450 / 1,060
ep6
ep6『夢千夜』 “壊れた夜” 第二十一夜
しおりを挟む
「……あ……上がった!……確かに……お前……頑張っ……」
小泉は目に涙を浮かべながら絞り出すように答える。
「だろ?────まあ何回も同じ九月を繰り返してっから小テストの解答、覚えちまったってのもあるけど」
俺はなるべくそっと────小泉の意識を分散させるように会話をしつつ『入口』の突破を試みた。
「前より提出物だって真面目に出してるだろ?」
俺がもう一度、静かに指を奥に滑り込ませると小泉は身体を小さく震わせる。
「……っ!頑張ってる……!佐藤……最近は……前よりちゃんと……んっ……」
痛い?センセェ、と俺は慎重に小泉に訊ねた。
潤んだ目のまま、小泉は視線を逸らす事すら出来ない様子にも思えた。
「……えっと……大丈夫だ……そこまで激痛って……程でも……」
そっか、と俺は頷く。
「……俺さ、頑張っただろ?─────だからセンセェも」
やれば出来るんじゃね?と俺は小泉を励ました。
我ながら何を言ってるんだか、って感じだが小泉の意識を会話に向かせるにはこうするしか無いからな。
「はい。深呼吸して?センセェ」
「……えっ……深呼吸って……急に……言われても……っ」
荒い呼吸のまま、小泉は必死な様子で受け答えをする。
まあ、この状況で急に言われても難しいよな。
「ほら。俺の言う通りにするんだろ?ちゃんと言うこと聞きなって─────ゆっくり大きく息を吸って…………ゆっくり大きく吐いて」
俺がそう言うと小泉は素直にそのまま大きく呼吸する。
「いい調子じゃん──────はい、またゆっくり大きく息を吸って………ゆっくり大きく吐いて」
小泉は時折ビクンとした表情を浮かべながらも従順に俺の指示のままに呼吸をしている。
「いい感じ、いい感じ─────はい、ゆっくり大きく吸って………ゆっくり大きく吐いて」
そのままのペースで続けて、と言いながら俺は静かに自分の身体を動かしていく。
小泉ってこんなに素直な面もあるんだな。
小泉に向かって指示を出して従わせるってのはなかなか面白いシチュだな、と思いつつ俺はふと我に帰る。
面白いシチュも何も、今ってセックスの真っ最中じゃねぇか。
面白えな。
俺の中で何かが弾けた気がした。
小泉は額に汗をびっしり掻きながらずっと深呼吸を続けている。
俺は小泉の頭をもう一度撫でた。
「……センセェ、頑張ったじゃん」
……え、と呼吸を乱さない程度に小泉が小さく反応する。
「……今は痛くないか?大丈夫、センセェ」
俺の問いかけに対し、小泉は深呼吸を続けながら途切れ途切れに答えた。
「……なんか……ちょっと……痛いけど……んっ……まだ……平気……」
「そっか。なら良かった。もう途中まで入ってるんだけど」
俺がそう言うと小泉は朦朧とした様子でまた答える。
深呼吸し過ぎると酸欠になりかねないってどっかで聞いたことあるしな。
やり過ぎもよくないよな。
「……指……また……入ってる……のか……?」
……今……何本だ?と訊いてくる小泉に俺はこう答えた。
「深呼吸、そろそろ止めていいぜ─────もう本体が入ってるし」
小泉は目に涙を浮かべながら絞り出すように答える。
「だろ?────まあ何回も同じ九月を繰り返してっから小テストの解答、覚えちまったってのもあるけど」
俺はなるべくそっと────小泉の意識を分散させるように会話をしつつ『入口』の突破を試みた。
「前より提出物だって真面目に出してるだろ?」
俺がもう一度、静かに指を奥に滑り込ませると小泉は身体を小さく震わせる。
「……っ!頑張ってる……!佐藤……最近は……前よりちゃんと……んっ……」
痛い?センセェ、と俺は慎重に小泉に訊ねた。
