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第88話 11-1日目 王城に報酬をもらいに行こう!!
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ユウヤ達は全員で王城に向かっていた。
「ユウヤ様。大丈夫でしょうか?私達が王城なんて・・・」
「何言ってるんだエミリ?セレスを助けた時にも行ってるじゃないか?」
「あの時は緊急でしたから・・・」
ユウヤ達は王様からの指名依頼を無事に達成し、今日はその報酬をもらう為に王城へと呼ばれていた。
ルリ、エミリ、マイヤ、メイヤの奴隷達は身分が違うので王城なんて行けない。と言っていたが、実はワルシャイ伯爵を捕まえる前に、全員王城に向かって王様にも会っていた。
あの時は緊急だったので、何も考えずにユウヤ、ギルドマスター、王女のセレスについて行っただけだった。それにただついて行っただけで何もしていない。
ただ、今回は違う。指名依頼の達成に加えて、王女誘拐という問題の解決。ユウヤ達パーティとして褒章を受けるので全員が主役だ。
その為、普段は着ないような上等な服を皆が来ていた。
もちろんこの日の為に購入したのだ。
「まあ、あきらめろ。これからも王様とは仲良くやっていきたい。という事は今後もこういった機会が増える可能性があるって事だ。」
「ユウヤ様は貴族様になられるのですか?」
「貴族か・・・まあならなくて済むなら助かるかな。俺は冒険者で自由に過ごすっていうのがすごく気に入ってるし。」
(領地経営とかわからん・・・。どんだけ勉強しても無理な気がする。育成ゲームとかは苦手なんだよな・・・)
そんな話をしながら馬車に乗っていると、目的地に着いた。
「着いたな。改めて見ると城ってでかいな。」
ユウヤを城を見上げて感想を言う。
「ユウヤ様、王がお待ちです。こちらへどうぞ。」
案内の従って、城の中を歩くユウヤ達。
入っていくのは思っていた謁見の間・・・ではなく、王の執務室だった。
「失礼します。ユウヤ様をお連れ致しました。」
「うむ。入ってくれ」
ユウヤ達は王様の執務室に入っていく。
「おおっ!!久しぶりだな。まあ座ってくれ。おい。セレスを呼んできてくれるか?」
王はセレスを呼んでくるように従者に伝える。ユウヤ達は王に言われるままにソファへと座る。
「陛下。お久しぶりでございます。」
「よいよい。お主は冒険者じゃろ?堅苦しい挨拶は無しじゃ。」
(いいのか?随分軽い感じの王様なんだな・・・)
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えます。」
「堅苦しいのは謁見だけで十分だ。もうすぐセレスも来る。それまで待っていてくれ。今お茶とお菓子も用意させよう。」
ソファに座って待っていると、セレスが入ってきた。
「お久しぶりです。ユウヤ様。先日はありがとうございました。」
「久しぶり。もう大丈夫なの?」
「はい。もうすっかり元気ですわ。」
王様にセレス、そしてユウヤ達が揃ったので、王様が話し始めた。
「まずはワルシャイの事から話そうかの。あいつは奴隷に落とした。伯爵家は取り潰し、屋敷や領地も全て取り上げた。」
「そうですか。」
(まあアイツはそれだけの事をしたんだから当然だな。まあでも処刑されるかと思ったけど、処刑にはならないんだ。処刑ってかなり重い罪なのかな・・・)
「それでだ。貴族の数が少なくなったからユウヤよ。お主貴族にならんか?」
「えっ!?」
ユウヤはいきなり貴族にならないかと言われ言葉が出なかった。
「もちろん貴族と言ってもいきなり伯爵になる訳ではないがな。」
「え~っと・・・そういう問題ではなくてですね・・・」
(貴族なんてやりたくねぇ~・・・あれっ?でもこれって会社だったら昇進なのか?幹部昇格!みたいな感じか?・・・いやいや無理無理。俺はここじゃ冒険者の方が性に合ってるよ。自由って最高だよな。)
「どうした?実を言えばセレスからもかなり言われていてな。」
「セレス王女が?」
王様から話を振られセレスは顔を赤く染める。
「え~っと・・・その・・・あっ!!そうですわ。ユウヤ様のように正しい事ができる貴族は少ないのよ。だからと思ってね。」
(ユウヤ様が冒険者のままだったら私との格差が・・・)
「なるほど。陛下。こういうの断っていいのか俺にはわかりませんが、俺は冒険者が性に合ってます。なので、今後も冒険者として活動していきたいと思ってます。ですが、今回陛下やセレス王女と会えたのは何かの縁だと思ってます。何かお困りごとがありましたらいつでも言ってください。」
「・・・うむ。わかった。まあ初めから期待していなかったからな。セレスよ。かまわぬな。」
「・・・はい。でもユウヤ様!たまには城にきて冒険の話を聞かせてほしいですわ。」
「それはもちろん!いつでも大丈夫ですよ。」
「本当ですか!?」
「セレスよ。その話は又、後でゆっくりすればいい。ユウヤ達に褒美の話をしないとな。」
「そうでしたわ。」
ユウヤ達が一同し~んとなる。
「ユウヤよ。これが褒章だ。指名依頼の件と我が娘セレスを助けてくれた分だ。」
王様から渡されたのは大きな麻袋だった。しかもパンパンに膨らんでいた。
「「「「「!!??」」」」」
ユウヤが中を確認すると・・・・・
中にはゴールドがぎっしり入っていた。その場で枚数を確認する訳にもいかなかったのでユウヤはアイテムボックスにそのお金を入れた。
(50万ゴールド!?一気に所持金が68万ゴールドになったぞ!!)
