660 / 1,060
ep7.5
ep7.5『夢千夜』 “PTA vs RTA SEX” 第十一夜
しおりを挟む
「……っ───────」
何か言いかけた小泉を無視して俺はその腕を掴んだ。
その身体を無理矢理抱き起こし、もう一度念押しする。
「……善は急げって言うだろ?」
俺がそう言うと、小泉はその言葉に反応した。
「例えそれが偽善でもか?」
偽善。
確かにそうだ。
宮田と田所を助けたいなんて───────俺の勝手な独りよがりで我が儘に過ぎないのかもしれない。
『時間を戻る呪い』なんて能力でもって他人の意思も確認せずに────────自分の独断で勝手なお節介を焼こうとしているだけなんだ。
「“やらぬ善よりする偽善”って言うだろ?」
俺がそう言うと小泉は唇の端を釣り上げる。
「──────それだとヤらないのが善でするのが偽善て事になるな?」
そうだな。
今から俺達がすることは独りよがりの偽善に過ぎない。
「……わかってるよ、そんな事は」
そう言いながら俺は小泉の華奢な手首を掴み、そのまま身体を密着させ壁に押し付ける。
「……なっ!?こら、勝手に────────」
窓際の壁と棚の隙間の狭いスペースに俺と小泉はすっぽりと収まっていた。
小泉が何か喚き始めたのでそのまま唇を塞いだ。
「……っ!?」
小泉の肩が大きく震える。
もう時間がねぇ。
ここで押し問答してる場合じゃねぇんだ。
時間も掛けてらんねぇ。
服も脱いでる余裕ねぇし前戯もナシだ。
「……っ!い……嫌だ、こんな──────」
やや涙目になった小泉が抵抗してくる。
今更、何言ってんだ?
俺は小泉のスーツのジャケットの下に手を滑り込ませ、ブラウスの上から胸を掴んだ。
「~~っ!!」
小泉が身体を強張らせる。
だからさ、時間ねぇって言ってるだろ。なんで解ってくれねぇんだ?
俺は小泉のベルト部分に手を掛け、ブラウスの裾を上にたくし上げた。
そのままブラウスの下に手を這わせ更に強く胸を揉む。
「……ホントにっ……本当に嫌だこんなのっ……!」
小泉はこの後に及んでまだ首を振り、拒絶の意思を示してくる。
なんでなんだよ?
自分の教え子の命やその人生より自分の身が可愛いのか?
───────小泉ってそんな奴だったのかよ?
無性にイライラした俺は小泉のスカートに手を入れ、黒色のパンストごとショーツを下に引き摺り下ろした。
「……ひっ!?」
小泉が小さく上げた悲鳴が室内に響く。
苛立ちとボルテージが自分でもコントロール出来ないほど上昇し、俺はややそれを楽しむように小泉に向かってこう吐き捨てた。
「ほら、センセェ。壁に向かって手を付いて───────尻を突き出すような体勢とりなよ」
何か言いかけた小泉を無視して俺はその腕を掴んだ。
その身体を無理矢理抱き起こし、もう一度念押しする。
「……善は急げって言うだろ?」
俺がそう言うと、小泉はその言葉に反応した。
「例えそれが偽善でもか?」
偽善。
確かにそうだ。
宮田と田所を助けたいなんて───────俺の勝手な独りよがりで我が儘に過ぎないのかもしれない。
『時間を戻る呪い』なんて能力でもって他人の意思も確認せずに────────自分の独断で勝手なお節介を焼こうとしているだけなんだ。
「“やらぬ善よりする偽善”って言うだろ?」
俺がそう言うと小泉は唇の端を釣り上げる。
「──────それだとヤらないのが善でするのが偽善て事になるな?」
そうだな。
今から俺達がすることは独りよがりの偽善に過ぎない。
「……わかってるよ、そんな事は」
そう言いながら俺は小泉の華奢な手首を掴み、そのまま身体を密着させ壁に押し付ける。
「……なっ!?こら、勝手に────────」
窓際の壁と棚の隙間の狭いスペースに俺と小泉はすっぽりと収まっていた。
小泉が何か喚き始めたのでそのまま唇を塞いだ。
「……っ!?」
小泉の肩が大きく震える。
もう時間がねぇ。
ここで押し問答してる場合じゃねぇんだ。
時間も掛けてらんねぇ。
服も脱いでる余裕ねぇし前戯もナシだ。
「……っ!い……嫌だ、こんな──────」
やや涙目になった小泉が抵抗してくる。
今更、何言ってんだ?
俺は小泉のスーツのジャケットの下に手を滑り込ませ、ブラウスの上から胸を掴んだ。
「~~っ!!」
小泉が身体を強張らせる。
だからさ、時間ねぇって言ってるだろ。なんで解ってくれねぇんだ?
俺は小泉のベルト部分に手を掛け、ブラウスの裾を上にたくし上げた。
そのままブラウスの下に手を這わせ更に強く胸を揉む。
「……ホントにっ……本当に嫌だこんなのっ……!」
小泉はこの後に及んでまだ首を振り、拒絶の意思を示してくる。
なんでなんだよ?
自分の教え子の命やその人生より自分の身が可愛いのか?
───────小泉ってそんな奴だったのかよ?
無性にイライラした俺は小泉のスカートに手を入れ、黒色のパンストごとショーツを下に引き摺り下ろした。
「……ひっ!?」
小泉が小さく上げた悲鳴が室内に響く。
苛立ちとボルテージが自分でもコントロール出来ないほど上昇し、俺はややそれを楽しむように小泉に向かってこう吐き捨てた。
「ほら、センセェ。壁に向かって手を付いて───────尻を突き出すような体勢とりなよ」
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる