君はプロトタイプ

真鳥カノ

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あとがき

御礼

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こんにちは。
真鳥カノです。

この度は拙作『君はプロトタイプ』を最後までご覧いただき、まことにありがとうございます。
アルファポリス様の『青春×ボカロP』カップへの参戦を決めてから急いで着手した今作……名だたるブルーライト文芸の書き手様たちに囲まれて悲鳴の連続でしたが、何とか完結することまでは叶いました。

お話として書こうと思い立ったきっかけは『青春×ボカロP』カップでしたが、
実は今作、元になる短編がありました。

エブリスタ様の妄想コンテストにエントリーしました「M-other」という作品です。
残念ながら受賞はかないませんでしたが、なんとか優秀作品には残して頂けた作品です。
こちらは主人公は、ナオヤのお母さんでした。
母と息子のすれ違いを重点的に描いたお話だったんですね。
ただ、こちらのお話…最後は少し、いやだいぶバッドエンドなお話だったのです。

それでいつかハッピーエンドに直してあげようともくろんでいたんですが…
今回の『青春×ボカロP』カップで、何か出せそうなネタないかなぁと考えた結果、この作品を直して出せるんじゃないか?と思いついた次第です。

ヒトミがめちゃくちゃ頑張ってくれたおかげで、今回のナオヤは幸せな最後を迎えることができました。
作者としても本望です。

正直、青春ジャンルだとどういう風に書いたらいいのかサッパリわからず、ブルーライト文芸に当たる作品をいくつか読んで特長を考え、そのポイントを何とか抑えようと試みたんですが…難しいですね。
私の根っこはけっこうじじむさいのが好きなので、青春キラキラってまぶしすぎて……

何とか若い人たちの精一杯の叫びという形を大事に、他は自分の好きな要素を組み込んでお届けいたしました。
SF……と言っていいのかわかりませんでしたが、今いる人は誰も生きてないくらいには遠い未来の世界を想像のままにいじくり倒して、今の延長線上のちょっと進んだ社会にアレンジしました。
いかがでしたでしょうか?
人が生きている限り人生はある。ならば悩む時期も、もやもやした時期も、衝動を抑えられない時期もある。
青春はいつの世にもあるのだ!と無理矢理考えながら書いてました。

なので一応、青春に一番重きをおいた『青春×SF×ヒューマンドラマ』というジャンル?に位置付けてみました。
どっちつかずと言えばそうなるかもしれませんが……今出せる全部を出し切ったつもりではいます。

読んで頂けた方に楽しんで頂けたなら、これ以上の幸いはございません。
今一度、御礼申し上げます。

皆様、最後まで彼らの物語を見届けてくださり、本当に本当に、ありがとうござました。
遠い未来で、ヒトミもナオヤも、御礼を申し上げております。

それでは、よろしければまた、どこかの未来で、どこかの物語で、お会いいたしましょう。

真鳥カノ
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