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3話-8 敗者の世界
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「なるほどこれは危険ね」
どこかに干渉されていた。それを逆探知し、逆に偵察へと来ていた。
「これは新たな核と呼べる。それに数多くの者が生贄になってる」
ナルはそう言いながら、大地にあっちこっちにある戦闘の跡を見渡した。他にも剣や槍などの武器の数々、今まで何人の者がここでやられたのかさえ分からない。
「数多くの者を狩った影響で夢まで襲うか・・・」
ため息まじりにつきながら、ナルはその場に立ち上がる。
「気付かれる前に行くか」
そう言い、空間を作り、その場所を跡にした。
どこからか、その異変に気付き、攻撃が飛んで来た頃には既にナルは居なかった。
「今日も授業はこれまで。ちゃんと予習しておくように」
授業の終わるチャイム音が鳴り響く。教師は持ってきていた教材をまとめ、教室から出て行った。
黒板は電子になっており、表示したい画面をただ出していた。それを終わったと共に画面を消していた。
「予習って言っても難しいって」
「内容が内容だからね。ちゃんと覚えれば簡単だよ」
「そういう物なのかな。確かに覚え方次第では簡単かもしれないけど」
親友はただ顔を膨らませていた。確かにここの範囲は難しい。だけど、ちゃんと予習や覚えていれば、何も問題もない。親友の頭が少し心配ではあるが。
「瑠奈は頭は良いよね・・・昼は寝てるけど」
「うぅ、それ言う?事実だから仕方ないけど」
昼ごろはよく寝てしまう。私の不注意かもしれないけど、でも寝てしまう。それは私も本当に仕方がない。寝てしまい、起こされるのがもはや日常である。
でも、今も流れるこの感覚は本当につらい。
「私なんて頭は悪いからさ。今度勉強見てくれない?」
手を合わせて私にお願いしてくる。
「うん・・・今度の休みでいい?」
「やった。ありがと!!うんいいよ」
親友はただ喜んでいた。まあ、勉強見るぐらいなら私にとっては別に良い事だ。それに休日はのんびり家で過ごす事にしてた。あえていうなら暇だった。
時間潰せるなら別に問題はない。
「あ、次の授業だけど・・・」
私が言葉に出した時、ふわっと意識が飛びかけた。
「ん?大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫。次の授業だけど、課題出てたよね?やってきた?」
「あ・・・、やってないかも」
「だと思った。はい、さっさと写してね」
私は机の中に入れていたファイルから一枚のプリントを取り出し、それを親友に渡した。
「ありがとう。恩にきる」
「はいはい。さっさとそれを写して」
私はそう言うと彼女は自分のを取り出し、さっさと写し出した。
どこかに干渉されていた。それを逆探知し、逆に偵察へと来ていた。
「これは新たな核と呼べる。それに数多くの者が生贄になってる」
ナルはそう言いながら、大地にあっちこっちにある戦闘の跡を見渡した。他にも剣や槍などの武器の数々、今まで何人の者がここでやられたのかさえ分からない。
「数多くの者を狩った影響で夢まで襲うか・・・」
ため息まじりにつきながら、ナルはその場に立ち上がる。
「気付かれる前に行くか」
そう言い、空間を作り、その場所を跡にした。
どこからか、その異変に気付き、攻撃が飛んで来た頃には既にナルは居なかった。
「今日も授業はこれまで。ちゃんと予習しておくように」
授業の終わるチャイム音が鳴り響く。教師は持ってきていた教材をまとめ、教室から出て行った。
黒板は電子になっており、表示したい画面をただ出していた。それを終わったと共に画面を消していた。
「予習って言っても難しいって」
「内容が内容だからね。ちゃんと覚えれば簡単だよ」
「そういう物なのかな。確かに覚え方次第では簡単かもしれないけど」
親友はただ顔を膨らませていた。確かにここの範囲は難しい。だけど、ちゃんと予習や覚えていれば、何も問題もない。親友の頭が少し心配ではあるが。
「瑠奈は頭は良いよね・・・昼は寝てるけど」
「うぅ、それ言う?事実だから仕方ないけど」
昼ごろはよく寝てしまう。私の不注意かもしれないけど、でも寝てしまう。それは私も本当に仕方がない。寝てしまい、起こされるのがもはや日常である。
でも、今も流れるこの感覚は本当につらい。
「私なんて頭は悪いからさ。今度勉強見てくれない?」
手を合わせて私にお願いしてくる。
「うん・・・今度の休みでいい?」
「やった。ありがと!!うんいいよ」
親友はただ喜んでいた。まあ、勉強見るぐらいなら私にとっては別に良い事だ。それに休日はのんびり家で過ごす事にしてた。あえていうなら暇だった。
時間潰せるなら別に問題はない。
「あ、次の授業だけど・・・」
私が言葉に出した時、ふわっと意識が飛びかけた。
「ん?大丈夫?」
「あ、うん。大丈夫。次の授業だけど、課題出てたよね?やってきた?」
「あ・・・、やってないかも」
「だと思った。はい、さっさと写してね」
私は机の中に入れていたファイルから一枚のプリントを取り出し、それを親友に渡した。
「ありがとう。恩にきる」
「はいはい。さっさとそれを写して」
私はそう言うと彼女は自分のを取り出し、さっさと写し出した。
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