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ep.3.
ep3 . 「嘘つき黒ギャルと初めての男女交際」 黒ギャルと激しくもつれ合う
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俺と諸星キクコはメンチを切り合っていた。
女だからって容赦しねぇ、俺はそれくらいマジでブチ切れていた。
格ゲーで言うところの怒りゲージMAX状態だった。
「なんとか言ったらどうなんだ?あぁ?!」
俺は諸星キクコの肩を掴んで揺さぶる。
「は!?意味わかんないし。キモ」
この期に及んでまだ諸星キクコは強気の姿勢を崩さない。
ウザいんですけど!?と手にしたスクールバッグをぶん回し、俺と距離を取ろうとする。
黒の長めのリボンが付けられたスクールバッグは俺の鼻先を掠める。
教科書以外の何が入ってるんだか知らねぇが荷物でパンパンのバッグは結構な重量があるように思えた。
カワイイ系のアクセサリーが付いたバッグでエグめの先制攻撃とは、なかなか火力が強めの黒ギャルだな。
俺は諸星キクコの腕を強めに掴んだ。
「可愛げのねぇ女だな」
こういう時ぐれぇ大人しく言うこと聞けや、と俺は吐き捨てた。
「しつこいんですけど!?離してくんない?マジでキモいしウザいし◯ねば!?」
諸星キクコは俺の手を振り払おうと手首に力を込める。
俺は巻き込まれただけなのにウザいとかキモいとか◯ねとか酷い言われようじゃねぇか。
俺は心底腹が立った。
こんなクソ女のドコがいいんだよ、と俺は思わず呟いた。
昨日、目を真っ赤にしていた御月の顔が脳裏をよぎる。
あんなに繊細で傷付き易い御月の心を弄んだこの女が絶対に許せなかった。
「ああ、納得したわ。お前みてぇな最低な女、あのSSR彼氏に相応しくねぇな?」
抵抗していた諸星キクコの動きが一瞬止まる。
「テメーのクズっぷりを自覚して自分から身を引いたんか?そうだろ?なぁクソ女?」
諸星キクコの腕から力が抜ける。
「あぁ?やっと観念しやがったか?遅ぇんだよ。最初から大人しくしてろや?」
どうしてやろうかこのクソアマ、と俺がふと諸星キクコの顔を見た瞬間のことだった。
諸星キクコはその目に涙を浮かばせていた。
ガッツリとメイクされた長いまつ毛のその瞳が俺を見つめていた。
「は!?」
思わず俺は掴んだ手首を反射的に離す。
いつも尊大な態度でぎゃあぎゃあ喚いている諸星キクコの目から涙がとめどなく溢れていた。
え……
その瞬間、俺はどうしようもない罪悪感に襲われた。
ちくしょう、こういう事があるから嫌なんだよ。
俺は女に泣かれるのが苦手なんだ。
女だからって容赦しねぇ、俺はそれくらいマジでブチ切れていた。
格ゲーで言うところの怒りゲージMAX状態だった。
「なんとか言ったらどうなんだ?あぁ?!」
俺は諸星キクコの肩を掴んで揺さぶる。
「は!?意味わかんないし。キモ」
この期に及んでまだ諸星キクコは強気の姿勢を崩さない。
ウザいんですけど!?と手にしたスクールバッグをぶん回し、俺と距離を取ろうとする。
黒の長めのリボンが付けられたスクールバッグは俺の鼻先を掠める。
教科書以外の何が入ってるんだか知らねぇが荷物でパンパンのバッグは結構な重量があるように思えた。
カワイイ系のアクセサリーが付いたバッグでエグめの先制攻撃とは、なかなか火力が強めの黒ギャルだな。
俺は諸星キクコの腕を強めに掴んだ。
「可愛げのねぇ女だな」
こういう時ぐれぇ大人しく言うこと聞けや、と俺は吐き捨てた。
「しつこいんですけど!?離してくんない?マジでキモいしウザいし◯ねば!?」
諸星キクコは俺の手を振り払おうと手首に力を込める。
俺は巻き込まれただけなのにウザいとかキモいとか◯ねとか酷い言われようじゃねぇか。
俺は心底腹が立った。
こんなクソ女のドコがいいんだよ、と俺は思わず呟いた。
昨日、目を真っ赤にしていた御月の顔が脳裏をよぎる。
あんなに繊細で傷付き易い御月の心を弄んだこの女が絶対に許せなかった。
「ああ、納得したわ。お前みてぇな最低な女、あのSSR彼氏に相応しくねぇな?」
抵抗していた諸星キクコの動きが一瞬止まる。
「テメーのクズっぷりを自覚して自分から身を引いたんか?そうだろ?なぁクソ女?」
諸星キクコの腕から力が抜ける。
「あぁ?やっと観念しやがったか?遅ぇんだよ。最初から大人しくしてろや?」
どうしてやろうかこのクソアマ、と俺がふと諸星キクコの顔を見た瞬間のことだった。
諸星キクコはその目に涙を浮かばせていた。
ガッツリとメイクされた長いまつ毛のその瞳が俺を見つめていた。
「は!?」
思わず俺は掴んだ手首を反射的に離す。
いつも尊大な態度でぎゃあぎゃあ喚いている諸星キクコの目から涙がとめどなく溢れていた。
え……
その瞬間、俺はどうしようもない罪悪感に襲われた。
ちくしょう、こういう事があるから嫌なんだよ。
俺は女に泣かれるのが苦手なんだ。
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