1 / 24
プロローグ
しおりを挟む
由緒正しい公爵家令嬢エレナ・ハワードは見合いの席で大きなステーキを頬張りながら俺に「センズリは1日何回しますか?」と聞いて来た。
モグモグ、ゴックン。
「はぁ?」
吹き出さなかった自分を誉めたい。
黒髪に黒い瞳のどう見てもうぶなねんねのお嬢ちゃんが、ステーキ食いながら「センズリは1日何回しますか?」とほざきやがった。
「あっ、すみません。聞く順番を間違えました」
聞くのを間違ったのではなく、聞く順番を間違っただと?
「あの、お付き合いしている女性と男性は何人程いらっしゃいますか?」
先程まで普通の会話だったはずなのに、何故か方向性の可笑しな質問をされている。
「どう言った内容の事が聞きたいのでしょうか?」
穏やかにそう問い掛ける。
勿論、コメカミはヒクヒクしていると思うが。
「実は、夢で良く話す私の友人が言うんですよ」
そう言ってステーキを食べ終わったエレナ嬢は近くのワインを取るとコクリと一口飲みデザートのケーキを手に取った。
そして、一口
「美味しいですわ」
そう言って微笑む。
「何でも、致している最中に『射れて』と請うたら『もう入っているよ』って言われて、相手の逸物があまりにも小さすぎて処女喪失を失敗したとおっしゃるのですよ」
ズブリ。
思わず肉にホークが突き刺さってしまった。
「それで私思いましたの『男は財力、容姿も去る事ながら、一番はお持ちの逸物の大きさが大事』なのだと」
「はぁ」と溜め息をつきつつデザートを食するエレナ嬢。
マジか?
マジで言ってんのか?このお嬢様は?
モグモグ、ゴックン。
「はぁ?」
吹き出さなかった自分を誉めたい。
黒髪に黒い瞳のどう見てもうぶなねんねのお嬢ちゃんが、ステーキ食いながら「センズリは1日何回しますか?」とほざきやがった。
「あっ、すみません。聞く順番を間違えました」
聞くのを間違ったのではなく、聞く順番を間違っただと?
「あの、お付き合いしている女性と男性は何人程いらっしゃいますか?」
先程まで普通の会話だったはずなのに、何故か方向性の可笑しな質問をされている。
「どう言った内容の事が聞きたいのでしょうか?」
穏やかにそう問い掛ける。
勿論、コメカミはヒクヒクしていると思うが。
「実は、夢で良く話す私の友人が言うんですよ」
そう言ってステーキを食べ終わったエレナ嬢は近くのワインを取るとコクリと一口飲みデザートのケーキを手に取った。
そして、一口
「美味しいですわ」
そう言って微笑む。
「何でも、致している最中に『射れて』と請うたら『もう入っているよ』って言われて、相手の逸物があまりにも小さすぎて処女喪失を失敗したとおっしゃるのですよ」
ズブリ。
思わず肉にホークが突き刺さってしまった。
「それで私思いましたの『男は財力、容姿も去る事ながら、一番はお持ちの逸物の大きさが大事』なのだと」
「はぁ」と溜め息をつきつつデザートを食するエレナ嬢。
マジか?
マジで言ってんのか?このお嬢様は?
0
お気に入りに追加
45
あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。


夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる