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ep6
ep6『さよなら小泉先生』 好奇心は猫以外も殺す④
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小泉(13)の髪の先やスカートの裾は相変わらず透けて見える。
───────そうだよな。
コイツは残留思念だかなんだかの幽霊なんだ。
そう、実体は無くて──────だから多分なんの遠慮も要らないんだろう。
俺がコイツに何かしたとしても───────“今”の大人になった小泉に何の影響も無い筈なんだ。
だったら。
これは俺一人で見てる夢みたいなモノでさ。
だから、これからやろうとしてる事も──────俺が一人で腰振ってるだけって可能性もあるんだよな。
別にいいよな。ちょっとくらい。
だって幽霊だろ?
考えるのが面倒になった俺は小泉(13)のスカートの中に手を這わせた。
白い太腿の内側にそっと触れると小泉(13)が僅かに身体を震わせる。
「んっ……」
くすぐったいよ、と小泉(13)は小さく呟いた。
熱を帯びたショーツの上に指を滑らせる。
薄い布地の上をゆっくりと何度か往復させると小泉(13)が遠慮がちに吐息を漏らした。
「ここも……くすぐったい?」
俺が問いかけると小泉(13)は首を振った。
ならいいか、と俺はショーツに手を掛け慎重に下に引き摺り下ろしていく。
とろりとした透明なものが糸を引くように溢れた。
一瞬、何故か俺はドキリとする。
もうこんなに濡れてる、と俺が呟くと小泉(13)は身体を起こすように反応した。
「……え?」
自分で自分の下腹部を見た小泉(13)は驚いたような表情を浮かべた。
「嘘、こんなに一杯─────」
こんなこと初めて、と小泉(13)は俺の方を見る。
「普段もこういうの、ちょっとあるけど……こんなに沢山出てくるなんてあるんだ?」
「普段?」
思わず俺は聞き返す。え?どういうこと?
「日常的にしょっちゅう濡れてんのか?」
ううん、と小泉(13)は首を振った。
「透明とか白い────こういうベトベトしたのがトイレットペーパーとか下着に付くことはあって」
なんかネトネトして嫌だからお母さんに聞いたら『おりものシート』を使ったらって言われた、と小泉(13)は少し困ったような表情を見せた。
「おりものシート?」
「うん。おりものシート。ナプキンの薄いやつみたいなの。でも、トイレに行く度に持って行くの忘れちゃってなかなか交換出来なくて」
そのうちになんか、使うのやめちゃった、と小泉(13)は答えた。
「なんで急にこんなのいっぱい出てくるんだろう?」
自分の身体の想定外の反応を目にし、小泉(13)は戸惑っているかのようにも思えた。
それは、と俺は一瞬言葉に詰まる。
「その……佑ニーサンに聞いたんだけどさ。女子ってのはこういう時に────もし仮に無理矢理にヤられるような状況だったとしてもさ」
身体を守る為の防御反応でこういう風になるって……なんかチラッと言ってたような気がする、とうろ覚えの事柄を必死で思い出しながら答えた。
「防御?」
「だからその……これからイロイロと入れるじゃん?その時になるべく傷つかないようにっていうか……」
潤滑油的な?と言う俺の言葉を小泉(13)も繰り返した。
「潤滑油?」
「そう。潤滑油」
さっきから俺達は何について話してるんだ。潤滑油潤滑油って就活の最終面接かよ。
「……そっかぁ」
小泉は納得したように頷いた。
「よくわかんないけど、人間の身体ってうまく出来てるんだね」
それでいいのか?てか、さっきの説明で納得したのか?どういう思考ロジックなんだよコイツは。
意味がわからない。
だけど、もっとわからないのは今のこの状況だよな。
なんで俺達、こんなことしてんだろう?
困惑しながらも俺はゆっくりと─────とろとろとした温かな場所に指を沈ませた。
「……っ!」
小泉(13)の口から小さな声が漏れる。
ゆっくりと指を動かすと小泉(13)の身体がピクリと跳ねた。
───────そうだよな。
コイツは残留思念だかなんだかの幽霊なんだ。
そう、実体は無くて──────だから多分なんの遠慮も要らないんだろう。
俺がコイツに何かしたとしても───────“今”の大人になった小泉に何の影響も無い筈なんだ。
だったら。
これは俺一人で見てる夢みたいなモノでさ。
だから、これからやろうとしてる事も──────俺が一人で腰振ってるだけって可能性もあるんだよな。
別にいいよな。ちょっとくらい。
だって幽霊だろ?
考えるのが面倒になった俺は小泉(13)のスカートの中に手を這わせた。
白い太腿の内側にそっと触れると小泉(13)が僅かに身体を震わせる。
「んっ……」
くすぐったいよ、と小泉(13)は小さく呟いた。
熱を帯びたショーツの上に指を滑らせる。
薄い布地の上をゆっくりと何度か往復させると小泉(13)が遠慮がちに吐息を漏らした。
「ここも……くすぐったい?」
俺が問いかけると小泉(13)は首を振った。
ならいいか、と俺はショーツに手を掛け慎重に下に引き摺り下ろしていく。
とろりとした透明なものが糸を引くように溢れた。
一瞬、何故か俺はドキリとする。
もうこんなに濡れてる、と俺が呟くと小泉(13)は身体を起こすように反応した。
「……え?」
自分で自分の下腹部を見た小泉(13)は驚いたような表情を浮かべた。
「嘘、こんなに一杯─────」
こんなこと初めて、と小泉(13)は俺の方を見る。
「普段もこういうの、ちょっとあるけど……こんなに沢山出てくるなんてあるんだ?」
「普段?」
思わず俺は聞き返す。え?どういうこと?
「日常的にしょっちゅう濡れてんのか?」
ううん、と小泉(13)は首を振った。
「透明とか白い────こういうベトベトしたのがトイレットペーパーとか下着に付くことはあって」
なんかネトネトして嫌だからお母さんに聞いたら『おりものシート』を使ったらって言われた、と小泉(13)は少し困ったような表情を見せた。
「おりものシート?」
「うん。おりものシート。ナプキンの薄いやつみたいなの。でも、トイレに行く度に持って行くの忘れちゃってなかなか交換出来なくて」
そのうちになんか、使うのやめちゃった、と小泉(13)は答えた。
「なんで急にこんなのいっぱい出てくるんだろう?」
自分の身体の想定外の反応を目にし、小泉(13)は戸惑っているかのようにも思えた。
それは、と俺は一瞬言葉に詰まる。
「その……佑ニーサンに聞いたんだけどさ。女子ってのはこういう時に────もし仮に無理矢理にヤられるような状況だったとしてもさ」
身体を守る為の防御反応でこういう風になるって……なんかチラッと言ってたような気がする、とうろ覚えの事柄を必死で思い出しながら答えた。
「防御?」
「だからその……これからイロイロと入れるじゃん?その時になるべく傷つかないようにっていうか……」
潤滑油的な?と言う俺の言葉を小泉(13)も繰り返した。
「潤滑油?」
「そう。潤滑油」
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意味がわからない。
だけど、もっとわからないのは今のこの状況だよな。
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「……っ!」
小泉(13)の口から小さな声が漏れる。
ゆっくりと指を動かすと小泉(13)の身体がピクリと跳ねた。
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