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第2章 地球活動編
第123話 再会までの道(2) 二節 聖者襲撃編
しおりを挟む日向と朧が向かっているのは村長宅。
村長宅は丁度、村の中心に位置し、尋ねるまでもなく見つけることができた。
小学校程の屋敷であるが、人間の貴族達の屋敷と異なり、少なくとも外観はかなり質素であり、周囲のログハウスを巨大化しただけの建物だった。
「冒険者の方ですね? どうかいたしましたか?」
頭に角を生やした青年が爽やかな微笑を浮かべながらも日向達に尋ねて来る。
「村長さんにお話しがあります」
「御用件をお伺いいたします」
「キョウヤ・クスノキについて」
日向の言葉に門衛はピクッと眉を動かすが、笑みを崩すことなく対応を続ける。
やりにくい。多少は動揺してくれた方が、日向達としても彼らの思考を読みやすいのに。
「御用件を承りました。村長にお伝えしたしますので暫くお待ちください」
一礼すると門衛は屋敷の中に姿を消すが、入れ替わるように紺色のパリッとした上下の衣服を着用した白髪混じりの初老の男性が屋敷からでてくる。
彼のこの恰好一見、地球のスーツのようではあるが、驚くほどこの異世界アリウスの風景に調和しており、違和感がまるでない。スーツをこのアリウス風にアレンジしたのだろう。
あの地味な健太にそんな真似が可能とも思えない。地球出身の勇者がギルド内にいるのか、それとも特殊な能力持ちか、いずれかだと思われる。
「ご案内いたします」
日向達に軽く会釈をすると右手を屋敷へと向ける。
「ありがとう。感謝いたします」
初老の男は微笑むと歩き出す。
ログハウス内は幾人もの獣魔人達が忙しなく動き回っていた。村長宅というより、市役所の方がイメージにぴったりかもしれない。
二階の応接室へ案内され、部屋の真ん中に静置されている木製のテーブルの席に座って待つこと数分。真っ赤な肌と髪、頭に角を生やした好青年が現れる。
「どうも初めまして、私が《鬼月村》の村長のロンです」
村長というにはあまりも若すぎる。村長だけではない。日向達を案内してくれた初老の男以外、この村の職員は全て不自然なほど若かった。
その唯一の初老の男も角が生えていないという点で他とは一線を画している。
「はじめまして」
ロンに差し出された右手を握り返し、握手を交わす。
「随分とお若いんですね?」
この朧の発言、流石に失礼だ。朧の右足を結構本気で踏みつけると、非難をたっぷり含んだ視線を向けて来た。
自業自得という奴だ。朧のくだらない好奇心で彼らの機嫌を損ねて健太と会う日が延期になるなど絶対に願い下げだ。交渉は日向が全てさせてもらう。朧にすっこんでろとのジェスチャーをすると肩を竦めてきた。
「はは……元村長達村の重鎮はこの《獣魔国ラビラ》の首都《ラドール》に再任官したんです。
(ったく! マスターの傍で働きたいのは俺達だって同じなのに……都合のいいときだけ年功序列を唱えやがって)」
一瞬爽やか好青年とは思えぬ暗い影がロンの顔一面に浮かぶが、直ぐにもとの微笑に戻る。
「いや失礼、それでキョウヤ様の件というのは?」
健太が記憶喪失に陥っているなら、自身の名すら忘却していることは十分あり得る事態だ。だから間都場健太の名前を出して全てが解決するとは考えちゃいない。間都場健太の名は数ある手段の一つとして行動すべきだ。
「キョウヤ・クスノキに直接会って話したいことがあります」
この言葉自体は予想の範疇だったのか、ロンは表情一つ変えず口を開く。
「何故それを私達に?」
やはりしらばっくれるか。
「逆に聞きますが、貴方達がキョウヤ・クスノキと無関係ならなぜその件で私達と話しをしようと思ったんです?」
「キョウヤ様は我ら獣魔人にとっての大恩人。その御方の事についてと言われれば会わざるを得ないでしょう」
理屈は通っている。
確かに獣魔国は《妖精の森》と同盟関係にあることを宣言している。だがあくまでそれだけなのだ。獣魔国が《妖精の森》の一組織であることは一言も公の場で口にされていない。
とは言え獣魔国にあの空港やこの街並みを作る技術力はない。《妖精の森》が獣魔国を取り込んだのは少し考えれば明らかだ。しかしあくまでそれは状況証拠でしかなく証明しうるものではないのも事実なのだ。
奥の手を用いてもいいが、健太に会うための大切なカードだ。不用意に切りたくはない。もう少し様子を見よう。
「そうでしょうね。
でも私達に会っている時点で貴方達がキョウヤ・クスノキと容易に連絡を取る手段があるのは明らかでしょう? 仮にキョウヤ・クスノキに危機が迫っている情報を聞いても伝えられなければ意味はないですし」
初めてロンの表情から笑みが消え、日向の瞳を凝視してくる。
これも単に恩人の事だから耳に入れておきたかったと言われればおしまいの穴だらけの理論だ。
でもロンがキョウヤ様と発する言葉にはある熱があった。その熱は日向のものとはまた方向性が異なっていたが、根幹は同じだ。だからロンはこの日向の言葉を否定できない。そんな気がしたのだ。
「上手く誘導されたってところですか?
