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だいぶ昔の話
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「ワンコなカナには、はい。これ」
同級生のアキがカナに手渡したのは、茶色い動物の耳がついたカチューシャと。
「な、なにこれ?」
カナの声がちょっと裏返って。変なものを見るような顔で、次に手渡されたものをみる。
「なにそれ?」
ぱっと見たところ、ボクもそれがなんだかよくわからない。思わず受け取ってしまったカナの手の平から、それを摘み上げてみた。
黒くて隙間が空いて編まれた、なんかのカバー、みたいな?
なんだこれ。
「それ、犬用口輪」
「「え?!」」
「の、コスプレ人間用」
「「うぇえぇ…」」
カナと二人して声をあげて。
二人同時にアキを見た。
アキは、2年に上がってからの同級生だ。
カナより若干低めとはいえ、単体で見れば高身長。カナよりは暗めの、ボクよりはだいぶ明るい髪色で、つい最近アッシュカラーにしてきた。
2つのブロックに分かれる、つまるところのツーブロは、アキの軽そうな…んんっ。ほんのりやんちゃそうな…明るい雰囲気に一役買っている。
似合っていると言うことだ。
あまりの男前っぷりに、ばしばし肩を叩いちゃったのは仕方ないだろうって!すかさずカナに止められましたけども。
ボクらのこの母校は成績順にクラスが決められるので、学年が上がってもさしてクラスメイトに変動はない。たまーに、アキの様に下から上がってきたり、反対に上から下がってくる子がいるくらいで、大抵は3年間同じ顔ぶれだったりする。
アキはその中でも異例中の異例。なんと一個飛ばし。一気に2クラス上がってきた。
新学期。若干興奮気味な担任にそう紹介されたアキは、だけど。別段自慢げでも嬉しそうでもなく、平然とした態度で名前だけ名乗ってボクの隣に座ったのだった。
なんの気負いもない、へーぜんとした顔。
いつもコロコロ表情の変わるカナに慣れてたボクにとって、その変わりのなさはひどく新鮮だった。
「ねぇねぇ。アキくんって呼んでいい??」
だからボクはすかさず、アキに話しかけた。
心と頭はワクワク、ワクワクの言葉でいっぱいだ!
アキはちらっとそんなボクを見て。
口角を上げにやっと笑った。
それからアキとは友達。
2段階アップのアキは頭の回転が速い。
それから楽しいことが好きでついでにもろもろ手が早い。らしい。
クラスでハロウィンしようって提案したのもアキだった。いつのまにかみんなの意見をうまくまとめ担任に掛け合い、学年主任に話を付け。と同時に生徒会を動かしあれよあれよと言うまに学校トップと渡り合い…とうとう学校全体を動かした。その手腕といったら!恐るべしだよアキさん!!!
そうしてボクら高校生活2年めにして、クラス対抗ハロウィンイベント開催と相成ったわけです。
それで、コレ。
衣装担当グループが各自のツテを最大級利用して集めに集めたアイテムの数々の、ひとつ。
カナの手に乗せられたコレだよ。
「なんで」
さすがのカナも動揺を隠せないみたいで、言葉が皆まで出てこない、みたい。
目線をそれに合わせたまま、忙しなく瞬きしてる。
(口輪…犬用?ん?コスプレっていったし、結局人間用って。)
「首輪よりおもしろそうかなって。」
「おもしろって…面白くないよーどっちも!」
カナが吼える、みたいに叫ぶ。
(これどうつけるんだろ?この長いやつが後ろに来る感じ?)
口元と頭の裏とに。こう?こうかな?手探りでしっくりくるように動かす。見た目より柔らかめなフェイクレザーでできてるみたい。口元に当てても痛さと硬さも感じない。これけっこう高かったんじゃないかなぁ?
