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アンジェラ視点37
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ガウンを放り投げ湯殿へと入る。
食事中に侍女が準備を終わらせていたようで、丁度良い湯加減だ。
洗い場で体に着いたネバネバを洗う。
今日はマリーがユーリア様の用事で居ない為に一人で入浴する。
「意外としつこいわね。このネバネバ」
キース様に抱かれたのは朝方だったのに、既にカピカピになってしまったネバネバはお湯をかけたらふにゃふにゃになった。
けど、なかなかヌメヌメは落ちない。
ジャバジャバとお湯をかけていると、いつの間にかお湯の大半を使っていた。
王宮の湯殿は湯口からどんどんお湯が出ていた為に、このような事は起きた事がない。
「どうしましょう?意外と勝手が違うわ」
だって、こんなに体を洗う事なんてなかったから。
と言うよりだ、ウイナルド公爵家に来てからキース様に抱かれたのが初めてだった。
「そう言えばマリーが蛇口がどうのと言っていたわね」
見れば湯船の所に蛇口が二つついていた。
いつもマリーは丁度良い温度にしていてくれた為に一度も蛇口を回したことがない。
「右を回せば良いのかしら?それとも左?」
じっと見ながら一人問答していると
「両方から出すんだよ」
声のした方を見れば、何故かキース様が裸で立たれていた。
ここは普通「キャ~」とか「変態」とか叫ぶべきかしら?とか真面目に考えてしまった。
しかし、キース様の裸体は正直何度も見ていた体なので私の反応は淡白なものだった。
後半は大分不本意だったけれども。
「右がお湯で左が水だ。少しづつ出しながら温度を調整するんだ。貸してみて」
キース様はそう言うと両方の蛇口を捻る。
湯船に手を入れてかき混ぜながら温度を調整するキース様。
でも、何故裸でここに?
本当にそれにつきた。
湯船いっぱいまでお湯を入れたキース様は私に向き直ると自身にもお湯をかけて体を洗い始める。
つまり、私がお風呂から上がるのが待っていられなかったと?
「最近ここに置かれている石鹸はマリーがアンジェラの為に揃えた物なんだろう?だから、王宮の石鹸と同じなのだろうね」
キース様はそう言いながら念入りに陰部を洗われる。
やっぱりヌメヌメピキピキですわよね。
そう思いながらキース様が洗われている部分を凝視してしまう。
「ごめんアンジェラ。あまり見ないで欲しい」
顔を赤らめたキース様は困ったように私に声をかけて来る。
「ごめんなさい。殿方が体を洗われている所を初めて見たので……」
事実だし、興味がない訳ではないし。
「それに、見られて困るなら私が出た後に入って下さい」
そう抗議しておく。
「あぁ。そうだった。大事な事を忘れていたよ」
キース様は自分の体に着いた泡を流すと私の方へとやって来て私の泡も流してくれる。
「ここに入っている俺の精子をなるべくかき出そうと思ってね」
そっと私のお腹を撫でたキース様。
そう言ってキース様は私を抱き上げて湯船へと入る。
ピタリと背後に陣取ったキース様は私を後ろから抱き締めて来た。
「アンジェラ。ちょっと失礼するよ」
キース様はそう言うと片方の手を私の陰部へと伸ばして来た。
つぷんと入れられた二本の指が私の膣の中へと入って来る。
クネクネと動かされる指先に思いっきり感じてしまう。
「キ……キース様。何故ここでこんな事を……」
ビクンとする体を押さえられながら恨めしくキース様に文句を言う。
「さっきも言っただろう?アンジェラの中に入っている子種をかき出しているんだ」
だからって、何でこんなに厭らしいのか。
「子宮に精子が入ると流産する事があるらしい。だから丹念に洗っておこう」
そう言って私はキース様に湯船の中で更に弄ばれるのだった。
食事中に侍女が準備を終わらせていたようで、丁度良い湯加減だ。
洗い場で体に着いたネバネバを洗う。
今日はマリーがユーリア様の用事で居ない為に一人で入浴する。
「意外としつこいわね。このネバネバ」
キース様に抱かれたのは朝方だったのに、既にカピカピになってしまったネバネバはお湯をかけたらふにゃふにゃになった。
けど、なかなかヌメヌメは落ちない。
ジャバジャバとお湯をかけていると、いつの間にかお湯の大半を使っていた。
王宮の湯殿は湯口からどんどんお湯が出ていた為に、このような事は起きた事がない。
「どうしましょう?意外と勝手が違うわ」
だって、こんなに体を洗う事なんてなかったから。
と言うよりだ、ウイナルド公爵家に来てからキース様に抱かれたのが初めてだった。
「そう言えばマリーが蛇口がどうのと言っていたわね」
見れば湯船の所に蛇口が二つついていた。
いつもマリーは丁度良い温度にしていてくれた為に一度も蛇口を回したことがない。
「右を回せば良いのかしら?それとも左?」
じっと見ながら一人問答していると
「両方から出すんだよ」
声のした方を見れば、何故かキース様が裸で立たれていた。
ここは普通「キャ~」とか「変態」とか叫ぶべきかしら?とか真面目に考えてしまった。
しかし、キース様の裸体は正直何度も見ていた体なので私の反応は淡白なものだった。
後半は大分不本意だったけれども。
「右がお湯で左が水だ。少しづつ出しながら温度を調整するんだ。貸してみて」
キース様はそう言うと両方の蛇口を捻る。
湯船に手を入れてかき混ぜながら温度を調整するキース様。
でも、何故裸でここに?
本当にそれにつきた。
湯船いっぱいまでお湯を入れたキース様は私に向き直ると自身にもお湯をかけて体を洗い始める。
つまり、私がお風呂から上がるのが待っていられなかったと?
「最近ここに置かれている石鹸はマリーがアンジェラの為に揃えた物なんだろう?だから、王宮の石鹸と同じなのだろうね」
キース様はそう言いながら念入りに陰部を洗われる。
やっぱりヌメヌメピキピキですわよね。
そう思いながらキース様が洗われている部分を凝視してしまう。
「ごめんアンジェラ。あまり見ないで欲しい」
顔を赤らめたキース様は困ったように私に声をかけて来る。
「ごめんなさい。殿方が体を洗われている所を初めて見たので……」
事実だし、興味がない訳ではないし。
「それに、見られて困るなら私が出た後に入って下さい」
そう抗議しておく。
「あぁ。そうだった。大事な事を忘れていたよ」
キース様は自分の体に着いた泡を流すと私の方へとやって来て私の泡も流してくれる。
「ここに入っている俺の精子をなるべくかき出そうと思ってね」
そっと私のお腹を撫でたキース様。
そう言ってキース様は私を抱き上げて湯船へと入る。
ピタリと背後に陣取ったキース様は私を後ろから抱き締めて来た。
「アンジェラ。ちょっと失礼するよ」
キース様はそう言うと片方の手を私の陰部へと伸ばして来た。
つぷんと入れられた二本の指が私の膣の中へと入って来る。
クネクネと動かされる指先に思いっきり感じてしまう。
「キ……キース様。何故ここでこんな事を……」
ビクンとする体を押さえられながら恨めしくキース様に文句を言う。
「さっきも言っただろう?アンジェラの中に入っている子種をかき出しているんだ」
だからって、何でこんなに厭らしいのか。
「子宮に精子が入ると流産する事があるらしい。だから丹念に洗っておこう」
そう言って私はキース様に湯船の中で更に弄ばれるのだった。
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