貴方の言葉を否定すれば我らはマスターの危機に指を銜えて待つしかない事になる。そんな言葉は口が裂けても言うことはできない」
「ならば――」
「内容を教えていただけますか?」
内容を伝えても、日向達でさえ半信半疑なのだ。会うための口実と誤解され逆に不信感を持たれかねない。
「会ってから話すでは駄目ですよね?」
「申し訳ありませんが、私達は貴方を知らない。仮に僅かであってもマスターに危機が及ぶ行為をするわけにはいきません」
やはり根っこはそこか。この様子では例え日向達が魔術師であると伝えても、逆に警戒されるだけで、翻意はすまい。
要するに健太に会うためには彼らに日向達が彼らの主人に会せるだけの信用に足る人物だと認めさせるしかない。
口先だけで信用性が確保できれば世話はない。見るからに頑固そうなロンを説き伏せるのは不可能と言っても過言ではない。
「日向、帰ろう。これ以上は無意味だよ」
普段の朧らしからぬ不躾な言葉からは強烈な失望が感じ取れたが、同時にあまりにもすんなり引き下がるその姿に、僅かな安堵感があるのも読み取れた。
朧のこの葛藤は今、日向に渦巻いているものと同じ。
多分朧は怖いんだ。
――弟のような存在である健太がすっかり変わってしまったその事実を目にすることが。
――健太から他人を見るかのような視線を向けられ、その名を尋ねられることが。
「お役に立てず申し訳ない」
朧と日向が席を立ちあがるとロンが深く頭を下げて来た。
「いや、こちらこそ無理を言ってすまない」
朧も謝罪の言葉を述べ、応接室の扉まで足を運ぼうとする。
「ロン、強襲だ!」
転がるように部屋に飛び込んで来る男性職員。
「強襲? 盗賊か?」
「ああ、報告にあった件の《桜花》だろう」
《桜花》? 人間の女で構成される屑集団のことか?
この村の衛兵達は高くてレベル7~8。対して桜花はそれなりの実力を有していると噂で聞いたことがある。中にはレベル10に達している者も数人はいよう。奇襲を受ければ甚大な被害が出る。
もっともこの《鬼月村》にはあのいかれた結界が張り巡らされている。
解析は失敗したので効果は不明だが、脚を踏み入れた際のあの背筋が凍りつくような悪寒から察するに、内部で賊に好き勝手放題を許すような結界のはずがない。この村にいる限り慌てる必要等皆無なはずだ。とすれば答えなど一つだ。
ロンは顎を引き神妙な顔で思考していたが、直ぐに顔を男性職員へ向けて言葉を発する。
「状況は?」
「村の城門外近くの路上でガキ共が襲われた可能性がある」
村の外、やはりそうきたか。しかも力なき子供を襲うとは――腐れ外道どもめ!
「誰が襲われた?」
部屋に飛び込んで来た職員は日向達に一度視線を向けると声を振り絞る。
「《鬼月村》内ではまだ半数の子供達が《森の神学校》から帰宅していない」
ロンは舌打ちをすると、両腕を組み右人差し指で左の二の腕を叩き始めた。
「《森の神学校》からじゃなくて、迷宮からだろ? だから子供達は夜八時以降全面外出禁止にすべきだったんだ。
まあいい、それでなぜ子供達が特定できんのに襲われたとわかる?」
《森の神学校》? 迷宮? 学校のような場所だろうか?
