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第二章
85『ルート選出とアマルへの供与』
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ようやくツリーハウスを出して落ち着けたのは、陽もすっかり傾き薄暗くなりつつある頃だった。
「あ~ やっと落ち着ける~」
ローブもバッグも放り出して、足も投げ出し、ソファで伸びをする。
傍らには本来の大きさ……さらに大きくなっていて2mを軽く超しているセトがいる。
新入りのアマルはフワフワとあたりを飛び回り、物珍しそうにしている。
「主人様、急ぐ旅でもありませんし、ゆっくりなさっては?」
「う~ん、出来ればこの国からは早く出たいんだよね。
この国には私が薬師だって知っている人が何人もいるし、デラガルサのダンジョンからも出来るだけ遠ざかっておきたいしなぁ」
「そうですね、一度マップで経路を組み立てた方がいいですね」
「【マップ】」
「え? 今からなさるのですか?
少し休憩された方がよろしいのでは?」
「思いついたらなんとやら……
ナビ、手伝ってくれる?」
「はい、もちろん」
その言葉と同時に浮かび上がったのは、アンナリーナが生まれ育った、元村だった場所から老薬師の庵のあった場所。魔獣の森全体のその中にはあの宝玉のも位置特定されている。
モロッタイヤ村にもひとつ、エイケナールにもひとつ。
あとは色違いの点が数個、これは固定の人物を示していた。
あとは普通の地図のように地名が書き込んである。
昼前までいた洞窟や峠の方向とは反対の、森の奥深くを進んだアンナリーナたちの前にはさらに深い森が広がっている。
「隣国に行くにはこのまま森を突っ切ればいいのだろうけど、森伝いにその向こうの国にまで行けないかな?」
「少々迂回しなければなりませんが、可能ですよ」
ナビがマップの倍率を上げ、ルートを示していく。
大まかにそれを記入して、アンナリーナはマップを消した。
「なんか疲れちゃった……
晩御飯はアイテムバッグにあるものでいいかな?」
「アルジ、オレハマタチイサクナルカラ、キニシナクテイイ」
「今夜はそのままでいいじゃん……
一緒に色々食べようよ。
あ、アマルもね」
フルフルと体を震わせて、クラゲが近づいてくる。
……クラゲは水の中で生きているもの。という常識のアンナリーナには慣れるしかなさそうだ。
「【体力値供与】【魔力値供与】
そして【鑑定】」
セト(ブラックリザード変異種、雄)
体力値 365000
魔力値 48000
取得スキル
火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ)
今夜も体力値と魔力値しか供与していない。
「そろそろ次の魔法を考えなきゃね」
アンナリーナはそう言うが、セトは急激な成長により違和感を感じていた。
体の奥底から込み上がる力が、溢れ出しそうになる。
それを必死に耐えることもある。
「アルジ、オチツクマデスコシ、マッテホシイ」
「具合が悪いの?」
アンナリーナの顔色がサッと変わった。
「チガウ、デモオチツカナイ」
「わかった、セトの好きにしていいからね」
アンナリーナは冷や汗ものだった。
調子に乗って供与してきたが、セトの言うように少し中断した方がよさそうだ。
「【体力値倍増】」
「ギフト【雷魔法】
そして、ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 819200
魔力値 34843571010255/34843571040256)
(ステータス鑑定に1使用、雷魔法に30000使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定
魔力倍増・継続 (12日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)
飛行(空中浮遊、空中停止)
加温(沸騰)
治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)
風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)
冷凍(凍結乾燥粉砕フリーズドライ)
時間魔法(時間短縮、時間停止、成長促進、熟成)
体力値倍増・継続(12日間継続)
撹拌
圧縮
結界
異空間収納(インベントリ、時間経過無し、収納無限、インデックス)
凝血
遠見
夜目
解析スキャン
魔法陣
マップ
裁縫
編み物
刺繍
ボビンレース
検索
隠蔽(偽造)
従魔術ティム
体力値供与
細工
再構築
無詠唱
悪意察知
魔力値供与
空間魔法(転移)
異世界買物
位置特定
異空間魔法(空間接続、空間増設)
宣誓魔法
火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ]
氷魔法(氷球、アイスアロー、アイススピア、フリーズストーム、アブソリュートゼロ、ダイヤモンドダスト)
スキル供与
ガラス工芸
付与魔法(異空間付与、各種強化付与、各種弱体化付与、その他別途記載)
革細工
彫金
雷魔法(雷球、ライトニングアロー、サンダーボルト、ライトニングバースト、ディバインスレイブ、ディスタージ、マイクロウェーブ)
「アマルのステータス、鑑定させてね?」
「【鑑定】」
アマル(ジェリーフィッシュ、無性)
体力値 20
魔力値 5
「うん、アマルにも供与してあげるね。
【体力値供与】【魔力値供与】
そして【鑑定】」
アマル(ジェリーフィッシュ、無性)
体力値 35
魔力値 8
多分、何もわかっていないだろうアマルがフヨフヨと近づいてきて、その触手でアンナリーナの頬を撫でる。
新しい仲間が加わった今日、次の国への旅が始まった。
「あ~ やっと落ち着ける~」
ローブもバッグも放り出して、足も投げ出し、ソファで伸びをする。
傍らには本来の大きさ……さらに大きくなっていて2mを軽く超しているセトがいる。
新入りのアマルはフワフワとあたりを飛び回り、物珍しそうにしている。
「主人様、急ぐ旅でもありませんし、ゆっくりなさっては?」
「う~ん、出来ればこの国からは早く出たいんだよね。
この国には私が薬師だって知っている人が何人もいるし、デラガルサのダンジョンからも出来るだけ遠ざかっておきたいしなぁ」
「そうですね、一度マップで経路を組み立てた方がいいですね」
「【マップ】」
「え? 今からなさるのですか?
少し休憩された方がよろしいのでは?」
「思いついたらなんとやら……
ナビ、手伝ってくれる?」
「はい、もちろん」
その言葉と同時に浮かび上がったのは、アンナリーナが生まれ育った、元村だった場所から老薬師の庵のあった場所。魔獣の森全体のその中にはあの宝玉のも位置特定されている。
モロッタイヤ村にもひとつ、エイケナールにもひとつ。
あとは色違いの点が数個、これは固定の人物を示していた。
あとは普通の地図のように地名が書き込んである。
昼前までいた洞窟や峠の方向とは反対の、森の奥深くを進んだアンナリーナたちの前にはさらに深い森が広がっている。
「隣国に行くにはこのまま森を突っ切ればいいのだろうけど、森伝いにその向こうの国にまで行けないかな?」
「少々迂回しなければなりませんが、可能ですよ」
ナビがマップの倍率を上げ、ルートを示していく。
大まかにそれを記入して、アンナリーナはマップを消した。
「なんか疲れちゃった……
晩御飯はアイテムバッグにあるものでいいかな?」
「アルジ、オレハマタチイサクナルカラ、キニシナクテイイ」
「今夜はそのままでいいじゃん……
一緒に色々食べようよ。
あ、アマルもね」
フルフルと体を震わせて、クラゲが近づいてくる。
……クラゲは水の中で生きているもの。という常識のアンナリーナには慣れるしかなさそうだ。
「【体力値供与】【魔力値供与】
そして【鑑定】」
セト(ブラックリザード変異種、雄)
体力値 365000
魔力値 48000
取得スキル
火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ)
今夜も体力値と魔力値しか供与していない。
「そろそろ次の魔法を考えなきゃね」
アンナリーナはそう言うが、セトは急激な成長により違和感を感じていた。
体の奥底から込み上がる力が、溢れ出しそうになる。
それを必死に耐えることもある。
「アルジ、オチツクマデスコシ、マッテホシイ」
「具合が悪いの?」
アンナリーナの顔色がサッと変わった。
「チガウ、デモオチツカナイ」
「わかった、セトの好きにしていいからね」
アンナリーナは冷や汗ものだった。
調子に乗って供与してきたが、セトの言うように少し中断した方がよさそうだ。
「【体力値倍増】」
「ギフト【雷魔法】
そして、ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 819200
魔力値 34843571010255/34843571040256)
(ステータス鑑定に1使用、雷魔法に30000使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定
魔力倍増・継続 (12日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)
飛行(空中浮遊、空中停止)
加温(沸騰)
治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)
風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)
冷凍(凍結乾燥粉砕フリーズドライ)
時間魔法(時間短縮、時間停止、成長促進、熟成)
体力値倍増・継続(12日間継続)
撹拌
圧縮
結界
異空間収納(インベントリ、時間経過無し、収納無限、インデックス)
凝血
遠見
夜目
解析スキャン
魔法陣
マップ
裁縫
編み物
刺繍
ボビンレース
検索
隠蔽(偽造)
従魔術ティム
体力値供与
細工
再構築
無詠唱
悪意察知
魔力値供与
空間魔法(転移)
異世界買物
位置特定
異空間魔法(空間接続、空間増設)
宣誓魔法
火魔法(火球、エクスプロージョン、ファイアアロー、ファイアストーム、ボルケーノ、インフェルノ]
氷魔法(氷球、アイスアロー、アイススピア、フリーズストーム、アブソリュートゼロ、ダイヤモンドダスト)
スキル供与
ガラス工芸
付与魔法(異空間付与、各種強化付与、各種弱体化付与、その他別途記載)
革細工
彫金
雷魔法(雷球、ライトニングアロー、サンダーボルト、ライトニングバースト、ディバインスレイブ、ディスタージ、マイクロウェーブ)
「アマルのステータス、鑑定させてね?」
「【鑑定】」
アマル(ジェリーフィッシュ、無性)
体力値 20
魔力値 5
「うん、アマルにも供与してあげるね。
【体力値供与】【魔力値供与】
そして【鑑定】」
アマル(ジェリーフィッシュ、無性)
体力値 35
魔力値 8
多分、何もわかっていないだろうアマルがフヨフヨと近づいてきて、その触手でアンナリーナの頬を撫でる。
新しい仲間が加わった今日、次の国への旅が始まった。
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作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
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