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ep9
ep9『ナイト・オブ・ファイヤー』 Help Me
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「……は!?」
鈴木先輩の奥さんだよな!?
何であいつらの車に乗せられてんだ!?
周囲にか細い悲鳴が響く。
「有斗くぅん!!!」
八宇!!と鈴木先輩が今まで聞いたことのないような声で奥さんの名前を呼ぶ。
「へへっ……コレで少しは目が覚めたかぁ!?」
タブチという兄ちゃんが乱暴にドアを閉めると、アルファードは猛スピードで走り去った。
「おい!」
お前ら八宇に何したんじゃ!?と鈴木先輩が鬼の形相でタブチを睨む。
凄まじいまでの殺気だった。殺気だけで2、3人は殺せそうな勢いだ。
おっとぉ、とタブチはひらりと身を交わす仕草を見せた。
「聞いたぜ。ババアに赤ん坊どもを預けてたんだってなぁ!?」
アンタの嫁がババアの家に迎えに行く途中で攫ってやったからよぉ、というタブチの言葉に違和感を覚える。
ん?
妙に説明口調だな?
てことはなんだ?先輩の赤ん坊と上の子はまだ婆ちゃんちに居て無事って意味なのか?攫ったのは奥さんだけ?
しかし、鈴木先輩はもう既にそれどころでは無さそうな雰囲気だった。
なんか、殺気が具現化されて目視出来る勢いだ。血管が2~3本は切れてそう。
ヤバい。
なんか知らんけどこの場に居る全員殺しそうじゃね?
てか俺も概史も巻き込まれて普通にボコられそう。
どういう訳か俺は───────目の前の愚羅淫怒(グラインド)の連中よりも鈴木先輩の方にビビり散らしていた。
「さっきも言うたがワシはもう引退した身じゃ!それに嫁は関係無かろうが!!」
しかし、空気が読めないのか鋼の心臓なのか────────鈴木先輩の言葉にタブチは全く怯む様子を見せない。
「まぁ、恨むんなら過去の自分を恨むんだなァ!?」
愚羅淫怒(グラインド)の連中が一斉にバイクをふかし始める。
「嫁を返して欲しけりゃ、俺らと一緒に来て貰おうかァ!」
タブチの合図と同時にバイクは一斉に走り始めた。
「おどりゃ待たんきゃあ!」
鈴木先輩はベルファイアに乗り込み、エンジンを掛ける。
「え!?ちょっと待って下さいよ鈴木先輩!?」
俺と概史の制止を振り切り、鈴木先輩は車を猛スピードで発進させた。
周囲にとてつもない爆音が響く。
「え!?マジすかw」
最早、笑うしかない概史は張り付いた表情のまま固まっていた。
え?
は?
どうすんだこれ?
────────────俺ら二人、残されちまったんだが!?
鈴木先輩の奥さんだよな!?
何であいつらの車に乗せられてんだ!?
周囲にか細い悲鳴が響く。
「有斗くぅん!!!」
八宇!!と鈴木先輩が今まで聞いたことのないような声で奥さんの名前を呼ぶ。
「へへっ……コレで少しは目が覚めたかぁ!?」
タブチという兄ちゃんが乱暴にドアを閉めると、アルファードは猛スピードで走り去った。
「おい!」
お前ら八宇に何したんじゃ!?と鈴木先輩が鬼の形相でタブチを睨む。
凄まじいまでの殺気だった。殺気だけで2、3人は殺せそうな勢いだ。
おっとぉ、とタブチはひらりと身を交わす仕草を見せた。
「聞いたぜ。ババアに赤ん坊どもを預けてたんだってなぁ!?」
アンタの嫁がババアの家に迎えに行く途中で攫ってやったからよぉ、というタブチの言葉に違和感を覚える。
ん?
妙に説明口調だな?
てことはなんだ?先輩の赤ん坊と上の子はまだ婆ちゃんちに居て無事って意味なのか?攫ったのは奥さんだけ?
しかし、鈴木先輩はもう既にそれどころでは無さそうな雰囲気だった。
なんか、殺気が具現化されて目視出来る勢いだ。血管が2~3本は切れてそう。
ヤバい。
なんか知らんけどこの場に居る全員殺しそうじゃね?
てか俺も概史も巻き込まれて普通にボコられそう。
どういう訳か俺は───────目の前の愚羅淫怒(グラインド)の連中よりも鈴木先輩の方にビビり散らしていた。
「さっきも言うたがワシはもう引退した身じゃ!それに嫁は関係無かろうが!!」
しかし、空気が読めないのか鋼の心臓なのか────────鈴木先輩の言葉にタブチは全く怯む様子を見せない。
「まぁ、恨むんなら過去の自分を恨むんだなァ!?」
愚羅淫怒(グラインド)の連中が一斉にバイクをふかし始める。
「嫁を返して欲しけりゃ、俺らと一緒に来て貰おうかァ!」
タブチの合図と同時にバイクは一斉に走り始めた。
「おどりゃ待たんきゃあ!」
鈴木先輩はベルファイアに乗り込み、エンジンを掛ける。
「え!?ちょっと待って下さいよ鈴木先輩!?」
俺と概史の制止を振り切り、鈴木先輩は車を猛スピードで発進させた。
周囲にとてつもない爆音が響く。
「え!?マジすかw」
最早、笑うしかない概史は張り付いた表情のまま固まっていた。
え?
は?
どうすんだこれ?
────────────俺ら二人、残されちまったんだが!?
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