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アンジェラ視点22

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「お初にお目にかかります。ウイナルド公爵家に執事としてお仕えしております。手前はセバスチャンと申します」

見た目若い青年風の男性が私の目の前で畏まる。

その後ろに私と同じ位の青年が二人。

「姫様。私達の息子達ですわ」

どう見ても20歳を越えていると思われる息子達。

じゃあ、マリーとセバスチャンさんって若くても30後半か40って事?

「一番上の娘には子供もいましてな、もうこの歳でお爺ちゃんですわ。ハハハハ」

この歳って何歳よ。

私は呆然と二人を見てしまった。

「しかし、何ですな。我が家の坊っちゃまときたら少々暴れん坊のようで」
セバスチャンは私の後ろ、つまり、ベッドへ横たわるキース様を見て感心している。

見事に朝立をしている暴れん坊さん。

絶対に絶倫だよね。

「とてもじゃないけど、私では身が持ちませんわ。今回の事は私だけの胸に止めますので、この事はキース様に内密に」
遠回しに結婚の辞退を申請しておく。
「まぁ、気持ちは分かりました。では、取り敢えず坊っちゃまを撤収して参ります。勿論この事は坊っちゃまには内密に致しますのでご安心を」
セバスチャンはにこやかにそう言うと、後ろに控えていた息子達にキース様を運ばせる。
私はマリーに「内緒よ」と念を押してキース様を見送った。
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