潤んだ目のまま、小泉は視線を逸らす事すら出来ない様子にも思えた。
「……えっと……大丈夫だ……そこまで激痛って……程でも……」
そっか、と俺は頷く。
「……俺さ、頑張っただろ?─────だからセンセェも」
やれば出来るんじゃね?と俺は小泉を励ました。
我ながら何を言ってるんだか、って感じだが小泉の意識を会話に向かせるにはこうするしか無いからな。
「はい。深呼吸して?センセェ」
「……えっ……深呼吸って……急に……言われても……っ」
荒い呼吸のまま、小泉は必死な様子で受け答えをする。
まあ、この状況で急に言われても難しいよな。
「ほら。俺の言う通りにするんだろ?ちゃんと言うこと聞きなって─────ゆっくり大きく息を吸って…………ゆっくり大きく吐いて」
俺がそう言うと小泉は素直にそのまま大きく呼吸する。
「いい調子じゃん──────はい、またゆっくり大きく息を吸って………ゆっくり大きく吐いて」
小泉は時折ビクンとした表情を浮かべながらも従順に俺の指示のままに呼吸をしている。
「いい感じ、いい感じ─────はい、ゆっくり大きく吸って………ゆっくり大きく吐いて」
そのままのペースで続けて、と言いながら俺は静かに自分の身体を動かしていく。
小泉ってこんなに素直な面もあるんだな。
小泉に向かって指示を出して従わせるってのはなかなか面白いシチュだな、と思いつつ俺はふと我に帰る。
面白いシチュも何も、今ってセックスの真っ最中じゃねぇか。
面白えな。
俺の中で何かが弾けた気がした。
小泉は額に汗をびっしり掻きながらずっと深呼吸を続けている。
俺は小泉の頭をもう一度撫でた。
「……センセェ、頑張ったじゃん」
……え、と呼吸を乱さない程度に小泉が小さく反応する。
「……今は痛くないか?大丈夫、センセェ」
俺の問いかけに対し、小泉は深呼吸を続けながら途切れ途切れに答えた。
「……なんか……ちょっと……痛いけど……んっ……まだ……平気……」
「そっか。なら良かった。もう途中まで入ってるんだけど」
俺がそう言うと小泉は朦朧とした様子でまた答える。
深呼吸し過ぎると酸欠になりかねないってどっかで聞いたことあるしな。
やり過ぎもよくないよな。
「……指……また……入ってる……のか……?」
……今……何本だ?と訊いてくる小泉に俺はこう答えた。
「深呼吸、そろそろ止めていいぜ─────もう本体が入ってるし」
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
愛娘(JS5)とのエッチな習慣に俺の我慢は限界
レディX
恋愛
娘の美奈は(JS5)本当に可愛い。そしてファザコンだと思う。
毎朝毎晩のトイレに一緒に入り、
お風呂の後には乾燥肌の娘の体に保湿クリームを塗ってあげる。特にお尻とお股には念入りに。ここ最近はバックからお尻の肉を鷲掴みにしてお尻の穴もオマンコの穴もオシッコ穴も丸見えにして閉じたり開いたり。
そうしてたらお股からクチュクチュ水音がするようになってきた。
お風呂上がりのいい匂いと共にさっきしたばかりのオシッコの匂い、そこに別の濃厚な匂いが漂うようになってきている。
でも俺は娘にイタズラしまくってるくせに最後の一線だけは超えない事を自分に誓っていた。
でも大丈夫かなぁ。頑張れ、俺の理性。
お尻たたき収容所レポート
鞭尻
大衆娯楽
最低でも月に一度はお尻を叩かれないといけない「お尻たたき収容所」。
「お尻たたきのある生活」を望んで収容生となった紗良は、収容生活をレポートする記者としてお尻たたき願望と不安に揺れ動く日々を送る。
ぎりぎりあるかもしれない(?)日常系スパンキング小説です。
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる