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第一章
旅立つ日まで 4月16日
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アンナリーナは昨夜の残りのスープを食べ、スプーンを置いた。
「ウォーター」
傍のカップに魔法で作った水を入れ、一気に飲む。
そして、朝一番に行ったスキルの取得を含む、【ギフト】が発露してからの事を思い返していた。
「魔力値も10000越えたし、そろそろ準備を加速しないとダメね……
それと攻撃魔法、試してみたい事があるから今日も森に行ってみよう」
「その前に、ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 27767 /32768(ステータス鑑定に1使用、時間魔法取得に5000使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定(看破)
魔力倍増・継続(12日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)
防御
飛行(空中浮遊、空中停止)
加温(沸騰)
治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)
風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)
冷凍(凍結乾燥粉砕フリーズドライ)
時間魔法(時間短縮、時間停止、成長促進、熟成)
アイテムバッグをたすき掛けにし【防御】のバリアを張ってアンナリーナは今日も木立の間をふわふわと飛行していた。
【隠形】も併用しているので、もしも魔獣と出会ってもよほどの物音を立てない限りは気づかれる事はないだろう。
「今日は手頃な魔獣を探して狩ってみよう……ひょっとして私が考えている通りだったら……でもあまり期待しすぎるのもダメね」
ふわりふわりと森の奥に分け入っていくアンナリーナは、庵からかなり離れた場所で【探索】に引っかかる何かを感じた。
それは、初めは大きな点が点在して見えたのだが、近づくにつれて無数の小さな点に変わっていく。
アンナリーナが木陰からそっと覗いてみると。
『うひゃ~ 野生のトサカ鳥の群生地、見つけちゃったよ!』
濃いグレーに白の混じった羽毛。
この世界では、地球の鶏にあたる食用の鳥【トサカ鳥】
肉や卵のために飼育されることもあるこの鳥は、元々は野生だ。
それがざっと見たところでも50羽はいる。
「これは例のスキルを試してみるチャンスだよ……【広範囲・血抜き】」
アンナリーナの声に一瞬、警戒したトサカ鳥たちは、次の瞬間突然崩れ落ちた。一匹も残らずに。
小さな個体で50cm、大きなものでは1m近くあるトサカ鳥を一匹、一匹拾ってアイテムバッグに納めていく。
途中で思いついて、エアカッターで首を切断してみても、一滴の血も溢れなかった。
「やっぱり、思った通り!
生きてる魔獣でも血抜き出来るんだ……これってすごく便利じゃない!
……それよりも、ああ~唐揚げ食べたい!!」
前世の人格がアンナリーナに【唐揚げ】の記憶……味、匂い、食感を蘇らせて空腹を誘う。
だがこの世界、食用に使う油はとても高価なのだ。
そもそも揚げ物料理自体がない。
だが、田舎の村で育ったアンナリーナはそんな常識も知らない。
「調薬用の油を使うわけにもいかないし、でも……ぜぇったい唐揚げ食べるんだから!!」
一大決心したあと、次にアンナリーナは【探索】を唱えてあたりを見回した。
「貴重な卵は絶対にゲットしなきゃ!」
草陰や木々の枝など、ありとあらゆるところに作られた巣に卵が産みつけられている。
普通なら探し出すのも苦労しそうなのだが、アンナリーナには【探索】があるのでさほど手間でない。
緑の点で示される卵に【鑑定】をかけて(食用可)と出たものだけ採取していく。
「いくらアイテムバッグと言ってもこのまま放り込むわけにはいかないわね」
あたりに生えていた蔓を刈り、卵が落ちない程度の粗さで籠を編んでいく。
それに次々と卵を入れていき、一杯になったらまた籠を編む。それを繰り返した。
アンナリーナはこの日、トサカ鳥を80羽、卵を43個採集して、ホクホクしながら庵に帰っていった。
4/1 魔力値 1 魔力倍増取得
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続取得(魔力倍増は併合
4/6 ② 魔力値32 探索取得
4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
4/9 ⑤ 魔力値256 隠形取得
4/10 ① 魔力値512 防御取得
4/11 ② 魔力値1024 飛行取得
4/12 ③ 魔力値2048 加温取得
4/13 ④ 魔力値4096 治癒取得
4/14 ⑤ 魔力値8192 風魔法取得