鏡がないからちょっと難しい。アキに手伝ってもらおうかなぁ、なんて考えながら動かしてると、
そのうちカチッと軽い音を立て、口輪はボクにハマった。
「耳と尻尾だけじゃ新鮮味にかけるだろ?俺はあともう一声欲しい」
「いらないよ?新鮮味も一声も、って、アオ?!なにやってんの?!!」
「似合う?」
「案外似合うねぇ。耳もつけとくか?」
ボクの姿をガン見しながら、驚愕!!とばかりにその目をかっぴらげ動きを止めちゃったカナを尻目に。アキは至極楽しげに耳付きカチューシャをボクの頭に装着した。
「お!アオワン可愛いな」
「ほんと?なんか嬉しいかも!」
褒められたらなんでも嬉しいものだ。ボクは両手を顔の両側まで持ってくると
「わぉーん」
と、威嚇した。
…ボク的には高評価だったんだけど。
もう限界かと思ってたカナのおっきく広げられた目が。え?大丈夫?飛び出て落っこちない??なんて、可笑しな心配を思わずしてしまうほどにぐわっと拡大したかと思ったら。
「アオー!!!」
カナが絶叫した。
「ごめん、ごめんて。カナ、もうしないから許して」
クラス対抗ハロウィン仮装イベントに向けての、衣装合わせはとっくに終わってる。まぁ、ボクとカナ以外は、だけど。カナは絶叫して無理やりボクから口輪を外し、アキとしばらくギャーギャー言い合ってそれから。それからずっとしょんぼりしたままだ。アキがあれこれ言い含めようとしたけど、結局がんとして口輪も耳もつけなかった。
でも今、見えない耳と尻尾が垂れてる…!!
…悪いこと、しちゃったみたい。
口輪つけた事、なんでこうもカナをへこませたのか正直わかんない。そんなにダメだった?ダメな事だった?わかんない。
カナがつけたかった?それを横取りしちゃったからしょんぼり?
でもカナ。口輪見て固まってたから、多分つけたかったわけじゃない、と思う。だったらなんで?
わかんないけど、カナを傷つけた事だけはわかるから。
「ごめんねカナ。」
さっきからずっと、ボクは謝ってばかりだ。
「アオは…なんであやまってるの?」
何度目かのごめんの後。やっとカナの口が開く。
「なんで、って。だって…」
「悪いと思ってるなら、きちんとその理由を言って。」
たまにしか聞いた事ない、いつもと違う強い口調に、ボクの心臓がバクバク早打つ。
「だっ…」
思わず勢いよく話そうとして、ぐっと言葉を飲み込んだ。
「…わかんない。カナがなんでしょんぼりしてるかわかんないよ。」
垂れてたはずの耳も尻尾ももう見えない。
「口輪したのそんなにダメだった?見たことなかったからはめてみたくなっただけで。威嚇がダメだった?ちょっとしてみたくなっただけで、ほんとにカナに威嚇しようなんて思ってなかったんだよ」
カナは何にも言わない。
「ごめんね、わかんない、なんでカナがしょんぼりなのかわかんない。だけどしょんぼりさせたのボクでしょ。だからごめん。ごめんねカナ。」
わかんないけど、だめだったことだけはわかるから。いつも笑ってるカナをしょんぼりさせてごめんなさい。
いつも笑ってるカナを、怒らせるよりもずっとずっとつらくて。ボクの声、涙混じりだ。
じわわと、目が湿ってきて。
嗚咽、溢れそう。
ボクはぐっと唇噛んで俯いた。
ふいに、頭に何か乗っかる。
あったかい、何か。
「アオ」
手だ。カナの。カナのおっきな手が、ボクの頭に乗っかってそれで。それがゆっくり、ゆっくり動く。
「オレがしょんぼりしてるの、嫌なの?」
さっきの強い口調じゃない。いつもの、優しいトーン。それだけでボクはほっとしてしまって、目からほろっと滴がたれた。
「…うん、やだ。カナには、いつも笑ってて欲しい」
「そっかぁ」
そっかぁ。
小さくもう一度。カナはそう呟いて。
「やだったの、オレ。口輪なんてアオに似合わない。」
吐露されたカナの心に涙が止まる。
「冗談でも、やだ。アオに枷とか、やだ。」
頭撫でる手が、俯いちゃってたボクの後頭部を撫で、そっと頬に移動して撫で。
「痛くなかった?あんなのつけて、アオの肌弱いのに…傷、つかなかった?」
「痛くない。あんなのおもちゃだよ。ちっとも痛くない。」
カナがしょんぼりしてる方がずっと痛い。
ボクはそう言いたくて顔を上げてカナを見て、それで。
とうとう何にも言えなくなった。
(なんで、カナ。なんでそんな顔してるの)
カナの顔が見た事ないくらい、悲しそうで。痛そうで辛そうで。
泣きそうで。
ボクははくっと息を飲んだ。
「でも、やだよ。」
頬に触れてるカナの手が。
またするりと、撫で。て。
指が。
「唇、切れたらやだよ。」
ボクの口に触れ、た。
「枷なんて、嫌だ。」
同級生のアキがカナに手渡したのは、茶色い動物の耳がついたカチューシャと。
「な、なにこれ?」
カナの声がちょっと裏返って。変なものを見るような顔で、次に手渡されたものをみる。
「なにそれ?」
ぱっと見たところ、ボクもそれがなんだかよくわからない。思わず受け取ってしまったカナの手の平から、それを摘み上げてみた。
黒くて隙間が空いて編まれた、なんかのカバー、みたいな?
なんだこれ。
「それ、犬用口輪」
「「え?!」」
「の、コスプレ人間用」
「「うぇえぇ…」」
カナと二人して声をあげて。
二人同時にアキを見た。
アキは、2年に上がってからの同級生だ。
カナより若干低めとはいえ、単体で見れば高身長。カナよりは暗めの、ボクよりはだいぶ明るい髪色で、つい最近アッシュカラーにしてきた。
2つのブロックに分かれる、つまるところのツーブロは、アキの軽そうな…んんっ。ほんのりやんちゃそうな…明るい雰囲気に一役買っている。
似合っていると言うことだ。
あまりの男前っぷりに、ばしばし肩を叩いちゃったのは仕方ないだろうって!すかさずカナに止められましたけども。
ボクらのこの母校は成績順にクラスが決められるので、学年が上がってもさしてクラスメイトに変動はない。たまーに、アキの様に下から上がってきたり、反対に上から下がってくる子がいるくらいで、大抵は3年間同じ顔ぶれだったりする。
アキはその中でも異例中の異例。なんと一個飛ばし。一気に2クラス上がってきた。
新学期。若干興奮気味な担任にそう紹介されたアキは、だけど。別段自慢げでも嬉しそうでもなく、平然とした態度で名前だけ名乗ってボクの隣に座ったのだった。
なんの気負いもない、へーぜんとした顔。
いつもコロコロ表情の変わるカナに慣れてたボクにとって、その変わりのなさはひどく新鮮だった。
「ねぇねぇ。アキくんって呼んでいい??」
だからボクはすかさず、アキに話しかけた。
心と頭はワクワク、ワクワクの言葉でいっぱいだ!
アキはちらっとそんなボクを見て。
口角を上げにやっと笑った。
それからアキとは友達。
2段階アップのアキは頭の回転が速い。
それから楽しいことが好きでついでにもろもろ手が早い。らしい。
クラスでハロウィンしようって提案したのもアキだった。いつのまにかみんなの意見をうまくまとめ担任に掛け合い、学年主任に話を付け。と同時に生徒会を動かしあれよあれよと言うまに学校トップと渡り合い…とうとう学校全体を動かした。その手腕といったら!恐るべしだよアキさん!!!
そうしてボクら高校生活2年めにして、クラス対抗ハロウィンイベント開催と相成ったわけです。
それで、コレ。
衣装担当グループが各自のツテを最大級利用して集めに集めたアイテムの数々の、ひとつ。
カナの手に乗せられたコレだよ。
「なんで」
さすがのカナも動揺を隠せないみたいで、言葉が皆まで出てこない、みたい。
目線をそれに合わせたまま、忙しなく瞬きしてる。
(口輪…犬用?ん?コスプレっていったし、結局人間用って。)
「首輪よりおもしろそうかなって。」
「おもしろって…面白くないよーどっちも!」
カナが吼える、みたいに叫ぶ。
(これどうつけるんだろ?この長いやつが後ろに来る感じ?)
口元と頭の裏とに。こう?こうかな?手探りでしっくりくるように動かす。見た目より柔らかめなフェイクレザーでできてるみたい。口元に当てても痛さと硬さも感じない。これけっこう高かったんじゃないかなぁ?
鏡がないからちょっと難しい。アキに手伝ってもらおうかなぁ、なんて考えながら動かしてると、
そのうちカチッと軽い音を立て、口輪はボクにハマった。
「耳と尻尾だけじゃ新鮮味にかけるだろ?俺はあともう一声欲しい」
「いらないよ?新鮮味も一声も、って、アオ?!なにやってんの?!!」
「似合う?」
「案外似合うねぇ。耳もつけとくか?」
ボクの姿をガン見しながら、驚愕!!とばかりにその目をかっぴらげ動きを止めちゃったカナを尻目に。アキは至極楽しげに耳付きカチューシャをボクの頭に装着した。
「お!アオワン可愛いな」
「ほんと?なんか嬉しいかも!」
褒められたらなんでも嬉しいものだ。ボクは両手を顔の両側まで持ってくると
「わぉーん」
と、威嚇した。
…ボク的には高評価だったんだけど。
もう限界かと思ってたカナのおっきく広げられた目が。え?大丈夫?飛び出て落っこちない??なんて、可笑しな心配を思わずしてしまうほどにぐわっと拡大したかと思ったら。
「アオー!!!」
カナが絶叫した。
「ごめん、ごめんて。カナ、もうしないから許して」
クラス対抗ハロウィン仮装イベントに向けての、衣装合わせはとっくに終わってる。まぁ、ボクとカナ以外は、だけど。カナは絶叫して無理やりボクから口輪を外し、アキとしばらくギャーギャー言い合ってそれから。それからずっとしょんぼりしたままだ。アキがあれこれ言い含めようとしたけど、結局がんとして口輪も耳もつけなかった。
でも今、見えない耳と尻尾が垂れてる…!!
…悪いこと、しちゃったみたい。
口輪つけた事、なんでこうもカナをへこませたのか正直わかんない。そんなにダメだった?ダメな事だった?わかんない。
カナがつけたかった?それを横取りしちゃったからしょんぼり?
でもカナ。口輪見て固まってたから、多分つけたかったわけじゃない、と思う。だったらなんで?
わかんないけど、カナを傷つけた事だけはわかるから。
「ごめんねカナ。」
さっきからずっと、ボクは謝ってばかりだ。
「アオは…なんであやまってるの?」
何度目かのごめんの後。やっとカナの口が開く。
「なんで、って。だって…」
「悪いと思ってるなら、きちんとその理由を言って。」
たまにしか聞いた事ない、いつもと違う強い口調に、ボクの心臓がバクバク早打つ。
「だっ…」
思わず勢いよく話そうとして、ぐっと言葉を飲み込んだ。
「…わかんない。カナがなんでしょんぼりしてるかわかんないよ。」
垂れてたはずの耳も尻尾ももう見えない。
「口輪したのそんなにダメだった?見たことなかったからはめてみたくなっただけで。威嚇がダメだった?ちょっとしてみたくなっただけで、ほんとにカナに威嚇しようなんて思ってなかったんだよ」
カナは何にも言わない。
「ごめんね、わかんない、なんでカナがしょんぼりなのかわかんない。だけどしょんぼりさせたのボクでしょ。だからごめん。ごめんねカナ。」
わかんないけど、だめだったことだけはわかるから。いつも笑ってるカナをしょんぼりさせてごめんなさい。
いつも笑ってるカナを、怒らせるよりもずっとずっとつらくて。ボクの声、涙混じりだ。
じわわと、目が湿ってきて。
嗚咽、溢れそう。
ボクはぐっと唇噛んで俯いた。
ふいに、頭に何か乗っかる。
あったかい、何か。
「アオ」
手だ。カナの。カナのおっきな手が、ボクの頭に乗っかってそれで。それがゆっくり、ゆっくり動く。
「オレがしょんぼりしてるの、嫌なの?」
さっきの強い口調じゃない。いつもの、優しいトーン。それだけでボクはほっとしてしまって、目からほろっと滴がたれた。
「…うん、やだ。カナには、いつも笑ってて欲しい」
「そっかぁ」
そっかぁ。
小さくもう一度。カナはそう呟いて。
「やだったの、オレ。口輪なんてアオに似合わない。」
吐露されたカナの心に涙が止まる。
「冗談でも、やだ。アオに枷とか、やだ。」
頭撫でる手が、俯いちゃってたボクの後頭部を撫で、そっと頬に移動して撫で。
「痛くなかった?あんなのつけて、アオの肌弱いのに…傷、つかなかった?」
「痛くない。あんなのおもちゃだよ。ちっとも痛くない。」
カナがしょんぼりしてる方がずっと痛い。
ボクはそう言いたくて顔を上げてカナを見て、それで。
とうとう何にも言えなくなった。
(なんで、カナ。なんでそんな顔してるの)
カナの顔が見た事ないくらい、悲しそうで。痛そうで辛そうで。
泣きそうで。
ボクははくっと息を飲んだ。
「でも、やだよ。」
頬に触れてるカナの手が。
またするりと、撫で。て。
指が。
「唇、切れたらやだよ。」
ボクの口に触れ、た。
「枷なんて、嫌だ。」
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