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ep6『さよなら小泉先生』 好奇心は猫以外も殺す⑧

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二度目の果てもあっけなく迎えた俺に────少し小泉(13)の様子を伺う余裕が出来たのかもしれない。

さっきまで本能の赴くままにその身体を貪っていた現実に、ふと我に返る。

小泉(13)への気遣いなど全くなく、俺はただ自分の事だけを考えて快楽に溺れていたのだ。

「……今さ、相当痛いだろ?」

だからやめとけって言ったじゃねぇか、と俺が言うと小泉(13)は首を振った。

「……そりゃ痛いし────なんか体勢もキツいけど」

だけど、すごく嬉しかった、と小泉(13)は赤みを帯びた表情で呟く。

ゴムを外し、縛って地面に転がした俺は新しいパッケージの封を切った。

「まだ終わってねぇし」

小泉(13)の首筋に唇を這わせる。

汗ばんだ肌はほんのりと色付き、何かを欲しているかのように潤いを帯びていた。

「……んっ。ああっ!」

我慢していた筈の声がだんだんと漏れていく様が堪らなく心地いい。

「……ほら。もう意地の悪いこと言わねぇからさ。いっぱい声、出せって」


お前の声もっと聞きたいし、という俺の言葉に反応するかのように小泉(13)は俺の名前を呼んだ。

「……佐藤……くんっ」

小泉(13)の控えめな胸をゆっくりと掴み、頂きの部分を指の腹でそっと撫でる。

震える吐息が俺の動きを加速させた。

そのままゆっくりと、今度はそろりと柔らかく温かな場所に入っていく。

「……あああっ!」

なるべく優しく、包み込むように。

俺は小泉(13)の胸を揉みしだきながら腰を動かした。

初めてだとか、経験の浅い女は奥の方とか痛がるって誰かが言ってたような。

じゃあ、さっきのって相当痛いし嫌だったろうな。

少し悪いような気がした俺は罪滅ぼしのように小泉(13)の頭を撫でた。

浅めの場所をゆっくりと掻き混ぜる。

「なあ、小泉───」

俺がそう呼ぶと細い身体がピクリと反応した。

「さ……佐藤君。私……さっきから」

身体がなんかおかしいの、と小泉(13)は目に涙を溜めながら必死で絞り出すように言った。

「なんか……んっ!……すごく背中とか身体中がゾクゾクして止まんなくて」

なんだか……フワフワしてて─────見えない……大きな何かが来そうな感じで、と小泉(13)は途切れ途切れに訴えてくる。

「……それってさ」

俺は腰の動きを止めずに答えた。

「それってもしかして……もうすぐイキそうって事じゃね?」

「──えっ……?」

小泉(13)は荒い呼吸のまま、か細く答える。上気した白い胸は大きく上下する。

「やっ……!なんか……怖い……」

ゆっくりながらも強めに打ち付けていく腰の動きに白い身体が大きく揺れる。

「なあ、イッてよ」

俺、お前がイくとこ見たいんだけど、と俺が言うと小泉(13)は必死に首を振った。

「……ダメ!なんか……なんか来てる─────」

小泉(13)は見えない何かから逃げようとするように身を捩る。

面白半分で──────俺は小泉(13)の唇を自分の唇で塞いだ。

そのまま、強く奥を掻き回すようにゆっくりと強く動く。

結合部は強く重なり、意識も身体も呼吸も─────何もかもが乱れた。

心も脳髄も脊髄も──お互いの全てが蕩けて一つに掻き混ぜられる。

「……あ!……ああっ!」

小泉(13)の身体が痙攣するようにビクリと跳ねた。

その瞬間、俺の生命の最期の一滴まで残さず搾り取るかのように───温かな肉壁が吸い付いて激しくうねりを上げた。

「……っ!?」

こんなん反則だろ。聞いてねぇよ。

暴発するこの身体のコントロールなんて出来やしない。俺はその熱量の流れに身を委ねた。








抗うことの出来ない致死量に近い快楽をその身体に叩き込まれた俺達は────────ほぼ同時に果てた。
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