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ep0. 「真夏の夜の爪」 ⑦女子小学生と破瓜、公開処刑
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『は!?』
少年とマコトが一斉に概史を見る。
「えっと……」
不意打ちされ返答に困った概史が言葉を濁す。
この質問に対する撫子の返答が完全に想定外であったことが見て取れた。
……たまに、と撫子がケーキを頬張りながら答える。
「いやいやいや、ハグだのキスだのだけじゃセックスに含まないよな、な?マコト?」
少年はマコトにパスを回す。実の所少年もどこからがセックスかはよく解ってはいないのだ。
「……どこでセックスしたの?」
マコトは撫子に問いかける。僕の分もよかったら食べる?と手をつけてない皿を撫子に差し出す。
「…… 流川君の家」
マコトの皿を受け取った撫子は自分の指を舐めながら答える。
少年の分のケーキも既に半分は食べている。
「やっ……あの、こういう話題やめにしません?おれらまだ小学生っスよ」
概史が慌てて遮る。
「嘘だよな、釣りだろ?俺らの事からかってンだろ?」
「……でもさ、彼女を先輩に引き合わせるってこういうリスク込みでしょ?解ってて連れて来たんでしょ?」
マコトが棘のあるトーンで概史に言い放つ。
狼に育てられた少女のような勢いで目の前のケーキを貪るこの娘が嘘を吐けたり人を揶揄ったりするようには少年にはどうしても見えなかった。
だからこそ嘘という事でこの場を収めたかったのかもしれない。
「……セックスしてどうだった?」
マコトが更に追撃する。
概史の明らかな動揺が少年にも見て取れた。
概史自身が否定しても既に確定された事実を揺るぎない物にするだけに過ぎなかった。
……最初は血が出た、と撫子は答えた。
そう、痛かった?とマコトは続けた。
「……ちょっと痛いしおしっこもれそうになった」
撫子はケーキを頬張りながらぞんざいに答える。
「……赤ちゃんできちゃったら困るよね?避妊はした?」
尚もマコトは質問を続ける。
「いや、あの、先輩、ホントちょっと勘弁して下さいよ……」
概史の声を遮って被せ気味に撫子は答えた。
「……最初はリラックマのやつ使った。でも蝶々の絵のやつの方が痛くなかった」
おいおい、こいつらガチじゃねーか、と少年は確信した。
知らんがな、という投げやりにも似た確信は少年を絶望させるに十分だった。
後輩の方が先に彼女作って童貞捨ててるじゃねーか、しかも黙っていたと来たもんだ。
俺って気ィ遣われてた訳か?そっちの方が傷つくんだが?結構ショックなんだが?少年は黙ってモンスターを一気に喉に流し込む。
「……気持ち良かった?」
マコトの追撃は止まない。
いやその質問はちょっと、と少年は内心思ったがどう止めて良いものか判らない。
それにどちらかというとちょっと聞いてみたい気の方がそれを上回っている。
「……わからない。ちょっとだけ。くすぐったい。お腹で何か動いてる感じはした。でも…」
撫子が言葉を区切る。
「……どんな感じ?」
マコトは質問を止める気配はさらさら無さそうだった。少年と概史は何も言えずただ黙っている。何のインタビューだこれは。
「……終わったあともずっと、体に棒が残ってるみたいな感じした。変な感じ」
釣りや嘘では出て来ないような生々しいワードの連打に少年は打ちひしがれた。
ガチじゃねーかコイツら。俺は何を聞かされてるンだ?何コレ?訳わかんねぇよ新手の公開処刑か?
少年とマコトが一斉に概史を見る。
「えっと……」
不意打ちされ返答に困った概史が言葉を濁す。
この質問に対する撫子の返答が完全に想定外であったことが見て取れた。
……たまに、と撫子がケーキを頬張りながら答える。
「いやいやいや、ハグだのキスだのだけじゃセックスに含まないよな、な?マコト?」
少年はマコトにパスを回す。実の所少年もどこからがセックスかはよく解ってはいないのだ。
「……どこでセックスしたの?」
マコトは撫子に問いかける。僕の分もよかったら食べる?と手をつけてない皿を撫子に差し出す。
「…… 流川君の家」
マコトの皿を受け取った撫子は自分の指を舐めながら答える。
少年の分のケーキも既に半分は食べている。
「やっ……あの、こういう話題やめにしません?おれらまだ小学生っスよ」
概史が慌てて遮る。
「嘘だよな、釣りだろ?俺らの事からかってンだろ?」
「……でもさ、彼女を先輩に引き合わせるってこういうリスク込みでしょ?解ってて連れて来たんでしょ?」
マコトが棘のあるトーンで概史に言い放つ。
狼に育てられた少女のような勢いで目の前のケーキを貪るこの娘が嘘を吐けたり人を揶揄ったりするようには少年にはどうしても見えなかった。
だからこそ嘘という事でこの場を収めたかったのかもしれない。
「……セックスしてどうだった?」
マコトが更に追撃する。
概史の明らかな動揺が少年にも見て取れた。
概史自身が否定しても既に確定された事実を揺るぎない物にするだけに過ぎなかった。
……最初は血が出た、と撫子は答えた。
そう、痛かった?とマコトは続けた。
「……ちょっと痛いしおしっこもれそうになった」
撫子はケーキを頬張りながらぞんざいに答える。
「……赤ちゃんできちゃったら困るよね?避妊はした?」
尚もマコトは質問を続ける。
「いや、あの、先輩、ホントちょっと勘弁して下さいよ……」
概史の声を遮って被せ気味に撫子は答えた。
「……最初はリラックマのやつ使った。でも蝶々の絵のやつの方が痛くなかった」
おいおい、こいつらガチじゃねーか、と少年は確信した。
知らんがな、という投げやりにも似た確信は少年を絶望させるに十分だった。
後輩の方が先に彼女作って童貞捨ててるじゃねーか、しかも黙っていたと来たもんだ。
俺って気ィ遣われてた訳か?そっちの方が傷つくんだが?結構ショックなんだが?少年は黙ってモンスターを一気に喉に流し込む。
「……気持ち良かった?」
マコトの追撃は止まない。
いやその質問はちょっと、と少年は内心思ったがどう止めて良いものか判らない。
それにどちらかというとちょっと聞いてみたい気の方がそれを上回っている。
「……わからない。ちょっとだけ。くすぐったい。お腹で何か動いてる感じはした。でも…」
撫子が言葉を区切る。
「……どんな感じ?」
マコトは質問を止める気配はさらさら無さそうだった。少年と概史は何も言えずただ黙っている。何のインタビューだこれは。
「……終わったあともずっと、体に棒が残ってるみたいな感じした。変な感じ」
釣りや嘘では出て来ないような生々しいワードの連打に少年は打ちひしがれた。
ガチじゃねーかコイツら。俺は何を聞かされてるンだ?何コレ?訳わかんねぇよ新手の公開処刑か?
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