。
——あの力のことか?
「いえ、まだしてないと思います」
ヒロの言葉にガルドは目を見開いた。余程驚いたらしい。
「いやいや、あのレベルのワータイガーが俺の『龍の吐息』一撃で倒せるわけないだろ。お前が瀕死までダメージを与えたんだろ?」
「え?」
「え?」
ヒロは、その場が凍りついたのを感じた。そんな中、またコンコンとドアがノックされた。
「おい、ガルド入っていいか?ミアに様子を見て来て欲しいと言われてな」
「あ、ああ」
ガルドがそう返事を返すと入ってきたのは、金髪の女性。よく見るとエルフだった。装備品から見て魔法使いだろう。
「原石も元気そうだな」
女性は、ヒロの様子を確認し、そう言った。
「え?原石?」
「Cランクパーティに匹敵するモンスターを1人で瀕死まで追い込んだGランク。正に、ダイヤの原石だろう」
「瀕死?!」
ヒロは、驚きの余り叫んだ。
「さっきも言っただろ?……ルーシー、こいつ加護を発動した訳じゃないって言ってんだ」
「はあ?!」
ルーシーと呼ばれた女性は、素っ頓狂な声をだした。そして、コホンと咳払いをした。
「じゃあ、どうやってあそこまで……」
ルーシーが当たり前な疑問を口にすると、ヒロは、苦笑を浮かべ、
「その、目を潰したのと、背中を1回殴っただけで……はは」
と、ありのまま事実を告げた。ガルドとルーシーは、冗談はよせと冷たい視線を向けた。しかし、これが事実なのだ。
「いや、本当です」
ヒロは、彼らの視線から言いたいことを察し、念を押した。ガルドは、彼の態度から本当らしいと理解し、大きくため息を吐いた。
彼は、ヒロへ向け腕を突き出し、人差し指と中指を立てた。
「可能性としては2つだ。ダメージが本当に奇跡的に核に直接伝わったか、何らかの原因で加護が一瞬発動したか」
「私は、後者を押す」
ヒロは、ガルドが立てた2つの仮説の内、ルーシーと同様に後者だと予想している。
「そうなれば、お前の右腕の説明もつく」
ヒロは、ガルドの言葉に疑問を持った。
確かに、彼の右腕は、ワータイガーの攻撃で深い傷を負っていた。しかし、それだけなのだ。
加護とは、何も関係ないはずだ。
彼は、そう思い、右腕へと視線を送り、息を呑んだ。右腕が固定具や包帯で一回りほど大きくなっていたのだ。他の箇所は、包帯を巻いているだけだ。
「ズタボロだったよ。赤黒く変色するくらいな。多分だが、骨は粉々、筋肉はぐちゃぐちゃになってたんだろ」
「ああ、見ていたこっちが痛くなるほどだった」
ガルドがそう言い、ルーシーも彼に同意した。
ヒロは、その無愛想な声に聞き覚えがあった。ガルドだ。
ガルドは、彼やミアの返事を聞くことなく、ドアを開け中に入ってきた。
「嬢ちゃん、ヒロと話があるから2人きりにしてくれないか?あと、ママ達大変そうだったぞ」
ガルドの言葉にミアが窓の外を見ると既に暗くなっていた。恐らく、英雄の食卓が最も繁盛する時間帯だ。
「ああ!!すみません、行ってきます!!」
ミアは、慌てて立ち上がると外へ出て行った。
嵐が過ぎ去った後のような何とも言えない沈黙が場を支配した。ガルドは、その沈黙を破るように話し始めた。
「しかし、驚いた。嬢ちゃんがデメア様の眷属だったとはね」
美の双子神の内の1柱、癒しと美の女神デメア。もう1柱の美の神、力と美の女神パウランと共に【魅舞】カンパニーを所有している。
デメアの眷属の大半は、治癒を施す加護を所持している。そして、その効果は、絶大だ。
それが【魅舞】カンパニーが最強の一角に数えられる所以の1つだ。
ヒロは、ガルドの言葉にピンときた。
「まさか、この怪我……」
「応急処置は、うちのルーシーってやつだが、治療したのは、嬢ちゃんだ。感謝しとけよ」
「……」
ガルドは、微笑から真剣な面持ちに切り替えた。今からが本題だと言わんばかりに。
