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ep7.
ep7『ドッペルゲンガーと14歳の父』 ハロー、パラレルワールド③
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『はぁぁ!????』
俺と小泉は同時に反応する。
が、先に食って掛かるように──────ドッペルゲンガーを問い詰めたのは小泉の方だった。
「……あ、あのなあ!?この子が2歳だっていうのならお前が12歳の時に生まれたってことだろう!?」
まあ、そうだろうなぁ、とドッペルゲンガーは平然と頷いた。
「……!?」
小泉は顔を引き攣らせて固まっている。
「ん?だとしたら仕込みが11歳の時ってことになるのか?」
俺が続けてそう尋ねると、ドッペルゲンガーは首を傾げた。
「はー?そうなんのかよ?よく知らねぇけどそうじゃね?」
いやいやいや……
「なあ、お前の子どもなんだよな?なんでわかんねぇんだよ?」
てか、母親はどうしたんだ?と俺が訊くとドッペルゲンガーはポリポリと後頭部を掻いた。
「……さあ?よくわかんねぇし」
「????」
一体どうなってるんだ!???
自分の子どもなのにその母親がわかんねぇとかそんなハナシってあるか!?
「ちょっと待て……落ち着いて時系列順に話してくれないか?」
そこでやっと小泉が口を開き、改めてドッペルゲンガーに質問した。
「……んー?まあ、コイツが俺んちの前に居たのは俺が1年の時でさ」
ガッコーから帰って来たらウチの玄関の前でコイツが泣いてたんだよ、とドッペルゲンガーはビールを呷りながら答えた。
「は?捨て子か!?じゃあさ、お前の子とは限らんだろ?」
俺がそう言うとドッペルゲンガーは首を振る。
「そうなんだよな。捨て子じゃん、って思ってさ。とりまオッサンのトコに連れてったんだよな。で、オッサンが『ガックンの弟かもよ~?確かめてみようよ~?』とか言いやがってさ」
「ん?オッサンって誰だ?」
「ほら、あの昼間から呑んだくれてて変な服着てる─────」
それって佑ニーサンのことか?と俺が訊き返すとドッペルゲンガーは頷いた。
「ああ、確かに他の連中からは“佑兄さん”って呼ばれてるな」
オッサン呼ばわりはねぇだろ、と俺は少し思ったがそこは置いといてコイツの話の続きを聞くことにした。
「それで……俺とコイツでDNA鑑定したらよ、なんでか知らねぇけど父子確率99.99%って出てさ」
「は!?」
またしても小泉が素っ頓狂な声を上げる。
「でもよ、何かの間違いじゃね?ってコトになるじゃん?オッサンが複数の会社に依頼したらしいんだけど……結果どこも同じ99.99%って出てきて」
で、俺がこうして育ててるってワケ、とドッペルゲンガーは平然と言い放った。
「いや、おかしいだろ!?母親はドコだよ!?しかも仕込みが11歳ってどうなんだよ!?」
納得のいかない俺は疑問をドッペルゲンガーにぶつける。
「んー?そう言われても心当たりとかねぇし……マジでわからんなあ」
俺はもう一度ドッペルゲンガーの息子を見る。
しかし、どっからどう見てもコイツの分身にしか見えない。
それほどまでにこいつらはそっくり親子だった。
「……てことはなにか?俺の遺伝子も継いでんの?」
知らない間に俺の分身とその子どもが出現している。
それはガチで恐ろしい事実に思えた。
「────それより、この子の生物学上の母親……そっちの方が心配じゃないか?」
小泉が不安そうに──────そう口にした。
「例えば、その母親が同年代の女子児童であった場合─────たった一人で妊娠・出産を終えた事になるんじゃないか?」
本当に身近でそういう女子に心当たりはないのか、と小泉は真剣な表情でドッペルゲンガーに問いかけた。
いや、とドッペルゲンガーは首を振る。
「おれ、マジで身に覚えねぇんだ。彼女とかもマジで居たことねぇし──────」
ん?
それって────────童貞のまま父親になったって意味か?
俺と小泉は同時に反応する。
が、先に食って掛かるように──────ドッペルゲンガーを問い詰めたのは小泉の方だった。
「……あ、あのなあ!?この子が2歳だっていうのならお前が12歳の時に生まれたってことだろう!?」
まあ、そうだろうなぁ、とドッペルゲンガーは平然と頷いた。
「……!?」
小泉は顔を引き攣らせて固まっている。
「ん?だとしたら仕込みが11歳の時ってことになるのか?」
俺が続けてそう尋ねると、ドッペルゲンガーは首を傾げた。
「はー?そうなんのかよ?よく知らねぇけどそうじゃね?」
いやいやいや……
「なあ、お前の子どもなんだよな?なんでわかんねぇんだよ?」
てか、母親はどうしたんだ?と俺が訊くとドッペルゲンガーはポリポリと後頭部を掻いた。
「……さあ?よくわかんねぇし」
「????」
一体どうなってるんだ!???
自分の子どもなのにその母親がわかんねぇとかそんなハナシってあるか!?
「ちょっと待て……落ち着いて時系列順に話してくれないか?」
そこでやっと小泉が口を開き、改めてドッペルゲンガーに質問した。
「……んー?まあ、コイツが俺んちの前に居たのは俺が1年の時でさ」
ガッコーから帰って来たらウチの玄関の前でコイツが泣いてたんだよ、とドッペルゲンガーはビールを呷りながら答えた。
「は?捨て子か!?じゃあさ、お前の子とは限らんだろ?」
俺がそう言うとドッペルゲンガーは首を振る。
「そうなんだよな。捨て子じゃん、って思ってさ。とりまオッサンのトコに連れてったんだよな。で、オッサンが『ガックンの弟かもよ~?確かめてみようよ~?』とか言いやがってさ」
「ん?オッサンって誰だ?」
「ほら、あの昼間から呑んだくれてて変な服着てる─────」
それって佑ニーサンのことか?と俺が訊き返すとドッペルゲンガーは頷いた。
「ああ、確かに他の連中からは“佑兄さん”って呼ばれてるな」
オッサン呼ばわりはねぇだろ、と俺は少し思ったがそこは置いといてコイツの話の続きを聞くことにした。
「それで……俺とコイツでDNA鑑定したらよ、なんでか知らねぇけど父子確率99.99%って出てさ」
「は!?」
またしても小泉が素っ頓狂な声を上げる。
「でもよ、何かの間違いじゃね?ってコトになるじゃん?オッサンが複数の会社に依頼したらしいんだけど……結果どこも同じ99.99%って出てきて」
で、俺がこうして育ててるってワケ、とドッペルゲンガーは平然と言い放った。
「いや、おかしいだろ!?母親はドコだよ!?しかも仕込みが11歳ってどうなんだよ!?」
納得のいかない俺は疑問をドッペルゲンガーにぶつける。
「んー?そう言われても心当たりとかねぇし……マジでわからんなあ」
俺はもう一度ドッペルゲンガーの息子を見る。
しかし、どっからどう見てもコイツの分身にしか見えない。
それほどまでにこいつらはそっくり親子だった。
「……てことはなにか?俺の遺伝子も継いでんの?」
知らない間に俺の分身とその子どもが出現している。
それはガチで恐ろしい事実に思えた。
「────それより、この子の生物学上の母親……そっちの方が心配じゃないか?」
小泉が不安そうに──────そう口にした。
「例えば、その母親が同年代の女子児童であった場合─────たった一人で妊娠・出産を終えた事になるんじゃないか?」
本当に身近でそういう女子に心当たりはないのか、と小泉は真剣な表情でドッペルゲンガーに問いかけた。
いや、とドッペルゲンガーは首を振る。
「おれ、マジで身に覚えねぇんだ。彼女とかもマジで居たことねぇし──────」
ん?
それって────────童貞のまま父親になったって意味か?
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