[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep10.

ep10.『聖母と道化、その支配人』 ゾンビと機関銃、3分間ブッキング

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俺は水森の手を引き、風呂場に連れて行く。

「……とりあえずシャワー浴びろよ。服は洗濯しとくからさ」

俺は脱衣カゴを指差した。

「ほら、着替えもお前の部屋から持ってきたし」

水森はまるで条件反射のように従順にコクンと頷く。

俺は脱衣カゴの横にボストンバッグを置いてそろりと扉を閉めた。

水森は黙ったまま何も言わなかった。

別に拒否する理由もないんだろう。

恐らく───────考える力すらも無くなってるのかもしれない。

尤も、一番無くしてるのは生きる気力なんだろうけどさ。

俺は台所に行くと少し考えた。

─────────さて、これからどうしようか。

水森はまだ混乱している状態なのは間違いない。

そういえばさ、[学校から帰ったらお母さんとお婆ちゃんが死んでた]って言ってたっけ?

ということはさ。

昨日の放課後から何も口にしていない?

いや。

昨日の給食を最後に何も飲み食いしてないってことじゃねぇか。

かなりダメだな。それは。

だったらさ、これからやることは一つだろ?

俺は冷蔵庫を開けて中を確認する。

冷凍庫には値引きシールの貼られた若鶏ささみが1パックだけ。

野菜ルームには近所の爺さんがくれた玉ねぎの残りが1/2玉、ひっそりと取り残されていた。

これだけで料理って出来るか?

俺はしばらく考えると調理に取り掛かった。

これなら多分─────────そこそこ見栄えも取り繕える食い物が出来上がるはずだ。

“腹が減っては戦は出来ぬ”って言うだろ?

全くもって同意だな。

これから体力も使うし、出血もするんだからな。

そのぶん補わないとどうにもバランスが取れねぇよなぁ?わかるぜ。















────────────これから存分に水森を満たしてやろうじゃねぇか。
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