「たった今冒険者から街の外で唸り声が聞こえたと通報があった」
「う、唸り声ぇ!? おい、まさかっ!」
素っ頓狂な声を上げるロン。
「そうだ。おそらくドラ丸だよ。襲われたのはお前の息子と娘だ」
顔からサーと急速に血の気が引いていく。
「あいつら! だから授業が終わったら早く帰って来いとあれほど――」
ロンの焦燥しきった声色からも、かなり厄介な事態になっているようだ。
「ロン、どうする? 衛兵を向かわせるか?」
「いや、おそらく迎えるであろう結末が結末だ。ようやく冒険者達が我らに打ち解けて来たばかりで、俺達が安易に向かえば――」
「……」
苦虫を噛み潰したような顔で俯くロンと部屋に転がり込んできた男。
「あんたら自分の子供を見殺しにする気か?」
朧が感情を一切消し去った顔で平坦で血の一滴も通わない声を上げる。
「……」
この状態の朧はかなりきてる。事と次第によってはあっさり爆発するかもしれない。
「答えろ!!」
激高する朧にロン達は穏やかで優しい視線を向けている。彼らからは今まで常にあった日向達に対するピリピリする警戒心が不自然なくらい薄れていた。
「勿論しないさ。何があるかわからんのが戦闘だからな。
でもそうだな、君らに捕縛を依頼したい。報酬はマスターキョウヤとの面談の機会。これでどうだ?」
「……」
答えもせずに踵を返し扉から出て行く朧。朧がこうもつむじを曲げてしまったら、当分機嫌は直らない。
いくら昔から根っからの子供好きだとは言え、このような駄々を捏ねるような朧を見るは初めてかもしれない。
この国に入ってから朧はどこかおかしい。何時もの飄々とした余裕のある姿が消失している。その原因一端が非常識なこの国の高度な技術にあるのは間違いないが、その最も大きな要因はまた別にある。
要するに朧は不安なのだ。この国へ足を踏み入れ、健太までの距離が縮まったことを実感し、最悪の結論が現実化する悪夢を思い描いてしまっている。
日向もロン達に軽く会釈すると部屋を出た。
◆
◆
◆
日向と朧は城門を通過し、南の路上へ向けて疾駆してきたわけであるが、目の前の光景を目にし、ロン達の言葉と表情の意味を嫌っというほど実感していた。
「くふ、くはっあはは――そうか、確かにこれなら懸念など湧きようもない」
顔を右手の掌で覆い隠し、狂ったように笑う朧。
その朧の脇で日向は頬を引き攣らせながらも、月明かりに照らされた路上の異常な風景を呆然と眺めていた。
男の子の蹴りにより、まるでゴムボールのように飛ぶ女盗賊。
女の子の周囲に煌めく幾多もの閃光により、盗賊達の武器、鎧、衣服すらも蒸発する。
夜空に浮かぶ竜が数回羽ばたくだけで、数人の盗賊達が空に舞い上がる。
もう、全てが無茶苦茶だった。
(男の子のレベルが122、女の子が109、そしてあの竜が286。
どんだけ、過剰戦力よ!! あの子達だけで小国なら楽勝で落とせるんじゃない?)
こんなのオーバーキルもいいところだ。男の子と女の子はさておき、あの竜、ステータスは日向を超えている。
丁度戦闘が終わったのか、男の子が気絶した女盗賊達を一か所に集めている。
朧が先刻までの不機嫌さは嘘のように、浮き浮きと顔一面を喜色にそめつつ少年達に近づいていく。
この様子遂に朧の配線が切れた。間違いなく、朧の質の悪い癖が出たと考えるべきだろう。
薄ら笑いを浮かべて見知らぬ男が近づいてくるのだ。その不審者ぶりは半端じゃない。
この朧の異様な様子を警戒してか、少年が少女を庇うように背中に隠し、体を低くして身構えると、竜も大口を開けパチパチと火花を散らす。
「お兄ちゃん達、だ~れ?」
好奇心に満ちた顔で少年の背後からひょっこり顔を出す少女。
赤色のサラサラの長い髪に茶褐色の肌、気を抜けば頬擦りしてしまいそうになる可愛らしい顔。別に日向が変態なわけではない。これは可愛いものを見た者の正常な反応。そう。可愛いは正義なのだ!
