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賢妃
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榮氏は旲瑓に拾われ、四夫人のうちの賢妃の位を与えられた。本来なら、九嬪の位を贈るべきだが、圓氏と同等にしたかった。
圓氏はそれを、いつもの顔で見ていた。この人には、喜怒哀楽が無いのか、旲瑓は心配になった。
「何ですか、彼処にいた女は。」
榮氏は目の前にいた無愛想な女に向かって怒っていた。
「すまない。あれは、圓妃だ。」
「圓妃。あぁ、圓賢妃ですわね。」
榮氏はじっと圓氏を見つめた。冷たい目だった。
「今度、話をしてみとう御座いますわ。」
「お招き有難う御座います。榮賢妃。」
「よくいらしたわ、圓賢妃。」
圓氏の台詞は棒読みだった。感情はこもっていない。
「最近は寒いですわね。目を楽しませる花も、何も咲いていないわ。」
「そうですね。」
「早く春になって欲しいわ。」
「そうですね。」
「月が美しいのは、まだ救いなのかしら。」
「そうですね。」
「お茶はお口に合うかしら。」
「そうですね。」
「お菓子もどうぞ。お食べになって。」
「そうですね。有難う御座います。」
榮氏はムッとした。圓氏は相変わらず、そうですね、としか返事をしなかった。
なんとまぁ無愛想な娘だろう。
「圓賢妃。そのお衣裳、お似合いですね。」
圓氏は白い衣裳に、青い薄絹の裱を掛けていた。
「そんなことはありませぬ。榮賢妃こそ、その紅いお衣裳がお似合いですわ。」
榮氏はやはり紅い衣裳を着ていた。しかし、いつもよりは淡い紅で、黄色味のかかった裱を掛けていた。
榮氏と圓氏は真逆の性格だが、好む色も真逆らしい。
「あら、まぁ。もう時間も遅いわ。一人で帰るのも危ないわね。今日は泊まっていかれませんこと?」
「有難う御座います。」
圓氏が何かしらの弱みを握られ、侍女に嫌がらせを受けていると知ってのことだった。圓氏は気に入らないが、榮氏にもそれくらいの気遣いは出来た。
それに、圓氏の素性を探りたいという、あまり良くない感情があったからだ。
その日、圓氏は眠らなかった。
月が美しかった。残酷なまでに。
(嗚呼、月なんて、死ぬまで見たくなかったわ。)
圓氏は夜着のまま、借りていた室をこっそりと出て、榮氏の宮の近くにある、小川の辺に向かった。
己のせいで死んだ、哀れな愛しい人。確か、父に殺されたのは、今宵の様に月の美しい夜だった。
『月を取って頂戴。』
戯れに、そう言った。
『わかった、これだね。』
圓氏に少年は川の水を手にすくって、圓氏に見せた。そこには、月がぼんやりと映っていた。
『まぁ、凄いわ。月が私の掌にあるわ。』
圓氏も真似をして、そう言った。普段は気を張り詰め、疲れていた。だが、此処ではその必要はなかった。
少年は、ありのままの圓氏を好んでくれた。父母の言うままに化粧で偽りの面をつくっていた圓氏を、暗い感情のどん底から引き上げた。
摘んで来た花を、圓氏の髪に挿してくれた。高価な玉の簪よりも嬉しかった。
-だが、殺された。
圓氏は自然と、歌を口遊んでいた。人が亡くなった時に歌うそれだった。
ふと、水面を覗き込んだ。彼の人が居たような気がした。そんなはずはないのに。
圓氏は無意識に、手を伸ばした。掴めるはずのない虚空にただ、あるはずのない何かを望んだ。
「何をしているの!?」
甲高い女の声だった。圓氏は振り向いた。だが、体勢が悪かった。橋の縁に手を掛けていたのだが、それが滑って落ちそうになった。
(死ねるかしら。)
圓氏は何もしなかった。なすがまま、なされるがまま、身を任せようとした。
誰かが素早く襟首を掴んだ。榮氏だった。
「莫迦!」
榮氏は圓氏の頬を打った。圓氏には、それが如何してか、理解出来た。だが、痛みは感じなかった。
「何をしていたのよ!?」
圓氏は暫く黙っていた。榮氏はずっと圓氏の襟首を掴んだままにいた。そして、やっと口を開いた圓氏の言葉には、驚かされた。
「しょうがないじゃない…………!」
美しい声だった。だが、とても弱々しく、静寂に溶けてしまいそうだった。
「こうするしか、ないのよ。」
圓氏は両の手で顔を覆ってしまった。
「あの人に、逢えない。」
あの人は、殺された愛しい少年のことだ。昔昔のお話になってしまう。
「私が最初で最後に想った人は、爸爸に殺されたの。それも、私の目の前で。」
今でも覚えている。昨日今日の様に、脳裏に焼きついて、消えない。
「あの人の血を被ったわ。爸爸はあの人を斬ったから。」
口数の少ない、圓氏とは到底思えなかった。
「温かくて、あの人のものだと分かったわ。でも、あの人は、息をしていなかった。」
如何して、如何して、と諄い程父に繰り返した。
「私はあの人しか愛さない。あの人の為に、永遠に喪にふくすわ。」
圓氏の目尻には、微かに、涙の粒が浮かんでいた。
「温かな余韻を感じ、浸り、記憶の中の声を欲し、微かに残る存在を貪り、そうやって生きてきたつもり。」
圓氏は感情が無い訳ではなかった。今は亡き大事な人に、預けてしまったのだろう。
「あの人にもう一度逢えたならば………」
圓氏は月が見えないように、目を閉じた。涙がすっと頬を伝った。
「地獄に堕とされても構わない。」
圓氏はそれを、いつもの顔で見ていた。この人には、喜怒哀楽が無いのか、旲瑓は心配になった。
「何ですか、彼処にいた女は。」
榮氏は目の前にいた無愛想な女に向かって怒っていた。
「すまない。あれは、圓妃だ。」
「圓妃。あぁ、圓賢妃ですわね。」
榮氏はじっと圓氏を見つめた。冷たい目だった。
「今度、話をしてみとう御座いますわ。」
「お招き有難う御座います。榮賢妃。」
「よくいらしたわ、圓賢妃。」
圓氏の台詞は棒読みだった。感情はこもっていない。
「最近は寒いですわね。目を楽しませる花も、何も咲いていないわ。」
「そうですね。」
「早く春になって欲しいわ。」
「そうですね。」
「月が美しいのは、まだ救いなのかしら。」
「そうですね。」
「お茶はお口に合うかしら。」
「そうですね。」
「お菓子もどうぞ。お食べになって。」
「そうですね。有難う御座います。」
榮氏はムッとした。圓氏は相変わらず、そうですね、としか返事をしなかった。
なんとまぁ無愛想な娘だろう。
「圓賢妃。そのお衣裳、お似合いですね。」
圓氏は白い衣裳に、青い薄絹の裱を掛けていた。
「そんなことはありませぬ。榮賢妃こそ、その紅いお衣裳がお似合いですわ。」
榮氏はやはり紅い衣裳を着ていた。しかし、いつもよりは淡い紅で、黄色味のかかった裱を掛けていた。
榮氏と圓氏は真逆の性格だが、好む色も真逆らしい。
「あら、まぁ。もう時間も遅いわ。一人で帰るのも危ないわね。今日は泊まっていかれませんこと?」
「有難う御座います。」
圓氏が何かしらの弱みを握られ、侍女に嫌がらせを受けていると知ってのことだった。圓氏は気に入らないが、榮氏にもそれくらいの気遣いは出来た。
それに、圓氏の素性を探りたいという、あまり良くない感情があったからだ。
その日、圓氏は眠らなかった。
月が美しかった。残酷なまでに。
(嗚呼、月なんて、死ぬまで見たくなかったわ。)
圓氏は夜着のまま、借りていた室をこっそりと出て、榮氏の宮の近くにある、小川の辺に向かった。
己のせいで死んだ、哀れな愛しい人。確か、父に殺されたのは、今宵の様に月の美しい夜だった。
『月を取って頂戴。』
戯れに、そう言った。
『わかった、これだね。』
圓氏に少年は川の水を手にすくって、圓氏に見せた。そこには、月がぼんやりと映っていた。
『まぁ、凄いわ。月が私の掌にあるわ。』
圓氏も真似をして、そう言った。普段は気を張り詰め、疲れていた。だが、此処ではその必要はなかった。
少年は、ありのままの圓氏を好んでくれた。父母の言うままに化粧で偽りの面をつくっていた圓氏を、暗い感情のどん底から引き上げた。
摘んで来た花を、圓氏の髪に挿してくれた。高価な玉の簪よりも嬉しかった。
-だが、殺された。
圓氏は自然と、歌を口遊んでいた。人が亡くなった時に歌うそれだった。
ふと、水面を覗き込んだ。彼の人が居たような気がした。そんなはずはないのに。
圓氏は無意識に、手を伸ばした。掴めるはずのない虚空にただ、あるはずのない何かを望んだ。
「何をしているの!?」
甲高い女の声だった。圓氏は振り向いた。だが、体勢が悪かった。橋の縁に手を掛けていたのだが、それが滑って落ちそうになった。
(死ねるかしら。)
圓氏は何もしなかった。なすがまま、なされるがまま、身を任せようとした。
誰かが素早く襟首を掴んだ。榮氏だった。
「莫迦!」
榮氏は圓氏の頬を打った。圓氏には、それが如何してか、理解出来た。だが、痛みは感じなかった。
「何をしていたのよ!?」
圓氏は暫く黙っていた。榮氏はずっと圓氏の襟首を掴んだままにいた。そして、やっと口を開いた圓氏の言葉には、驚かされた。
「しょうがないじゃない…………!」
美しい声だった。だが、とても弱々しく、静寂に溶けてしまいそうだった。
「こうするしか、ないのよ。」
圓氏は両の手で顔を覆ってしまった。
「あの人に、逢えない。」
あの人は、殺された愛しい少年のことだ。昔昔のお話になってしまう。
「私が最初で最後に想った人は、爸爸に殺されたの。それも、私の目の前で。」
今でも覚えている。昨日今日の様に、脳裏に焼きついて、消えない。
「あの人の血を被ったわ。爸爸はあの人を斬ったから。」
口数の少ない、圓氏とは到底思えなかった。
「温かくて、あの人のものだと分かったわ。でも、あの人は、息をしていなかった。」
如何して、如何して、と諄い程父に繰り返した。
「私はあの人しか愛さない。あの人の為に、永遠に喪にふくすわ。」
圓氏の目尻には、微かに、涙の粒が浮かんでいた。
「温かな余韻を感じ、浸り、記憶の中の声を欲し、微かに残る存在を貪り、そうやって生きてきたつもり。」
圓氏は感情が無い訳ではなかった。今は亡き大事な人に、預けてしまったのだろう。
「あの人にもう一度逢えたならば………」
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