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ep.3.
ep3 . 「嘘つき黒ギャルと初めての男女交際」 唐突に黒ギャルに告白される
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「は?」
意味がわからないので俺は聞き返した。
「だからぁ、アタシが付き合ってあげるって言ってんのよ?わかんないワケ?」
俺の目の前には黒ギャルがいる。
腕に腰を当て、不機嫌そうに俺を睨みつけている。
面識はない。
もちろん初対面だ。
なんだコイツは?
何を言っているんだ?
「ちょっとくらい嬉しそうな顔しなさいよ?!」
黒ギャルは俺の額を人差し指で小突く。
「は??」
10月の頭、放課後の通学路で待ち伏せていた黒ギャルに俺はいきなり告白されていた。
全く意味がわからない。
俺は黒ギャルの姿を改めて確認した。
白セーラーに緑のリボン。スカート丈もセーラー服の丈も短めに思えた。
この制服は恐らく中高一貫の私立の女子校の物だろう。
お嬢様校にもギャルって居るんだな。
明るい茶髪は腰の辺りまであるだろうか。
派手なスクールバッグには長めの黒のリボンが取り付けられている。
胸はかなり大きめに思えた。EかFといった所だろうか。
黒ギャルが俺になんの用なのだろう。
「ちょっとアンタ、今アタシの胸見たでしょ?!」
すかさず俺は黒ギャルにデコピンされる。
なんなんだコイツは。
俺は額を右手で押さえながら答える。
「は?知らんし。そもそもお前誰なん?」
何かの罰ゲーム的なもので来たのだろうか。
失礼なハナシだと俺は思った。
「釣りで偽告白とか人として一番やっちゃいけない事じゃねーの」
俺は周囲を見回した。
恐らく電柱の影とかで仲間のギャルか誰かが動画でも撮ってるんだろう。
「だーかーらー!そういうんじゃないって言ってるでしょ!?」
イライラして来たのか黒ギャルの表情が更に険しくなる。
「いや、人に告白する態度じゃなくね?それ」
なぜ俺はキレられているのだろう。
「うっさいわね!『はい』か『イエス』のどっちかでしょ!?」
さっさと返事しなさいよ優柔不断ね!?と黒ギャルが俺の胸ぐらを掴む。
どうなってるんだ?
なぜ俺はカツアゲ的な目に遭ってるんだろう。
いやどっちかっつーと俺はカツアゲする側だと思ってたんだがどうやら違ったらしい。
「いやそれ二択じゃなくね?逃げられなくなってね?」
俺はそう捻り出すので精一杯だった。
どうしてこの黒ギャルは俺に絡んでくるんだろう。
ぼんやりと考えながらコイツの目を見た。
なんとなくだが泣き出しそうな表情に思えて仕方がなかった。
なんでこの黒ギャルはこんなに必死なんだろう。
あれか?ハニトラってやつなのか?罠か?罠なのか?
なんだか知らないが関わらない方がいいんじゃないだろうか。
「わかった、わかったからその手ェ離してくんね?」
本能で関わってはダメだと悟った俺は逃げる算段を立てる。
とにかくダッシュで撒いて家を知られないようにして逃げよう。
黒ギャルが不意に手を離し、俺は意味のわからない反動で尻餅をつく。
「じゃ、決まりね」
何が決まりなんだ?
地面にへたり込んでいる俺を見下ろすように黒ギャルは仁王立ちしている。
「今日から付き合うんだから。ちゃんとアタシの言うこと聞きなさいよ?」
「は?」
唐突に現れた俺の人生初の彼女はメチャクチャな女子だった。
こうして黒ギャルこと 諸星キクコ と俺との付き合いが始まってしまったのだった。
意味がわからないので俺は聞き返した。
「だからぁ、アタシが付き合ってあげるって言ってんのよ?わかんないワケ?」
俺の目の前には黒ギャルがいる。
腕に腰を当て、不機嫌そうに俺を睨みつけている。
面識はない。
もちろん初対面だ。
なんだコイツは?
何を言っているんだ?
「ちょっとくらい嬉しそうな顔しなさいよ?!」
黒ギャルは俺の額を人差し指で小突く。
「は??」
10月の頭、放課後の通学路で待ち伏せていた黒ギャルに俺はいきなり告白されていた。
全く意味がわからない。
俺は黒ギャルの姿を改めて確認した。
白セーラーに緑のリボン。スカート丈もセーラー服の丈も短めに思えた。
この制服は恐らく中高一貫の私立の女子校の物だろう。
お嬢様校にもギャルって居るんだな。
明るい茶髪は腰の辺りまであるだろうか。
派手なスクールバッグには長めの黒のリボンが取り付けられている。
胸はかなり大きめに思えた。EかFといった所だろうか。
黒ギャルが俺になんの用なのだろう。
「ちょっとアンタ、今アタシの胸見たでしょ?!」
すかさず俺は黒ギャルにデコピンされる。
なんなんだコイツは。
俺は額を右手で押さえながら答える。
「は?知らんし。そもそもお前誰なん?」
何かの罰ゲーム的なもので来たのだろうか。
失礼なハナシだと俺は思った。
「釣りで偽告白とか人として一番やっちゃいけない事じゃねーの」
俺は周囲を見回した。
恐らく電柱の影とかで仲間のギャルか誰かが動画でも撮ってるんだろう。
「だーかーらー!そういうんじゃないって言ってるでしょ!?」
イライラして来たのか黒ギャルの表情が更に険しくなる。
「いや、人に告白する態度じゃなくね?それ」
なぜ俺はキレられているのだろう。
「うっさいわね!『はい』か『イエス』のどっちかでしょ!?」
さっさと返事しなさいよ優柔不断ね!?と黒ギャルが俺の胸ぐらを掴む。
どうなってるんだ?
なぜ俺はカツアゲ的な目に遭ってるんだろう。
いやどっちかっつーと俺はカツアゲする側だと思ってたんだがどうやら違ったらしい。
「いやそれ二択じゃなくね?逃げられなくなってね?」
俺はそう捻り出すので精一杯だった。
どうしてこの黒ギャルは俺に絡んでくるんだろう。
ぼんやりと考えながらコイツの目を見た。
なんとなくだが泣き出しそうな表情に思えて仕方がなかった。
なんでこの黒ギャルはこんなに必死なんだろう。
あれか?ハニトラってやつなのか?罠か?罠なのか?
なんだか知らないが関わらない方がいいんじゃないだろうか。
「わかった、わかったからその手ェ離してくんね?」
本能で関わってはダメだと悟った俺は逃げる算段を立てる。
とにかくダッシュで撒いて家を知られないようにして逃げよう。
黒ギャルが不意に手を離し、俺は意味のわからない反動で尻餅をつく。
「じゃ、決まりね」
何が決まりなんだ?
地面にへたり込んでいる俺を見下ろすように黒ギャルは仁王立ちしている。
「今日から付き合うんだから。ちゃんとアタシの言うこと聞きなさいよ?」
「は?」
唐突に現れた俺の人生初の彼女はメチャクチャな女子だった。
こうして黒ギャルこと 諸星キクコ と俺との付き合いが始まってしまったのだった。
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