[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

SPD

文字の大きさ
上 下
136 / 1,060
ep.3.

ep3 . 「嘘つき黒ギャルと初めての男女交際」 今回はガチで黒ギャルに襲われる

しおりを挟む
ほらよ、と俺はペットボトルを諸星キクコに差し出した。

「は!?『がぶ飲みメロンクリームソーダ』!?めっちゃ頭悪そうな飲み物じゃない!?」

「なんでだよ美味いだろうが!?」

俺はわりと好きな『がぶ飲みメロンクリームソーダ』をdisられたのでイラッとした。

「まぁいいわ……我慢して飲んであげる」

「お前な……『がぶ飲みメロンクリームソーダ』の魅力を理解せん奴は飲むな!」

俺が飲むわ返せ!と俺は諸星キクコからペットボトルを奪い返す。

「は!?アンタどんだけ『がぶ飲みメロンクリームソーダ』が好きなのよ!?」

てか、2人居るのに一本しか買って来てないってどういうことよ!?と諸星キクコは再度俺の手からペットボトルを奪う。

「こういう気が利かないトコが童貞だってんのよ!」

諸星キクコはキャップを開けてクリームソーダを飲み始める。

「どどどど童貞ちゃうわ!」

いや、確かに童貞ではあるんだが。

諸星キクコが俺をギロリと睨む。

「何よ、文句あんの!?」

「しょうがねぇだろ、所持金178円しかなかったから一本しか買えんかったし」

言い訳じみているが本当の事だからしょうがなかった。

「は!?なんでそんなに所持金少ないのよ!?」

不良なんでしょ、カツアゲでもなんでもやったら良くない?と諸星キクコは言い始めた。

「そうはいかねぇよ。給料前はいっつもこんな感じだし」

「給料前?」

諸星キクコは怪訝そうな表情をする。

「俺んトコ、親が居ねぇんだよ。バイトと給食と給食の残りのパンで食い繋いでっから給料前は金が無ぇの」

俺は肩をすくめた。

本当の事だしな。

「ふぅん…」

諸星キクコは俺の顔をマジマジと見た。

「ほぼ全財産でこれ買って来たんだ?」

いいわ、じゃあ2人でこれ飲みましょ、と諸星キクコは俺の方を見た、

「えー。間接キスになるじゃん。そもそも俺はお前と付き合うなんて一言も言ってないし」

お前も付き合う相手はよく考えろよ、俺じゃなくて他にもっと居るだろうが、と俺はそれとなく言ってみる。

それに俺にだって選ぶ権利はあるだろう。俺だってちゃんと好きな女と付き合いたいし。

「要らねぇからお前一人で飲めよ。面倒くさい女だな」

若干イライラしながら俺は諸星キクコの顔を見た。

次の瞬間、柔らかいものが唇に当たっていた。

え?

ものすごく甘い味がする。

は?

気が付いたら俺は諸星キクコにキスされていた。

何これ?

え?

どゆこと??
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

おねしょ合宿の秘密

カルラ アンジェリ
大衆娯楽
おねしょが治らない10人の中高生の少女10人の治療合宿を通じての友情を描く

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

処理中です...