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ep9
ep9『夢千夜』 “偽りの花嫁” 第二十二夜
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俺は小泉の華奢な身体に体重を掛けたまま──────もう一度ドレスの胸の部分を掴んで適当に脱がせようとした。
肩が大きく露出したドレスは簡単に引き剥がせそうに思えたがこれがなかなか固い。
コルセットみたいにビッチリと身体に張り付いてやがる。
「……っ!!」
小泉がビクリと肩を震わせる。
「こっ……コラ!ドレスが破れるだろうが!」
俺は一旦手を止め、小泉の顔を覗き込んだ。
「背中にファスナーがあるんだ……そのまま引っ張ってもズラせないからな!?」
「ファスナー?」
俺は小泉の背中に手を回す。
その背中を探るが、ファスナーらしき取っ掛かりは見つけられない。
「は?どうなってんだよこれ?なんも無ぇんだけど?」
……それは、と小泉が躊躇いがちに言葉を発する。
「『コンシールファスナー』(※1)って言って目立たないような造りになってるんだ。トップ部分はホックになってて───────」
何だそりゃ?
目立たないようなファスナー?
俺は大聖堂で見た小泉の後ろ姿を思い出した。
まあ、レースのカーテンみたいなヤツが頭とかに掛かってからな。
あんまよく見えなかったが─────確かにファスナーとかは無かった気がする。
「は?めんどくせ。じゃあいいや」
着たままやろうぜ、と俺が言うとまた小泉が小さく悲鳴を上げた。
「……は!?着たままって──────」
やれやれ、どうしろって言うんだよ?
「何だよセンセェ。脱がせて欲しかった?」
小泉がすかさずそれを否定する。
「……っ違──────!」
じゃあいいだろ、と言いながら俺がドレスの裾をたくし上げようとすると小泉が抵抗する素振りをみせた。
「ばっ……馬鹿!こんなこと───────!」
うるせぇな。今更、四の五の言ってもどうにもならんだろうが。
「それともなに?センセェが上になって腰振ってくれんのかよ?」
もう逃げらんねぇんだから大人しく協力して欲しいもんだが。
ドレスの裾を掴み──────────ボリュームのある布地を搔き分けるようにして脚を露出させる。
「……っ!」
動きを封じられた小泉がその身を捩る。
「え?何これ?」
────────小泉のその姿を見た俺は固まってしまう。
小泉がドレスの下に身につけていたのは───────真っ白なストッキングにリボン付いたのショーツ、それから。
レースで装飾されたガーターベルトだった。
「え?ウェディングドレスの下ってこんなにエッチな感じになってんの?」
(※1)
コンシールファスナーはファスナー部を目立たせたくない用途に向いている。スカートやワンピースに使われることが多いが、ドレスやコスプレ衣装などにも適している。
肩が大きく露出したドレスは簡単に引き剥がせそうに思えたがこれがなかなか固い。
コルセットみたいにビッチリと身体に張り付いてやがる。
「……っ!!」
小泉がビクリと肩を震わせる。
「こっ……コラ!ドレスが破れるだろうが!」
俺は一旦手を止め、小泉の顔を覗き込んだ。
「背中にファスナーがあるんだ……そのまま引っ張ってもズラせないからな!?」
「ファスナー?」
俺は小泉の背中に手を回す。
その背中を探るが、ファスナーらしき取っ掛かりは見つけられない。
「は?どうなってんだよこれ?なんも無ぇんだけど?」
……それは、と小泉が躊躇いがちに言葉を発する。
「『コンシールファスナー』(※1)って言って目立たないような造りになってるんだ。トップ部分はホックになってて───────」
何だそりゃ?
目立たないようなファスナー?
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まあ、レースのカーテンみたいなヤツが頭とかに掛かってからな。
あんまよく見えなかったが─────確かにファスナーとかは無かった気がする。
「は?めんどくせ。じゃあいいや」
着たままやろうぜ、と俺が言うとまた小泉が小さく悲鳴を上げた。
「……は!?着たままって──────」
やれやれ、どうしろって言うんだよ?
「何だよセンセェ。脱がせて欲しかった?」
小泉がすかさずそれを否定する。
「……っ違──────!」
じゃあいいだろ、と言いながら俺がドレスの裾をたくし上げようとすると小泉が抵抗する素振りをみせた。
「ばっ……馬鹿!こんなこと───────!」
うるせぇな。今更、四の五の言ってもどうにもならんだろうが。
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もう逃げらんねぇんだから大人しく協力して欲しいもんだが。
ドレスの裾を掴み──────────ボリュームのある布地を搔き分けるようにして脚を露出させる。
「……っ!」
動きを封じられた小泉がその身を捩る。
「え?何これ?」
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小泉がドレスの下に身につけていたのは───────真っ白なストッキングにリボン付いたのショーツ、それから。
レースで装飾されたガーターベルトだった。
「え?ウェディングドレスの下ってこんなにエッチな感じになってんの?」
(※1)
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