「俺達はロンさんから君らの保護とそこで寝ている羽虫の捕獲の依頼を受けた者さ」
「お父さんから?」
「そうだよ」
朧の返答で子供達から警戒が消えた――はずだった。
「そんなことよりもだ。君達、その力どうやってつけたの? その竜も実に不可解で興味深い。
君ら子供が寝る間も惜しんで強力な魔獣のいる死地で修行したとしてもレベル100になるまで数十年はかかるはず。それをどうやってクリアしたの? 特殊技能か何かかい? それとも先天的なもの?」
薄気味の悪い笑みを浮かべ、口からブツブツと呪詛を呟きながら迫る朧に対し、徐々にジリジリと後退りを開始する子供達。朧を普段目にしている日向ですらかなり引き気味なのだ。彼らからすれば、朧は襲ってきた女盗賊達よりはるかに不気味な存在に移っているはずだ。
「君のそのピカピカも面白い。それは光系の術の応用かな? 光を収束させ、保存、それを一気に放っている? 違うかい?
おお、そこの竜、彼らに懐いているってことは、身体縮むんだろ? 少し見せてよ?」
「お兄ちゃん、この人、怖い……」
「くるる~」
竜も猫に壁隅まで追い詰められた鼠のような情けない声をあげて、姿を子猫ほどの大きさに縮ませると少女の頭の上にちょこっと乗り、少年の背に隠れる。
「だ、大丈夫。僕がイブ達を守るから」
真っ青な顔で震えながらも構えを取る少年。そろそろあの変態を止めよう。子供達が可哀想だ。
「少年も特殊な何かできるんだろ? それも――」
「やめんか!」
朧の後頭部に渾身の力で右回し蹴りを叩き込むとゴンッと鈍い音がして朧が床にうつ伏せに倒れ込む。これ以上事態をややこしくされては困る。取りあえず少しの間朧には寝ていてもらおう。
朧はピクリとも動かないが、日向とのステータス差ではこのくらいやっても死にはしない。というかどうせ数分後にはピンピンしている。
「御免ね。君達、変質者はお姉ちゃんがやっつけたからもう大丈夫だよ」
よほど怖かったのだろう。涙を目尻に溜めている少年の頭を優しく撫でると、しがみ付いてくる。
あ~ん、やっぱりこの子達可愛い!
◆
◆
◆
寝ている朧を叩き起こして、《桜花》の処理を全て任せ、日向はロンさんに子供達を届けることにした。
珍しく不平を垂れ流している朧を一睨みで黙らせ、男の子――ジャック君の手を左手にイブちゃんの手を右手に繋いで歌を口遊みながらロンさんの元へ帰還する。
ロンさんの屋敷につくと、二人と一匹に対する親御さん達のお説教が始まった。
お説教を受けたのは今回始まったことではないらしく、ジャック君もイブちゃんも途中でウトウトしてしまい終了となる。
《桜花》の女盗賊達は《妖精の森》に引き渡されることになるらしく、《鬼月村》の独房に一時的にぶち込まれることになった。
女盗賊の幹部らしき女がヒステリックな声でロンさん達獣魔人に聞くに堪えない罵声を浴びせかけてきたが、初老の男性が女の耳元で囁くと真っ青な顔で震え出してそれ以来一言も言葉を発しなくなってしまう。
事件の収束後、やたらテンションが高くなった朧とロンさんが完璧に意気投合し、飲みに行ってしまう。正直付き合いきれないので今、こうして宿屋の自室へ戻って来たところだ。
今日は色々あった。そしてロンさんに数日以内に、健太に会わせてもらう約束を取り付けた。
遂に日向のこの数年の念願が叶う。
内心を独白すれば健太と会うのは怖い。
――日向以外の女と付き合っているかもしれない、その可能性が怖い。
――優しかった健太がすっかり変わってしまっている、その可能性が怖い。
――日向を覚えていないかもしれない、その可能性がひたすら怖い。
それでも健太に会えるその歓喜の方が遥かに勝っている。例え別人のように変わってしまっても、日向を忘れていてもあれは健太だ。それだけは断言できる。
それに《妖精の森》のあの温かみのあるメンバーを見ろ。健太が昔の優しいままなのは明らかだ。
もし日向を忘れてしまっていたら、また最初からやり直せばいい。友としての時間を、恋人しての時間を築き上げればいい。健太が生きている限りそれも可能なのだから。
(あ~、久々に今晩はいい夢を見られそう……)
日向は瞼を閉じ、意識は微睡の中に沈んでいく。
……………………………………
お読みいただきありがとうございます。
ロン達の強さはあくまで日向視点です。《妖精の森》のメンバーには解析阻害のスキルがありますので、弱く見えているのはそのせいです。(1章104話参照)
ジャックとイブ達が解析できたのにも理由があります。それも後程説明いたします。
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