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ep5.
ep5. 『死と処女(おとめ)』 開示された胸元
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セーラー服の隙間からチラリと見えた胸元のアクセサリー。
すごく気になる。
気になるんだが、いきなり『さっき屈んだ時に胸元から何か見えたんだけど』なんて聞けるはずがないし。
俺が夢野の胸をガン見してたみてぇじゃねぇか。
俺は首を振った。
聞けるわけねぇよな……
俺はしばらく考え、夢野に別の質問をしてみることにした。
今まで、弁当や食材の話ばっかりだったからな。
何か、別の方向に話を誘導していくしかない。
俺は夢野のトートバッグに付けられたマスコット……キーホルダーのようなものに目を止めた。
何かのキャラクターのようだ。
「なあ、そのバッグに付いてるキーホルダーってなんなんだ?」
夢野はこういうのも好きなのか、と俺は何気ない素振りを装って質問した。
「ああ、これ?」
夢野は箸を止め、バッグを持ち上げた。
「これね、プリアリのキーホルダーなの」
女の子?ドレスを着たお姫様のようなキャラクター。
「じゃあこれが主人公?」
そうそう、と夢野は大きく頷く。
言われてみれば、数日前に夢野が買っていたウエハースのパッケージに描かれていたキャラと同じようにも見える。
「これね、唯ちゃんに貰ったの」
ガチャガチャなんだけどね、一緒に回したら唯ちゃんがアリアを当てて、あたしがエールを当てちゃった時にね……と、夢野はいつになく高めのテンションで続ける。
「あ、エールってのはエール王子っていうアリアの婚約者のキャラでね」
好きなジャンルの事を話す夢野はどこか生き生きとしている。
「あたしが推してるのがアリアで、唯ちゃんが推してるのがエールだからとりかえっこしようってなったの!」
夢野は愛おしそうにキャラクターのキーホルダーを撫でた。
「夢野はホントにそのお姫様が好きなんだな」
俺は大きく頷いた。
「ゴメンね、あたしったらつい……」
こんなアニメやフィギュアが好きなんて、佐藤君ドン引きしちゃった?と夢野は不安そうに俺を見た。
「いや、女の子らしくて可愛い趣味じゃねぇか」
小泉なんかイケメンキャラの缶バッジだのアクリルスタンドだのぬいぐるみだのをそこらじゅうに置いてるんだぜ、と俺は首を振った。
「“お姫様が好き”っての、可愛らしくていいと思う」
俺の言葉に安心したように夢野はにっこりと微笑んだ。
「佐藤君がそんなこと言ってくれるなんて思わなかった」
「いや、誰にだって趣味はあるんだろうし、それに夢野によく似合ってると思う」
俺がわりとガチなトーンで肯定したからか、夢野はすっかり気分を良くしたようだった。
えへへ、と夢野は照れたように小さく笑う。
「あ、じゃあさ、佐藤君にだけコレ見せちゃおうかな………」
そう言うと夢野はおもむろにセーラー服の胸元に手を突っ込んだ。
すごく気になる。
気になるんだが、いきなり『さっき屈んだ時に胸元から何か見えたんだけど』なんて聞けるはずがないし。
俺が夢野の胸をガン見してたみてぇじゃねぇか。
俺は首を振った。
聞けるわけねぇよな……
俺はしばらく考え、夢野に別の質問をしてみることにした。
今まで、弁当や食材の話ばっかりだったからな。
何か、別の方向に話を誘導していくしかない。
俺は夢野のトートバッグに付けられたマスコット……キーホルダーのようなものに目を止めた。
何かのキャラクターのようだ。
「なあ、そのバッグに付いてるキーホルダーってなんなんだ?」
夢野はこういうのも好きなのか、と俺は何気ない素振りを装って質問した。
「ああ、これ?」
夢野は箸を止め、バッグを持ち上げた。
「これね、プリアリのキーホルダーなの」
女の子?ドレスを着たお姫様のようなキャラクター。
「じゃあこれが主人公?」
そうそう、と夢野は大きく頷く。
言われてみれば、数日前に夢野が買っていたウエハースのパッケージに描かれていたキャラと同じようにも見える。
「これね、唯ちゃんに貰ったの」
ガチャガチャなんだけどね、一緒に回したら唯ちゃんがアリアを当てて、あたしがエールを当てちゃった時にね……と、夢野はいつになく高めのテンションで続ける。
「あ、エールってのはエール王子っていうアリアの婚約者のキャラでね」
好きなジャンルの事を話す夢野はどこか生き生きとしている。
「あたしが推してるのがアリアで、唯ちゃんが推してるのがエールだからとりかえっこしようってなったの!」
夢野は愛おしそうにキャラクターのキーホルダーを撫でた。
「夢野はホントにそのお姫様が好きなんだな」
俺は大きく頷いた。
「ゴメンね、あたしったらつい……」
こんなアニメやフィギュアが好きなんて、佐藤君ドン引きしちゃった?と夢野は不安そうに俺を見た。
「いや、女の子らしくて可愛い趣味じゃねぇか」
小泉なんかイケメンキャラの缶バッジだのアクリルスタンドだのぬいぐるみだのをそこらじゅうに置いてるんだぜ、と俺は首を振った。
「“お姫様が好き”っての、可愛らしくていいと思う」
俺の言葉に安心したように夢野はにっこりと微笑んだ。
「佐藤君がそんなこと言ってくれるなんて思わなかった」
「いや、誰にだって趣味はあるんだろうし、それに夢野によく似合ってると思う」
俺がわりとガチなトーンで肯定したからか、夢野はすっかり気分を良くしたようだった。
えへへ、と夢野は照れたように小さく笑う。
「あ、じゃあさ、佐藤君にだけコレ見せちゃおうかな………」
そう言うと夢野はおもむろにセーラー服の胸元に手を突っ込んだ。
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