[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

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ep8

ep8『愚者の宝石と盲目の少女たち』  不本意な共同作業

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上野は無言のまま小さく頷く。

本当にいいんだろうか。

入れっぱなしという選択はまずあり得ないし、今の上野には家族に打ち明けて病院へ行くっていう決断も出来ないんだろう。

だったら。

躊躇しつつも俺は腹を括った。

やるしかねぇよな。

俺はまず、指用のコンドームの封を切った。

なんか小さい気がする。

まあ、指用だから当たり前なんだが───────

俺は人差し指に一つ付け、念の為に中指にも付けることにした。

こういう時ってどうなんだろう、指って2本入れるか?

いや、よくわからんよな───────

初めてのことなので戸惑いつつも今度はローションの封を切る。

ぬるりとした感触が指用コンドームを貫通して伝わってくる。

ローションは手のひらや薬指にも垂れてくる。

なんかぬめぬめしているが、とりあえずここまで来たら迷ってても仕方がない。

俺は上野の膝に左手を添えた。

「なあ、マジで今から指、入れるけど……」

上野はまた小さく頷いた。

2本の指が未知の柔らかい部分に触れる。

「……っ!」

上野が身体をビクリと反応させた。

この場合ってさ、多分時間かけてじっくりとかやってたら上野の負担になるよな───────?

こんな敏感な場所、彼氏以外の男に触られるなんて全く想定外だろうし……

素早く取り出して安心させてやった方が精神衛生上いいだろう。

さっき上野が使ったローションも含めると2包使ったことになる。

指用コンドームに付いていたゼリーも含めると相当なヌルヌルっぷりなんじゃねぇか?

多分、平常時よりもスルっと入るだろう。

そう思った俺はまず人差し指を穴の中に差し入れた。

「……あっ!」

上野が小さく声を上げる。

まあ、ビビるよな。

「……!?」

指を入れて真っ直ぐに奥に進んだ俺は思わず硬直した。

指先に当たる硬い感触。

は!?

こんなすぐに宝石にぶち当たると思っていなかった俺は戸惑いを隠せなかった。

「なあ、上野……この硬いのが宝石で合ってるよな──────?」

俺の問いかけに対し、上野は無言のままパクパクと口を開き、また小さく頷いた。

上野の呼吸が荒くなる。

息が苦しそうだ。一刻も早くこれを取り除いてやった方がいいだろう。

ローションと指用コンドームでブーストを掛けたお陰か、予想外にすんなりと宝石の位置まで辿り着いたが────────







問題はここからどうやってこれを取り出すかだ。
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