愛バラ

麻生空

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アンとイヴァンの結婚2

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あれからどうなったか?

私はと言うと……

チュッチュッと何度も唇をついばまれ長椅子に押し倒されている最中なんです。


「セドリック様……誰か来たらどうするんですか」
ねちっこいキスの後、首筋を這うように舐めるセドリックに非難の言葉を吐く。
「セディでしょう。それに、君のお兄さんの為に色々根回しをした私にご褒美があっても良いと思うんだけど?」
ご褒美?
お茶をするのですよね……お茶はどうなったのでしょうか?
そんな事聞ける雰囲気ではない。
「それとこれとは……あっ……そんな所……ダメ……です」
セドリックがスカートの中に頭を入れてへその辺りを舐め回してくる。
「ひゃん」
一瞬腰を引いた瞬間にドロワーズが下げられた。
「エマとの初夜までゆっくり馴らすから。でも、今日はあまり時間がない。ちょっととばすよ」
優しく?そう言うとセドリックは舌で蜜口を舐める。
暖かく滑り気のある感触に身体に電気が走る。
その瞬間自分でも判る位に内股が濡れた。
「クスクス。凄い愛液だ気持ち良いんだね。エマ」
セドリックはそう言うと自身の指に愛液を絡めとると私の前で舐めて見せた。
そんな事、言われるまでもなく判っているわ。
羞恥で口をパクパクしていると再びセドリックの顔が近付き唇を奪われる。
お互いの唾液を交換するようなキスをされながら、セドリックの右手は私の内股をまさぐる。
指を一本蜜壺に入れ他の指で陰核いんかくいじる。
さっきから子宮がキュンキュンいいっぱなしで凄く切ない。
ガクガクとなりながらセドリックにもてあそばれている事に滅茶苦茶感じてしまう。
何故ここまでしているのに一線を越えないのか不思議な位だ。

だって、この域は既にヤっているよね。
これまでの数々の出来事を思い浮かべると、いわば『セフレ』と言っても過言ではないと思うんだよね。

よく前世で何たらと言う有名人が「一線は越えていません」って言ってたけど、これって一線越えてない?
それとも私の認識が甘いのだろうか?

誰か一線の基準を教えて欲しい。

尚もセドリックの指が何度も抽送しながら次第に本数が増えて行く。
ジュボジュボと卑猥な音をたてながら私の耳を犯す。

もう身体は快感で疼き、奥の奥が凄く切ない。
もう気が狂いそうなくらいセドリックを切望している自分に絶望してしまいそうになる。

唇を奪われながら右手で巧みに女の悦を弄ぶセドリック。
アンアン言いながら知らず知らずの内に腰がれる。

目尻から生理的な涙を流しながら、それでも下から蜜を垂らす。

「ファぁぁン。セディ……凄く辛いの……」

もう一噌いっその事射れて欲しい位だ。
奥の奥……子宮をコンコンとセドリックの物でノックして欲しい。

一瞬そんな言葉を吐きそうになるも、セドリックの執拗な口付けのお陰で現実には強請ってはいない。

疼くそこに再度セドリックの舌がじ込まれ一瞬で快感が身体を突き抜けた。
カクンとなりながらピクピクと震える内股から顔を上げたセドリックが不適に笑んだ。
ったね。今度は私もかせて」
そう言うとセドリックはスラックスをくつげた。
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