ユウヤは王様から日本円にして5,000万円の報酬を受け取ったのだった。
「ユウヤ様。大丈夫でしょうか?私達が王城なんて・・・」
「何言ってるんだエミリ?セレスを助けた時にも行ってるじゃないか?」
「あの時は緊急でしたから・・・」
ユウヤ達は王様からの指名依頼を無事に達成し、今日はその報酬をもらう為に王城へと呼ばれていた。
ルリ、エミリ、マイヤ、メイヤの奴隷達は身分が違うので王城なんて行けない。と言っていたが、実はワルシャイ伯爵を捕まえる前に、全員王城に向かって王様にも会っていた。
あの時は緊急だったので、何も考えずにユウヤ、ギルドマスター、王女のセレスについて行っただけだった。それにただついて行っただけで何もしていない。
ただ、今回は違う。指名依頼の達成に加えて、王女誘拐という問題の解決。ユウヤ達パーティとして褒章を受けるので全員が主役だ。
その為、普段は着ないような上等な服を皆が来ていた。
もちろんこの日の為に購入したのだ。
「まあ、あきらめろ。これからも王様とは仲良くやっていきたい。という事は今後もこういった機会が増える可能性があるって事だ。」
「ユウヤ様は貴族様になられるのですか?」
「貴族か・・・まあならなくて済むなら助かるかな。俺は冒険者で自由に過ごすっていうのがすごく気に入ってるし。」
(領地経営とかわからん・・・。どんだけ勉強しても無理な気がする。育成ゲームとかは苦手なんだよな・・・)
そんな話をしながら馬車に乗っていると、目的地に着いた。
「着いたな。改めて見ると城ってでかいな。」
ユウヤを城を見上げて感想を言う。
「ユウヤ様、王がお待ちです。こちらへどうぞ。」
案内の従って、城の中を歩くユウヤ達。
入っていくのは思っていた謁見の間・・・ではなく、王の執務室だった。
「失礼します。ユウヤ様をお連れ致しました。」
「うむ。入ってくれ」
ユウヤ達は王様の執務室に入っていく。
「おおっ!!久しぶりだな。まあ座ってくれ。おい。セレスを呼んできてくれるか?」
王はセレスを呼んでくるように従者に伝える。ユウヤ達は王に言われるままにソファへと座る。
「陛下。お久しぶりでございます。」
「よいよい。お主は冒険者じゃろ?堅苦しい挨拶は無しじゃ。」
(いいのか?随分軽い感じの王様なんだな・・・)
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えます。」
「堅苦しいのは謁見だけで十分だ。もうすぐセレスも来る。それまで待っていてくれ。今お茶とお菓子も用意させよう。」
ソファに座って待っていると、セレスが入ってきた。
「お久しぶりです。ユウヤ様。先日はありがとうございました。」
「久しぶり。もう大丈夫なの?」
「はい。もうすっかり元気ですわ。」
王様にセレス、そしてユウヤ達が揃ったので、王様が話し始めた。
「まずはワルシャイの事から話そうかの。あいつは奴隷に落とした。伯爵家は取り潰し、屋敷や領地も全て取り上げた。」
「そうですか。」
(まあアイツはそれだけの事をしたんだから当然だな。まあでも処刑されるかと思ったけど、処刑にはならないんだ。処刑ってかなり重い罪なのかな・・・)
「それでだ。貴族の数が少なくなったからユウヤよ。お主貴族にならんか?」
「えっ!?」
ユウヤはいきなり貴族にならないかと言われ言葉が出なかった。
「もちろん貴族と言ってもいきなり伯爵になる訳ではないがな。」
「え~っと・・・そういう問題ではなくてですね・・・」
(貴族なんてやりたくねぇ~・・・あれっ?でもこれって会社だったら昇進なのか?幹部昇格!みたいな感じか?・・・いやいや無理無理。俺はここじゃ冒険者の方が性に合ってるよ。自由って最高だよな。)
「どうした?実を言えばセレスからもかなり言われていてな。」
「セレス王女が?」
王様から話を振られセレスは顔を赤く染める。
「え~っと・・・その・・・あっ!!そうですわ。ユウヤ様のように正しい事ができる貴族は少ないのよ。だからと思ってね。」
(ユウヤ様が冒険者のままだったら私との格差が・・・)
「なるほど。陛下。こういうの断っていいのか俺にはわかりませんが、俺は冒険者が性に合ってます。なので、今後も冒険者として活動していきたいと思ってます。ですが、今回陛下やセレス王女と会えたのは何かの縁だと思ってます。何かお困りごとがありましたらいつでも言ってください。」
「・・・うむ。わかった。まあ初めから期待していなかったからな。セレスよ。かまわぬな。」
「・・・はい。でもユウヤ様!たまには城にきて冒険の話を聞かせてほしいですわ。」
「それはもちろん!いつでも大丈夫ですよ。」
「本当ですか!?」
「セレスよ。その話は又、後でゆっくりすればいい。ユウヤ達に褒美の話をしないとな。」
「そうでしたわ。」
ユウヤ達が一同し~んとなる。
「ユウヤよ。これが褒章だ。指名依頼の件と我が娘セレスを助けてくれた分だ。」
王様から渡されたのは大きな麻袋だった。しかもパンパンに膨らんでいた。
「「「「「!!??」」」」」
ユウヤが中を確認すると・・・・・
中にはゴールドがぎっしり入っていた。その場で枚数を確認する訳にもいかなかったのでユウヤはアイテムボックスにそのお金を入れた。
(50万ゴールド!?一気に所持金が68万ゴールドになったぞ!!)
ユウヤは王様から日本円にして5,000万円の報酬を受け取ったのだった。
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