「お前が遭遇したワータイガー以外の個体を見てないか?」
ヒロは、いまいちピンとこなかった。だから、何も言わず、首を横に振った。
「てことはあいつで間違いないな。だが、どうやって……」
ガルドは、大きくため息を吐くと、頭をガシガシと乱暴に掻いた。
「あの、どういうことですか?」
「まあ、お前も関係者か……」
ガルドは、そう前置きし、口を開いた。
「最近、エリア10以上のモンスターがそれ以下の区画に出現している。何かから逃げるように……な」
「まさか、あのワータイガー?」
「違う。最後まで聞け」
ガルドは、ヒロの言葉を有無を言わさず切り捨てた。
「あいつも逃げ出したモンスターだ。ただ、俺達が追いかけていた時は、通常個体だった」
確かに通常個体のモンスターが長い時間をかけボス級に成長するという事例は、稀にだが存在する。しかし——、
「そんな早く成長しますか?」
ガルド達が追いかけていたということは、彼がワータイガーと遭遇したのは、ヒロと遭遇した同日。もしくは、多くとも2日前だ。
「だから、困ってんだよ……。そういや、お前加護が発動したんだな」
ガルドは、思い出したかのようにヒロに言った。
——あの力のことか?
「いえ、まだしてないと思います」
ヒロの言葉にガルドは目を見開いた。余程驚いたらしい。
「いやいや、あのレベルのワータイガーが俺の『龍の吐息』一撃で倒せるわけないだろ。お前が瀕死までダメージを与えたんだろ?」
「え?」
「え?」
ヒロは、その場が凍りついたのを感じた。そんな中、またコンコンとドアがノックされた。
「おい、ガルド入っていいか?ミアに様子を見て来て欲しいと言われてな」
「あ、ああ」
ガルドがそう返事を返すと入ってきたのは、金髪の女性。よく見るとエルフだった。装備品から見て魔法使いだろう。
「原石も元気そうだな」
女性は、ヒロの様子を確認し、そう言った。
「え?原石?」
「Cランクパーティに匹敵するモンスターを1人で瀕死まで追い込んだGランク。正に、ダイヤの原石だろう」
「瀕死?!」
ヒロは、驚きの余り叫んだ。
「さっきも言っただろ?……ルーシー、こいつ加護を発動した訳じゃないって言ってんだ」
「はあ?!」
ルーシーと呼ばれた女性は、素っ頓狂な声をだした。そして、コホンと咳払いをした。
「じゃあ、どうやってあそこまで……」
ルーシーが当たり前な疑問を口にすると、ヒロは、苦笑を浮かべ、
「その、目を潰したのと、背中を1回殴っただけで……はは」
と、ありのまま事実を告げた。ガルドとルーシーは、冗談はよせと冷たい視線を向けた。しかし、これが事実なのだ。
「いや、本当です」
ヒロは、彼らの視線から言いたいことを察し、念を押した。ガルドは、彼の態度から本当らしいと理解し、大きくため息を吐いた。
彼は、ヒロへ向け腕を突き出し、人差し指と中指を立てた。
「可能性としては2つだ。ダメージが本当に奇跡的に核に直接伝わったか、何らかの原因で加護が一瞬発動したか」
「私は、後者を押す」
ヒロは、ガルドが立てた2つの仮説の内、ルーシーと同様に後者だと予想している。
「そうなれば、お前の右腕の説明もつく」
ヒロは、ガルドの言葉に疑問を持った。
確かに、彼の右腕は、ワータイガーの攻撃で深い傷を負っていた。しかし、それだけなのだ。
加護とは、何も関係ないはずだ。
彼は、そう思い、右腕へと視線を送り、息を呑んだ。右腕が固定具や包帯で一回りほど大きくなっていたのだ。他の箇所は、包帯を巻いているだけだ。
「ズタボロだったよ。赤黒く変色するくらいな。多分だが、骨は粉々、筋肉はぐちゃぐちゃになってたんだろ」
「ああ、見ていたこっちが痛くなるほどだった」
ガルドがそう言い、ルーシーも彼に同意した。
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