寝ている間は異世界転移!?寝ている間にできる簡単なお仕事です

ベルピー

文字の大きさ
上 下
90 / 90

第89話 11-1日目 いきなり大金持ち・・・どうする?

しおりを挟む
「それでユウヤよ。お主達は今後どうするのだ?」
「今後?・・・ですか?」

「ああ。ユウヤは短期間でBランクの冒険者になったと聞いておる。今後順調に冒険者ランクを上げるじゃろ?簡単に言えば王国にいてほしい。という事だ。」

(なるほど。優秀な冒険者を囲い込むってヤツか・・・)
「そうですね。しばらくは王国で依頼を受けながら過ごそうかと思ってますが、それ以降はまだ何も考えていませんね。」

(女神様からの依頼もあるし、レベルを上げながら情報収集しないとな。俺だけじゃなくルリ達のレベルを上げれば戦力も上がるし。)

「そうか。まあ冒険者なのだから当然か・・・。であればユウヤよ。一つ儂のお願いを聞いてはもらえんか?」
「お願い・・・ですか?」

「ああ。ユウヤがAランクに上がった時にセレスとともに王家所有のダンジョンに行ってもらいたいのじゃ。」
「王家所有のダンジョン?」

「うむ。この城の地下にダンジョンに続く扉があるのじゃが、ちと特殊でな。王族がいないと入れない特別なダンジョンがあるのだ。儂もそうじゃが、セレスの姉や兄達はすでにそのダンジョンには挑戦しているのだが、セレスだけまだ行った事がないのじゃ。」
「セレス王女の護衛としていくわけですか?俺に頼んでいいんですか?」

「うむ。儂の勘がユウヤを頼れと言っているのだ。もちろん無理はしなくて良い。あそこはとても特殊でな。攻略しなくてもいいんだ。」
「攻略しなくてもいい?」

「うむ。王族が一生に一度だけ挑戦できるダンジョンなのだが、挑戦した内容を見て神様がスキルを授けてくれるのだ。」
「えっ!?」

「驚くのも無理もない。この事は王族だけの秘密なのじゃから。儂も息子も娘もそのダンジョンに挑戦して特殊なスキルを取得しておる。」
「俺に言ってもよかったんですか?」

「儂の勘じゃ!!大丈夫じゃろ。」
(勘って!!まあ期待してくれるんならいいか。でもAランク冒険者か・・・。上級ダンジョンを攻略すればなれるのかな?でも上級ダンジョンって・・・すぐに攻略できるわけないよな・・・)
「わかりました。Aランクになってからではありますが、その依頼受けさせて頂きます。」

「ユウヤ様!!ありがとうございます。」
「よかったなセレス。」
「はい。私だけまだ挑戦できていなかったのでとても楽しみですわ。それにユウヤ様が一緒ならとても安心できますわ。」

「俺がAランクになってからですよ?」
「ユウヤ様ならすぐにでもAランクになると思いますわ。」
「儂もそう思う。」

(王様と王女様の期待がやばい・・・)

その後も王様と王女様と色々話したユウヤ達は報酬を受け取り、家へと帰って行った。

家に帰ったユウヤ達はダイニングでゆっくりしていた。

「ユウヤ様一気に大金持ちになりましたね。」
「そうだな。これでみんなの装備を新調する事ができそうだな。」

「オリハルコンの剣ですか?」
「ああ。王様と約束したからな。早めにAランクに上げる必要がある。」

「Aランクってどうやったらなれるんでしょうか?」
「俺も詳しくは知らないけど、上級ダンジョンとか難しい依頼とかを受けてたらなれるんじゃないのか?」

「ルリは何でも大丈夫です!!」
「ああ頼むぞ!」

「この間の指名依頼みたいな依頼を多数受ければいいんでしょうか?」
「そういえばあれはBランクに上がってから受けた依頼だったよな・・・王族からの依頼とは言えさすがにあれだけじゃAランクには上がらないよな。」

「そうですね。そんなうまい話はないと思います。」
「だよな・・・」

「まあ今日は慣れない服きて、慣れない人達と話したから疲れてるだろ。明日ギルドに行って詳しく聞いてみよう。それに依頼だけじゃなくて俺達ももっと強くならないといけないからその辺も調べないとな。」
「私達もですか?」
マイヤとメイヤがユウヤに尋ねた。

「ああ。よくよく考えたんだけど、マイヤとメイヤもスキルポイントを使えるなら普通の人より絶対に強くなれる。なら、今後の為に戦力は少しでも多い方がいい!」
「今後の為?ですか?」

「ああ。これからの事を考えたら俺だけじゃなくてルリ、エミリ、マイヤ、メイヤも周りの冒険者よりも強くなってほしいと思ってる。これから先、高難度の依頼やより強い魔物がいるダンジョン、魔王の軍団が攻めてくるかもしれない。その時に、力不足で死んでしまうのは俺は絶対にいやだからね。」
「「「「ユウヤ様!!」」」」

「だからしばらくはマイヤとメイヤのレベリングしようと思ってる。」
「わかりました!私・・・頑張ります。」
「私も頑張る!!」

「まあ頑張るのは明日からって事で!今日は無事に大金もゲットしたし皆でパーッとやろうか!!」
ユウヤはそう言って、地球で購入していたスイーツを取り出す。

「やったです。スイーツです。」
ルリが喜ぶ。

「ルリ!!はしゃぎ過ぎです。」
「いいよいいよ。その方が楽しいでしょ。」

ユウヤ達は明日から気を引き締めてAランクを目指すぞ!!と決めて、束の間の休息を楽しんだ。

夜はルリとエミリと・・・そしてマイヤとメイヤと・・・・楽しんだのだった。
しおりを挟む
感想 2

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

友梨奈
2023.08.28 友梨奈

楽しく読まさせて頂きました。
1日で一気に読みました。
ユウヤ楽しく冒険者してるのが良かったです(*^^*)
これからも更新楽しみ待ってます(,,> <,,)
頑張って下さい。

解除
koba1126
2023.01.28 koba1126

ベルピーさんの作品全部面白くてたまりません!
この作品も更新お待ちしてます。

解除

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜

EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」 優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。 傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。 そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。 次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。 最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。 しかし、運命がそれを許さない。 一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか? ※他サイトにも掲載中

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 ***************************** ***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。*** ***************************** マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

ぽっちゃりおっさん異世界ひとり旅〜目指せSランク冒険者〜

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
酒好きなぽっちゃりおっさん。 魔物が跋扈する異世界で転生する。 頭で思い浮かべた事を具現化する魔法《創造魔法》の加護を貰う。 《創造魔法》を駆使して異世界でSランク冒険者を目指す物語。 ※以前完結した作品を修正、加筆しております。 完結した内容を変更して、続編を連載する予定です。

のほほん異世界暮らし

みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。 それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。