[200万PV達成]それを捨てるなんてとんでもない!〜童貞を捨てる度に過去に戻されてしまう件〜おまけに相手の記憶も都合よく消えてる!?

SPD

文字の大きさ
上 下
88 / 1,060
ep1.

ep1.「呪いの宣告」 リスキーなギャンブルに巻き込まれる

しおりを挟む
「お前のことだ。行為の際は必ず避妊はするだろう。意外に慎重な所もあるからなお前は。無論、水風船や悪ノリのおふざけで何個か無駄に消費する事もしないだろうし」

俺の行動パターン勝手に予想するのやめてもらえませんかね。そんなん知らねぇし。

「ちょっと質問いいですかセンセェ」

俺は手を挙げる。

「なんで6個入りなんだよ?一個だけ財布とかに入れとけば良くね?」

「ミスったり破れたりしたら大変だからな。一個じゃ足りんだろう。2ラウンド目以降もある場合もあるだろうからな」

小泉はこともなげに言い放った。俺の方が思わず赤面しそうになる。ホントに教師なのか?しかも巫女だろ?なんなのコイツ。

「一つの缶に6個入りは合理的だろう。常に持っとけよ」

「ええ……コレ持ち歩くのかよ。学校にも持って来いって?」

正気の沙汰とは思えなかった。教師の言うセリフだとは信じがたかった。

「オシャレっぽい缶に入ってるしパッと見は整髪料っぽく見えるだろう?不良のお前がポケットに入れてても誰も不自然に思わんだろうしな」

確かに、この銀色の缶は大きさ的にもヘアワックスか何かのようにも見えるデザインだった。

「持ち歩いてもいいけどよ……どうせ絶対使わんし……俺にメリットなくないか?誰かに知られたら俺、[6個入りコンドームを常に持ち歩く男]って思われるんじゃね?リスキー過ぎるだろうが」

何をどう転んでも使う予定の無い危険物を持ち歩く事は流石の俺でも躊躇する。

「そこでだ」

小泉はニヤりと笑った。なんだよ何企んでるんだよ気味悪ぃな。

「もしも学年の終わりまでに数が全く減って居なかったら何でも好きなものを奢ってやろう」

「焼肉!!焼肉!!」

ノータイムで俺は手を挙げた。

「焼肉の食い放題に連れてってくれセンセェ!」

「焼肉か、いいだろう」

小泉は余裕あり気に頷く。

馬鹿め。俺は小泉が考えてる程そんな軽いノリの男じゃねぇよ。絶対コレは使わない。使う機会なんか絶対無ぇんだからな。

「センセェ!その言葉忘れるなよ!」

俺は小泉を指差して念押しした。みてろよ。店中の肉を食い尽くしてやる。お前がクレカ持ってんの知ってんだからな。リボ払い地獄でもなんでも落ちるがいい。




こうして俺は小泉と奇妙な約束をしてしまい、このヤベェ装備品を常に持ち歩く事になってしまったのだった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)

チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。 主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。 ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。 しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。 その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。 「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」 これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。

将棋部の眼鏡美少女を抱いた

junk
青春
将棋部の青春恋愛ストーリーです

榛名の園

ひかり企画
青春
荒れた14歳から17歳位までの、女子少年院経験記など、あたしの自伝小説を書いて見ました。

ぐーたらママとしっかり姉妹のドタバタ日常!

coffee+
大衆娯楽
小学2年生でしっかり者、頑張り屋の“ののり”と保育年中で口は強いがしっかりしている“さほ”、グータラママとの日常

如月さんは なびかない。~クラスで一番の美少女に、何故か告白された件~

八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」  ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。  蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。  これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。  一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

処理中です...