4/15 ⑥ 魔力値16384 冷凍取得
4/16 ⑦ 魔力値32768 時間魔法取得
「ウォーター」
傍のカップに魔法で作った水を入れ、一気に飲む。
そして、朝一番に行ったスキルの取得を含む、【ギフト】が発露してからの事を思い返していた。
「魔力値も10000越えたし、そろそろ準備を加速しないとダメね……
それと攻撃魔法、試してみたい事があるから今日も森に行ってみよう」
「その前に、ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 27767 /32768(ステータス鑑定に1使用、時間魔法取得に5000使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定(看破)
魔力倍増・継続(12日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き、発酵)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知、索敵)
防御
飛行(空中浮遊、空中停止)
加温(沸騰)
治癒(体力回復、魔力回復、解毒、麻痺解除、状態異常回復、石化解除)
風魔法(ウインド、エアカッター、エアスラッシュ、ウインドアロー、トルネード、サファケイト)
冷凍(凍結乾燥粉砕フリーズドライ)
時間魔法(時間短縮、時間停止、成長促進、熟成)
アイテムバッグをたすき掛けにし【防御】のバリアを張ってアンナリーナは今日も木立の間をふわふわと飛行していた。
【隠形】も併用しているので、もしも魔獣と出会ってもよほどの物音を立てない限りは気づかれる事はないだろう。
「今日は手頃な魔獣を探して狩ってみよう……ひょっとして私が考えている通りだったら……でもあまり期待しすぎるのもダメね」
ふわりふわりと森の奥に分け入っていくアンナリーナは、庵からかなり離れた場所で【探索】に引っかかる何かを感じた。
それは、初めは大きな点が点在して見えたのだが、近づくにつれて無数の小さな点に変わっていく。
アンナリーナが木陰からそっと覗いてみると。
『うひゃ~ 野生のトサカ鳥の群生地、見つけちゃったよ!』
濃いグレーに白の混じった羽毛。
この世界では、地球の鶏にあたる食用の鳥【トサカ鳥】
肉や卵のために飼育されることもあるこの鳥は、元々は野生だ。
それがざっと見たところでも50羽はいる。
「これは例のスキルを試してみるチャンスだよ……【広範囲・血抜き】」
アンナリーナの声に一瞬、警戒したトサカ鳥たちは、次の瞬間突然崩れ落ちた。一匹も残らずに。
小さな個体で50cm、大きなものでは1m近くあるトサカ鳥を一匹、一匹拾ってアイテムバッグに納めていく。
途中で思いついて、エアカッターで首を切断してみても、一滴の血も溢れなかった。
「やっぱり、思った通り!
生きてる魔獣でも血抜き出来るんだ……これってすごく便利じゃない!
……それよりも、ああ~唐揚げ食べたい!!」
前世の人格がアンナリーナに【唐揚げ】の記憶……味、匂い、食感を蘇らせて空腹を誘う。
だがこの世界、食用に使う油はとても高価なのだ。
そもそも揚げ物料理自体がない。
だが、田舎の村で育ったアンナリーナはそんな常識も知らない。
「調薬用の油を使うわけにもいかないし、でも……ぜぇったい唐揚げ食べるんだから!!」
一大決心したあと、次にアンナリーナは【探索】を唱えてあたりを見回した。
「貴重な卵は絶対にゲットしなきゃ!」
草陰や木々の枝など、ありとあらゆるところに作られた巣に卵が産みつけられている。
普通なら探し出すのも苦労しそうなのだが、アンナリーナには【探索】があるのでさほど手間でない。
緑の点で示される卵に【鑑定】をかけて(食用可)と出たものだけ採取していく。
「いくらアイテムバッグと言ってもこのまま放り込むわけにはいかないわね」
あたりに生えていた蔓を刈り、卵が落ちない程度の粗さで籠を編んでいく。
それに次々と卵を入れていき、一杯になったらまた籠を編む。それを繰り返した。
アンナリーナはこの日、トサカ鳥を80羽、卵を43個採集して、ホクホクしながら庵に帰っていった。
4/1 魔力値 1 魔力倍増取得
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続取得(魔力倍増は併合
4/6 ② 魔力値32 探索取得
4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
4/9 ⑤ 魔力値256 隠形取得
4/10 ① 魔力値512 防御取得
4/11 ② 魔力値1024 飛行取得
4/12 ③ 魔力値2048 加温取得
4/13 ④ 魔力値4096 治癒取得
4/14 ⑤ 魔力値8192 風魔法取得
4/15 ⑥ 魔力値16384 冷凍取得
4/16 ⑦ 魔力値32768 時間魔法取得
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