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媚薬のスライム
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エドガー殿下の手がふと止まる。
「ハロルド。ごめん。僕もう眠い……抱っこして……ベッドへ……」
先程までの様子と一変してエドガー殿下は子供のようにそう囁く。
上目遣いに気だるい様子のエドガー殿下。
今夜はあれの続きをするのでは?
自身の熱を感じながら心の中で悪態をつく。
だって、既に息子はスタンバイオッケーなのだ。
向かいに座っているエドガー殿下ならとっくに気付いているだろう。
それなのに「おあずけ」とか、あまりにも酷い仕打ちだ。
「フフフ……ハロルドの顔。怖いね。そんなに僕としたかった?」
トロンとした眼差しで私を見つめるエドガー。
「当たり前でしょう」
ポロっと本音が漏れてしまう。
「こんなに期待させておいて『おあずけ』とか無しにして貰いたいですね」
意図せずポロポロと本音が出てしまう。
「フフフ……分かったよ。流石に二徹は辛いんだけなぁ……」
エドガーはそう言うと近くにあった瓶を煽る。
「一時間休ませて……そうしたら朝まで付き合うからさぁ」
ベッドまでフラフラと歩くエドガーはベッドの下から一つのゲージを取り出した。
「だから……それまでこの子と遊んでいてね」
パタンとベッドへ倒れ込むエドガー。
そして、ゆっくりと開くゲージの扉。
「何が……」
恐る恐るゲージの扉を見つめていると、一匹のショッキングピンク色のスライムが出て来た。
「医療用スライム?」
医療用スライムの使い道なんて一つだ。
つまり、肛門の中のお掃除だ。
「殿下」
ゴクリと喉が鳴った。
勿論医療用スライムは幼い日にお世話になった事もある。
けど、それは排便が出ない為の処置であって、今は全く違う意味でスライムを使うのだ。
つまり、今夜は掘られる。
まるで未知の世界だ。
「分かりました殿下。不肖ハロルド・ロドリー。一生懸命努めさせて頂きます」
ズバババ……っと全ての服を脱ぎ捨てた私は未知なるゲージの扉を開いた。
ヌルリとしたショッキングピンクのスライムがドロリと私の前に現れた。
「これが王家秘蔵のスライム。別名『媚薬スライム』か」
知る人ぞ知る。
極一部の高位貴族の間で噂になっている、都市伝説のようなスライム。
「実在していたのか……」
これを自身の肛門に……。
そっと手を伸ばした私のは意を決してスライムを肛門の方へと導いた。
ひんやりとした感触が肛門付近に感じられ、私はゴクリと喉が鳴らした。
そして、それはスルリと私の中へと侵入して来た。
「はぅ~」
何とも形容出来ない感覚が全身を貫いたのだった。
「ハロルド。ごめん。僕もう眠い……抱っこして……ベッドへ……」
先程までの様子と一変してエドガー殿下は子供のようにそう囁く。
上目遣いに気だるい様子のエドガー殿下。
今夜はあれの続きをするのでは?
自身の熱を感じながら心の中で悪態をつく。
だって、既に息子はスタンバイオッケーなのだ。
向かいに座っているエドガー殿下ならとっくに気付いているだろう。
それなのに「おあずけ」とか、あまりにも酷い仕打ちだ。
「フフフ……ハロルドの顔。怖いね。そんなに僕としたかった?」
トロンとした眼差しで私を見つめるエドガー。
「当たり前でしょう」
ポロっと本音が漏れてしまう。
「こんなに期待させておいて『おあずけ』とか無しにして貰いたいですね」
意図せずポロポロと本音が出てしまう。
「フフフ……分かったよ。流石に二徹は辛いんだけなぁ……」
エドガーはそう言うと近くにあった瓶を煽る。
「一時間休ませて……そうしたら朝まで付き合うからさぁ」
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「だから……それまでこの子と遊んでいてね」
パタンとベッドへ倒れ込むエドガー。
そして、ゆっくりと開くゲージの扉。
「何が……」
恐る恐るゲージの扉を見つめていると、一匹のショッキングピンク色のスライムが出て来た。
「医療用スライム?」
医療用スライムの使い道なんて一つだ。
つまり、肛門の中のお掃除だ。
「殿下」
ゴクリと喉が鳴った。
勿論医療用スライムは幼い日にお世話になった事もある。
けど、それは排便が出ない為の処置であって、今は全く違う意味でスライムを使うのだ。
つまり、今夜は掘られる。
まるで未知の世界だ。
「分かりました殿下。不肖ハロルド・ロドリー。一生懸命努めさせて頂きます」
ズバババ……っと全ての服を脱ぎ捨てた私は未知なるゲージの扉を開いた。
ヌルリとしたショッキングピンクのスライムがドロリと私の前に現れた。
「これが王家秘蔵のスライム。別名『媚薬スライム』か」
知る人ぞ知る。
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「実在していたのか……」
これを自身の肛門に……。
そっと手を伸ばした私のは意を決してスライムを肛門の方へと導いた。
ひんやりとした感触が肛門付近に感じられ、私はゴクリと喉が鳴らした。
そして、それはスルリと私の中へと侵入して来た。
「はぅ~」
何とも形容出来ない感覚が全身を貫いたのだった。
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